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70332025 通期プライムJGAAP

マネジメントソリューションズ(7033) 2025年度通期決算

2025年度通期の売上高は230.7億円(前年同期比-0.9%)、営業利益は27.4億円(同-2.3%)。以下、セグメント別の増減要因とキャッシュフローを確認します。

情報通信・サービスその他/サービス業


クイックビュー

指標当期前年同期YoY
売上高¥230.7億¥232.7億−0.9%
営業利益¥27.4億¥28.1億−2.3%
経常利益¥27.4億¥28.1億−2.5%
純利益¥18.2億¥20.8億−12.8%
ROE30.1%37.1%-

Executive Summary

当期は減収減益となり、増収基調がいったん足踏みした決算であった。売上高は230.7億円(前年比-0.9%)、営業利益は27.4億円(同-2.3%)、経常利益は27.4億円(同-2.5%)、純利益は18.2億円(同-12.8%)となった。売上減少幅を上回る販管費増加が営業利益率をわずかに圧迫し、加えて特別損失計上と税負担増が純利益の減少幅を拡大させた。

業績変動要因

【売上高】売上高は230.7億円で前年比-0.9%とほぼ横ばいで減収となった。売上原価は134.8億円(同-1.5%)とやや減少し、売上総利益は95.8億円で前年比ほぼ横ばい(粗利率41.5%、前年比+0.3pt)を維持した。減収局面でも粗利額を確保できた点は、案件採算またはコスト管理の下支えを示唆する。

【損益】販管費は68.4億円で前年比+0.9%増加し、売上減少下での固定費負担増が営業利益を圧迫した。営業利益は27.4億円(同-2.3%)、営業利益率は11.9%で前年の約12.1%から低下した。営業外損益はほぼ均衡し経常利益は営業利益とほぼ同水準の27.4億円(同-2.5%)となったが、特別損失0.9億円(固定資産除却損等)の計上と実効税率上昇により、純利益は18.2億円(同-12.8%)と営業段階以上の減益となった。結論として、当期は減収減益である。

主要財務指標

【収益性】営業利益率11.9%、純利益率7.9%はいずれも前年から小幅に低下した。粗利率は41.5%で前年から改善しており、原価管理面での底堅さがうかがえる一方、売上減少下での販管費増加が営業レバレッジを逆方向に働かせている。【キャッシュ品質】営業CFは22.6億円で純利益18.2億円の1.26倍となり、利益の現金化は良好である。ただし売掛金が前年比+21.1%と増加しており、税金支払額の減少がCF改善に寄与した点も踏まえ、平常時の現金転換の持続性を注視する必要がある。【投資効率】ROEは30.1%と高水準であるが、総資産回転率の高さと自己株式取得による資本圧縮の寄与が大きく、利益率改善によるものではない点に留意が必要である。【財務健全性】自己資本比率は69.2%と高く、有利子負債は総資産に対して小さい。流動資産69.5億円に対し流動負債25.1億円と流動性は厚く、財務基盤は総じて保守的である。

キャッシュフロー分析

営業CFは22.6億円で前年比+69.8%と大幅に増加し、純利益18.2億円を上回る水準で利益の現金化は良好である。もっとも、この増加には法人税等の支払額が前年11.4億円から3.7億円へ大幅に減少したことが寄与しており、恒常的な利益拡大とは区別して見る必要がある。売上債権は6.3億円の資金流出要因となっており、売上減少下での売掛金増加は運転資本面での留意点である。投資CFは設備投資1.3億円を中心に-4.0億円となり、フリーキャッシュフローは18.6億円のプラスを確保した。財務CFは自己株式取得9.5億円を含み-16.1億円となったが、フリーキャッシュフローの範囲内で株主還元を賄っている。

収益の質

経常利益と純利益の間には特別損失0.9億円(固定資産除却損等)が介在し、純利益の減少率(-12.8%)が営業利益・経常利益の減少率(各-2.3%、-2.5%)を上回る要因となっている。営業外収益は0.3億円と売上高の0.1%程度にとどまり、営業利益と経常利益の乖離は限定的で、経常的な収益構造は概ね本業に基づいている。包括利益は18.2億円で親会社株主に帰属する純利益とほぼ同水準にあり、為替換算調整額などその他の包括利益項目の影響は小さく、純利益と包括利益の乖離は軽微である。営業CFが純利益の1.26倍にあることはアクルーアル品質上の懸念が小さいことを示す一方、税金支払額の減少という一時的要因を含む点は収益の質を評価するうえで留意すべきである。

