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48092026 第1四半期プライムJGAAP

パラカ(4809) 2026年度第1四半期決算 増収・営業益1%増

2026年度第1四半期の売上高は46.4億円(前年同期比+5.2%)、営業利益は8.7億円(同+1.4%)。以下、セグメント別の増減要因とキャッシュフローを確認します。

パラカ株式会社

不動産/不動産業


クイックビュー

指標当期前年同期YoY
売上高¥46.4億¥44.1億+5.2%
営業利益¥8.7億¥8.6億+1.4%
経常利益¥7.8億¥7.8億−1.3%
純利益¥5.3億¥5.3億−0.1%
ROE(年換算)10.3%10.2%-

Executive Summary

増収は維持したものの、販管費増加と金利負担の拡大により経常利益以下は増益に結びつかず、増収減益的な様相となった。売上高は46.4億円(前年44.1億円、YoY+5.2%)、営業利益は8.7億円(同8.6億円、YoY+1.4%)、経常利益は7.8億円(同7.8億円、YoY-1.3%)、純利益は5.3億円(同5.3億円、YoY-0.1%)。売上原価が売上高に概ね連動する中、販管費が9.4%増と成長率を上回ったことに加え、支払利息が26.0%増加したことが、営業増益を経常減益へ転じさせた主因である。

業績変動要因

【売上高】売上高は46.4億円で前年同期比+5.2%。通期会社計画の増収率5.5%とほぼ整合的な水準であり、Q1進捗率は24.9%と標準的な25%近傍で推移している。セグメント情報は開示がないため、詳細な内訳分析は省略する。

【損益】売上原価は5.0%増と売上高にほぼ連動し、売上総利益率は30.9%(前年31.2%)とわずかに低下した。一方で販管費は9.4%増の5.68億円となり、売上成長率を4.2pt上回ったことが営業利益率を前年同期比約69bp圧迫した。営業利益は8.7億円(+1.4%)と増益を確保したが、支払利息が26.0%増の0.92億円となったことで、経常利益は7.8億円(-1.3%)へ転じた。特別損益は固定資産売却益0.1億円と除却損0.0億円で差引0.03億円の小幅な純益であり、税引前利益への影響は限定的である。純利益は5.3億円で前年同期比ほぼ横ばい(-0.1%)。結論として、増収減益(経常・純利益ベース)の決算である。

主要財務指標

【収益性】営業利益率18.7%(前年19.4%)、純利益率11.5%(前年12.1%)はいずれも縮小傾向にあるが、絶対水準としては良好圏にある。年換算ROEは10.3%で、純利益率と財務レバレッジ(自己資本比率41.0%)に支えられた構造である。【キャッシュ品質】特別損益の影響が小さく、利益の大部分は営業活動に基づく実質的なものである。【投資効率】総資産回転率は低く、有形固定資産(主に土地)が総資産の88.6%を占める資産保有型の事業構造がROAを抑制している。【財務健全性】自己資本比率は41.0%(前年42.2%)とわずかに低下、流動比率は87.5%と100%を下回り、流動負債が流動資産を上回る運転資本構造にある。現金及び預金35.6億円は短期借入金5.05億円を大幅に上回り、短期的な資金繰りの余力は確保されているが、1年内返済予定の長期借入金28.8億円が流動負債に含まれる点はモニタリングが必要である。インタレストカバレッジは9.4倍と利払い余力は強固である。

キャッシュフロー分析

CF計算書の開示はないため、BS推移から資金動向を分析する。有形固定資産は前年同期比44.6億円→44.6億円台へ増加し、特に土地が5.2億円増の402.7億円となった。この資産拡大に対応して長期借入金は5.1億円増の219.3億円となり、資産取得が借入により調達されている構図がうかがえる。現金及び預金は35.6億円で前年同期の36.7億円からわずかに減少しており、資産取得や利払いに資金が使われた可能性がある。自己株式は1.1億円増加し4.8億円のマイナスとなっており、株主還元にも一定の資金を配分している。総じて、投資(土地取得)と資金調達(借入)が並行して進む資本配分構造であり、手元資金の水準は現状維持されている。

収益の質

当期の利益は主として営業活動に基づく実質的なものであり、特別損益の影響は極めて小さい。特別利益は固定資産売却益0.1億円、特別損失は固定資産除却損0.04億円で、差引0.03億円の純益にとどまり、税引前利益7.8億円に対する影響は僅少である。営業外損益では、営業外収益がほぼゼロである一方、営業外費用は支払利息0.9億円が主体で前年同期比26.0%増加しており、この金利負担の増加が営業増益を経常減益へ転じさせた主因となっている。アクルーアルの観点では、法人税等は2.4億円で前年同期と同水準であり、税負担の変動による利益の歪みは小さい。総じて、増収と営業増益にもかかわらず、金融費用という非事業的要因が経常段階の利益の質をやや押し下げている。

