- 売上高: 13.89億円
- 営業利益: 1.74億円
- 当期純利益: 1.38億円
- 1株当たり当期純利益: 35.25円
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減率 |
|---|
| 売上高 | 13.89億円 | 10.71億円 | +29.7% |
| 売上原価 | 2.73億円 | - | - |
| 売上総利益 | 7.98億円 | - | - |
| 販管費 | 7.24億円 | - | - |
| 営業利益 | 1.74億円 | 73百万円 | +138.4% |
| 営業外収益 | 10万円 | - | - |
| 営業外費用 | 3百万円 | - | - |
| 経常利益 | 1.72億円 | 70百万円 | +145.7% |
| 税引前利益 | 70百万円 | - | - |
| 法人税等 | -13百万円 | - | - |
| 当期純利益 | 1.38億円 | 83百万円 | +66.3% |
| 減価償却費 | 9百万円 | - | - |
| 支払利息 | 2百万円 | - | - |
| 1株当たり当期純利益 | 35.25円 | 21.33円 | +65.3% |
| 潜在株式調整後1株当たり当期純利益 | 34.10円 | 20.87円 | +63.4% |
| 1株当たり配当金 | 0.00円 | 0.00円 | - |
| 項目 | 当期末 | 前期末 | 増減 |
|---|
| 流動資産 | 8.53億円 | - | - |
| 現金預金 | 7.06億円 | - | - |
| 売掛金 | 1.21億円 | - | - |
| 固定資産 | 2.17億円 | - | - |
| 有形固定資産 | 11百万円 | - | - |
| 無形資産 |
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減 |
|---|
| 営業活動によるキャッシュフロー | 2.13億円 | 61百万円 | +1.52億円 |
| 投資活動によるキャッシュフロー | -21百万円 | -87百万円 | +66百万円 |
| 財務活動によるキャッシュフロー | -48百万円 | 73百万円 | -1.21億円 |
| フリーキャッシュフロー | 1.92億円 | - | - |
| 項目 | 値 |
|---|
| 営業利益率 | 12.6% |
| 総資産経常利益率 | 14.9% |
| 1株当たり純資産 | 220.65円 |
| 純利益率 | 9.9% |
| 粗利益率 | 57.4% |
| 流動比率 | 354.2% |
| 当座比率 | 354.2% |
| 負債資本倍率 | 0.40倍 |
| インタレストカバレッジ | 85.21倍 |
| EBITDAマージン | 13.2% |
| 項目 | 前年同期比 |
|---|
| 売上高前年同期比 | +29.7% |
| 営業利益前年同期比 | +1.4% |
| 経常利益前年同期比 | +1.5% |
| 当期純利益前年同期比 | +65.9% |
| 項目 | 値 |
|---|
| 発行済株式数(自己株式含む) | 3.94百万株 |
| 自己株式数 | 98株 |
| 期中平均株式数 | 3.94百万株 |
| 1株当たり純資産 | 221.83円 |
| EBITDA | 1.83億円 |
| 項目 | 金額 |
|---|
| 第2四半期配当 | 0.00円 |
| 期末配当 | 0.00円 |
| 項目 | 予想値 |
|---|
| 売上高予想 | 14.25億円 |
| 営業利益予想 | 85百万円 |
| 経常利益予想 | 83百万円 |
| 当期純利益予想 | 55百万円 |
| 1株当たり当期純利益予想 | 14.18円 |
| 1株当たり配当金予想 | 0.00円 |
このデータはXBRLファイルから自動抽出されたものです。正確性については開示資料の原本をご確認ください。
