- 売上高: 214.82億円
- 営業利益: 17.96億円
- 当期純利益: 11.26億円
- 1株当たり当期純利益: 42.51円
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減率 |
|---|
| 売上高 | 214.82億円 | 215.75億円 | -0.4% |
| 売上原価 | 130.37億円 | 130.25億円 | +0.1% |
| 売上総利益 | 84.46億円 | 85.50億円 | -1.2% |
| 販管費 | 66.50億円 | 72.45億円 | -8.2% |
| 営業利益 | 17.96億円 | 13.05億円 | +37.6% |
| 営業外収益 | 64万円 | 49百万円 | -98.7% |
| 営業外費用 | 13百万円 | 4百万円 | +267.5% |
| 経常利益 | 17.83億円 | 13.51億円 | +32.0% |
| 税引前利益 | 17.01億円 | 13.51億円 | +25.9% |
| 法人税等 | 5.75億円 | 4.52億円 | +27.4% |
| 当期純利益 | 11.26億円 | 9.00億円 | +25.1% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 11.25億円 | 8.99億円 | +25.1% |
| 包括利益 | 11.46億円 | 6.16億円 | +86.0% |
| 減価償却費 | 10.33億円 | 10.84億円 | -4.7% |
| 支払利息 | 10万円 | 57万円 | -81.7% |
| 1株当たり当期純利益 | 42.51円 | 34.02円 | +25.0% |
| 1株当たり配当金 | 0.00円 | 0.00円 | - |
| 項目 | 当期末 | 前期末 | 増減 |
|---|
| 流動資産 | 219.35億円 | 223.93億円 | -4.58億円 |
| 現金預金 | 113.38億円 | 117.33億円 | -3.95億円 |
| 売掛金 | 38.87億円 | 41.03億円 | -2.16億円 |
| 棚卸資産 | 33.06億円 | 29.12億円 | +3.93億円 |
| 固定資産 | 57.14億円 | 57.17億円 | -3百万円 |
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減 |
|---|
| 営業活動によるキャッシュフロー | 19.59億円 | 20.22億円 | -63百万円 |
| 財務活動によるキャッシュフロー | -10.40億円 | -10.34億円 | -6百万円 |
| 項目 | 値 |
|---|
| 純利益率 | 5.2% |
| 粗利益率 | 39.3% |
| 流動比率 | 461.0% |
| 当座比率 | 391.5% |
| 負債資本倍率 | 0.23倍 |
| インタレストカバレッジ | 17269.23倍 |
| EBITDAマージン | 13.2% |
| 実効税率 | 33.8% |
| 項目 | 前年同期比 |
|---|
| 売上高前年同期比 | -0.4% |
| 営業利益前年同期比 | +37.6% |
| 経常利益前年同期比 | +32.0% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益前年同期比 | +25.1% |
| 包括利益前年同期比 | +85.9% |
| 項目 | 値 |
|---|
| 発行済株式数(自己株式含む) | 28.30百万株 |
| 自己株式数 | 1.81百万株 |
| 期中平均株式数 | 26.48百万株 |
| 1株当たり純資産 | 851.05円 |
| EBITDA | 28.29億円 |
| 項目 | 金額 |
|---|
| 第2四半期配当 | 0.00円 |
| 期末配当 | 39.00円 |
| セグメント | 売上高 | 営業利益 |
|---|
| FURYUNew | 10.69億円 | -49百万円 |
| GirlsTrend | 68.47億円 | 15.21億円 |
| Sekaikan | 135.66億円 | 13.55億円 |
| 項目 | 予想値 |
|---|
| 売上高予想 | 450.00億円 |
| 営業利益予想 | 30.00億円 |
| 経常利益予想 | 30.00億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益予想 | 21.50億円 |
| 1株当たり当期純利益予想 | 81.25円 |
| 1株当たり配当金予想 | 39.00円 |
このデータはXBRLファイルから自動抽出されたものです。正確性については開示資料の原本をご確認ください。
2026年度Q2のフリューは、売上横ばいの中でコスト効率改善により利益が大幅増加し、堅調な四半期となりました。売上高は214.82億円で前年比-0.4%と微減ながら、営業利益は17.96億円で+37.6%と大幅増、経常利益は17.83億円で+32.0%、当期純利益は11.25億円で+25.1%を確保しました。営業利益率は8.36%(=17.96/214.82)まで上昇し、前年の約6.05%から約+231bpの改善と推計されます。純利益率も5.24%に改善し、前年の約4.17%から約+107bp上昇したと推定されます。粗利益率は39.3%(=84.46/214.82)で、売上総利益の確保が利益拡大に寄与しました。販管費は66.50億円で売上比30.95%と抑制的で、営業レバレッジが効いた格好です。営業外収支はほぼ中立(収益0.01億円、費用0.13億円)で、本業の改善が利益成長を主導しました。ROEは5.0%(純利益率5.2%×総資産回転率0.777×財務レバレッジ1.23)と、低レバレッジ下での実力値を示しています。ROICは10.6%と投下資本の収益性は良好な水準です。キャッシュ面では営業CF19.59億円と純利益11.25億円を上回り、営業CF/純利益は1.74倍で利益の現金化は良好です。現金預金は113.38億円、流動比率461%、当座比率391.5%と極めて厚い流動性を維持しています。財務CFは-10.40億円と資本還元・返済が示唆されますが、詳細内訳は未記載で確証はありません。配当性向(計算値)は98.1%と高く、利益変動時の還元持続性に注意が必要です。設備投資は9.13億円と適度で、営業CFで十分に賄えていると見られます。総じて、収益ミックス改善とコスト規律で利益率が改善し、財務の健全性・キャッシュ創出力も堅調です。一方で、売上が微減の中での利益改善であるため、持続にはトップライン回復または継続的なミックス改善が鍵となります。今後は、コア事業の需要動向、在庫水準の最適化、販管費の構造的削減の定着度、そして高水準の配当性向の持続可能性が注目ポイントです。
