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61962026 第1四半期プライムJGAAP

ストライク(6196) 2026年度第1四半期決算 増収・営業益135%増

2026年度第1四半期の売上高は48.4億円(前年同期比+32.2%)、営業利益は12.5億円(同+135.2%)。以下、セグメント別の増減要因とキャッシュフローを確認します。

情報通信・サービスその他/サービス業


クイックビュー

指標当期前年同期YoY
売上高¥48.4億¥36.6億+32.2%
営業利益¥12.5億¥5.3億+135.2%
経常利益¥12.4億¥5.2億+137.1%
純利益¥8.5億¥4.2億+103.6%
ROE(年換算)18.0%7.8%-

Executive Summary

2026年9月期第1四半期は、成約組数の増加と大型案件比率の上昇により、増収を大幅に上回る営業増益となった。売上高は48.4億円(前年同期比+32.2%)、営業利益は12.5億円(同+135.2%)、経常利益は12.4億円(同+137.1%)、純利益は8.5億円(同+103.6%)となった。増益の主因は原価率改善と販管費の伸び抑制で、営業利益率は前年同期の10.9%から25.8%へ大幅に拡大した。前年同期に計上された投資有価証券売却益(0.9億円)がなく、当期利益は本業収益中心の構成となっている。

業績変動要因

【売上高】売上高は48.4億円で前年同期比+32.2%。成約組数は66組(前年同期比+12組)に増加し、うち大型案件は7組から13組へ倍増した。案件単価は67.8百万円から73.3百万円へ上昇し、単価上昇と件数増加の両輪で増収を牽引した。

【損益】営業利益は12.5億円(同+135.2%)と増収率を大きく上回る増益となった。売上原価率は改善し粗利率は55.8%(前年51.1%)へ拡大、販管費は8.5%増にとどまり販管費率は30.0%(前年36.6%)へ低下した。営業広告費の最適化と費用管理の徹底が寄与している。経常利益は12.4億円(同+137.1%)で営業利益との乖離は小さく、特別損益の計上はない。純利益8.5億円は税引前利益に対し実効税率約31.0%を反映した水準で、増収増益と結論づけられる。

セグメント別分析

M&A仲介事業の単一セグメントであり、全社売上・利益と同一である。主力事業として全社業績を牽引しており、成約組数増加と大型案件比率の上昇(7組→13組)が営業利益の伸長に直接寄与した。基本合意組数は96組(前年同期比+12組)、基本合意報酬は2.19億円と過去最高水準にあり、次期以降の成約・利益計上への先行指標として位置づけられる。

主要財務指標

収益性: ROE 18.0%(年換算)、営業利益率25.8%(前年10.9%)、純利益率17.6%。 財務健全性: 自己資本比率86.0%、流動比率640.5%、負債資本倍率0.16倍。 資産効率: 総資産回転率0.88倍相当(年換算ベース)、現金及び預金174.6億円は総資産の79.3%を占める。

キャッシュフロー分析

キャッシュフロー計算書の詳細データは開示情報中に含まれていないが、貸借対照表からは以下が確認できる。現金及び預金は174.6億円で流動負債28.4億円の約6.1倍に相当し、資金余力は厚い。売掛金は前年同期の7.0億円から4.5億円へ減少しており、売上拡大局面でも債権回収は良好に推移していると見られる。有形固定資産は11.7億円で前年同期の12.1億円からほぼ横ばいであり、大型の設備投資は確認されない。

収益の質

経常利益12.4億円と純利益8.5億円の差は主に法人税等(3.8億円、実効税率約31.0%)によるもので、一時的要因は含まれない。営業外収益は0.05億円、営業外費用は0.15億円と売上高比で僅少であり、経常利益は実質的に営業利益を基礎とする構成である。前年同期は税引前利益に投資有価証券売却益0.9億円を含んでいたのに対し、当期はこの一時的要因がなく、利益の経常性は前年同期比で改善している。

