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70462026 第3四半期グロースJGAAP

TDSE(7046) 2026年度第3四半期決算 増収・営業益2%増

2026年度第3四半期の売上高は21.7億円(前年同期比+10.7%)、営業利益は1.5億円(同+1.5%)。以下、セグメント別の増減要因とキャッシュフローを確認します。

TDSE株式会社

情報通信・サービスその他/サービス業


クイックビュー

指標当期前年同期YoY
売上高¥21.7億¥19.6億+10.7%
営業利益¥1.5億¥1.4億+1.5%
経常利益¥1.6億¥1.6億+3.8%
純利益¥1.1億¥1.1億+5.2%
ROE4.8%4.8%-

Executive Summary

2026年度第3四半期決算は、売上高21.7億円(前年同期比+2.1億円 +10.7%)、営業利益1.5億円(同+0.02億円 +1.5%)、経常利益1.6億円(同+0.06億円 +3.8%)、当期純利益1.1億円(同+0.05億円 +5.2%)となった。売上は二桁成長を達成し、増収が各利益段階の底上げに寄与している。粗利益率は37.3%と高水準を維持し、販管費が6.6億円で営業利益率は6.8%に留まったが、営業外収益の寄与により経常利益以降は安定した成長を実現した。通期予想は売上高30.0億円(前年比+11.1%)、営業利益2.0億円(同+0.7%)、経常利益2.0億円(同+1.3%)、純利益1.4億円(同+0.3%)で、進捗率は順調である。

主要財務指標

【収益性】ROE 4.8%(デュポン分解: 純利益率5.2%×総資産回転率0.79倍×財務レバレッジ1.18倍)、営業利益率6.8%、売上総利益率37.3%で、売上成長+10.7%に対し営業利益の伸びは+1.5%と営業レバレッジが限定的。【キャッシュ品質】現金預金19.7億円で総資産の71.8%を占め、短期負債4.1億円に対する現金カバレッジは4.8倍。運転資本21.0億円で流動性は潤沢。【投資効率】総資産回転率0.79倍で、現金保有比率の高さが回転率を抑制。EPS 53.81円で、配当10.00円に対する計算上配当性向は約19.6%。【財務健全性】自己資本比率84.4%(前年81.0%から改善)、流動比率618.6%、負債資本倍率0.18倍で財務体質は極めて保守的。

キャッシュフロー分析

現金預金は前年19.6億円から19.7億円へ微増し、手元流動性は高水準を維持している。総資産が前年27.3億円から27.4億円へ+0.1億円の微増に留まり、積極的な設備投資や資産取得は確認されない。BS推移から、営業増益による利益蓄積が資金源となり、配当支払や費用支出を吸収して現金を維持したと推定される。流動資産は25.1億円で流動負債4.1億円に対し6倍超のカバレッジがあり、短期的支払能力は盤石。前受金1.8億円、前払金1.6億円が運転資本構成に含まれ、売掛金・買掛金管理による資金効率化の余地がある。無形固定資産が前年0.5億円から0.4億円へ-0.1億円(-22.7%)減少し、ソフトウェア償却等の投資回収局面にある。現金創出力は良好だが、資本配分の選択肢(成長投資・M&A・株主還元拡大)の実行が資本効率向上の鍵となる。

収益の質

経常利益1.6億円に対し営業利益1.5億円で、営業外純増は約0.1億円。営業外収益0.2億円、営業外費用0.02億円で、営業外収益の内訳は受取利息・配当金などの金融収益が推定される。営業外収益は売上高の0.8%と小規模で、本業利益が収益の中核を占める。税引前利益1.6億円に対し税効果考慮後の当期純利益1.1億円で実効税率31.9%と標準的。手元現金が潤沢で現金創出力が純利益水準と整合しており、収益の現金裏付けは良好。アクルーアルの観点では、運転資本が前年と同水準で推移し、急激な売掛金・棚卸資産の積み上がりはなく、利益の質は健全と評価できる。

リスク要因

販管費増加リスク: 販管費6.6億円が売上高の30.5%を占め、売上成長+10.7%に対し営業利益は+1.5%の伸びに留まる。人件費や販促費が増加傾向にある場合、営業レバレッジが働かず営業利益率が低下する可能性がある。成長投資の不在リスク: 現金預金19.7億円(総資産の71.8%)を保有するが、設備投資や無形資産投資が限定的で、資本効率(ROE 4.8%)が業種中央値9.7%を大きく下回る。資金活用の具体策がない場合、株主資本の価値向上が制約される。為替・市場変動リスク: 営業外収益に金融収益が含まれ、金利変動や為替変動の影響を受ける可能性がある。急激な市場変動時には営業外収支が変動し経常利益に影響を及ぼす。

