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58432026 第1四半期スタンダードJGAAP

ニッポンインシュア(5843) 2026年度第1四半期決算

2026年度第1四半期の売上高は10.3億円(前年同期比+17.3%)、営業利益は2.4億円(同+54.6%)。以下、セグメント別の増減要因とキャッシュフローを確認します。

金融(除く銀行)/その他金融業


クイックビュー

指標当期前年同期YoY
売上高¥10.3億¥8.8億+17.3%
営業利益¥2.4億¥1.6億+54.6%
経常利益¥2.4億¥1.6億+55.2%
純利益¥1.6億¥1.1億+48.0%
ROE6.1%4.4%-

Executive Summary

2026年度第1四半期決算は、売上高10.3億円(前年同期比+1.5億円 +17.3%)、営業利益2.4億円(同+0.9億円 +54.6%)、経常利益2.4億円(同+0.9億円 +55.2%)、当期純利益1.6億円(同+0.5億円 +48.0%)と全項目で増収増益を達成。売上は1桁後半台の成長を維持する中、営業利益は54.6%増と売上成長を大きく上回るペースで拡大し、営業レバレッジが効果的に作用。粗利益率64.9%、営業利益率23.5%と高収益体質を示す。純利益率15.6%は前年同期から上昇し、ROE6.1%も前年水準を上回る。

業績変動要因

【売上高】売上高10.3億円は前年同期8.8億円から+1.5億円(+17.3%)増加。セグメント別ではGuaranteeが9.7億円で全体の94.2%を占め、当事業が成長エンジンとして機能。その他セグメント(ランドリーサービス・フィットネスサービス)は0.6億円規模で補完的位置付け。売上原価3.6億円(原価率35.1%)と効率的な原価コントロールにより売上総利益は6.7億円(粗利率64.9%)を確保。

【損益】販管費4.3億円(販管費率41.3%)は売上増に対して相対的に抑制され、営業利益2.4億円(営業利益率23.5%)は前年同期1.6億円から+54.6%と大幅改善。営業レバレッジが効き、固定費の売上吸収が進んだことが利益率向上の主因。営業外損益は受取利息・支払利息ともに微少で実質的な影響なく、経常利益2.4億円は営業利益とほぼ同水準。特別損益の記載はなく、税引前利益2.4億円から法人税等0.8億円(実効税率約33%)を控除し、当期純利益1.6億円を計上。増収増益の好決算となった。

セグメント別分析

Guaranteeセグメントの売上高9.7億円は全社売上の94.2%を占める主力事業。同セグメントの営業利益3.2億円、利益率33.2%は全社営業利益率23.5%を9.7ポイント上回る高収益事業。その他セグメントは売上0.6億円規模で営業損失0.8億円(利益率▲133.3%)と赤字状態にあり、全社利益への貢献は限定的。収益構造はGuarantee事業への依存度が極めて高く、同事業の成長と収益性維持が全社業績の鍵を握る。

主要財務指標

【収益性】ROE6.1%、営業利益率23.5%(前年同期から改善)、純利益率15.6%で高収益体質を示す。粗利益率64.9%は原価効率の高さを反映。EPS56.23円は前年同期39.01円から+44.1%増加。【キャッシュ品質】現金預金26.8億円を保有し、短期負債25.3億円に対する現金カバレッジは1.06倍。売掛金0.2億円と小規模で回収サイクルは短い。【投資効率】総資産回転率0.20倍と低位で資産効率には改善余地。【財務健全性】自己資本比率49.8%、流動比率184.6%、負債資本倍率1.01倍。有利子負債は短期借入金5.0億円と長期借入金0.1億円の計5.1億円で、有利子負債/自己資本比率は19.4%と低水準。ただし短期負債比率98.9%と短期に偏重した負債構成。

キャッシュフロー分析

現金預金は前年同期25.0億円から26.8億円へ+1.8億円増加し、営業増益が資金積み上げに寄与したと推察される。総資産は前年同期53.4億円から52.9億円へ微減するなか現金は増加しており、資産のリバランスが進行。流動資産46.8億円のうち現金預金が57.3%を占める高流動性構造。運転資本面では売掛金0.2億円と小規模で、回収効率は高い。短期借入金は4.9億円で前年同期から横ばい水準を維持。短期負債25.3億円に対する現金カバレッジ1.06倍は短期支払余力を示すが、短期負債のロールオーバーリスクには留意が必要。利益剰余金は前年17.4億円から18.7億円へ+1.3億円積み上がり、内部留保による財務基盤強化が継続。

