- 売上高: 5百万円
- 営業利益: -6.08億円
- 当期純利益: -6.05億円
- 1株当たり当期純利益: -13.97円
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減率 |
|---|
| 売上高 | 5百万円 | 5百万円 | +0.0% |
| 営業利益 | -6.08億円 | -8.92億円 | +31.8% |
| 営業外収益 | 1.08億円 | - | - |
| 営業外費用 | 33万円 | - | - |
| 経常利益 | -6.02億円 | -7.85億円 | +23.3% |
| 税引前利益 | -7.85億円 | - | - |
| 法人税等 | 2百万円 | - | - |
| 当期純利益 | -6.05億円 | -7.87億円 | +23.1% |
| 1株当たり当期純利益 | -13.97円 | -18.18円 | +23.2% |
| 1株当たり配当金 | 0.00円 | 0.00円 | - |
| 項目 | 当期末 | 前期末 | 増減 |
|---|
| 流動資産 | 47.75億円 | - | - |
| 現金預金 | 46.71億円 | - | - |
| 固定資産 | 25百万円 | - | - |
| 総資産 | 41.94億円 | 48.00億円 | -6.06億円 |
| 流動負債 | 69百万円 | - | - |
|
| 項目 | 値 |
|---|
| 純利益率 | -12100.0% |
| 流動比率 | 6876.9% |
| 当座比率 | 6876.9% |
| 負債資本倍率 | 0.02倍 |
| 実効税率 | -0.2% |
| 項目 | 値 |
|---|
| 発行済株式数(自己株式含む) | 43.30百万株 |
| 自己株式数 | 125株 |
| 期中平均株式数 | 43.30百万株 |
| 1株当たり純資産 | 95.15円 |
| 項目 | 金額 |
|---|
| 第2四半期配当 | 0.00円 |
| 期末配当 | 0.00円 |
| 項目 | 予想値 |
|---|
| 売上高予想 | 5百万円 |
| 営業利益予想 | -8.12億円 |
| 経常利益予想 | -8.06億円 |
| 当期純利益予想 | -8.09億円 |
| 1株当たり当期純利益予想 | -18.70円 |
| 1株当たり配当金予想 | 0.00円 |
このデータはXBRLファイルから自動抽出されたものです。正確性については開示資料の原本をご確認ください。
2025年度Q3のノイルイミューン・バイオテックは、研究開発段階らしい極小売上と大幅な赤字を確認しつつ、潤沢な現金で資金面の余力を維持している四半期となりました。売上高は0.05億円で前年比-8.2%と微減にとどまる一方、営業損失は-6.08億円、経常損失は-6.02億円、最終損失は-6.05億円でした。営業外収益は1.08億円(受取利息0.01億円を内包)と、金利環境の追い風や資金運用の寄与が見られます。経常から税引前にかけて-1.83億円程度のマイナス要因(特別損失等の可能性)が示唆され、最終損失の拡大につながりました。売上が極小のため、純利益率は-12,100%と見かけ上は大きく悪化しており、デュポン分解でもROE低下はほぼ利益率要因に起因します。総資産回転率は0.001倍と低水準で、R&D型の事業構造を反映しています。財務レバレッジは1.02倍と極めて低く、ROEへのマイナス影響を増幅させるような負債依存はありません。マージン面では、営業赤字幅(対売上)拡大が中心で、営業利益率は売上が小さすぎるため実務上の比較は有意味ではありませんが、bp換算では大幅な悪化(数万bp規模)と解釈されます。資金面では、現金預金46.71億円、負債合計0.75億円、流動比率6,876.9%(約68.8倍)と極めて強固で、短期の支払い能力に懸念は見当たりません。営業CFは未開示につき利益の質(営業CF対純利益)の直接検証は不可ですが、R&D先行で赤字局面では営業CFのマイナスが想定され、収益化まではキャッシュ消費が続く前提です。なお、貸借対照表において流動資産47.75億円が総資産41.94億円を上回るなど一部数値に不整合があるため、金額の相対比較や安全余力の方向性評価を重視します。EPSは-13.97円、1株当たり純資産は約95.15円で、希薄化に至るような有利子負債は見当たりません。配当は未開示であり、赤字局面を踏まえれば無配継続が前提となります。総じて、損益は赤字が続く一方で、当面の開発・運転資金は十分に確保されている構図です。将来の改善にはパイプラインの臨床進展や提携・マイルストン収入の具体化が鍵となります。非営業的損益(特損等)の発生は利益のボラティリティを高めるため、四半期ベースでの要因把握が必要です。外部資金に依存しない当座の体力はあるものの、中期的には臨床の成否や資本政策(増資等)に関するオプションを意識する局面が来る可能性があります。今後は研究開発の進捗、資金消費速度(キャッシュバーン)、および非希薄化資金源(助成金・提携金等)の確度が主要な観察点です。
