| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥76.3億 | ¥72.5億 | +5.3% |
| 営業利益 | ¥10.1億 | ¥7.3億 | +38.3% |
| 経常利益 | ¥13.2億 | ¥10.1億 | +31.1% |
| 純利益 | ¥8.6億 | ¥7.6億 | +12.7% |
| ROE | 4.8% | 4.5% | - |
ヨシタケの2026年度Q3連結決算は、売上高76.3億円(前年同期比+3.8億円 +5.3%)、営業利益10.1億円(同+2.8億円 +38.3%)、経常利益13.2億円(同+3.1億円 +31.1%)、純利益8.6億円(同+1.0億円 +13.2%)と増収増益を達成。営業利益の伸びが売上成長を大きく上回り、販管費抑制による営業レバレッジ効果が顕著に表れた。営業外収益4.9億円が経常利益を下支えし、投資関連収益や受取利息・配当金が利益を押し上げている。通期予想は売上高105.3億円(前年比+7.0%)、営業利益12.5億円(同+16.9%)、純利益11.9億円(同+9.7%)で、Q3実績は計画に対して順調に推移。
【収益性】ROE 4.8%(前年同期5.8%から低下も純利益増加基調)、営業利益率13.2%(前年同期10.1%から+3.1pt)、純利益率11.2%で売上に対する最終収益性は高水準。EBITマージンは13.2%。売上総利益率は40.5%で粗利水準は良好、販管費率27.3%に抑制されて営業利益拡大に寄与。総資産利益率4.1%、デュポン分解では純利益率11.2%、総資産回転率0.367倍、財務レバレッジ1.16倍。ROIC 4.4%と資本効率は業種目標7-8%に対して改善余地が大きい。【キャッシュ品質】現金預金36.1億円、流動資産110.3億円で流動比率649.9%と極めて高く、短期負債16.9億円に対するカバレッジは2.1倍超。売掛金20.0億円、棚卸資産15.9億円で運転資本は93.3億円と大きい。【投資効率】総資産回転率0.367倍、有形固定資産37.1億円で資産効率向上の余地がある。【財務健全性】自己資本比率86.4%(前年同期83.7%から改善)、流動比率649.9%、負債資本倍率0.16倍。有利子負債7.5億円で総資本比率4.0%と極めて低く、ネットキャッシュポジション。短期負債比率67.1%で短期債務の比率が高くリファイナンス管理が必要。
四半期決算につきキャッシュフロー計算書の詳細開示はないが、BS推移から資金動向を分析。現金預金は前年同期34.6億円から36.1億円へ+1.5億円増加し、営業増益が資金積み上げに寄与した様子が窺える。運転資本効率では買掛金が前年6.3億円から6.5億円へ+0.2億円増加し、サプライヤークレジット活用による小幅な効率改善が確認できる一方、売掛金は19.2億円から20.0億円へ+0.8億円、棚卸資産は15.5億円から15.9億円へ+0.4億円増加しており、売上拡大に伴う運転資本需要が高まっている。短期負債16.9億円に対する現金カバレッジは2.1倍で流動性は十分に確保されている。長期借入金は3.5億円から2.5億円へ-1.1億円減少し、有利子負債の返済が進行。自己株式は簿価ベースで-4.9億円から-2.5億円へ+2.4億円の変動があり、自己株式処分または消却等の資本政策が実施された模様。投資有価証券は48.9億円から47.1億円へ-1.8億円減少し、売却益計上の一因と推測される。現金創出力は営業増益基調と現金積み上げから堅調と判断されるが、利益の現金裏付けは営業CFの開示待ちで確認が必要。
経常利益13.2億円に対し営業利益10.1億円で、非営業純増は約3.1億円。内訳は営業外収益4.9億円から営業外費用を差し引いたもので、受取利息・配当金、有価証券売却益、持分法投資利益が主である。営業外収益は売上高の6.4%を占め、受取配当金や持分法収益など投資関連収益が経常利益を押し上げている。ただし有価証券売却益は一時的収益の性格があり、継続性は限定的。純利益8.6億円に対して営業利益10.1億円で、利益構造は本業の収益性改善を示すが、営業外収益の寄与を除いた営業ベースでは売上対営業利益率13.2%と前年10.1%から大幅に改善。営業外収益の規模を考慮すると、利益の質は営業基盤の強化と営業外収益の二本立てである。現金預金の積み上がりと営業増益の一致から、収益の現金裏付けは一定水準あると推測されるが、営業CFの詳細確認が望ましい。包括利益は13.5億円と純利益8.6億円を上回っており、為替換算調整や持分法関連のその他包括利益が寄与している。
【業種内ポジション】(参考情報・当社調べ) 収益性: 営業利益率13.2%は業種中央値7.3%(IQR: 4.6%〜12.0%)を+5.9pt上回り、業種内で上位水準に位置する。純利益率11.2%も業種中央値5.4%(IQR: 3.5%〜8.9%)を+5.8pt上回り、高収益性を示す。総資産利益率4.1%は業種中央値3.3%(IQR: 1.8%〜5.1%)を+0.8pt上回る。ROE 4.8%は業種中央値4.9%(IQR: 2.8%〜8.2%)にほぼ一致し、中央値近辺に位置する。 健全性: 自己資本比率86.4%は業種中央値63.9%(IQR: 51.5%〜72.3%)を大幅に上回り、財務安全性は業種内で極めて高い水準。流動比率649.9%も業種中央値267%(IQR: 200%〜356%)を大きく上回り、短期支払能力は優良。 効率性: 売上高成長率5.3%は業種中央値2.8%(IQR: -0.9%〜7.9%)を+2.5pt上回り、成長性は業種平均を上回る。一方で総資産回転率0.367倍は資産効率が低く、資本効率改善が課題。 ※業種: 製造業(65社)、比較対象: 2025年Q3実績、出所: 当社集計
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。