| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥8.0億 | ¥8.0億 | +0.0% |
| 営業利益 | ¥0.4億 | ¥0.7億 | -41.7% |
| 経常利益 | ¥0.4億 | ¥0.7億 | -40.9% |
| 純利益 | ¥0.3億 | ¥0.5億 | -37.3% |
| ROE | 0.9% | 1.4% | - |
2026年度第1四半期決算は、売上高8.0億円(前年同期比横ばい)に対し、営業利益0.4億円(同-0.3億円 -41.7%)、経常利益0.4億円(同-0.3億円 -40.9%)、純利益0.3億円(同-0.2億円 -37.3%)と、トップラインは維持したものの収益性が大きく低下した。売上総利益は2.5億円で前年同期2.6億円から微減、一方で販管費は2.1億円と前年同期1.9億円から+12.1%増加し、営業利益率は5.1%へ1.7pt悪化した。
【売上高】売上高8.0億円は前年同期比横ばいで推移。セグメント別では建設コンサルタント事業が7.0億円(構成比87.1%、前年比-2.5%)と主力事業が微減、WebSolution事業は0.6億円(同7.1%、同+45.2%)と高成長を示すものの規模は限定的、不動産賃貸等事業は0.5億円(同5.8%、同-0.4%)と横ばい。建設コンサルタント事業の微減を他事業の成長で相殺し、全体では売上横ばいとなった。【損益】売上総利益は2.5億円(粗利率31.4%)で前年同期2.6億円から-2.0%減少。販管費は2.1億円(販管費率26.2%)で前年同期1.9億円から+12.1%増加し、営業利益は0.4億円へ大幅減益。販管費増の主因は人件費や一般管理費の増加と推測される。営業外損益では受取配当金0.1億円、支払利息0.1億円が相殺され、経常利益は0.4億円。特別損益の計上はなく、税引前利益0.4億円から税金0.1億円を控除し純利益0.3億円となった。経常利益と純利益の乖離は小さく、一時的要因の影響は限定的。結論として、売上横ばい・減益の「横ばい減益」局面にあり、販管費コントロールが最優先課題である。
建設コンサルタント事業は売上高7.0億円(構成比87.1%、前年比-2.5%)、セグメント利益2.4億円(利益率33.8%)で主力事業に位置づけられる。WebSolution事業は売上高0.6億円(同7.1%、同+45.2%)、セグメント利益0.05億円(利益率8.0%)と高成長だが利益率は建設コンサルタント比で低位。不動産賃貸等事業は売上高0.5億円(同5.8%、同-0.4%)、セグメント利益0.1億円(利益率23.9%)と安定収益源。セグメント間では建設コンサルタント事業の利益率が最も高く、同事業への集中度が収益構造を支える一方、事業多様化の余地が課題となる。
【収益性】ROE 0.9%(前年同期から低下)、営業利益率5.1%(前年8.9%から-3.8pt悪化)と収益性は大幅に低下。売上総利益率31.4%(前年32.3%から-0.9pt)、販管費率26.2%(前年23.3%から+2.9pt)で、販管費負担増が営業利益率圧迫の主因。【キャッシュ品質】現金預金3.1億円で前年同期1.6億円から+96.4%増加するも、短期借入金18.5億円(前年13.0億円から+42.3%増)に対する現金カバレッジは0.17倍と低位。短期負債25.3億円に対し流動資産19.2億円で流動比率75.9%と100%を下回り、流動性は脆弱。【投資効率】総資産回転率0.05倍(年換算0.20倍程度)。【財務健全性】自己資本比率53.5%(前年55.6%から-2.1pt)、有利子負債21.6億円(前年18.9億円から+14.1%増)、負債資本倍率0.87倍。インタレストカバレッジは7.6倍で利息支払余力は確保されるが、短期負債比率85.7%と短期リファイナンス依存度が高く、満期ミスマッチリスクが懸念される。
現金預金は3.1億円で前年同期比+1.5億円増加し、短期的な流動性は改善したものの、短期借入金が+5.5億円増加しており、借入による資金調達が現金積み上げの主因と推測される。運転資本は-6.1億円で短期資金需要が継続。流動負債25.3億円に対する現金カバレッジは0.17倍にとどまり、流動性の脆弱性が顕著。投資有価証券3.6億円(前年3.1億円)からの受取配当0.1億円が継続的なキャッシュインとなるものの、短期借入金返済と営業CF改善が資金繰り安定化の鍵となる。
経常利益0.4億円に対し営業利益0.4億円で、営業外損益の純影響はほぼゼロ。営業外収益0.1億円の内訳は受取配当金0.1億円が主体で、営業外費用0.1億円は支払利息0.1億円が中心。金融収益・費用が相殺され、本業収益が経常利益の大半を構成する。包括利益0.6億円は純利益0.3億円を+0.3億円上回り、その他包括利益の内訳は有価証券評価差額金+0.3億円が主因。投資有価証券の含み益増加が包括利益を押し上げるが、これは評価益であり現金収入ではない。営業CFの詳細開示はないが、現金増加の主因が借入増であることから、収益の現金裏付けは限定的と推測される。
通期予想は売上高35.9億円(前年比+3.1%)、営業利益2.5億円(同+61.9%)、経常利益2.6億円(同+48.3%)、純利益1.7億円で据え置き。第1四半期終了時点での進捗率は売上高22.3%、営業利益16.4%、経常利益16.5%、純利益17.7%と、標準進捗率25%を下回る。特に営業利益の進捗遅れが目立ち、通期予想達成には第2四半期以降の大幅な利益改善が必要。建設コンサルタント事業の受注時期や案件進捗に季節性があるとすれば、下期偏重の収益構造が前提と推測される。予想修正は実施されておらず、会社は当初計画の達成を見込むが、販管費抑制と粗利率改善の実現が前提条件となる。
配当予想は通期0円で、前年実績も0円のため配当性向は算出不可。自社株買いの実績開示もなく、株主還元施策は現時点で確認されない。純資産35.6億円、1株当たり純資産635円の水準からは配当余地は存在するが、短期的な流動性改善と利益回復が優先課題であり、配当再開は利益水準と財務基盤の安定化が前提となる。
【業種内ポジション】(参考情報・当社調べ) 当社の収益性指標を業種(IT・通信)中央値と比較すると、ROE 0.9%は業種中央値0.2%(2025-Q1)を上回るものの絶対水準は低位、営業利益率5.1%は業種中央値5.3%とほぼ同水準。純利益率3.9%は業種中央値0.6%を大きく上回り、相対的に利益率は健闘。一方、総資産回転率0.05倍(年換算0.20倍程度)は業種中央値0.18倍を上回る水準だが、四半期ベースでの比較は制約がある。自己資本比率53.5%は業種中央値68.9%を下回り、財務健全性は業種内で相対的に低位。売上成長率は横ばいで業種中央値+25.5%を大きく下回り、成長性の面で劣後。ルール・オブ・40(成長率+利益率)は約5%で業種中央値31%を大幅に下回り、成長と収益のバランスで課題がある。(業種: IT・通信(3社)、比較対象: 2025-Q1、出所: 当社集計)
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。