収益の質

経常利益2.4億円に対し営業利益2.4億円でほぼ一致し、営業外損益の影響は軽微。営業外収益・費用ともに0.0億円規模で、受取利息・支払利息等の金融損益は実質的に発生していない。経常利益段階での質は高く、本業利益が収益の源泉であることを示す。当期純利益1.6億円は経常利益2.4億円に対して約67%の水準で、法人税等0.8億円の控除が主な差異要因。特別損益の記載はなく、一時的な利益押し上げ・押し下げ要因はない。粗利率64.9%の高水準は事業モデルの優位性を反映し、営業利益率23.5%は販管費コントロールの効果を示す。収益の質は良好で持続性が期待できる構造。

業績予想・ガイダンス

通期予想は売上高42.3億円(前期比+13.3%)、営業利益8.8億円(同+16.4%)、経常利益8.9億円(同+14.5%)、純利益6.2億円(同+16.8%)。第1四半期実績の進捗率は売上24.3%、営業利益27.3%、経常利益27.4%、純利益25.9%と標準進捗(25%)を若干上回る水準。営業利益の進捗率27.3%は売上進捗24.3%を上回り、利益率改善トレンドが継続する見込み。Guaranteeセグメント売上9.7億円の通期換算では約40億円規模となり、通期予想42.3億円に対する主要事業の進捗は順調。予想修正は未実施で、会社は期初計画に沿った業績進捗を想定。第1四半期の営業利益率23.5%が通年でも維持される場合、通期営業利益予想8.8億円(営業利益率20.8%)達成は現実的な水準。

リスク要因

短期負債比率98.9%と短期に集中した負債構成により、借換リスクや金利上昇局面での資金調達コスト増加リスクが存在。短期負債25.3億円に対し現金預金26.8億円で短期的なカバーは可能だが、継続的なロールオーバーが前提となる。

Guaranteeセグメントへの売上依存度94.2%と高く、同事業の市場環境変化や競争激化が全社業績に直結するリスク。その他セグメントは赤字状態で収益の分散が限定的。

総資産回転率0.20倍と低位で資産効率が低く、資産の有効活用が進まない場合、ROE改善ペースが鈍化するリスク。流動資産46.8億円のうち現金預金26.8億円を除く運用資産の効率化が課題。

業種ベンチマーク(参考・当社調べ)

【業種内ポジション】(参考情報・当社調べ) 当社のデータは過去1期のみ開示されており、業種比較の基準となる複数期のサンプルが限定的なため、業種中央値との定量的な比較は困難。ただし収益性指標では営業利益率23.5%、純利益率15.6%と高水準であり、サービス業一般の平均的な営業利益率(5-10%程度)を大きく上回る。ROE6.1%は投資効率としては中位水準だが、総資産回転率0.20倍の低さが押し下げ要因となっている。自己資本比率49.8%は製造業やサービス業の中央値(40-60%)と同程度で財務健全性は標準的。短期負債比率98.9%は業種平均(70-80%)を大きく上回り、資金調達構造に特異性がある。売上高成長率17.3%は好調な拡大ペースを示す。

決算上の注目ポイント

Guaranteeセグメントが売上の94.2%、営業利益率33.2%を稼ぐ高収益事業として全社を牽引する構造。その他セグメントは赤字で収益多様化には至っておらず、主力事業への依存度が極めて高い点が特徴。

第1四半期の営業利益率23.5%は前年同期から大幅改善し、販管費コントロールによる営業レバレッジ効果が顕著。通期予想営業利益率20.8%に対し第1四半期実績がやや上振れており、コスト管理が継続すれば通期上振れの可能性も。

短期負債比率98.9%と短期に集中した負債構成は流動性リスク要因。現金預金26.8億円で短期カバーは可能だが、借換計画や長期資金調達の動向が資金繰り安定性の鍵を握る。


