- 営業利益: -5.41億円
- 当期純利益: -5.27億円
- 1株当たり当期純利益: -8.49円
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減率 |
|---|
| 営業利益 | -5.41億円 | -5.73億円 | +5.6% |
| 営業外収益 | 6万円 | - | - |
| 営業外費用 | 4,000円 | - | - |
| 経常利益 | -5.30億円 | -5.73億円 | +7.5% |
| 税引前利益 | -5.59億円 | - | - |
| 法人税等 | 91万円 | - | - |
| 当期純利益 | -5.27億円 | -5.60億円 | +5.9% |
| 1株当たり当期純利益 | -8.49円 | -9.11円 | +6.8% |
| 1株当たり配当金 | 0.00円 | 0.00円 | - |
| 項目 | 当期末 | 前期末 | 増減 |
|---|
| 流動資産 | 73.25億円 | - | - |
| 現金預金 | 69.95億円 | - | - |
| 固定資産 | 1.94億円 | - | - |
| 有形固定資産 | 1.80億円 | - | - |
| 無形資産 | 2百万円 | - | - |
| 総資産 |
| 項目 | 値 |
|---|
| 流動比率 | 8334.9% |
| 当座比率 | 8334.9% |
| 負債資本倍率 | 0.03倍 |
| 実効税率 | -0.2% |
| 項目 | 値 |
|---|
| 発行済株式数(自己株式含む) | 62.14百万株 |
| 自己株式数 | 121株 |
| 期中平均株式数 | 62.14百万株 |
| 1株当たり純資産 | 109.71円 |
| 項目 | 金額 |
|---|
| 第2四半期配当 | 0.00円 |
| 期末配当 | 0.00円 |
このデータはXBRLファイルから自動抽出されたものです。正確性については開示資料の原本をご確認ください。
株式会社ステムリム(単体、JGAAP)の2026年度第1四半期は、営業損失5.41億円、経常損失5.30億円、当期純損失5.27億円となり、赤字継続の立ち上がりでした。売上高・売上総利益・販管費の詳細は未記載で、収益構造の内訳把握には制約があります。バランスシートは総資産70.81億円、負債合計2.04億円、純資産68.17億円と、実質的に無借金・潤沢な手元資金(現金預金69.95億円)を背景に極めて強固な財務基盤を維持しています。流動比率8,334.9%、当座比率8,334.9%と流動性は極めて高く、短期的な資金繰り懸念は見当たりません。財務レバレッジは1.04倍(総資産/自己資本)と低く、資本の健全性が際立ちます。EPSは-8.49円、BPS(計算値)は109.71円で、赤字ながら1株当たり純資産は厚みがあります。売上関連の開示がないため収益性指標(粗利率、営業利益率、ROA報告値など)は算出不能ですが、四半期純損失5.27億円を期末自己資本で割った概算四半期ROEは-7.7%(単純年換算で約-30%)と推定されます(期中平均資本が未入手のため近似)。損益段階では、営業損益から経常損益にかけての差は小幅で、非営業項目の影響は限定的とみられます(内訳の多くが未記載)。キャッシュフロー計算書は未記載で、利益とキャッシュフローの連動性や運転資本の実額変動は評価困難です。現金預金69.95億円は損失規模(Q1で-5.27億円)に対し十分なバッファとなっており、単純試算のキャッシュ・ランウェイは概ね3年前後を見込めます(Q1損失を一定と仮定した非常に粗い目安)。配当情報は未記載で、赤字・研究開発投資フェーズを踏まえれば近時の配当実施余地は限定的とみられます。今期の投資家視点では、費用構造(R&D、G&A)の管理、提携収入やマイルストン収入の獲得、資本政策(希薄化管理)と手元資金の最適配分が主要論点です。データは四半期単体、主要収益・費用明細が未記載のため、収益性分解やキャッシュフロー品質評価には前提を伴う点に留意ください。総じて、赤字継続ながらも資金面の安全余裕度は高く、短中期の事業進捗(提携・開発マイルストン)が財務指標のトレンドを大きく左右する局面です。
ROE分解(デュポン近似):期末値ベースでの概算。純利益率:算出不可(売上未記載)。総資産回転率:算出不可(売上未記載)。財務レバレッジ:1.04倍(総資産70.81 / 純資産68.17)。四半期ROE近似:-5.27 / 68.17 = -7.7%(単純年換算約-30%)。利益率の質:営業損失が主因で赤字。営業外収益・費用は多く未記載で、経常損失(-5.30億円)が営業損失(-5.41億円)より小さいことから、非営業項目はネットで軽微なプラス/小幅影響にとどまった可能性。営業レバレッジ:売上が未記載のため定量評価不可。研究開発費の詳細も未記載だが、赤字幅と固定的な費用性質(R&D、G&A)を踏まえると、売上/一時金の変動に対して損益感応度が高い構造と推定される。
