| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥131.1億 | ¥123.8億 | +5.9% |
| 営業利益 | ¥15.8億 | ¥13.9億 | +13.9% |
| 経常利益 | ¥16.8億 | ¥14.5億 | +15.9% |
| 純利益 | ¥12.0億 | ¥10.4億 | +15.5% |
| ROE | 6.3% | 5.8% | - |
2025年度通期決算は、売上高131.1億円(前年比+7.3億円 +5.9%)、営業利益15.8億円(同+1.9億円 +13.9%)、経常利益16.8億円(同+2.3億円 +15.9%)、純利益12.0億円(同+1.6億円 +15.5%)となり、増収増益で着地。営業利益率は12.1%で前年11.2%から+90bpの改善を記録し、売上拡大に営業レバレッジが効く収益構造を示した。地域別では日本が売上104.7億円で全体の約80%を占め、営業利益12.7億円を計上。中国は売上20.9億円で営業利益1.1億円、米国は売上16.6億円で営業利益0.2億円、シンガポールは売上5.7億円で営業利益0.4億円を貢献。通期会社予想は売上132.0億円(+0.6%)、営業利益14.8億円(-6.4%)、純利益11.8億円(-1.7%)と小幅減益見込み。
【収益性】営業利益率12.1%(前年11.2%から+90bp)、純利益率9.2%(前年8.4%から+80bp)、ROE 6.3%(前年5.8%から改善)、粗利率42.4%で高水準。EBITDA 18.1億円でEBITDAマージン13.8%。【キャッシュ品質】現金同等物92.7億円(総資産比44.0%)、営業CF/純利益比率1.47倍で利益の現金化良好。営業CF 17.6億円、投資CF -36.1億円、フリーCF -18.5億円で投資CFの大幅マイナスが資金流出の主因。【投資効率】総資産回転率0.622回転、デュポン分解では純利益率9.2%×総資産回転率0.622×財務レバレッジ1.11=ROE 6.3%。設備投資/減価償却比率0.34倍で減価償却2.3億円に対し設備投資0.8億円にとどまる。【財務健全性】自己資本比率90.4%(前年91.6%から-120bp)、流動比率831.6%、負債資本倍率0.11倍で極めて保守的。投資有価証券24.1億円(前年7.3億円から+229.8%)、固定資産65.6億円(前年29.6億円から+121.5%)と大幅投資実行。
営業CFは17.6億円で純利益12.0億円の1.47倍となり、利益の現金裏付けは確認できる。アクルーアル比率-2.7%で収益認識の質は高い。投資CFは-36.1億円で、内訳は有価証券取得-149.4億円、定期預金の増減113.4億円、固定資産取得0.8億円が主因。投資有価証券と定期預金の大規模な資金シフトが行われた。財務CFは-4.2億円で配当支払3.9億円が主因。自社株買いはほぼ未実施。フリーCFは-18.5億円で投資活動による現金流出が営業CFを上回るが、手元現金92.7億円は総資産の44.0%を占め、流動性は極めて強固。現金預金は前年比-4.9億円減少したが短期負債17.0億円に対し5.4倍のカバレッジを維持。
経常利益16.8億円に対し営業利益15.8億円で、非営業純増は約1.0億円。内訳は営業外収益1.9億円(受取利息0.2億円、受取配当金0.3億円、為替差益0.5億円等)から営業外費用0.9億円(支払利息等)を差し引いた水準。営業外収益は売上高の1.5%にとどまり、利益の大半は本業由来。営業CFが純利益を上回っており(1.47倍)、現金回収が利益計上を裏付ける。棚卸資産は28.8億円でほぼ前年並み、売掛金は12.9億円で売上高比9.8%と低水準を維持し、過度な売掛債権の積み増しはない。アクルーアル比率-2.7%は収益認識が保守的であることを示す。ただし会社予想で次期営業利益が減益見込みである点は、当期の利益水準の持続性に限界があることを示唆。
【業種内ポジション】(参考情報・当社調べ) 電気機器業界における収益性・財務指標の評価として、営業利益率12.1%は自社過去実績と比較すると改善トレンドにあり、純利益率9.2%も過去5期で最高水準を記録。自己資本比率90.4%は業界内でも極めて保守的な水準で、業界一般の60-70%を大幅に上回る。売上成長率+5.9%は2025年度実績で堅調だが、会社予想では次期+0.6%と伸び鈍化見込み。ROE 6.3%は自社過去3年平均を上回るが、業界一般の8-12%と比較すると低位で、高い自己資本比率とレバレッジ活用の限定が要因。投資効率では総資産回転率0.622回転と製造業の標準的な水準。ベンチマーク対象企業の限定により詳細な業種中央値比較は行わないが、同社の特徴は高収益性・高財務健全性・低レバレッジという保守的経営スタイルにある。(※業種: 電気機器、出所: 当社集計)
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。