業績予想・ガイダンス

通期計画に対する進捗率は売上高19.9%、営業利益14.9%、経常利益14.7%、純利益14.9%で、いずれも四半期の標準進捗25%を下回る。M&A仲介事業は成功報酬が案件成約時期に集中するため、進捗率の下振れは案件クロージングの期ズレを反映したものと考えられる。基本合意組数96組・基本合意報酬2.19億円は過去最高水準にあり、2Q以降の成約進展を示唆する先行指標である。通期計画は売上高243.5億円(+19.8%)、営業利益83.7億円(+32.2%)で、下期における基本合意案件の成約進捗が達成度を左右する。

株主還元

通期予想配当は1株60.0円である。期中平均株式数19,202,762株に基づく年間配当総額は約11.5億円と試算され、通期純利益予想57.4億円に対する配当性向は約20.1%となる。会社は配当性向50%を基本方針としつつ、2027年9月期まで1株60円配当を固定する方針を示しており、実際の配当性向が方針上の50%を下回る局面では増配対応を行うとしている。2026年3月31日を基準日とする1:3の株式分割が予定されている。

カタリスト

【短期】2Qにおける基本合意案件(96組、基本合意報酬2.19億円)の成約進捗と、上期計画(売上・営業利益)の達成状況。 【長期】2026年4月予定の持株会社体制移行によるFA・戦略コンサル子会社設立、ヘルスケア等成長分野の開拓、および1:3株式分割による投資単位引き下げと流動性向上。

業種ベンチマーク(参考・当社調べ)

収益性・リターン

指標自社中央値 (IQR)Delta
営業利益率25.8%
純利益率17.6%

自社の営業利益率・純利益率は業種内での比較データが未整備のため、絶対水準としての評価にとどまる。

成長性・資本効率

指標自社中央値 (IQR)Delta
売上高成長率(前年比)32.2%

売上高成長率32.2%は成功報酬型ビジネスの案件成約増加を反映した水準である。 ※出所: 当社集計

リスク要因

  1. 案件成約の期ズレリスク: 通期進捗率は営業利益14.9%と標準の25%を下回る。成功報酬型の収益構造上、成約時期の偏在が四半期業績を変動させる要因となる。

  2. 人材依存リスク: アドバイザーの採用・育成・定着が案件獲得力を左右する。賞与引当金9.4億円は業績連動報酬の負担として、今後の販管費増加要因となり得る。

  3. 案件ミックス変動リスク: 大型案件比率の上昇(7組→13組)が利益率拡大に寄与しており、案件構成が変化した場合は営業利益率25.8%の水準が変動する可能性がある。

決算上の注目ポイント

  1. 売上高成長率+32.2%に対し営業利益は+135.2%増となり、原価率・販管費率の改善を伴う強い営業レバレッジが確認された。基本合意組数の積み上がりは今後の成約進捗を占う先行指標として注目される。

  2. 経常利益と純利益の乖離は法人税等のみで一時的要因を含まず、前年同期に含まれていた投資有価証券売却益が当期は発生していない。これは利益の質が前年同期より本業依存型に変化したことを示す。

  3. 通期進捗率が標準を下回る一方、基本合意報酬は過去最高水準にあり、下期の成約実現度が通期計画達成の鍵となる。

理論株価(参考値)

シナリオ理論株価
bear(弱気)988円
base(基準)1,008円
bull(強気)1,033円
算出前提
1株純資産(BPS)986円
調整後予想EPS104.5円
株主資本コスト r9.77%(10年国債 2.77% + 株式リスクプレミアム 6.00% + 規模プレミアム 1.00%)
残余利益の持続係数 ω / 明示予測0.62 / 5年
想定配当性向60.2%
予想EPSの信頼度調整×1.049(同業種のガイダンス達成率実績に基づく)
implied PBR / PER1.02倍 / 9.7倍

感応度: 株主資本コスト±1%で 981円〜1,036円、ω±0.1で 1,008円〜1,009円。

注記:

  • 四半期末時点の純資産を使用しています(通期予想との間に期間のずれがあります)。
  • 純資産に非支配株主持分を含むため、理論値はやや高めに算出される可能性があります。

(算出モデル: 残余利益モデル(Ohlson型・明示5年フェード) / 金利基準月: 2026-07 / 公表データのみからの機械算出値であり、市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではなく、将来の株価を予測・保証するものではありません)


本レポートはXBRL決算短信データとPDF決算説明資料をAIが統合分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。