- 売上高: 143.88億円
- 営業利益: 8.22億円
- 当期純利益: 8.91億円
- 1株当たり当期純利益: 255.30円
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減率 |
|---|
| 売上高 | 143.88億円 | - | - |
| 売上原価 | 119.11億円 | - | - |
| 売上総利益 | 24.78億円 | - | - |
| 販管費 | 16.55億円 | - | - |
| 営業利益 | 8.22億円 | - | - |
| 営業外収益 | 4.35億円 | - | - |
| 営業外費用 | 68百万円 | - | - |
| 経常利益 | 11.88億円 | - | - |
| 税引前利益 | 11.89億円 | - | - |
| 法人税等 | 2.97億円 | - | - |
| 当期純利益 | 8.91億円 | - | - |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 8.91億円 | - | - |
| 包括利益 | 16.99億円 | - | - |
| 減価償却費 | 1.78億円 | - | - |
| 支払利息 | 19百万円 | - | - |
| 1株当たり当期純利益 | 255.30円 | - | - |
| 1株当たり配当金 | 50.00円 | 50.00円 | +0.0% |
| 項目 | 当期末 | 前期末 | 増減 |
|---|
| 流動資産 | 223.16億円 | 231.92億円 | -8.76億円 |
| 現金預金 | 50.71億円 | 54.92億円 | -4.22億円 |
| 売掛金 | 83.64億円 | 92.20億円 | -8.57億円 |
| 棚卸資産 | 15.59億円 | 13.51億円 | +2.08億円 |
| 固定資産 | 156.70億円 | 132.60億円 | +24.10億円 |
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減 |
|---|
| 営業活動によるキャッシュフロー | 6.77億円 | - | - |
| 投資活動によるキャッシュフロー | -14.82億円 | - | - |
| 財務活動によるキャッシュフロー | 3.79億円 | - | - |
| フリーキャッシュフロー | -8.05億円 | - | - |
| 項目 | 値 |
|---|
| 1株当たり純資産 | 7,729.29円 |
| 純利益率 | 6.2% |
| 粗利益率 | 17.2% |
| 流動比率 | 273.4% |
| 当座比率 | 254.3% |
| 負債資本倍率 | 0.41倍 |
| インタレストカバレッジ | 44.00倍 |
| EBITDAマージン | 7.0% |
| 実効税率 | 25.0% |
| 項目 | 値 |
|---|
| 発行済株式数(自己株式含む) | 3.83百万株 |
| 自己株式数 | 342千株 |
| 期中平均株式数 | 3.49百万株 |
| 1株当たり純資産 | 7,729.06円 |
| EBITDA | 10.00億円 |
| 項目 | 金額 |
|---|
| 第2四半期配当 | 50.00円 |
| 期末配当 | 50.00円 |
| 項目 | 予想値 |
|---|
| 売上高予想 | 270.00億円 |
| 営業利益予想 | 11.00億円 |
| 経常利益予想 | 18.00億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益予想 | 12.30億円 |
| 1株当たり当期純利益予想 | 352.34円 |
| 1株当たり配当金予想 | 55.00円 |
