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48142026 第3四半期スタンダードJGAAP

ネクストウェア(4814) 2026年度第3四半期決算 減収6%

2026年度第3四半期の売上高は20.5億円(前年同期比-5.8%)、営業損失は1.5億円。以下、セグメント別の増減要因とキャッシュフローを確認します。

情報通信・サービスその他/情報・通信業


クイックビュー

指標当期前年同期YoY
売上高¥20.5億¥21.8億−5.8%
営業利益−¥1.5億−¥1.2億−24.6%
経常利益−¥1.5億−¥1.2億−22.0%
純利益−¥1.5億−¥1.4億−10.2%
ROE(年換算)−18.8%−15.0%-

Executive Summary

当第3四半期累計は減収の中で営業赤字が拡大し、収益性が悪化した決算である。売上高は20.5億円(前年比-5.8%)、営業損失は1.5億円(前年同期は1.2億円の損失)となり、赤字幅が拡大した。親会社株主に帰属する四半期純損失も1.5億円で前年同期の1.4億円から悪化した。売上減少に対し販管費の削減が追いつかず、固定費吸収力が低下したことが損益悪化の主因である。

業績変動要因

【売上高】売上高は20.5億円で前年同期比-5.8%の減収。セグメント別ではソリューション事業が16.2億円(構成比78.7%、前年比-4.3%)、エンターテインメント事業が4.6億円(構成比21.3%、前年比-11.0%)と両事業とも減収となった。

【損益】売上総利益は4.8億円(粗利率23.5%)で前年同期の24.4%から低下し、案件採算の悪化を示唆する。販管費は6.4億円で前年比-2.7%と削減したが、売上総利益の減少幅を吸収できず、営業損失は1.5億円へ拡大した。営業外損益は僅少で経常損失は営業損失とほぼ同水準にとどまり、特別損失も固定資産除却損0.02億円と軽微であるため、純損失の主因は本業赤字である。結論として減収減益(赤字拡大)である。

セグメント別分析

ソリューション事業は売上高16.2億円(前年比-4.3%)、セグメント損失1.2億円となり、前年同期の1.6億円の損失から縮小した。損失率もマイナス9.3%からマイナス7.5%へ改善しており、採算改善の兆しがみられる。一方、エンターテインメント事業は売上高4.6億円(前年比-11.0%)、セグメント損失0.3億円となり、前年同期の0.3億円の利益から赤字転落した。構成比が小さいエンターテインメント事業だが、黒字から赤字への転換が全社損益悪化の主因となっている。売上規模の大きいソリューション事業の損益分岐点引き下げと、エンターテインメント事業の黒字回復が今後の焦点となる。

主要財務指標

【収益性】営業利益率はマイナス7.4%で前年同期のマイナス5.6%から悪化し、純利益率もマイナス7.4%と前年同期のマイナス6.3%から悪化した。粗利率は23.5%で前年同期の24.4%から低下している。【キャッシュ品質】特別損益は固定資産除却損0.02億円のみで、純損失は本業赤字にほぼ一致しており利益の質は経常項目に依存している。【投資効率】年換算ROEはマイナス18.8%、自己資本比率は79.6%と高水準だが、資本効率は損失計上により低下している。【財務健全性】流動資産7.9億円に対し流動負債2.6億円と流動性は厚いが、現金及び預金は2.6億円で前年の4.5億円から大きく減少しており、資金動向の把握が重要である。

キャッシュフロー分析

CF計算書の詳細開示はないが、BS推移から資金動向を読み取ると、現金及び預金は前年の4.5億円から2.6億円へ1.9億円減少しており、営業赤字の継続が手元資金を圧迫している状況がうかがえる。買掛金は1.5億円から0.8億円へ減少しており、仕入・外注費の支払が進んだことも資金流出の一因とみられる。無形固定資産は1.1億円から1.4億円へ増加しており、開発投資等への資金支出が続いている。総資産は13.4億円から15.5億円対比で減少しており、資産全体が縮小する中で資金余力の推移を注視する必要がある。

収益の質

純損失1.5億円は、営業損失1.5億円とほぼ同水準であり、経常項目である本業の採算悪化が損失の主因である。営業外収益・費用はいずれも僅少で、受取利息や受取配当金といった非経常的な収益は損益への影響が限定的である。特別損失も固定資産除却損0.02億円にとどまり、一時的要因による損益の歪みは小さい。包括利益は1.5億円の損失で純利益とほぼ一致しており、その他有価証券評価差額金等による純利益との乖離は見られず、当期の損失は会計処理上の技術的要因ではなく事業実態を反映したものと解釈できる。

