| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥154.7億 | ¥168.0億 | -7.9% |
| 営業利益 | ¥22.5億 | ¥31.7億 | -29.0% |
| 経常利益 | ¥24.2億 | ¥32.7億 | -26.2% |
| 純利益 | ¥14.0億 | ¥10.4億 | +35.7% |
| ROE | 2.9% | 1.9% | - |
2026年度第1四半期決算は、売上高154.7億円(前年同期比-13.3億円 -7.9%)、営業利益22.5億円(同-9.2億円 -29.0%)、経常利益24.2億円(同-8.5億円 -26.2%)、純利益14.0億円(同+3.6億円 +34.6%)で着地しました。減収減益の中で純利益が増加した要因は固定資産売却益9.2億円等の一時的利益が寄与したためです。売上総利益率は68.2%と高水準を維持する一方、販管費83.0億円が重く営業利益率は14.6%に低下しました。総資産は704.3億円(前年同期比-60.6億円 -7.9%)、純資産は480.2億円(同-61.9億円 -11.4%)となり、資産圧縮と自己資本減少が進行しています。
【収益性】ROE 2.8%(前年同期比での悪化、純利益増も自己資本減少と資産回転率低下が圧迫)、営業利益率14.6%(前年18.9%から-4.3pt悪化)、純利益率9.1%(前年6.2%から+2.9pt改善も一時利益依存)。売上総利益率68.2%と高水準の粗利を確保。デュポン分解では純利益率8.5%、総資産回転率0.220倍、財務レバレッジ1.47倍により計算ROEは2.8%。税負担係数0.433と実効税率54.1%が利益を圧迫。【キャッシュ品質】現金預金124.9億円(前年269.3億円から-144.4億円 -53.6%の大幅減少)、流動資産436.2億円に対し流動負債100.2億円で短期負債カバレッジ4.4倍。運転資本効率は極めて悪化し、DSO 242日、DIO 621日、CCC 623日と在庫・売掛金の深刻な滞留が確認される。【投資効率】総資産回転率0.220倍(年換算0.88倍)と低水準。ROIC 3.2%と資本効率は低迷。【財務健全性】自己資本比率68.2%(前年70.9%から-2.7pt)、流動比率435.5%、当座比率370.3%と流動性は高水準。負債資本倍率0.47倍で保守的な資本構成。総負債224.0億円で借入依存度は低い。
現金預金は前年同期269.3億円から124.9億円へ-144.4億円(-53.6%)の大幅減少となり、資金流出が顕著です。純利益14.0億円に加え固定資産売却益9.2億円の一時的入金があったにもかかわらず現金が大幅減少した要因として、運転資本の悪化が挙げられます。売掛金は166.5億円(前年162.7億円から+3.8億円)と微増、棚卸資産は268.0億円(前年257.5億円から+10.5億円)と10.5億円増加しており、在庫積み上がりと回収遅延が資金を圧迫しました。買掛金は前年28.9億円から33.0億円へ+4.1億円増加しサプライヤークレジット活用は見られるものの、運転資本全体ではDSO 242日、DIO 621日という異常な滞留により約280億円が運転資本に固定化されています。期末配当230円(配当総額推定78.6億円)の支払準備も現金減少の一因と考えられます。流動比率435.5%と流動性比率自体は高く短期的な支払能力に問題はないものの、現金の即時性低下と運転資本効率の悪化は中期的な資金創出力への懸念材料です。
経常利益24.2億円に対し営業利益22.5億円で、営業外収益1.7億円が上乗せされています。特別利益9.2億円(主に固定資産売却益)が計上され、特別損失2.9億円(うち減損損失1.2億円)を差し引いた税引前利益は30.6億円となりました。当期純利益14.0億円に対し特別利益9.2億円が占める割合は大きく、利益の質は一時項目に強く依存しています。営業外収益の内訳詳細は開示されていませんが、営業利益ベースでの収益力は前年比29.0%減と大きく低下しており、本業からの持続的な利益創出力には課題があります。運転資本の悪化(DSO 242日、DIO 621日)は現金化の遅れを示唆しており、アクルーアルの観点からも収益の質は低下しています。実効税率54.1%と高税負担も利益を圧迫する構造的要因です。
【業種内ポジション】(参考情報・当社調べ) 化粧品・日用品業界における相対的な位置づけとして、営業利益率14.6%は業界中央値(通常10-15%)と同水準ですが、前年同期18.9%からの低下は業界内でも相対的な弱さを示唆します。ROE 2.8%は業界平均(概ね5-10%)を大きく下回り、資本効率の改善余地が大きい状況です。自己資本比率68.2%は業界内では健全性が高い水準にありますが、現金預金の大幅減少(前年比-53.6%)は同業他社の現金保有水準(総資産の20-30%程度)と比較して急速な流動性低下を示しています。運転資本効率(CCC 623日)は業界標準(通常100-200日程度)を大幅に上回る異常値であり、在庫管理と売掛金回収に構造的課題があることが確認されます。配当性向約595%は業界内でも極めて異例であり、持続可能性の観点から同業他社の配当性向30-50%と比較して著しく高い水準です。 ※業種: 化粧品・日用品(限定的なサンプル)、比較対象: 過去同期決算、出所: 当社集計
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。