【ROE分解】ROE(報告)-14.7% = 純利益率(-12,100%)× 総資産回転率(0.001倍)× 財務レバレッジ(1.02倍)。【主因特定】変化幅が最も大きいのは純利益率で、売上極小に対する研究開発費・固定費負担によりマージンが大きく毀損。総資産回転率は研究開発先行の事業特性上、低水準が常態。レバレッジは極小でROEに与える影響は限定的。【ビジネス上の理由】収益源が研究開発マイルストンや将来の導出金に依存し、現時点での製品売上寄与が小さいため、販管費・R&D費が売上を上回る構造。【持続性評価】収益化までこの構造は持続的で、臨床進展・提携成立・ライセンス収入の顕在化が転機。短期での総資産回転率の急改善も見込みにくい。【懸念トレンド】売上成長の停滞に対し、費用(R&D・一般管理費)が先行するため、営業レバレッジはマイナスに働く可能性が高い。
売上は0.05億円(-8.2%)と停滞しており、現時点での商業化売上は成長ドライバーになっていません。非営業領域では金利収入を含む営業外収益1.08億円が下支えとなりましたが、事業の本源的成長ではありません。将来の売上持続性は、パイプラインの臨床進展、提携・ライセンスの締結、およびマイルストンの獲得に依存します。利益の質は依然として研究開発費の多寡に左右され、短期的には赤字継続が基本シナリオです。見通しとしては、資金体力を背景に臨床マイルストン到達のニュースフロー次第で損益の段差的改善余地はある一方、実現時期の不確実性が高い点を留意すべきです。
流動比率は6,876.9%(約68.8倍)、当座比率も同水準とみられ、短期支払い能力は極めて強固です。負債資本倍率は0.02倍でレバレッジは低く、D/E>2.0の警告水準からは大きく乖離して安全です。現金預金46.71億円が負債0.75億円を大きく上回り、満期ミスマッチリスクは事実上軽微です。有利子負債の開示はN/Aですが、短期・長期借入の金額表記は見当たらず、実質無借金に近い構造と判断します。オフバランス債務は開示N/Aで評価不能ですが、現金厚みを勘案すれば短期の支払余力は十分です。なお、流動資産が総資産を上回る等、帳票間の数値不整合があるため、絶対額の厳密性には留意が必要です。
営業CFが未開示のため、営業CF/純利益やFCFの厳密評価は不可能です。一般論として、赤字局面のR&D企業では営業CFは純利益と同方向のマイナスとなりやすく、運転資本の変動で短期的にぶれることがあります。現金残高46.71億円は、足元の営業損失規模(-6.08億円、Q3時点数値)に対して相応のクッションを提供し、複数期にわたる開発活動を賄う余地があります。運転資本操作の兆候は開示不足で判別困難ですが、売上規模が極小であることから運転資本の影響は限定的とみられます。投資CF・財務CFの未開示により、設備投資や資本調達の定量的評価もできません。
配当実績・方針は未開示で、赤字継続中のため当面は無配が前提とみられます。FCFや営業CFが不明なため数値的なカバレッジ評価は不可ですが、研究開発段階では内部留保と現金維持が優先されるのが通常です。将来的な配当可能性は、製品化・ロイヤルティ収入の立ち上がりと恒常的黒字化が前提となります。
ビジネスリスク:
- 臨床試験の不確実性(安全性・有効性未達による開発中止リスク)
- 規制承認遅延・否認リスク(承認審査の長期化・要追加試験)
- 提携・ライセンスの不調による収益機会の遅延
- パイプライン集中度の高さによる業績ボラティリティ
- 人材獲得・維持(専門人材の採用競争)
財務リスク:
- 赤字継続によるキャッシュ消費(将来的な希薄化を伴う資本調達の可能性)
- 特別損失等の突発費用発生による損益ボラティリティ
- 金利環境変化による受取利息の変動
- オフバランス債務・コミットメント(未開示項目)による潜在負担
主な懸念事項:
- 営業CF未開示により利益の質の直接評価が不可
- 貸借対照表の一部不整合(流動資産>総資産)が示唆するデータ精度の問題
- 売上が極小で、費用構造が黒字転換のボトルネックとなっている点
- 税前段階でのマイナス拡大(特損等の可能性)
重要ポイント:
- 収益は赤字継続だが、現金46.71億円で当面の資金余力は十分
- ROEの悪化は純利益率要因が主因、レバレッジは極小で安全性は高い
- 売上極小ゆえ、非連続的なマイルストン・提携金が損益の鍵
- 短期の財務リスクは低いが、中期的な希薄化リスクは無視できない
- データ未開示・不整合があり、モニタリングには開示補完が必要
注視すべき指標:
- 臨床開発マイルストンの達成状況と時期
- 四半期営業CF・キャッシュバーンレート
- R&D費と一般管理費の推移(費用効率)
- 提携・ライセンス収入の実現額(マイルストン・アップフロント)
- 特別損益の発生有無と規模
- 希薄化イベント(増資・新株予約権)の動向
セクター内ポジション:
同業の開発型バイオと比べ、無借金かつ多額の現金で短期の資金繰り安全性は高い一方、収益基盤は未確立で、成果の可視化(臨床・提携)次第で評価が二極化するポジショニング。
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