売上持続可能性:売上高未記載のため定量評価不可。一方、EPS(-8.49円)と四半期純損失(-5.27億円)から、現時点では商業収益よりも研究開発・提携収入に依存する段階である可能性が高い。利益の質:営業段階での赤字が継続。非営業項目の影響は限定的で、根本的な改善には収益源(提携マイルストン、技術料、ロイヤルティ等)の獲得や費用最適化が必要。見通し:短期は費用抑制とキャッシュの効率活用が焦点。中期は開発マイルストン/提携収入のタイミングにより損益が大きく振れるリスクと機会が並存。売上データ未記載のため、定量的な成長率やTAMの検証は本開示のみでは不可能。
流動性:現金預金69.95億円、流動負債0.88億円、流動比率8,334.9%、当座比率8,334.9%と極めて良好。運転資本72.37億円。支払能力:負債合計2.04億円に対し現金が大幅超過、実質ネットキャッシュ。インタレストカバレッジは未記載だが、有利子負債の開示がなく金利負担は限定的と推測。資本構成:純資産68.17億円、財務レバレッジ1.04倍、負債資本倍率0.03倍と保守的。BPS(計算値)109.71円と自己資本の厚みを確認。なお、BS内訳には一部未記載やセグメントの重複可能性があり、詳細分析には補足資料が必要。
利益の質:キャッシュフロー計算書未記載のため、損益とキャッシュ創出の連動性検証は不可。減価償却費やR&D費も未記載でEBITDAの推計も困難。FCF分析:営業CF・投資CF未記載のためFCFは算出不可。定性的には、Q1純損失-5.27億円に対し現金69.95億円が十分な緩衝材。運転資本:売掛金・棚卸資産の開示なし。短期負債は0.88億円と小さく、運転資本需要は限定的とみられるが、提携一時金の入出金や研究開発前払コストの変動がキャッシュに与える影響は大きい可能性。
配当性向評価:配当情報未記載、当期純損失のため理論上の配当余地は限定的。FCFカバレッジ:営業CF・FCF未記載のため評価不可。配当方針見通し:赤字・開発投資フェーズでは内部留保と手元資金の確保が優先されやすい。現状では安定配当よりも研究開発・事業提携への資源配分が合理的とみられる。
ビジネスリスク:
- 売上未記載で収益モデルの可視性が低い(提携一時金やマイルストンのタイミング依存度が高い可能性)
- 研究開発マイルストンの達成遅延・規制承認リスクに伴う収益化の不確実性
- 主要パートナー/提携先への依存度上昇リスク(契約条件変更・解消リスク)
- 人材確保・R&D費用インフレによる固定費負担増
- 知的財産の保護・係争リスク
財務リスク:
- 赤字継続に伴う潜在的なエクイティ・ファイナンス(希薄化)リスク
- マイルストン収入の期ズレによるキャッシュフロー変動
- 為替・金利の市場変動(保有現預金の運用リターン/評価)
- 会計上の見積り不確実性(研究開発費、前払費用、減損の可能性)
主な懸念事項:
- 売上高・R&D費の未開示により、費用構造とブレークイーブン水準の精緻推計が困難
- キャッシュフロー情報未記載で利益の質(CF裏付け)の検証ができない
- 赤字幅の縮小に向けた具体的な収益ドライバー(提携・進捗マイルストン)の時期と確度
重要ポイント:
- Q1は純損失5.27億円、営業損失5.41億円と赤字継続
- 財務は極めて健全(現金69.95億円、負債2.04億円、レバレッジ1.04倍)で短期資金繰りは盤石
- 収益性指標の分解は売上未記載で困難、非営業影響は限定的
- キャッシュ・ランウェイは概ね3年前後(Q1損失水準を単純仮定)
- 今後の損益は提携収入/マイルストンや費用最適化に大きく依存
注視すべき指標:
- 研究開発マイルストン・提携一時金の獲得状況と時期
- 四半期の営業損失トレンド(費用最適化の進捗)
- 現金・同等物の四半期推移(キャッシュバーン)
- 潜在的な増資・希薄化に関する開示(発行済株式数の変動)
- R&D費とG&A費の明細開示(次四半期以降の開示充実度)
セクター内ポジション:
国内バイオ・創薬開発企業群の中では、手元現金の厚みと低レバレッジで財務耐性は上位だが、売上の可視性やキャッシュフロー未記載により収益化の透明性は相対的に低い。短中期は非連続的な提携収入・マイルストンが相対パフォーマンスを左右する局面。
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