業績予想・ガイダンス

通期会社予想に対するQ1進捗率は、売上高24.9%、営業利益25.3%、経常利益25.5%、純利益25.6%であり、いずれも標準的な25%近傍で推移し、順調な進捗を示している。通期予想は売上高186.0億円(YoY+5.5%)、営業利益34.3億円(YoY+5.0%)、経常利益30.4億円(YoY+3.1%)、純利益20.9億円(YoY+2.2%)である。Q1時点で営業利益は増益基調にあるが、経常利益は前年同期比減益となっており、通期計画達成には販管費増勢の抑制と金利負担のコントロールがQ2以降の焦点となる。

株主還元

通期予想配当は70.00円、予想EPS206.95円に基づく予想配当性向は33.8%であり、利益面で無理のない持続可能な水準にある。利益剰余金は166.9億円で純資産の80.8%を占め、配当支払いの原資は厚い。自己株式は前年同期比1.1億円増加しマイナス4.8億円となっており、配当に加えた株主還元が行われている。配当と自己株式取得の双方を勘案する場合は総還元性向として区別して評価する必要があるが、自己株式取得の具体的な取得総額の開示はないため、配当性向のみを基準として評価する。

リスク要因

  1. 金利上昇・借入依存リスク: 有利子負債224.4億円、長期借入金219.3億円を抱え、Q1支払利息は前年同期比26.0%増の0.92億円となった。金利環境の変化は経常利益への影響が大きい。

  2. 流動性・借換えリスク: 流動比率87.5%で運転資本はマイナス6.7億円。1年内返済予定の長期借入金28.8億円を含む短期資金需要への対応は、借換え環境の影響を受けやすい。現金35.6億円は短期借入金5.1億円を大幅に上回るが、流動負債全体への不足は継続している。

  3. 資産集中・稼働リスク: 土地が総資産の80.0%を占める資産保有型の事業構造であり、用地取得コストや駐車場需要の変動、競合参入による稼働率・料金単価への影響が収益性を左右する。

業種ベンチマーク(参考・当社調べ)

業種ベンチマーク(real_estate)

収益性・リターン

指標自社中央値 (IQR)Delta
営業利益率18.7%
純利益率11.5%

自社の収益性指標は開示された比較対象データが限定的であり、業種内での相対位置づけの明確な評価は困難である。

成長性・資本効率

指標自社中央値 (IQR)Delta
売上高成長率(前年比)5.2%

成長率についても業種中央値データが不足しており、明確な相対比較はできない。

※出所: 当社集計

決算上の注目ポイント

  1. 営業利益率18.7%、純利益率11.5%、年換算ROE10.3%は良好な収益水準を維持しているが、販管費増勢(前年比+9.4%)が売上成長率(+5.2%)を上回り、営業利益率を前年同期比約69bp圧迫している点は構造的な変化として注視される。

  2. 支払利息が前年同期比26.0%増加し、営業増益(+1.4%)にもかかわらず経常利益が減益(-1.3%)に転じた。土地取得を借入で進める資本配分と金利環境の関係が、今後の利益構造に影響を与え得る。

  3. 通期進捗率は売上高24.9%、営業利益25.3%、純利益25.6%と概ね順調である一方、流動比率87.5%という運転資本構造は継続的なモニタリング対象である。

理論株価(参考値)

シナリオ理論株価
bear(弱気)2,066円
base(基準)2,103円
bull(強気)2,133円
算出前提
1株純資産(BPS)2,046円
調整後予想EPS219.9円
株主資本コスト r9.77%(10年国債 2.77% + 株式リスクプレミアム 6.00% + 規模プレミアム 1.00%)
残余利益の持続係数 ω / 明示予測0.62 / 5年
想定配当性向33.8%
予想EPSの信頼度調整×1.062(同業種のガイダンス達成率実績に基づく)
implied PBR / PER1.03倍 / 9.6倍

感応度: 株主資本コスト±1%で 2,045円〜2,164円、ω±0.1で 2,102円〜2,105円。

注記:

  • 四半期末時点の純資産を使用しています(通期予想との間に期間のずれがあります)。
  • 純資産に非支配株主持分を含むため、理論値はやや高めに算出される可能性があります。

(算出モデル: 残余利益モデル(Ohlson型・明示5年フェード) / 金利基準月: 2026-07 / 公表データのみからの機械算出値であり、市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではなく、将来の株価を予測・保証するものではありません)


本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。