本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。


AI財務分析

総括

2026年度Q1は、売上高の二桁成長と販管費の抑制を背景に、増収増益かつ利益率が大きく改善した。売上高は10.31億円、前年同期比17.3%増となった。営業利益は2.42億円、同54.6%増となり、売上成長率を大幅に上回った。経常利益は2.44億円、同55.2%増である。当期純利益は1.61億円、同48.0%増となった。粗利益は6.69億円で、粗利益率は前年同期の62.5%から64.9%へ約240bp改善した。営業利益率は前年同期の17.7%から23.5%へ約572bp上昇した。純利益率も前年同期の12.4%から15.6%へ約322bp改善した。売上高が17.3%増加する一方、販管費は4.26億円と前年同期比8.6%増にとどまり、強い営業レバレッジが利益拡大の主因となった。営業外損益は経常利益に与える影響が小さく、利益成長は主として本業の営業利益改善に裏付けられている。年換算ROEは24.5%であり、収益性・資本効率はベンチマーク上で優良な水準にある。年換算ROAも約12.2%となり、資産を用いた利益創出力は高い。通期会社予想に対するQ1進捗率は、売上高24.4%、営業利益27.4%、経常利益27.5%、当期純利益26.1%である。売上高の進捗は標準的な25%近傍であり、利益の進捗は標準をやや上回る。通期予想は売上高42.33億円、営業利益8.83億円、当期純利益6.17億円で、会社計画では増収増益を見込む。短期負債への依存度は高いため、現金によるカバー力を維持しつつ、借換え条件と短期資金調達の安定性を継続的に確認することが重要である。

収益性分析

デュポン分析では、年換算ROE 24.5%は、純利益率15.6%×年換算総資産回転率0.780倍×財務レバレッジ2.01倍で構成される。最も大きく改善した要素は利益率であり、営業利益率は前年同期比約572bp、純利益率は約322bp上昇した。粗利益率も約240bp改善しており、売上総利益の増加が販管費の伸びを上回ったことが確認できる。販管費は前年同期の3.92億円から4.26億円へ8.6%増にとどまった一方、売上高は17.3%増であり、販管費率は44.6%から41.3%へ約330bp低下した。したがって、Q1の利益率改善は売上拡大に伴う固定費吸収と粗利率上昇の双方による本業起点の改善である。財務レバレッジ2.01倍はROEを押し上げる一方、D/Eは1.01倍にとどまり、過度なレバレッジによるROE形成ではない。CFA5因子では税負担係数は0.659、金利負担係数は1.010であり、支払利息0.01億円に対してインタレストカバレッジは308.28倍と極めて高い。実効税率34.0%は税引前利益から純利益への変換を抑えるものの、営業外損益および金融費用による利益圧迫は限定的である。今後は、売上成長が鈍化した局面でも販管費率41.3%近傍を維持できるかが、利益率改善の持続性を判断する焦点となる。

成長性評価

売上高は前年同期比17.3%増、営業利益は同54.6%増であり、増収が利益成長を伴う高い効率性を示した。売上総利益は前年同期の5.49億円から6.69億円へ21.8%増加し、売上高を上回る伸びとなった。これにより、粗利段階から収益性が改善している。通期予想は売上高42.33億円で前年比13.3%増、営業利益8.83億円で同16.4%増、当期純利益6.17億円で同16.8%増を見込む。Q1売上高の進捗率24.4%は通期の均等進捗目安である25%と概ね整合する。営業利益の進捗率27.4%および純利益の進捗率26.1%は標準を小幅に上回っており、現時点の実績は通期計画に対して堅調な出発点である。もっとも、Q1の営業利益率23.5%が通期営業利益予想ベースの20.9%を上回るため、通期では成長投資、販管費の増加または季節性を織り込んでいる可能性がある。継続的な成長の評価では、売上高成長率に対する粗利率、販管費率および営業利益率の推移が重要となる。

財務健全性

流動資産46.78億円に対し流動負債は25.34億円で、流動比率および当座比率は184.6%と健全な水準にある。運転資本は21.44億円のプラスであり、短期的な支払能力には余裕がある。現金預金は26.78億円で、短期借入金4.95億円の約5.4倍に相当し、現金による短期借入金のカバー力は高い。有利子負債は5.00億円、D/Eは1.01倍、Debt/Capital比率は16.0%であり、資本構成は過度に負債依存ではない。固定負債は1.20億円、長期借入金は0.05億円にとどまる。負債のうち短期負債の比率は98.9%であり、品質アラートが示すリファイナンスリスクには留意を要する。これは負債の満期が短期に集中し、借換え環境の悪化や資金市場の変動が資金コスト・資金繰りに影響し得る構造を示す。ただし、現金預金は短期借入金を大幅に上回り、流動比率も高いため、現時点の流動性緩衝は十分である。未経過収益は13.14億円で流動負債の約51.8%を占めており、短期負債の構成を評価する際には借入金だけでなく、この契約上の前受的な負債の動向も重要となる。