業績予想・ガイダンス

通期予想は売上高30.0億円(前年比-0.3%)、営業利益0.3億円、経常利益0.3億円である。Q3累計の売上進捗率は68.4%で、標準的な75%水準を下回っている。営業損益はQ3累計で1.5億円の損失であるため、通期予想達成にはQ4単独で約1.8億円の営業利益計上が必要となる。当四半期時点で業績予想・配当予想の修正は行われていない。

株主還元

第2四半期配当は1株当たり0円、通期予想配当も1株当たり0円であり、無配方針が継続している。当期は累計純損失を計上しており配当性向は算定対象となる利益がない。現金及び預金が前年同期比で減少していることも踏まえ、無配の継続は資本維持を優先した保守的な資本配分といえる。

リスク要因

  1. 事業別採算リスク: エンターテインメント事業は売上高が前年同期比-11.0%となり、セグメント損益は前年同期の0.3億円の利益から0.3億円の損失へ転落した。同事業の収益変動が全社損益に与える影響は大きい。

  2. 主力事業の黒字化リスク: ソリューション事業は売上構成比78.7%を占めながら1.2億円のセグメント損失を計上している。損失は前年同期から縮小しているが、同事業の黒字転換が通期業績達成の前提となる。

  3. 業績予想達成リスク: 通期営業利益予想0.3億円に対し、Q3累計で1.5億円の営業損失を計上しており、Q4に大幅な利益改善が必要となる。売上進捗率も68.4%と標準的な水準を下回っている。

業種ベンチマーク(参考・当社調べ)

収益性・リターン

指標自社中央値 (IQR)Delta
営業利益率−7.4%8.3% (3.6%–18.6%)−15.7pt
純利益率−7.4%6.1% (2.3%–12.8%)−13.5pt

自社の営業利益率・純利益率はいずれも業種中央値を大幅に下回り、業種内では下位に位置する。

成長性・資本効率

指標自社中央値 (IQR)Delta
売上高成長率(前年比)−5.8%10.4% (-0.9%–19.9%)−16.2pt

業種の多くが増収基調にある中、自社は減収となっており成長性でも業種内で劣位にある。

※出所: 当社調べ

決算上の注目ポイント

  1. ソリューション事業は減収ながらセグメント損失を前年同期の1.6億円から1.2億円へ縮小させており、採算改善の動きがみられる。同事業は売上構成の8割近くを占めるため、黒字化の進捗が全社業績に与える影響は大きい。

  2. エンターテインメント事業は前年同期の黒字から赤字へ転落しており、通期業績予想の達成可能性や利益変動性に影響を与える要因として注目される。

  3. 現金及び預金は前年同期比で1.9億円減少しており、自己資本比率は79.6%と高水準だが、赤字継続下での手元資金の推移はモニタリングが必要な項目である。

理論株価(参考値)

シナリオ理論株価
bear(弱気)62円
base(基準)62円
bull(強気)63円
算出前提
1株純資産(BPS)84円
調整後予想EPS0.8円
株主資本コスト r10.87%(10年国債 2.87% + 株式リスクプレミアム 6.00% + 規模プレミアム 2.00%)
残余利益の持続係数 ω / 明示予測0.62 / 5年
想定配当性向0.0%
予想EPSの信頼度調整×1.049(同業種のガイダンス達成率実績に基づく)
implied PBR / PER0.74倍 / 75.2倍

感応度: 株主資本コスト±1%で 61円〜64円、ω±0.1で 62円〜63円。

注記:

  • 税負担・買収関連費用・少数株主持分等により、営業利益に対して純利益が大きく圧縮されています(純利益÷営業利益 33%)。本値はその圧縮を額面どおり反映しており、要因が一時的であれば実力値はこれより高い可能性があります。
  • 予想ROEが株主資本コストを下回るため、理論値は1株純資産を下回る水準になります。
  • 四半期末時点の純資産を使用しています(通期予想との間に期間のずれがあります)。
  • 純資産に非支配株主持分を含むため、理論値はやや高めに算出される可能性があります。

(算出モデル: 残余利益モデル(Ohlson型・明示5年フェード) / 金利基準月: 2026-08 / 公表データのみからの機械算出値であり、市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではなく、将来の株価を予測・保証するものではありません)


本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。