業種ベンチマーク(参考・当社調べ)

【業種内ポジション】(参考情報・当社調べ) 収益性: ROE 4.8%(業種中央値9.7%を-4.9pt下回る)、営業利益率6.8%(業種中央値8.2%を-1.4pt下回る)、純利益率5.2%(業種中央値5.7%と同水準)。健全性: 自己資本比率84.4%(業種中央値49.0%を+35.4pt上回り、業種内上位に位置)、流動比率618.6%(業種中央値206%を大幅に上回る)。成長性: 売上高成長率+10.7%(業種中央値+9.5%を+1.2pt上回る)。効率性: 総資産回転率0.79倍で、現金保有比率の高さが回転率を抑制し、総資産利益率(計算値4.1%)は業種中央値4.7%を若干下回る。当社は財務健全性で業種内上位に位置するが、資本効率と収益性は業種中央値を下回り、手元資金の有効活用が課題となる。(業種: ヘルスケア、比較対象: 2025年第3四半期44社中央値、出所: 当社集計)

決算上の注目ポイント

売上成長の持続性と利益率改善余地: 売上高は2年連続で二桁成長を達成し、通期予想に対する進捗率は良好である。一方、営業利益率6.8%は業種中央値8.2%を下回り、販管費の効率化(デジタル化・業務プロセス改善)が進めば営業利益率の改善余地がある。現金保有と資本配分戦略: 現金預金19.7億円は総資産の71.8%を占め、財務健全性は極めて高いが、ROE 4.8%(業種中央値9.7%)と資本効率が低位に留まる。成長投資(M&A・新規事業)、自己株買い、配当拡大のいずれかを実行すれば、株主資本価値向上に寄与する可能性がある。配当持続性と株主還元余力: 配当性向19.6%、配当10.00円は現金創出力と純利益水準に照らし持続可能である。手元資金の充実により増配余地があり、今後の資本配分方針の開示が注目される。


本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。


AI財務分析

総括

2026年度第3四半期累計は、売上高が前年同期比10.7%増の21.71億円となる一方、営業利益は同1.5%増の1.47億円にとどまり、増収に対して利益成長は限定的であった。売上高は通期会社予想30.00億円に対して72.4%まで進捗している。営業利益は通期予想2.00億円に対して73.5%の進捗である。経常利益は1.64億円で通期予想2.04億円に対して80.4%まで進捗した。当期純利益は1.12億円で通期予想1.37億円に対して81.8%まで進捗している。売上総利益率は前年同期の34.1%から37.3%へ328bp上昇し、案件採算またはサービスミックスの改善が示唆される。これに対し、販管費率は30.5%で前年同期の30.5%からほぼ横ばい(約8bp上昇)となった。粗利率の改善が営業利益率の拡大に十分つながらず、営業利益率は7.4%から6.8%へ約62bp低下した。これは売上総利益の増加額約1.43億円に対し、販管費が約1.40億円増加したためである。当期純利益率も前年同期の5.4%から5.2%へ約22bp低下した。もっとも、為替差益0.11億円を含む営業外収益0.17億円により、経常利益の増益率は営業利益を上回る3.8%となった。特別利益は0.01億円と小さく、純利益への一時損益の影響は限定的である。総資産27.37億円のうち現金預金は19.65億円、総資産比71.8%を占め、非常に厚い流動性を維持している。流動比率は618.6%、負債資本倍率は0.18倍であり、短期的な資金繰り・財務レバレッジのリスクは低い。年換算ROEは6.5%で、純利益率5.2%および低い財務レバレッジが収益性を抑える構図である。通期予想に対する利益進捗は標準的なQ3進捗率75%を上回るが、売上進捗はやや下回るため、第4四半期には売上計上の加速と販管費の吸収が重要となる。品質アラートの仕掛品比率100.0%は、仕掛品残高が0.00031億円と極めて小さい中で棚卸資産のほぼ全額を占めることによるものであり、比率単独で大型の滞留・評価損リスクを意味するものではない。ただし、受託開発・DX支援事業では個別案件の採算悪化や検収遅延が利益率に影響し得るため、案件進捗と原価管理は継続的な注視点となる。

