| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥4.1億 | ¥4.1億 | -0.1% |
| 営業利益 | ¥-0.3億 | ¥-0.5億 | +101.5% |
| 経常利益 | ¥-0.3億 | ¥-0.5億 | +93.5% |
| 純利益 | ¥-0.3億 | ¥-0.5億 | +34.5% |
| ROE | -1.5% | -2.3% | - |
2026年度第1四半期決算は、売上高4.07億円(前年同期比-0.02億円 -0.1%)とほぼ横ばいで推移した。営業損失は0.33億円(前年同期-0.45億円から+0.12億円の赤字幅縮小)、経常損失は0.35億円(前年同期-0.53億円から+0.18億円の赤字幅縮小)、親会社株主に帰属する四半期純損失は0.30億円(前年同期-0.46億円から+0.16億円の赤字幅縮小 +34.5%)となった。売上総利益は3.13億円で粗利益率76.8%を確保したものの、販管費3.47億円(販管費率85.1%)が粗利益を上回り営業赤字を招いた。
【売上高】前年同期比-0.1%の微減で4.07億円。セグメント別では、メディカルサポート事業が2.00億円(前年1.38億円から+0.62億円 +44.8%)と大幅増収、D2C事業は2.00億円(前年2.69億円から-0.69億円 -25.6%)の減収、その他海外事業が0.06億円(前年0円から新規計上)となった。メディカルサポート事業では血液加工が1.02億円(前年0.75億円から+0.27億円 +35.9%)、原料販売が0.90億円(前年0.63億円から+0.27億円 +43.3%)と両分野が伸長した。一方D2C事業の通販売上は2.00億円(前年2.67億円から-0.67億円 -25.1%)と大幅減少し、メディカルサポートの増収を相殺した。【損益】粗利益率は76.8%と高水準を維持したが、販管費3.47億円が粗利益3.13億円を超過し営業損失0.33億円を計上した。セグメント損益では、メディカルサポート事業が0.11億円の損失(前年0.24億円の損失から改善)、D2C事業が0.85億円の利益(前年0.80億円の利益から+0.05億円増益)、その他海外事業が0.06億円の損失を計上した。全社共通費の配賦が約1.01億円発生し、全体で営業損失となった。営業外では支払利息0.02億円、持分法投資損失0.01億円を計上し経常損失0.35億円となった。特別損益の計上はなく、税引前損失0.40億円、税効果後で親会社株主に帰属する四半期純損失は0.30億円となった。前年同期比では営業損失、経常損失、純損失のいずれも赤字幅が縮小しており、減収下でのコスト管理改善が進んだ形跡がある。結論として、D2C事業の大幅減収により減収となったものの、メディカルサポート事業の増収と販管費の相対的圧縮により損失幅は縮小し、減収減損だが損失改善の展開となった。
メディカルサポート事業は売上高2.00億円(構成比49.1%)で営業損失0.11億円、営業利益率は-5.7%となった。前年同期の営業損失0.24億円から赤字幅が0.13億円縮小し、血液加工と原料販売の増収が寄与した。D2C事業は売上高2.00億円(構成比49.2%)で営業利益0.85億円、営業利益率42.9%と高い収益性を示した。前年同期の営業利益0.80億円から+0.05億円の増益となり、減収下でも利益率改善が進んだ。D2C事業は通販売上の減少にもかかわらず利益を確保しており、主力事業としての収益基盤を維持している。一方、メディカルサポート事業は増収傾向にあるものの営業赤字が継続しており、セグメント間での利益率格差が顕著である。その他海外事業は売上高0.06億円で営業損失0.06億円を計上し、新規立ち上げ段階の投資負担が見られる。全社共通費配賦約1.01億円を含めた結果、連結営業損失0.33億円となった。
【収益性】ROE -1.5%(前年同期値との比較データなし)、営業利益率-8.1%(前年同期-11.1%から2.9pt改善)、粗利益率76.8%と高水準を維持。【キャッシュ品質】現金及び預金12.57億円、短期負債6.16億円に対するカバレッジは2.04倍と流動性は十分。【投資効率】総資産回転率0.13倍と低位。【財務健全性】自己資本比率67.6%(前年65.2%から+2.4pt)、流動比率271.7%(前年267.6%から+4.1pt)、負債資本倍率0.48倍と保守的な資本構成。売掛金回転日数228日、在庫回転日数404日と運転資本の長期化が課題となっている。
