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70902026 第3四半期グロースJGAAP

リグア(7090) 2026年度第3四半期決算 減収22%

2026年度第3四半期の売上高は17.4億円(前年同期比-21.7%)、営業損失は1.7億円。以下、セグメント別の増減要因とキャッシュフローを確認します。

株式会社リグア

情報通信・サービスその他/サービス業


クイックビュー

指標当期前年同期YoY
売上高¥17.4億¥22.2億−21.7%
営業利益−¥1.7億−¥0.7億−131.1%
経常利益−¥2.0億−¥1.0億−103.0%
純利益−¥2.0億−¥1.4億−48.5%
ROE(年換算)−222.5%−57.3%-

Executive Summary

当期は減収と固定費吸収力の低下が同時に進み、営業損失が前年から拡大した内容である。売上高は17.4億円(前年22.2億円、YoY-21.7%)、営業利益は-1.7億円(前年-0.7億円)、経常利益は-2.0億円(前年-1.0億円)、純利益は-2.0億円(前年-1.4億円、YoY-48.5%)となった。減収に加え販管費率が上昇したことで、営業レバレッジが逆回転し損益全段階で悪化した。

業績変動要因

【売上高】売上高は17.4億円で前年比21.7%減少した。ウェルネス事業(旧OsteopathicSolutionSegments)は12.9億円(前年比12.7%減)で、主力の健康サポート売上が41.0%減と大きく落ち込んだ。ファイナンシャル事業は4.5億円(前年比39.3%減)で、2025年8月の株式会社FPデザイン株式譲渡によりIFA事業の計上が4月から7月までとなった影響が大きい。一方、コンサルティング(+11.1%)、請求代行(+4.6%)、保険代理店(+1.5%)は増収を確保している。

【損益】売上総利益率は58.5%で前年同期並みを維持し、原価段階の採算悪化は限定的である。一方、販管費は11.9億円、販管費率は68.4%と前年の61.9%から上昇し、営業利益率は-9.8%(前年-3.3%)へ悪化した。特別利益0.6億円は子会社株式売却益が主体であり、一時的要因として税引前損失を緩和したが、経常損失2.0億円が示す基礎収益力の赤字は継続している。減収減益の内容であり、固定費吸収不足が損益悪化の主因である。

セグメント別分析

ウェルネス事業は売上高12.9億円、セグメント損失0.8億円(利益率-6.5%)で、前年同期の利益0.4億円から赤字転換した。健康サポート売上の41.0%減が主因である。ファイナンシャル事業は売上高4.5億円、セグメント損失0.9億円(利益率-19.4%)で、前年の損失1.2億円から損失幅はやや縮小したが、これはIFA事業売却による売上・費用双方の縮小を反映したものであり、事業自体の収益性改善とは評価しにくい。両セグメントともに赤字であり、全社損益悪化の直接要因となっている。

主要財務指標

【収益性】営業利益率は-9.8%(前年-3.3%)、純利益率は-11.7%(前年-6.2%)でともに悪化した。粗利率は58.5%で前年並みを維持しており、悪化は主に販管費率の上昇(61.9%→68.4%)による固定費吸収力の低下に起因する。【キャッシュ品質】特別利益0.6億円の主体は子会社株式売却益であり、継続的な収益力を示すものではない。【投資効率】年換算ROEは-222.5%、自己資本比率は4.6%と前年10.2%から大幅に低下し、純資産の毀損に伴い指標が極端に振れている。【財務健全性】総資産26.2億円、純資産1.2億円で自己資本は薄く、長期借入金5.5億円を含む有利子負債への依存度が高い状態が続いている。

キャッシュフロー分析

CF計算書の詳細開示はないため、BS変動から資金動向を分析する。現金及び預金は12.1億円で、前年の13.5億円から減少しており、累計損失計上に伴う資金流出が進んでいる。売掛金は2.0億円(前年2.7億円)、棚卸資産は1.9億円(前年2.6億円)といずれも減少し、減収に伴う運転資本の圧縮が進んだ。長期借入金は5.5億円で前年7.5億円から減少し、負債圧縮の動きがみられるが、純資産が3.2億円から1.2億円へ大きく減少したため、資金調達余力は限定的な状況にある。