収益性分析

年換算ROEは6.5%であり、デュポン分解では純利益率5.2%×総資産回転率1.058回×財務レバレッジ1.18倍で説明される。ROEが8%未満にとどまる主因は、財務レバレッジを抑えた保守的な資本構成に加え、純利益率が中位水準にあることである。総資産回転率は現金預金が総資産の71.8%を占める厚い資産構成により抑制されており、潤沢な現金は安全性を高める一方、資本効率には重石となっている。収益面では、売上総利益率が328bp改善したことが最も大きなプラス変化である。一方、販管費は前年同期比26.8%増と売上高成長率10.7%を大きく上回り、粗利改善の大部分を吸収した。この結果、営業利益率は約62bp縮小しており、現時点では営業レバレッジは負方向に働いている。第3四半期累計の営業利益率6.8%は、提示ベンチマーク上の「良好」とされる8%を下回る。5因子分解では、税負担係数は0.678で基準値0.70をやや下回る一方、金利負担係数は1.124であり、金利負担が収益性を圧迫する構造ではない。金利負担係数が1を上回るのは、受取利息および為替差益を含む営業外収益が営業外費用を上回ったためである。粗利率の改善が継続するか、また人員・営業・開発関連コストを含む販管費の増加が先行投資から売上成長へ転化するかが、利益率回復の主要な判断軸となる。

成長性評価

売上高は前年同期比10.7%増と二桁成長を維持したが、通期予想に対する進捗率は72.4%で、標準的なQ3時点の75%を2.6ポイント下回る。したがって、通期売上予想の達成には第4四半期に7.29億円の売上計上が必要である。営業利益の進捗率は73.5%で標準進捗を1.5ポイント下回る一方、経常利益と純利益の進捗率はそれぞれ80.4%、81.8%と標準を上回る。これは営業外収益0.17億円、特に為替差益0.11億円が経常利益を押し上げた影響を含むため、利益進捗の上振れを全て本業の収益力向上とは評価しにくい。通期予想の売上高成長率11.1%に対して累計成長率は10.7%であり、売上面では会社計画と概ね整合的である。通期営業利益予想の増益率0.7%に対し累計では1.5%増益であり、本業利益は計画線上からやや良好な推移とみられる。ただし、販管費の増勢が継続すれば、売上拡大が営業利益率の改善に結び付かない可能性がある。AI・データ分析・DX支援では案件単価、稼働率、外注費および人材確保コストが成長の収益性を左右するため、売上成長と販管費増加率の差の縮小が必要である。

財務健全性

財務健全性は極めて高い。流動資産25.10億円に対して流動負債は4.06億円であり、流動比率および当座比率はともに618.6%である。運転資本は21.04億円と大幅なプラスで、短期負債に対する流動資産のカバーは十分である。現金預金は19.65億円で流動負債の約4.8倍、総負債4.26億円の約4.6倍に相当する。負債資本倍率は0.18倍にとどまり、D/E比率2.0倍超の警戒水準から大きく乖離している。固定負債は資産除去債務を中心とする0.20億円であり、資本構成に占める負債の比重は低い。負債合計は前年同期の5.23億円から4.26億円へ約0.97億円、18.6%減少した一方、純資産は22.09億円から23.11億円へ約1.02億円、4.6%増加した。自己資本比率は84.4%で、前年同期の80.8%から改善している。有形固定資産は前年同期の0.02億円から0.01億円へ50.8%減少したが、総資産に占める比率はごく小さく、資産規模・財務余力への影響は限定的である。ソフトウェアを中心とする無形固定資産は0.41億円、総資産比1.5%であり、無形資産への過度な集中はみられない。前受金は1.76億円で前年同期比3.7%増であり、契約・プロジェクトに伴う前受けの水準を維持している。

B/S変動のポイント

有形固定資産: 0.02億円から0.01億円へ約0.01億円減少(-50.8%)- 工具器具備品・リース資産等の簿価減少が中心とみられる。総資産に占める比率はごく小さく、財務健全性や事業遂行能力への影響は限定的。

キャッシュフロー品質

現金預金は19.65億円と前年同期比約0.10億円増加しており、利益剰余金も11.73億円まで積み上がっている。営業利益1.47億円、当期純利益1.12億円に対し、現金残高は大きなバッファーを有する。運転資本面では、前払費用が0.53億円で前年同期比42.9%増加している一方、買掛金は0.40億円で16.7%減少しており、案件遂行に伴う資金先行の有無を確認すべき項目である。前受金は1.76億円であり、売上認識前に受領する契約対価が一定程度、運転資金を支える構成となっている。仕掛品は0.00031億円で棚卸資産内に占める比率は高いが、絶対額は軽微である。したがって、品質アラートは個別案件の検収・原価進捗を確認する契機として重要である一方、現時点の残高規模から全社的なキャッシュ拘束リスクは限定的とみられる。