・デュポン分解:ROE 5.0% = 純利益率5.2% × 総資産回転率0.777 × 財務レバレッジ1.23倍。
・変化のドライバー:売上▲0.4%にもかかわらず営業利益+37.6%で、主因は利益率の改善(営業利益率:約+231bp YoY)と判断。純利益率も約+107bp改善し、ROE押し上げに寄与。総資産回転率とレバレッジは低変動・安定とみられます。
・ビジネス上の理由:粗利率39.3%を確保したうえで、販管費比率を30.95%まで抑制したことで営業レバレッジが発現。本業寄与が大きく、営業外要因は限定的(営業外収支は実質中立)。
・持続性評価:コストコントロールやミックス改善が構造的であれば一定の持続性が期待できる一方、売上が伸び悩む局面では改善幅が縮小するリスク。季節性・ヒット商品偏重のリスクも考慮が必要。
・懸念トレンド:売上成長率(-0.4%)に対し販管費の絶対額は未公表の前年比較ができず、ただし当期比率は30.95%と健全。継続的に売上伸長を上回る販管費増となっていないか、今後の推移を監視。
・売上持続性:売上は214.82億円で微減(-0.4%)。価格・ミックス改善で利益率を高めた可能性が高く、次四半期以降はトップラインの回復(新商品投入、チャネル拡大)が重要。
・利益の質:営業利益率8.36%、EBITDAマージン13.2%と改善。営業外の影響は軽微で、本業の稼ぐ力が強化。
・見通し要点:①販管費の構造的効率化の定着、②粗利率の維持(仕入条件・商品ミックス・在庫適正化)、③在庫回転や売掛金回収の管理、④成長投資の選別(ROIC>8%の維持)を注視。
・流動性:流動比率461%、当座比率391.5%と非常に強固。現金預金113.38億円で短期の資金需要は十分にカバー可能。
・資本構成:負債資本倍率0.23倍と低レバレッジ。インタレストカバレッジは17,269倍と実質無借金同様の安全域。
・満期ミスマッチ:流動資産219.35億円に対し流動負債47.58億円でギャップ大きく、短期返済リスクは限定的。
・オフバランス:リース等の詳細未記載で追加債務は把握不能。現時点で顕在的な警告事項なし。
・警告基準:流動比率<1.0やD/E>2.0に該当せず、財務健全性は高い。
・利益の質:営業CF/純利益=1.74倍と高水準で、利益の現金化は良好。営業利益主導の増益でCF品質も整合的。
・FCF分析:投資CF詳細は未記載だが、設備投資9.13億円。営業CF19.59億円でカバー可能な規模であり、単純近似のFCFは約+10.46億円(その他投資除く)。
・運転資本:在庫33.06億円、売掛金38.87億円等の水準は確認可能だが、期間変化の内訳不明。運転資本の増減によるCFブースト/ドラッグの識別は困難(データ制約)。
・運転資本操作の兆候:現時点の情報では特段の操作は読み取れず(詳細内訳未記載)。
・配当性向:計算値98.1%と高水準。利益変動時のクッションが限られるため注意が必要。
・FCFカバレッジ:営業CFが設備投資を十分に上回る一方、配当金総額未記載のため厳密評価は不可。ただし近似FCF(約10.46億円)が配当をどの程度賄えるかは実際の還元額次第。
・方針見通し:高配当志向が示唆されるが、持続性には①利益安定性、②投資余力確保、③ネットキャッシュ維持のバランスが鍵。利益ボラティリティが高まる局面では柔軟な還元政策への転換余地を留保すべき。
ビジネスリスク:
- 売上停滞下での利益率改善依存(価格・ミックス・コスト管理の持続性リスク)
- ヒット商品依存による需要変動(製品ライフサイクル短期化)
- 在庫評価損・陳腐化リスク(棚卸資産33.06億円の適正在庫維持)
- サプライチェーンコスト変動(為替・物流・原材料)
財務リスク:
- 高配当性向(98.1%)によるバッファ縮小と投資余力の制約
- 投資CFの不透明性(売却・買収・有価証券の出入り未記載)
- オフバランス債務の潜在(リース等)
主な懸念事項:
- 売上が微減の中での利益改善がどこまで再現可能か
- 販管費の構造的削減が定着し続けるかの検証
- 在庫回転・回収条件の悪化が営業CFに与える影響
- 配当水準と成長投資(ROIC維持)の両立
重要ポイント:
- 売上-0.4%でも営業利益+37.6%で、営業利益率は約8.36%へ大幅改善(+約231bp YoY)
- ROE5.0%は低レバレッジ下の実力値、ROIC10.6%と投下資本効率は良好
- 営業CF/純利益1.74倍で利益の現金化が強く、設備投資9.13億円を十分に賄う
- 流動比率461%、現金113億円超で財務耐性が非常に高い
- 配当性向98.1%は高水準で、利益変動時の持続性に注意
注視すべき指標:
- 売上成長率と粗利率の持続性(ミックス・価格維持)
- 販管費比率の推移(30%台維持)
- 在庫・売掛の回転日数(運転資本効率と営業CFへの影響)
- ROIC(目安>8%)と新規投資案件の回収力
- 実際の配当総額とFCFカバレッジ
セクター内ポジション:
ネットキャッシュ・高流動性・高ROICという面で同業中小型の中でも財務耐性と資本効率のバランスが良好。一方、成長ドライバーは利益率改善寄与が中心で、持続には売上トレンドの回復が相対的な課題。
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