| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥19.5億 | ¥20.1億 | -2.7% |
| 営業利益 | ¥0.5億 | ¥1.2億 | -53.7% |
| 経常利益 | ¥0.6億 | ¥1.3億 | -52.9% |
| 純利益 | ¥0.5億 | ¥0.9億 | -47.1% |
| ROE | 0.8% | 1.5% | - |
今四半期は売上減少に加え採算悪化が重なった減収減益決算であり、主力のFilter事業の販売減少と収益性低下が業績を押し下げた。売上高は19.5億円(前年同期20.1億円、YoY-2.7%)、営業利益は0.5億円(前年同期1.2億円、YoY-53.7%)、経常利益は0.6億円(前年同期1.3億円、YoY-52.9%)、純利益は0.5億円(前年同期0.9億円、YoY-47.1%)となった。営業利益率は2.7%で前年同期の5.8%(116/2,005)から3.1pt低下しており、粗利率の悪化とSG&A比率の上昇が同時に進行したことが主因である。
【売上高】売上高は19.5億円でYoY-2.7%となった。セグメント別では、売上の95.8%を占める主力のFilter事業が18.7億円(YoY-3.4%)と減収の中心となった一方、BurningAppliances事業は0.8億円(YoY+17.9%)と増収した。ただし規模が小さく全体への影響は限定的である。その他事業は0.0億円でYoY-78.8%と大幅に縮小した。
【損益】売上総利益は2.6億円(粗利率13.2%)で、前年同期の3.1億円(粗利率15.7%)から2.5pt低下した。販管費は2.0億円で前年同期比+3.2%増加し、減収下でも増加したため販管費率は9.9%から10.5%に上昇した。粗利率低下と販管費率上昇が同時に発生した結果、営業利益は0.5億円(YoY-53.7%)まで縮小した。経常利益も同様に0.6億円(YoY-52.9%)となったが、税引前利益0.6億円に対し法人税等負担率は20.8%(前年同期29.9%)に低下し、純利益の減少率(-47.1%)は税引前利益の減少率(-53.2%)より緩やかとなった。特別損益は利益0.0億円・損失0.0億円と僅少で、業績への影響は軽微な一時的要因にとどまる。結論として、増収要因は乏しく、主力事業の減収と採算悪化が同時進行した減収減益決算である。
Filter事業は売上18.7億円(構成比95.8%)、営業利益1.4億円(利益率7.3%)で、売上・利益ともに前年同期比で減少(売上YoY-3.4%、利益YoY-31.9%)した。前年同期の利益率は概算で10.4%であったことから、当第1四半期は3.1pt程度の利益率低下がみられ、主力事業の採算悪化が全社利益率を押し下げた主因となっている。BurningAppliances事業は売上0.8億円(構成比4.1%)、営業利益は僅少ながらYoY+321.9%と大きく改善し、利益率は2.7%となった。その他事業は営業損失が続いており、全社利益への影響は小さいものの構造的な低収益セグメントである。
【収益性】営業利益率2.7%、純利益率2.5%(純利益0.48億円/売上19.5億円)はいずれも前年同期の5.8%、4.5%から低下しており、粗利率13.2%とSG&A比率10.5%の両面から利益圧迫が確認できる。【キャッシュ品質】現金及び預金は17.9億円で前年同期の18.7億円からわずかに減少し、棚卸資産は8.1億円で前年同期比+2.0%増加、受取手形・売掛金は10.7億円で前年同期比-11.4%減少しており、資産の回転効率に大きな改善はみられない。【投資効率】ROEは0.8%で、純利益率2.5%×総資産回転率0.25×財務レバレッジ1.29倍に分解すると、総資産回転率の低さがROE抑制の主要因であり、資産効率の改善余地がある。【財務健全性】自己資本比率は77.6%と前年同期の77.8%からほぼ同水準を維持し、流動比率335.2%、当座比率278.6%と流動性は良好である。短期借入金4.6億円は前年同期と同額で、有利子負債は短期借入のみに限定されている。
現金及び預金は17.9億円で前年同期の18.7億円から4.7%減少しており、利益水準の低下がキャッシュポジションにも反映されている。棚卸資産は8.1億円で前年同期比+2.0%とわずかに積み増しとなった一方、受取手形・売掛金は10.7億円で前年同期比-11.4%減少し、電子記録債権は6.7億円でYoY+11.9%増加している点から、回収形態の一部が電子記録債権にシフトした可能性がうかがえる。買掛金は4.5億円でYoY+6.4%増加し、仕入・支払サイドは前年同期より積極的な運転資本の活用がみられる。短期借入金は4.6億円で前年同期から変動がなく、資金調達構造に大きな変化は見られない。全体として、運転資本の構成には一部変化があるものの、現金及び預金の減少幅は限定的で、資金繰りに急激な変化は確認されない。