営業CF、投資CF、財務CFの開示がないため、貸借対照表の推移から資金動向を分析する。現金及び預金は前年同期13.02億円から12.57億円へ0.45億円減少したが、依然として潤沢な現金を保有している。売掛金は前年同期4.63億円から2.54億円へ2.09億円減少し、回収が進展した一方で在庫は前年同期0.45億円から1.05億円へ0.60億円増加し、在庫積み増しによる運転資本圧迫が見られる。短期借入金は前年同期0.01億円から1.90億円へ1.89億円増加し、運転資金需要への対応が行われた。買掛金は前年同期0.04億円から0.12億円へ0.08億円増加し、仕入債務の支払サイト活用による資金効率化が図られている。有利子負債合計は前年同期3.17億円から4.92億円へ1.75億円増加したが、自己資本20.70億円に対する負債比率は低く抑えられている。現金カバレッジは短期負債に対し2.04倍と十分であり、流動性リスクは限定的である。
経常損失0.35億円に対し営業損失0.33億円で、非営業純減は約0.02億円と軽微である。営業外費用として支払利息0.02億円、持分法による投資損失0.01億円が計上され、営業外収益として受取利息0.003億円、受取配当金0.002億円が計上された。営業外損益は売上高の0.5%程度と影響は限定的であり、本業損失が主たる要因である。四半期純損失が0.30億円に対し営業CFデータは未開示のため、利益と現金創出の整合性は確認できないが、貸借対照表の変動から売掛金回収と在庫増加のバランスを踏まえると、運転資本面での現金流出圧力が存在すると推察される。収益の質については、粗利益率が高い一方で販管費負担が重く、全社共通費の配賦も含めて営業段階での赤字が継続しており、持続的な黒字化には販管費構造の改善と売上規模拡大が不可欠である。
通期予想に対する第1四半期の進捗率は、売上高17.3%(通期予想23.45億円、Q1実績4.07億円)、営業利益-11.1%(通期予想3.04億円、Q1実績-0.33億円)、経常利益-11.8%(通期予想2.97億円、Q1実績-0.35億円)、親会社株主に帰属する当期純利益-16.7%(通期予想1.84億円、Q1実績-0.30億円)となった。標準進捗率25%に対し売上高進捗率は17.3%と7.7pt下回り、営業利益以下は赤字のため進捗率がマイナスとなっている。通期予想は大幅な増収増益を前提としており、売上高+19.6%成長、営業利益3.04億円の黒字転換を見込む。第1四半期の実績を踏まえると、第2四半期以降での大幅な売上成長と販管費コントロールによる収益改善が必要であり、特に下期での実行力が問われる。予想修正は現時点で実施されておらず、会社は通期計画を据え置いているが、第1四半期の進捗遅れを考慮すると今後の四半期での達成度合いを注視する必要がある。
年間配当予想は0円で前年実績も0円であり、無配を継続している。配当性向の算出基盤となる配当総額が0円のため配当性向は0%である。自社株買い実績の開示はなく、株主還元は現時点で実施されていない。総還元性向も0%となる。現金預金12.57億円の手元資金はあるものの、事業の黒字化と安定収益の確保が優先課題であり、短中期での配当復活は通期業績予想の達成と持続的な収益力向上が前提となる。
【業種内ポジション】(参考情報・当社調べ) 収益性: 営業利益率-8.1%(業種中央値6.8%を14.9pt下回る)、純利益率-7.6%(業種中央値5.9%を13.5pt下回る)、ROE -1.5%(業種中央値3.1%を4.6pt下回る)、ROA -1.4%相当(業種中央値1.1%を2.5pt下回る)。収益性指標は業種内で下位に位置する。 効率性: 総資産回転率0.13倍(業種中央値0.17倍を0.04pt下回る)、売掛金回転日数228日(業種中央値269日を41日上回り良好)、在庫回転日数404日(業種中央値497日を93日上回り良好)。総資産回転率は低いものの、売掛金・在庫の回転は業種平均と比較してやや効率的である。 健全性: 自己資本比率67.6%(業種中央値43.9%を23.7pt上回る)、流動比率271.7%(業種中央値187%を84.7pt上回る)。財務健全性は業種内で上位に位置し、資本構成は保守的である。 成長性: 売上高成長率-0.1%(業種中央値13.2%を13.3pt下回る)。業種内で成長が鈍化しており、今後の回復が課題である。 業種: 製造業(N=8社)、比較対象: 2025年度第1四半期、出所: 当社集計
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。