収益の質

当期の損益には経常的でない要因が含まれる。特別利益0.6億円のうち大半は子会社株式株式売却益であり、税引前損失を一時的に緩和したが、営業損失1.7億円および経常損失2.0億円で示される基礎収益力は依然赤字である。営業外費用は支払利息0.2億円が中心で、営業損失に利払い負担が加わることで経常損失がさらに拡大している。包括利益は-2.0億円で親会社株主分の純利益とほぼ一致しており、その他有価証券評価差額等による大きな乖離は見られない。全体として、当期の損失は一時的な売却益では吸収できない構造的な収益力低下を反映している。

業績予想・ガイダンス

通期売上予想24.5億円(前年比-14.7%)に対する進捗率は71.0%で、第3四半期累計としての標準的な進捗(約75%)を下回る。一方、営業損失1.7億円は通期予想の営業損失1.4億円を既に超過し、純損失2.0億円も通期予想1.9億円を上回っている。売上進捗の遅れに加え、損益面では通期予想を上回るペースで損失が積み上がっており、第4四半期における大幅な収益改善が必要な状況である。

株主還元

第2四半期配当は1株当たり0円、通期予想配当も0円であり、無配を継続している。累計純損失2.0億円を計上し、利益剰余金は-8.9億円であるため、配当性向は実質的に算定対象とならない。無配方針は、営業損失の継続と自己資本比率4.6%という財務状況を踏まえ、資金を温存する資本配分として整合的である。

リスク要因

  1. 資本構成の脆弱性: 純資産1.2億円に対し有利子負債は約14.0億円に達し、自己資本比率は4.6%まで低下している。追加損失に対する耐性が低い状態にある。

  2. 主力事業の収益性悪化: ウェルネス事業の健康サポート売上が前年比41.0%減少し、同事業はセグメント損失0.8億円へ転じた。需要回復やサービス再構築の遅れは固定費吸収不足の継続につながる。

  3. 事業再編後の収益基盤縮小: ファイナンシャル事業ではIFA事業の売却により売上基盤が縮小した。保険代理店売上の伸びは限定的であり、残存事業のみで固定費を吸収できるかが課題である。

業種ベンチマーク(参考・当社調べ)

業種ベンチマーク(it_telecom)

収益性・リターン

指標自社中央値 (IQR)Delta
営業利益率−9.8%8.3% (3.6%–18.6%)−18.1pt
純利益率−11.7%6.1% (2.3%–12.8%)−17.8pt

自社の収益性は業種中央値を大きく下回り、営業・純利益率ともに業種内で下位に位置する。

成長性・資本効率

指標自社中央値 (IQR)Delta
売上高成長率(前年比)−21.7%10.4% (-0.9%–19.9%)−32.1pt

業種内の多くが増収基調にある中、自社は大幅な減収となっており、成長性においても業種下位に位置する。

※出所: 当社調べ

決算上の注目ポイント

  1. 粗利益率58.5%は前年同期から維持されているが、販管費率が68.4%へ上昇し営業利益率は-9.8%まで悪化した。原価構造よりも固定費吸収力の低下が損益悪化の主因である点は、構造的な収益性の変化として注目される。

  2. ファイナンシャル事業の損失幅縮小はIFA事業売却による売上・費用双方の縮小を伴うため、単純な事業改善とは区別して評価する必要がある。

  3. 通期予想に対し売上進捗はやや遅れているが、営業損失・純損失は既に通期予想を超過している。第4四半期における損益改善の有無が、通期計画の達成可否を左右する注目点である。

理論株価(参考値)

シナリオ理論株価
bear(弱気)0円
base(基準)0円
bull(強気)0円
算出前提
1株純資産(BPS)82円
調整後予想EPS−123.4円
株主資本コスト r10.77%(10年国債 2.77% + 株式リスクプレミアム 6.00% + 規模プレミアム 2.00%)
残余利益の持続係数 ω / 明示予測0.62 / 5年
想定配当性向30.0%
予想EPSの信頼度調整×1.000(同業種のガイダンス達成率実績に基づく)

感応度: 株主資本コスト±1%で -38円〜-37円、ω±0.1で -37円〜-37円。

注記:

  • 予想ROEが株主資本コストを下回るため、理論値は1株純資産を下回る水準になります。
  • 純資産に対するのれんの比率が高く、減損が発生した場合は前提が大きく変わります。
  • 四半期末時点の純資産を使用しています(通期予想との間に期間のずれがあります)。
  • 純資産に非支配株主持分を含むため、理論値はやや高めに算出される可能性があります。

(算出モデル: 残余利益モデル(Ohlson型・明示5年フェード) / 金利基準月: 2026-07 / 公表データのみからの機械算出値であり、市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではなく、将来の株価を予測・保証するものではありません)


本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。