今四半期の特別損益は特別利益0.0億円・特別損失0.0億円と僅少であり、経常的な事業損益が業績の中心を占めている点で収益の質は保たれている。営業外収益は0.1億円で受取配当金0.05億円・受取利息0.01億円が主体であり、前年同期の0.15億円から縮小した。税引前利益0.6億円に対する法人税等負担率は20.8%で、前年同期の29.9%から低下しており、この税負担率の低下が純利益の減少率(-47.1%)を税引前利益の減少率(-53.2%)よりも緩やかにする効果を持った点は、恒常的な収益力の改善というより一時的な税負担軽減の側面が強く、純利益とオペレーション実態(営業利益ベースの悪化度合い)との間に一定の乖離が生じている。運転資本面では棚卸資産のわずかな増加と受取手形・売掛金の減少が並存しており、アクルーアルの観点からは大きな異常は見受けられない。
通期業績予想は売上高83.5億円(YoY+3.1%)、営業利益4.1億円(YoY-0.7%)、経常利益4.3億円(YoY-4.7%)、純利益3.0億円(YoY-7.7%)であり、当四半期に配当予想の修正は行われていない。第1四半期の進捗率は売上高23.4%、営業利益13.0%、経常利益14.2%、純利益15.9%となっており、単純な四分の一(25%)の進捗ペースをいずれの利益項目も下回っている。特に営業利益の進捗率が最も低く、通期計画達成には第2四半期以降の収益性改善が必要な状況である。
1株当たり配当は前年同期・当四半期ともに0円00銭であり、通期の配当予想も0円00銭で修正はない。配当性向は算出対象となる配当支払いが確認できないため評価対象外となる。
事業セグメント集中リスク: Filter事業が売上高の95.8%、セグメント利益の大半を占めており、同事業の受注動向や価格競争の影響を全社業績が直接受けやすい構造となっている。
資産効率・運転資本リスク: 総資産回転率は0.25倍(純利益率2.5%×レバレッジ1.29倍でROE0.8%)と低く、棚卸資産8.1億円・受取手形及び売掛金10.7億円が総資産の約24%を占め、資産効率の改善が進んでいない。
短期資金構造リスク: 有利子負債4.6億円は全額が短期借入金であり、長期資金への分散は行われていない。現金及び預金17.9億円が短期負債を上回っており当面の支払能力に問題はないが、短期借入への依存度は継続的なモニタリングの対象となる。
収益性・リターン
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 営業利益率 | 2.7% | 6.8% (2.9%–9.0%) | -4.1pt |
| 純利益率 | 2.5% | 5.9% (3.3%–7.7%) | -3.5pt |
自社の営業利益率・純利益率は製造業中央値を4pt前後下回っており、業種内では収益性面で下位に位置する。
成長性・資本効率
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 売上高成長率(前年比) | -2.7% | 13.2% (2.5%–28.5%) | -15.8pt |
売上高成長率は製造業中央値を大きく下回り、同業他社が増収基調にある中で自社は減収局面にある。
※出所: 当社集計
営業利益率は前年同期の5.8%から2.7%へ3.1pt低下しており、粗利率の悪化(15.7%→13.2%)と販管費率の上昇(9.9%→10.5%)が同時進行している点は、コスト構造の見直しの必要性を示唆する。
通期業績予想に対する第1四半期の進捗率は営業利益で13.0%と、単純進捗(25%)を大きく下回っており、通期計画達成には下期の収益性回復が前提となる構造である。
売上の95.8%を主力のFilter事業に依存する事業構成は、同事業の需要・価格動向が全社業績に直結しやすい構造的特徴として留意される。
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。
残余利益モデルによる機械的な算出値です。市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではなく、将来の株価を予測・保証するものではありません。 過去分は現行のガイダンス達成率統計を用いて遡及算出しています。