| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | - | - | - |
| 営業利益 | ¥9.2億 | ¥8.2億 | +11.9% |
| 経常利益 | ¥9.7億 | ¥8.5億 | +14.2% |
| 純利益 | ¥7.2億 | ¥5.8億 | +23.3% |
| ROE | 5.6% | 4.8% | - |
2026年度第3四半期(単体)決算は、営業利益9.2億円(前年同期比+1.0億円 +11.9%)、経常利益9.7億円(同+1.2億円 +14.2%)、当期純利益7.2億円(同+1.4億円 +23.3%)と全段階で二桁増益を達成した。特別利益として有価証券売却益1.2億円を計上し、税引前当期純利益は10.7億円に拡大。総資産は306.3億円(前年197.1億円から+55.4%)と大幅に増加し、その主因は現金預金の104.8億円(前年62.0億円から+69.2%)への積み上げである。純資産は128.0億円(前年120.9億円から+5.9%)で、1株当たり純資産は2,501.83円。負債構成では預り金が134.4億円と負債の主要部分を占める。配当は中間25円、期末30円を実施。
【収益性】ROE 5.6%は前年同期4.8%から改善。営業利益率および純利益率は売上高未開示のため算出不可だが、営業利益9.2億円、経常利益9.7億円、純利益7.2億円と各段階で増益を達成し収益性は改善基調。EPS 141.21円。財務レバレッジ2.39倍で総資産は株主資本の約2.4倍の規模。【キャッシュ品質】現金預金104.8億円で前年比+42.9億円の大幅増加。投資有価証券26.5億円(評価差額9.2億円を含む)。運転資本80.1億円で資金繰りは良好。短期負債170.9億円に対する現金カバレッジは0.6倍で、預り金依存の資金構造を反映。【投資効率】総資産回転率は売上高未開示のため算出不可。【財務健全性】自己資本比率41.8%(前年61.3%から低下)で総資産拡大に伴い比率は低下したものの絶対額では純資産増加。流動比率146.9%、当座比率146.9%で短期流動性は確保。負債資本倍率1.39倍で、負債の主要項目は預り金134.4億円。
キャッシュフロー計算書の詳細開示がないため、貸借対照表の前年比推移から資金動向を分析する。現金預金は前年62.0億円から104.8億円へ+42.9億円増加し、営業増益が資金積み上げに寄与したと推定される。投資有価証券は+5.5億円増加の26.5億円となり、運用資産の拡大が確認できる。負債サイドでは預り金が前年63.5億円から134.4億円へ+70.9億円と大幅増加し、顧客資金の預かり残高拡大が現金増加の主要因と考えられる。流動負債合計は+77.5億円増の170.9億円だが、流動資産が+157.6億円増の250.9億円へ拡大し、流動比率146.9%を維持。純資産は+7.1億円増で利益剰余金の積み上げと配当支払いのネット効果を反映。現金創出力は預り金ビジネスの拡大により強化されているが、顧客資金の流動性リスク管理が重要な局面にある。
経常利益9.7億円に対し営業利益9.2億円で、営業外損益は+0.5億円のプラス寄与。税引前当期純利益10.7億円には特別利益として有価証券売却益1.2億円が計上され、特別損失0.2億円を差し引いても+1.0億円の特別項目純増となっている。有価証券売却益が税前利益を約11%押し上げており、一時的利益への依存が見られる。実効税率は約32.5%で、税負担後の当期純利益7.2億円は前年比+23.3%と大幅増だが、この増益には特別利益の寄与が含まれる。投資有価証券の評価差額9.2億円は純資産に計上されており、時価変動リスクが資本に影響を与える構造。営業CFの詳細が未開示のため利益の現金裏付けは確認できないが、現金預金の大幅増加は預り金増加に連動したものであり、コア営業活動からの現金創出力は別途精査が必要。
【業種内ポジション】(参考情報・当社調べ) 当社の業種分類はutilitiesに該当するが、預り金を主体とする負債構造および有価証券運用を特徴とする事業モデルは典型的な公益事業と異なる様相を呈している。業種ベンチマークとの比較では、営業利益率および純利益率が売上高未開示のため直接比較は困難だが、2025年第3四半期の業種中央値(営業利益率8.6%、純利益率6.6%)に対し当社の収益構造を評価する必要がある。自己資本比率41.8%は公益事業の安定性を示す水準としては標準的だが、前年61.3%からの低下は総資産拡大に伴う一時的な希薄化と見られる。業種内での相対的な位置づけを正確に評価するには、売上高および営業CF等の継続的開示が求められる。参考情報として、業種中央値との乖離要因は預り金ビジネスという特殊な資金構造に起因すると考えられる。 ※業種: utilities(N=3)、比較対象: 2025年Q3、出所: 当社集計
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。