2026年度Q2の中北製作所は、売上143.88億円に対し営業利益8.22億円、当期純利益8.91億円と黒字を確保したものの、利益率と資本効率が物足りず、キャッシュ面の課題が浮き彫りになった四半期です。売上総利益24.78億円で粗利率は17.2%、営業利益率は5.7%、EBITDAマージンは7.0%にとどまり、業界ベンチマーク(営業利益率8–15%で良好)に届いていません。経常利益は11.88億円で、営業外収益4.35億円(受取配当0.53億円、受取利息0.12億円等)の寄与が大きく、非営業項目が利益水準を押し上げました。純利益率は6.2%と「良好」レンジ(5–10%)に収まりましたが、営業段階の収益力が課題です。ROEは3.3%、ROICは2.5%と低位で、資本効率の改善余地が大きいです。DuPontでは総資産回転率0.379倍、財務レバレッジ1.41倍と保守的な資本構成下で回転率の鈍さがROEの抑制要因となっています。インタレストカバレッジは44〜53倍と金利耐性は極めて高い一方、Debt/EBITDAは3.19倍で投資適格の目安(<2.5倍)を上回り、やや重い水準です。流動比率273%・当座比率254%と流動性は厚く、現金/短期負債3.17倍で当面の支払余力は十分です。キャッシュフローでは営業CF6.77億円に対し投資CF▲14.82億円で、FCFは▲8.05億円とマイナス、成長投資や有価証券投資が資金流出を主導した可能性が高いです。営業CF/純利益は0.76倍と品質警告閾値(<0.8)を下回り、利益の現金化がやや遅延しています。配当は中間50円、期末50円の想定で計100円、配当性向は約43%と持続可能な範囲ですが、FCFがマイナスであるため今期のカバレッジは不足しています。BSでは短期借入金が16億円へ減少する一方、長期借入金が15.89億円へ増加し資金の長期化が進み、満期ミスマッチは一定緩和されましたが、短期負債比率は50%と依然高めです。包括利益16.99億円は純利益を大幅に上回り、投資有価証券の評価差益などのOCIが資本増強に寄与したと推察されます。YoY比較データが未開示のためbp単位での伸縮評価は限定的ですが、現状の営業利益率の低位とROICの低さが根本課題です。今後は粗利率改善と販管費の効率化、在庫・債権の適正化による運転資本の引き締め、ならびにDebt/EBITDAの引き下げが主要テーマとなります。設備投資の回収と収益化が進めば、営業CFの改善とROICの底上げが見込めます。一方で、需要サイクルや原材料価格、為替等の製造業特有の外部要因に収益が左右される点には注意が必要です。総じて、流動性は強いが、資本効率とキャッシュ転換が当面の改善焦点である決算でした。
ROE(3.3%)は、純利益率6.2% × 総資産回転率0.379 × 財務レバレッジ1.41の積で説明でき、最大の制約要因は総資産回転率の低さと営業利益率の伸び悩みです。営業利益率は5.7%とベンチマークの下限域で、売上原価(原材料・外注費)と販管費負担が収益力を抑制しています。営業外収益の寄与で経常段階は改善しているものの、コア収益力(EBITマージン5.7%)がボトルネックです。金利負担係数は1.446と実質的に利払い負担は軽微で、レバレッジによるROE押し上げ余地は限定的です。税負担係数0.750は通常レンジで中立。製造現場の歩留まり・材料歩合改善、価格転嫁、製品ミックス最適化による粗利率の底上げがROE改善の主経路と考えます。販管費の成長率は未開示ですが、売上に対する比率(販管費/売上=11.5%)は管理可能な水準で、規模拡大に伴う営業レバレッジ発現が期待テーマです。変化の持続性という観点では、営業外要因に依存した経常増益は一時性を伴いやすく、構造的改善にはコア事業のマージン拡大と資産効率化(回転率向上)が不可欠です。懸念点として、売上成長に対し運転資本(売掛金・在庫)が先行すると営業CFが伸び悩み、ROE/ROICの改善を阻害し得ます。
売上高は143.88億円(上期)で、製品サイクルや需要動向の詳細は未開示ながら、営業外収益の寄与が目立つ構造から、当期の利益成長は本業の伸びより金融収益の増加に支えられています。粗利率17.2%とEBITマージン5.7%は、価格改定やコスト低減の追加施策が必要な水準です。EBITDA10.00億円に対し投資CF▲14.82億円と積極投資が先行しており、来期以降の立ち上がり(新設備の稼働・歩留まり定常化)による売上・粗利の押し上げが持続性の鍵です。受取配当0.53億円・受取利息0.12億円は安定的だが伸長余地は限定的で、成長ドライバーはコア事業のマージン改善と回転率向上に依存します。営業CF/純利益0.76倍は収益の質に課題を示唆し、短期的な成長の質はやや弱い評価です。見通しとして、原材料市況や為替の追い風があれば粗利率は改善し得る一方、受注の減速や価格競争が強まる場合にはマージンの下振れリスクがあります。