キャッシュフロー品質

配当持続性

通期の1株当たり配当予想は22.0円である。期中平均株式数286.9万株を基にした年間配当総額は約0.63億円となる。通期純利益予想6.17億円に対する配当性向は約10.2%であり、配当金のみでみれば60%未満の持続可能性ベンチマークを大幅に下回る。通期EPS予想218.59円に対しても、1株当たり22.0円の配当は約10.1%に相当する。利益剰余金は18.68億円、純資産は26.32億円であり、利益蓄積も配当原資の安定性を補強する。現金預金26.78億円は年間の予想配当額を大きく上回る。したがって、現行の予想配当水準は利益および財務余力の観点から保守的であり、持続可能性は高い。

リスク評価

ビジネスリスクとして、優先度:中(発生可能性:中、影響度:中)。売上成長の鈍化時には、固定的な人件費・システム費等を含む販管費の吸収が弱まり、Q1で23.5%まで上昇した営業利益率が低下するリスクがある。、優先度:中(発生可能性:中、影響度:中)。保証関連サービスでは、取引先・契約者の信用悪化や代位弁済・貸倒れの増加が収益性に影響する可能性がある。貸倒引当金控除後の資産構成および債権回収動向が収益の安定性を左右する。、優先度:中(発生可能性:中、影響度:中)。ランドリーサービスおよびフィットネスサービスを含むその他事業は、消費者需要、競争環境、拠点運営コストの変動を受けやすく、事業ポートフォリオの収益性に影響し得る。が挙げられます。

財務リスクとしては、優先度:中(発生可能性:中、影響度:中)。短期負債比率98.9%は品質アラートの閾値40%を大幅に上回る。現金預金は短期借入金の5.4倍で現時点の流動性は強いものの、短期借入金4.95億円の借換え条件、金利上昇および金融機関の与信姿勢の変化は監視を要する。、優先度:低(発生可能性:低、影響度:中)。D/Eは1.01倍で過大ではないが、有利子負債5.00億円を有する。金利上昇局面では支払利息の増加が利益率に影響する可能性がある。、優先度:低(発生可能性:低、影響度:中)。未経過収益13.14億円は流動負債の約51.8%を占めるため、契約継続率や収益認識に関連する変動が短期負債および運転資本の構成に影響し得る。が挙げられます。

主な懸念事項としては、Q1の営業利益率23.5%は通期予想ベースの20.9%を上回るため、販管費率と粗利益率がQ2以降も高水準を維持できるかを確認する必要がある。、短期負債比率98.9%という満期構成は、流動比率184.6%および現金預金26.78億円によって緩和されているが、資金調達の安定性を継続監視すべきである。、実効税率34.0%により税負担係数は0.659となっており、税引前利益の伸びが純利益へ転化する比率を左右する要因となる。が挙げられます。

投資示唆

重要ポイントとして、売上高17.3%増に対し営業利益54.6%増となり、営業レバレッジが顕在化した。、営業利益率は23.5%、純利益率は15.6%、年換算ROEは24.5%であり、収益性は優良な水準にある。、通期予想に対するQ1営業利益進捗率は27.4%、当期純利益進捗率は26.1%で、均等進捗の目安を小幅に上回る。、流動比率184.6%、現金預金26.78億円、Debt/Capital比率16.0%は財務余力を示す。、短期負債比率98.9%は、現金余力と併せて評価すべき主要な資金調達リスクである。、予想配当性向は約10.2%であり、利益・純資産・現金水準に対して保守的である。が挙げられます。

注視すべき指標は、売上高成長率と粗利益率、販管費率および営業利益率、通期営業利益予想8.83億円に対する累計進捗率、短期借入金4.95億円の借換え条件と支払利息、現金預金残高および流動比率、未経過収益13.14億円の推移、配当予想22.0円と通期純利益予想6.17億円の達成状況です。

セクター内ポジションについては、収益性指標では、営業利益率23.5%は優良基準の15%を、純利益率15.6%は同10%を、年換算ROE24.5%は同15%をそれぞれ上回る。流動性も流動比率184.6%で健全基準の150%を超える一方、短期負債比率98.9%は満期集中という点で相対的な注意要因である。