株式会社POPERの2025年度Q4(単体、JGAAP)は、売上高13.89億円(前年比+29.7%)と高成長を維持しつつ、営業利益1.74億円(+138.2%)と利益拡大が顕著でした。粗利益は7.98億円で粗利率57.4%と高水準、販管費は7.24億円で売上比52.1%に抑制され、営業利益率は12.5%に改善しました。経常利益は1.72億円、当期純利益は1.38億円(+65.9%)で純利益率は9.9%に到達しています。営業キャッシュフローは2.13億円で純利益の1.54倍、フリーキャッシュフローは1.92億円と、利益のキャッシュ化は良好です。総資産12.42億円、純資産8.75億円から自己資本比率は約70.5%と資本の健全性が高く、現金預金7.06億円に対し有利子負債は1.29億円と実質ネットキャッシュ5.77億円の保守的な財務構成です。流動資産8.53億円、流動負債2.41億円で流動比率354%と高流動性を確保し、運転資本は6.12億円と厚めです。インタレストカバレッジは85倍超と金利負担は軽微で、支払能力に懸念は限定的です。デュポン分析は純利益率9.9%、総資産回転率1.118、財務レバレッジ1.42倍からROE15.8%と、収益性主導の健全な自己資本利益率を示します。売上成長率(+29.7%)に対して営業利益が+138.2%と大幅に伸び、営業レバレッジの恩恵が明確です。実効税率は-19.0%(法人税等-0.13億円)と税効果により純利益が押し上げられており、平常化時の純利益率には留意が必要です。売掛金は1.21億円で売上に対する回収期間は約32日と良好で、運転資本の効率も概ね適正です。投資CFは-0.21億円、設備投資は-0.01億円と資産ライトなモデルで、FCF創出力の底上げに寄与しています。利益剰余金は-0.67億円と累積損失が残る一方で、当期黒字とFCF黒字により繰越欠損の解消余地が拡大しています。配当は未開示で、資本の内部留保を優先しているとみられます(データ未開示のため確定的判断は不可)。XBRLの一部報告指標(例:営業利益率0.1%、ROA0.1%)は、提供数値と整合しないため当分析では計算値を重視しています。総じて、成長の質(粗利率の高さと販管費効率化)、キャッシュ創出、堅固なバランスシートが際立つ決算です。
roe_decomposition: ROEは15.8%(計算値)。分解は純利益率9.9% × 総資産回転率1.118 × 財務レバレッジ1.42倍。ROEは利益率の改善(営業利益率12.5%)が主要因で、過度なレバレッジ依存ではない点が健全。
margin_quality: 粗利率57.4%と高付加価値型。販管費率は52.1%で、規模拡大に伴う費用吸収が進展。営業利益率12.5%、経常利益率12.4%、純利益率9.9%と階段的に悪化が限定的で、営業外費用0.03億円・支払利息0.02億円の影響は軽微。実効税率は-19.0%で一時的税効果が純利益を押し上げ、平常化後は純利益率が低下する可能性。
operating_leverage: 売上+29.7%に対し営業利益+138.2%。前期売上約10.71億円、前期営業利益約0.73億円と推計すると、増収3.18億円に対して増益1.01億円でインクリメンタルマージンは約31.8%。固定費吸収が進んだことを示唆。EBITDAは1.83億円、EBITDAマージン13.2%でキャッシュ創出力は改善基調。
revenue_sustainability: 売上成長率+29.7%と高水準。粗利率57.4%を維持しているため値引き依存の拡大は限定的とみられ、継続課金型・サブスクリプション比率が高い可能性(詳細ブレークダウンは未開示)。売掛金回収期間約32日と安定的で、売上の実現性は高い。
earnings_quality_and_outlook: 販管費率52.1%まで低下、営業利益率12.5%まで改善。税効果で純利益が押し上げられているため、翌期は税率平常化により純利益成長が営業利益成長をやや下回るリスク。投資CF-0.21億円と設備投資-0.01億円から、事業拡大は人的・開発投資中心の軽資産モデルと推察。
forward_looking_considerations: FCF創出1.92億円、ネットキャッシュ5.77億円が成長投資の自由度を高める。営業レバレッジが効く局面が続けば二桁の営業利益成長は可能性がある一方、成長鈍化時には利益感応度が高まる点に留意。新規獲得コストと解約率(未開示)の動向が成長持続性の鍵。