流動比率273.4%、当座比率254.3%で短期の支払能力は極めて健全です。Debt/Capitalは10.6%と保守的で、自己資本比率も実質7割超相当とみられ、ソルベンシーは良好です。もっとも、短期負債比率が50.2%と高く、リファイナンス(借換)依存度は相対的に高めです。BSの構造変化として、短期借入金24.0→16.0億円(▲33%)と圧縮する一方、長期借入金5.36→15.89億円(+197%)へと資金の長期化を進め、満期ミスマッチは緩和しました。現金50.71億円は短期借入金16.0億円の3.17倍で、当面のロールオーバー・流出への耐性は高いです。インタレストカバレッジ44〜53倍で金利上昇耐性も十分。オフバランス債務の情報は未開示で、リース負債や保証債務の潜在リスクは不明です。D/Eは0.41倍相当で警告ライン(>2.0)には遠く、破綻リスクは低い評価です。
長期借入金: +10.53億円(+196.6%)- 短期から長期への借換・資金の長期化により満期ミスマッチを緩和、金利リスクの平準化。短期借入金: -8.00億円(-33.3%)- 短期負債の圧縮で流動性リスクを軽減。ただし短期負債比率は依然50%と高めで、更新・借換管理が重要。
営業CF/純利益は0.76倍で品質警告の閾値(0.8)を下回り、利益の現金化がやや弱いです。要因として、売掛金83.64億円と在庫15.59億円が総資産に対して一定ボリュームを占め、運転資本の増加がCFを圧迫した可能性があります。FCFは▲8.05億円で、投資CF▲14.82億円が主因です。投資の内訳(設備投資、有価証券投資)の開示はないものの、減価償却1.78億円に対し投資額が大きく、成長投資フェーズと解釈されます。配当・自社株買いは小幅(自社株買い実績ゼロ)で、財務CF+3.79億円により一部資金を調達。運転資本操作の兆候として、売掛サイトの長期化や在庫積み増しが疑われ、次四半期の債権回収・在庫回転の改善が重要です。OCF/EBITDAは0.68倍とキャッシュ転換効率が弱く、短期的にはキャッシュ創出のボラティリティに留意が必要です。
年間配当は中間50円・期末50円の計100円想定で、配当性向は約43%と健全レンジです。もっとも、当期のFCFは▲8.05億円で、FCFカバレッジは▲2.10倍と不足しています。潤沢な現金水準(50.71億円)と低Debt/Capital(10.6%)が当面の配当原資のクッションとなるものの、持続可能性は中期的に営業CFの改善と投資負担の平準化に依存します。将来の増配余地は、ROICの引き上げとDebt/EBITDAの低下(<2.5倍回帰)、OCF/NIの1.0倍超回復が前提条件です。資本政策としては、成長投資の回収が視認化するまで累進的ではなく機動的配当が妥当と考えられます。
ビジネスリスクとして、原材料価格変動(鋼材等)による粗利圧迫、需要サイクル(設備投資・建設・水処理等)の減速リスク、価格競争激化によるマージン低下、新設備立ち上がり遅延による生産性・歩留まり悪化が挙げられます。
財務リスクとしては、短期負債比率50%に伴うリファイナンス依存度の高さ、Debt/EBITDA 3.19倍とやや重いレバレッジ、営業CF/純利益0.76倍およびOCF/EBITDA0.68倍のキャッシュ転換弱さ、投資CFの大幅流出によりFCFがマイナス継続となるリスクが挙げられます。
主な懸念事項としては、ROIC 2.5%と資本コストを下回る資本効率、営業外収益への依存度上昇でコア利益の脆弱性、運転資本(売掛・在庫)の膨張によるOCF圧迫、為替変動(輸出入比率不明)による収益の変動性が挙げられます。
重要ポイントとして、営業利益率5.7%、ROE3.3%、ROIC2.5%と資本効率は低位で改善が必須、営業外収益の寄与で経常利益は底上げされるも、持続性は限定的、OCF/NI0.76倍、FCF▲8.05億円でキャッシュ創出は弱含み、流動性は厚く(流動比率273%、現金/短借3.17倍)、短期耐性は高いが短期負債比率50%は留意点、Debt/EBITDA 3.19倍は引き下げ余地あり、投資回収が鍵が挙げられます。
注視すべき指標は、粗利率と価格転嫁の進捗、販管費率と営業レバレッジの発現、売掛金回転日数・在庫回転日数(CCC)、営業CF/純利益とOCF/EBITDAの改善度合い、Debt/EBITDAとネットD/Eの推移、受注高・受注残のトレンド(需要の先行指標)です。
セクター内ポジションについては、国内中堅・機械系製造業(バルブ・流体機器近縁)と比較して、流動性・自己資本の厚みは上位だが、営業利益率とROICは下位レンジ。レバレッジは同業平均並み〜やや高め、キャッシュ転換効率は同業平均を下回る可能性。