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61812026 第3四半期グロースJGAAP

タメニー(6181) 2026年度第3四半期決算 増収3%

2026年度第3四半期の売上高は44.4億円(前年同期比+3.1%)、営業損失は3,900万円。以下、セグメント別の増減要因とキャッシュフローを確認します。

情報通信・サービスその他/サービス業


クイックビュー

指標当期前年同期YoY
売上高¥44.4億¥43.0億+3.1%
営業利益−¥0.4億−¥0.9億+57.6%
経常利益−¥0.8億−¥1.2億+37.9%
純利益−¥0.7億−¥1.3億+46.9%
ROE(年換算)146.2%24.6%-

Executive Summary

売上高は増収を確保したものの、本業の収益性はなお赤字圏にとどまり、黒字化には至っていない。売上高は44.4億円(前年同期比+3.1%)、営業利益は△0.4億円(前年△0.9億円から損失縮小)、経常利益は△0.8億円(前年△1.2億円)、純利益は△0.7億円(前年△1.3億円)となった。増収の主因はカジュアルウェディング事業と地方創生/QOL事業の伸長であり、損失縮小は主に販管費効率の改善による。一方、婚活事業の低迷と2026年2月の通期予想下方修正(減損損失計上を含む)は、今後の収益構造改革の必要性を示している。

業績変動要因

【売上高】売上高は44.4億円で前年同期比+3.1%増収。カジュアルウェディング事業が26.3億円(同+6.8%)、地方創生/QOL事業が3.7億円(同+38.1%)と伸長した一方、婚活事業は14.6億円(同△8.4%)と減収し、新規入会者数の下方修正が響いた。増収の牽引役はカジュアルウェディング事業のサービス料導入・値上げ効果である。

【損益】営業損失は0.4億円と前年同期の0.9億円から縮小した。粗利率は68.1%で前年同期比やや低下した一方、販管費率は69.0%へ改善し、損失縮小の主因となった。経常損失0.8億円は営業損失に支払利息0.4億円が上乗せされた結果であり、受取利息はわずか0.0億円にとどまる。特別利益0.1億円を計上し純損失は0.7億円となったが、通期では婚活事業の減損損失約2.3億円および本社移転関連の減損予測約0.4億円を特別損失として織り込む予定であり、これは一時的要因として区別する必要がある。結論として、増収減損失縮小(実質的な増収減益局面からの改善過程)にあるが、営業黒字化は未達である。

セグメント別分析

構成比最大のセグメントはカジュアルウェディング事業で、売上高26.3億円(全体の59.2%)、営業利益1.8億円、利益率6.8%と主力事業である。同事業は前年同期比+6.8%増収、営業利益は+1.9億円強改善しており、業績改善の主要因となった。婚活事業は売上高14.6億円(構成比32.9%)、営業利益0.9億円、利益率6.0%で、前年同期比減収・減益となり全体の重石となっている。地方創生/QOL事業は売上高3.7億円(構成比8.3%)と小規模ながら利益率19.5%と最も高く、自治体受託拡大が奏功した。セグメント間では地方創生/QOL事業の高採算性とカジュアルウェディング事業の規模効果が対照的であり、婚活事業の収益性低下が全体の重荷となっている。

主要財務指標

収益性: 営業利益率△0.9%(前年△2.1%)、純利益率△1.5%(前年△3.0%) 自己資本比率: △1.6%(前年△19.4%)、債務超過は継続するも幅は縮小 ROE(年換算): 146.2%だが、純損失とマイナス純資産の掛け合わせによる表示であり、資本効率の高さを意味しない EPS: △2.34円(前年△4.87円)

キャッシュフロー分析

営業CF・投資CF・財務CFの個別開示はデータに含まれないため、FCFの算定は行わない。現金及び預金は17.5億円で前年同期比+27.4%増加しており、資本金・資本剰余金の各増加(資本調達)が主因と推定される。現金創出評価については、営業損益が赤字であることから利益の現金裏付けは限定的とみられ、モニタリングが必要な状態にある。