liquidity: 流動資産8.53億円、流動負債2.41億円で流動比率354%、当座比率354%。現金預金7.06億円と高水準、キャッシュ比率(現金/流動負債)は約293%で短期支払余力は非常に厚い。
solvency: 負債合計3.47億円、純資産8.75億円で負債資本倍率0.40倍。自己資本比率は約70.5%(=8.75/12.42)。有利子負債1.29億円に対しネットキャッシュ5.77億円。インタレストカバレッジ約85倍で金利リスクは軽微。
capital_structure: 資本金2.75億円、資本剰余金5.15億円、利益剰余金-0.67億円。累積損失は残るが、当期黒字とFCF黒字により自己資本の質は改善。希薄化要因は希薄化後EPS34.10円が示唆するが、潜在株式の規模は限定的とみられる(詳細は未開示)。
earnings_to_cash: 営業CF2.13億円は純利益1.38億円の1.54倍で、利益のキャッシュ化は良好。減価償却0.09億円と小さく、EBITDA1.83億円に対する営業CFの転換率は約116%と健全。
fcf_analysis: 投資CF-0.21億円(設備投資-0.01億円含む)で、FCFは1.92億円と十分な創出。資産ライトな投資構造のため、増収局面でFCFが伸びやすい体質。
working_capital: 運転資本6.12億円と厚め。売掛金1.21億円は売上の約8.7%で回収期間は約32日、過度な与信増大は見られない。棚卸資産は未開示だが、ビジネス特性上在庫負担は限定的と推察(確証データなし)。
payout_assessment: 配当情報は未開示のため配当性向は算出不可。利益剰余金が-0.67億円であることから、累積損失解消を優先し内部留保を厚くする段階と推定される。
fcf_coverage: 配当金総額未開示のためFCFカバレッジは評価不能。ただしFCF1.92億円、ネットキャッシュ5.77億円を背景とする将来の分配余力は存在。
policy_outlook: 現時点では成長投資優先の可能性が高い。安定的黒字と累損解消が進めば、中期的に配当開始・増配余地が開けるシナリオ。
ビジネスリスク:
- 高い営業レバレッジに伴う成長鈍化時の利益ボラティリティ拡大
- 解約率・顧客獲得コストの悪化(KPI未開示)による収益性低下
- 価格競争や機能競争激化による粗利率圧迫
- 人件費・開発費の上昇による販管費の再拡大
- 税効果の剥落に伴う純利益率の低下
財務リスク:
- 利益剰余金がマイナスであることによる分配制約(将来の資本政策次第)
- 金利上昇時の負担増(現状カバレッジは十分だが将来の借入拡大時は留意)
- 売掛金増大局面での運転資金需要拡大
主な懸念事項:
- 実効税率が-19.0%と特殊要因で純利益が押し上げられている点の持続性
- XBRL報告指標と計算値の不整合(営業利益率・ROA)により外部比較指標の解釈難度が高い点
- 累積損失(利益剰余金-0.67億円)の早期解消に向けた利益成長の確度
重要ポイント:
- 二桁成長(売上+29.7%)と営業レバレッジ進展により営業利益率12.5%へ改善
- 高粗利率57.4%と低金利負担によりROE15.8%を実現、レバレッジ依存は低い
- 営業CF/純利益1.54倍、FCF1.92億円のキャッシュ創出で財務の自由度が高い
- ネットキャッシュ5.77億円、自己資本比率約70.5%で財務耐性は強固
- 税効果の反動と成長鈍化時の利益感応度が主な注意点
注視すべき指標:
- 営業利益率と販管費率のトレンド(営業レバレッジの継続性)
- 解約率・LTV/CAC等のユニットエコノミクス(未開示KPIの開示動向)
- 営業CF/純利益比率とFCFの持続性
- 売掛金回転日数(約32日)の維持・改善
- 実効税率の平常化水準と税効果の一過性評価
- ネットキャッシュ水準と追加成長投資(M&A/開発投資)の資金使途
セクター内ポジション:
高粗利・資産ライトでキャッシュ創出力が高く、同規模の成長企業と比して財務体質は良好。利益率改善のモメンタムは強い一方、成長・解約KPIの開示が限られるため、持続性評価では同業の詳細KPI開示企業に対し情報優位性はやや劣る。
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