配当持続性

第2四半期配当は1株当たり0円である一方、通期会社予想は1株当たり10円である。通期予想EPS65.53円に対する予想配当性向は、配当金のみを分子として15.3%となる。これは60%未満という持続可能性の目安を大きく下回る。期中平均株式数2,090,102株を基準とする予想配当総額は約0.21億円で、通期予想純利益1.37億円に対して低い負担である。現金預金19.65億円、負債資本倍率0.18倍、自己資本比率84.4%という財務基盤も配当の継続性を支える。利益計画を前提とすれば、現在の予想配当水準に大きな財務的負担は見込みにくい。

リスク評価

ビジネスリスクとして、高優先度(発生可能性: 中、影響度: 高): AI・データ分析・DX支援案件では、顧客のIT投資抑制、案件開始時期の後ずれ、検収遅延が売上計上と稼働率に影響する。Q3累計の売上進捗率72.4%は標準的な75%を下回っており、第4四半期の案件執行が重要である。、高優先度(発生可能性: 中、影響度: 高): 専門人材の採用・定着および人件費上昇リスクがある。販管費は前年同期比26.8%増と売上高成長率10.7%を上回り、営業利益率を約62bp押し下げた。、中優先度(発生可能性: 中、影響度: 中): 受託・準委任型プロジェクトでは、要件変更、開発遅延、原価超過により案件採算が悪化するリスクがある。仕掛品比率100.0%の品質アラートは、残高が小さいものの、個別案件の進捗・原価管理を継続監視すべきことを示す。、中優先度(発生可能性: 中、影響度: 中): AI技術・クラウドサービスの技術変化が速く、競合との差別化維持には継続的な人材育成、ソフトウェア投資および顧客実装能力が必要となる。が挙げられます。

財務リスクとしては、低優先度(発生可能性: 低、影響度: 中): 為替差益0.11億円を含む営業外収益が経常利益を押し上げているため、為替相場の変動は営業外損益を通じて経常利益の変動要因となる。、低優先度(発生可能性: 低、影響度: 中): 現金預金が総資産の71.8%を占めるため、財務リスクは低い一方、余剰資金の活用方針次第では資本効率の改善が遅れる可能性がある。が挙げられます。

主な懸念事項としては、粗利益率は改善したにもかかわらず、販管費の急増により営業利益率が前年同期比で縮小している点。、通期純利益予想に対する進捗は81.8%と良好であるが、営業外の為替差益を含むため、本業収益の進捗と区別して評価する必要がある。、品質アラートの仕掛品過剰警告は、仕掛品残高が軽微であることを踏まえる必要があるが、受託案件の採算・検収状況の確認項目である。が挙げられます。

投資示唆

重要ポイントとして、売上高は前年同期比10.7%増、売上総利益率は328bp改善し、本業の付加価値創出には改善がみられる。、営業利益率は6.8%と前年同期比約62bp低下しており、販管費増加の回収が収益性改善の条件となる。、通期予想に対する純利益進捗率は81.8%と良好だが、為替差益0.11億円を含む営業外収益の寄与を考慮すべきである。、現金預金19.65億円、自己資本比率84.4%、流動比率618.6%という強固な貸借対照表は、事業投資・株主還元の選択肢を支える。、予想配当性向15.3%は低く、1株当たり10円の通期予想配当は利益および財務基盤からみて負担が小さい。が挙げられます。

注視すべき指標は、第4四半期の売上高7.29億円の達成状況、販管費の増加率と売上高成長率の差、および営業利益率の回復、粗利益率の持続性と案件別採算、為替差損益を除いた経常利益の伸び、仕掛品、前払費用、前受金の推移を通じた案件進捗・運転資本の状況、潤沢な現金預金の成長投資、株主還元または資本効率向上への活用方針です。

セクター内ポジションについては、収益性では営業利益率6.8%、年換算ROE6.5%が提示ベンチマークの高収益・高資本効率水準を下回る一方、流動比率618.6%、負債資本倍率0.18倍、自己資本比率84.4%は極めて保守的で強固な財務ポジションを示す。評価上は、財務安全性の高さを維持しつつ、DX・AIサービスの成長投資を営業レバレッジとROEの改善へ結び付けられるかが相対的な位置付けを左右する。