収益の質

経常損失0.8億円は営業損失0.4億円に支払利息0.4億円が加算された結果であり、両者の乖離は主に金融費用による。営業外収益はほぼゼロで、営業外費用(支払利息中心)が売上高の約0.9%を占める。特別利益0.1億円は一時的要因である。純損失0.7億円と経常損失0.8億円の差は特別利益による押し上げであり、経常的な収益力の改善を意味するものではない。

業績予想・ガイダンス

通期予想は2026年2月6日付で下方修正され、売上高60.0億円(期初計画比△4.8%、前期比+1.5%)、営業利益0.6億円(同△77.7%)、純損失2.5億円を見込む。9カ月累計の売上高44.4億円は通期予想に対し進捗率74.0%で、標準進捗75%をやや下回る。営業利益は9カ月累計で損失であるため進捗率は算定できず、第4四半期に約1.0億円の黒字が必要となる。修正の主因は婚活事業の新規入会低迷とカジュアルウェディング事業の結婚式二次会需要減であり、加えて婚活事業約2.3億円、本社移転約0.4億円の減損損失を特別損失として織り込んだことが純損失予想を大きく押し下げている。

株主還元

第2四半期配当は1株当たり0円、通期予想配当も0円と無配を継続する。純損失計上と債務超過が継続する状況を踏まえ、配当性向は算定対象とならない。自社株買いの実施も確認されず、総還元性向についても該当なしである。

カタリスト

【短期】第4四半期における営業黒字化の達成有無、および婚活事業・本社移転に係る減損損失の確定額。

【長期】2026年2月の新経営体制(AIフュージョンキャピタルグループ・IBJ社外取締役就任)の下での収益構造改革の進捗、婚活事業の集客力回復。

業種ベンチマーク(参考・当社調べ)

業種ベンチマーク(it_telecom)

収益性・リターン

指標自社中央値 (IQR)Delta
営業利益率−0.9%8.3% (3.6%–18.6%)−9.2pt
純利益率−1.5%6.1% (2.3%–12.8%)−7.7pt

自社の収益性は業種中央値を大きく下回り、黒字企業が中心の業種内では下位に位置する。

成長性・資本効率

指標自社中央値 (IQR)Delta
売上高成長率(前年比)3.1%10.4% (-0.9%–19.9%)−7.3pt

売上成長率も業種中央値を下回り、増収ペースは業種内で相対的に緩やかである。

※出所: 当社調べ

リスク要因

  1. 婚活事業の収益性低下: 売上高14.6億円(前年同期比△8.4%)、営業利益0.9億円(同△66.8%)と悪化。新規入会者数の期初計画5,256名から3,000名への下方修正が背景にあり、集客力の回復が課題である。

  2. 財務健全性のリスク: 純資産は△0.6億円で債務超過が継続。有利子負債23.5億円に対し支払利息0.4億円が発生し、営業損益の黒字化なしに利払い負担を吸収できない状態にある。

  3. 減損損失の顕在化: 通期予想では婚活事業約2.3億円、本社移転関連約0.4億円の減損損失を特別損失として計上予定であり、確定額次第で純損失がさらに拡大する可能性がある。

決算上の注目ポイント

  1. 増収と販管費効率化により営業損失は前年同期の0.9億円から0.4億円へ縮小したが、粗利率はわずかに低下しており、利益改善は主として固定費吸収によるものである。

  2. 2026年2月の新経営体制移行と資本業務提携(AIフュージョンキャピタルグループ、IBJ)を契機に、婚活事業の立て直しと収益構造改革が進められる方針が示されている。

  3. 通期予想は下方修正され、営業黒字化を見込む一方で減損損失計上により純損失は2.5億円に拡大する見通しであり、損益の質を評価する上では経常的収益力と一時的損失を区別する必要がある。


本レポートはXBRL決算短信データとPDF決算説明資料をAIが統合分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。