業績予想・ガイダンス

会社は2026年度通期予想として売上高260.0億円(前年比+12.7%)、営業利益30.0億円(同+9.4%)、経常利益30.0億円(同+9.4%)を公表している。予想営業利益率は11.5%であり、当期実績11.9%をやや下回る水準で、売上拡大局面において利益率の即時改善までは織り込んでいない計画となっている。EPS予想は129.75円、配当予想は50.00円であり、いずれも当期実績(EPS111.86円、配当32.00円)からの増加を見込む。当期は減収減益であったため、通期計画達成には案件回復・稼働率向上による売上成長の実現が焦点となる。

株主還元

当期の年間配当は1株32.00円で、配当性向は28.6%と60%の目安を大きく下回り、配当単独の持続可能性は高い。一方、自己株式取得9.5億円を加えた株主還元総額は約14.5億円となり、親会社株主に帰属する純利益に対する総還元性向は約81%に達する。フリーキャッシュフロー18.6億円の範囲内で還元を賄っており短期的な資金制約は小さいが、同規模の自己株買いを継続する場合は利益・営業CFの持続性が前提となる。会社予想配当は50.00円へ増配される計画である。

リスク要因

  1. 売上成長の未達リスク: 当期は前年比-0.9%の減収であり、会社計画の売上高260.0億円(同+12.7%増)達成には案件回復・稼働率向上が必要である。PMO・DX支援需要の鈍化や顧客のIT投資延期が下振れ要因となり得る。

  2. 販管費増加による利益率圧迫: 販管費は前年比+0.9%増加し、売上減少と相まって営業利益率は前年の約12.1%から11.9%へ低下した。人材集約型事業における採用競争激化・人件費上昇が粗利率・営業利益率を継続的に圧迫するリスクがある。

  3. 売上債権増加による運転資本負担: 売掛金は36.1億円で前年比+21.1%増加し、総資産の41.3%を占める。回収条件の悪化や検収遅延が生じた場合、営業キャッシュフローを圧迫する可能性がある。

業種ベンチマーク(参考・当社調べ)

収益性・リターン

指標自社中央値 (IQR)Delta
営業利益率11.9%13.2% (10.7%–16.6%)−1.4pt
純利益率7.9%9.2% (8.1%–11.3%)−1.4pt

自社の収益性は業種中央値をいずれの指標でも下回っており、業種内では中位から下位に位置する。

成長性・資本効率

指標自社中央値 (IQR)Delta
売上高成長率(前年比)−0.9%9.6% (3.8%–20.8%)−10.5pt

売上高成長率は業種中央値を大きく下回り、当期は業種内で成長面の弱さが目立つ結果となった。

※出所: 当社集計

決算上の注目ポイント

  1. 営業利益率11.9%、ROE30.1%、粗利率41.5%は資産軽量な事業モデルの収益効率を示すが、当期は売上減少と販管費増加が重なり営業レバレッジが逆方向に働いた点が決算上の特徴である。

  2. 営業CFは純利益の1.26倍でキャッシュ創出力は良好だが、税金支払額減少という一時的要因を含み、売上債権増加という運転資本面の変化も同時に生じている。

  3. 配当性向は28.6%と低水準だが、自己株式取得を含めた総還元性向は約81%に達しており、通期計画で見込む売上・利益成長の実現度合いが今後の還元規模の持続性を左右する構造となっている。

理論株価(参考値)

シナリオ理論株価
bear(弱気)698円
base(基準)736円
bull(強気)785円
算出前提
1株純資産(BPS)376円
調整後予想EPS141.8円
株主資本コスト r9.77%(10年国債 2.77% + 株式リスクプレミアム 6.00% + 規模プレミアム 1.00%)
残余利益の持続係数 ω / 明示予測0.62 / 5年
想定配当性向38.5%
予想EPSの信頼度調整×1.049(同業種のガイダンス達成率実績に基づく)
implied PBR / PER1.96倍 / 5.2倍

感応度: 株主資本コスト±1%で 715円〜759円、ω±0.1で 726円〜752円。

注記:

  • のれん償却 5.7円/株 を利益に足し戻しています(非資金費用・IFRS企業との比較可能性のため)。

(算出モデル: 残余利益モデル(Ohlson型・明示5年フェード) / 金利基準月: 2026-07 / 公表データのみからの機械算出値であり、市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではなく、将来の株価を予測・保証するものではありません)


本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。