- 営業利益: -8.31億円
- 当期純利益: -8.41億円
- 1株当たり当期純利益: -77.04円
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減率 |
|---|
| 営業利益 | -8.31億円 | -9.16億円 | +9.3% |
| 営業外収益 | 41万円 | - | - |
| 営業外費用 | 10百万円 | - | - |
| 経常利益 | -8.40億円 | -9.15億円 | +8.2% |
| 税引前利益 | -9.16億円 | - | - |
| 法人税等 | 1百万円 | - | - |
| 当期純利益 | -8.41億円 | -9.17億円 | +8.3% |
| 減価償却費 | 79万円 | - | - |
| 1株当たり当期純利益 | -77.04円 | -111.44円 | +30.9% |
| 1株当たり配当金 | 0.00円 | 0.00円 | - |
| 項目 | 当期末 | 前期末 | 増減 |
|---|
| 流動資産 | 3.95億円 | - | - |
| 現金預金 | 3.39億円 | - | - |
| 固定資産 | 40百万円 | - | - |
| 有形固定資産 | 37百万円 | - | - |
| 総資産 | 5.08億円 | 4.34億円 | +74百万円 |
| 流動負債 |
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減 |
|---|
| 営業活動によるキャッシュフロー | -10.67億円 | - | - |
| 財務活動によるキャッシュフロー | 9.09億円 | - | - |
| 項目 | 値 |
|---|
| 流動比率 | 252.1% |
| 当座比率 | 252.1% |
| 負債資本倍率 | 0.44倍 |
| 実効税率 | -0.1% |
| 項目 | 値 |
|---|
| 発行済株式数(自己株式含む) | 11.53百万株 |
| 自己株式数 | 198株 |
| 期中平均株式数 | 10.93百万株 |
| 1株当たり純資産 | 30.80円 |
| EBITDA | -8.30億円 |
| 項目 | 金額 |
|---|
| 第2四半期配当 | 0.00円 |
| 期末配当 | 0.00円 |
| 項目 | 予想値 |
|---|
| 営業利益予想 | -15.00億円 |
| 経常利益予想 | -15.10億円 |
| 当期純利益予想 | -15.12億円 |
| 1株当たり当期純利益予想 | -155.45円 |
| 1株当たり配当金予想 | 0.00円 |
このデータはXBRLファイルから自動抽出されたものです。正確性については開示資料の原本をご確認ください。
当Q2は、事業収益が開示されない中で営業損失8.31億円・最終損失8.41億円と赤字幅の大きい決算であり、キャッシュ消費が顕著でした。主要数値として、営業損失8.31億円、経常損失8.40億円、税後損失8.41億円、営業CF▲10.67億円、財務CF+9.09億円、期末現金3.39億円、総資産5.08億円、純資産3.55億円、流動比率252.1%を確認できます。営業外収益は実質ゼロ、営業外費用は0.10億円と軽微で、損失の大半はオペレーション(研究開発・管理費)に起因しています。利益率やマージンのbp変化は比較データが未開示のため定量比較不可ですが、営業赤字の絶対額からみてマージンは大幅なマイナス領域にあると推測されます。EPSは▲77.04円、1株当たり純資産は30.80円と、希薄化余地や将来的な資本政策の影響が株主価値に与える可能性を示唆します。営業CFは▲10.67億円と純損失▲8.41億円を上回るキャッシュアウトで、損益よりキャッシュ消費が速い点は収益化前のバイオ企業らしいが、資金繰り上のプレッシャーを高めています。営業CF/純利益比率は1.27倍と形式上は1.0倍超ですが、両者がマイナスのため品質指標としては適切ではなく、実態はキャッシュ燃焼の加速と解釈すべきです。財務CF+9.09億円で外部資金調達に依存しており、継続的な開発投資の原資をエクイティで確保している可能性が高いです。期末現金3.39億円は流動負債1.57億円を十分にカバーする一方、上期の営業CF▲10.67億円の規模からみるとランウェイは短く、追加調達のタイミング管理が極めて重要です。貸借対照表は純資産3.55億円・負債1.57億円でD/E0.44倍、自己資本比率は概算で約70%とレバレッジは低いものの、利益剰余金▲99.31億円と累積赤字の大きさが将来の資本政策を制約し得ます。ROICは計算上▲5,138.8%と極端な負値で、収益化前の創薬企業では指標の有用性が限定的である点に留意が必要です。営業外の寄与が小さいため、短期的な損益の改善には費用構造の最適化か、マイルストン収入・提携一時金等の非希薄化資金の獲得が鍵となります。満期ミスマッチは現時点で限定的(流動資産3.95億円>流動負債1.57億円)ですが、運転資本の変動情報が未開示で注意が必要です。配当は未開示であり、赤字・FCF不足を踏まえると当面の分配は想定しにくいです。総じて、研究開発の前進と資金調達の確実性が最重要のボトルネックで、短期的には希薄化リスク管理、長期的にはパイプラインの価値顕在化がバリュードライバーになります。なお、当社は総合商社ではなく、持分法利益や資源価格連動の分析軸は今回適用外です。
デュポン分解の考え方に沿って整理します。ROE=純利益率×総資産回転率×財務レバレッジで分解されますが、売上高・売上総利益が未開示のため純利益率や総資産回転率の厳密計測はできません。現実的には、(1)純利益率は収益化前のため大幅なマイナス、(2)総資産回転率は売上未計上に近く極めて低位、(3)財務レバレッジは総資産/自己資本≈1.43倍と低~中程度で、ROE悪化の主因は純利益率と資産回転の低さにあります。最も変化が大きい要素は収益化の遅延に伴う純利益率(=損失率)で、研究開発費・固定費が売上に先行して発生するビジネス特性に起因します。足元の損失はパイプライン開発のステージ進展(治験費用・CMC・外注費)に連動しており、収益イベント(提携一時金、マイルストン、製品上市)が発生するまで継続する構造的要因です。持続性の観点では、費用はステージに応じて変動しつつも収益イベントまで赤字基調が続く可能性が高く、短期の一時的要因というよりはフェーズ進行に伴う持続的な投資と評価します。懸念されるトレンドとして、販管費・R&Dの伸びが売上成長を上回る(売上が事実上ゼロ)状況が継続しており、営業レバレッジは当面マイナスに作用します。よって、ROE/ROICの改善には(a)非希薄化の収益イベント獲得、(b)開発優先順位付けによるキャッシュバーン抑制、(c)資本コストを下回らない資金調達の実行が必要です。
売上・粗利の開示がなく、成長率の定量評価は不可です。現状はパイプライン投資先行で営業損失が拡大しており、短期のトップライン成長は期待しにくい一方、提携・共同開発契約やマイルストン収入の獲得があれば一時的な売上計上は起こり得ます。利益の質は、営業外の寄与がごく小さく、損益のドライバーがほぼ研究開発・管理費に集中している点で予見可能性は限定的です。見通しとしては、(1)臨床進捗と規制マイルストンのタイムライン、(2)提携交渉のステータス、(3)追加資金調達のタイミング・規模が成長パスの前提条件となります。短期は費用最適化と非希薄化資金(助成金、前受金)の獲得、中期は主要パイプラインの価値検証が利益転換の鍵です。
流動比率252.1%、当座比率252.1%と短期流動性は現時点で良好です。D/Eは0.44倍とレバレッジは低く、流動負債1.57億円に対して現金3.39億円でキャッシュカバーは十分です。満期ミスマッチリスクは、流動資産3.95億円>流動負債1.57億円の構図から短期的には限定的。ただし上期の営業CF▲10.67億円という消費ペースを踏まえると、流動性の静態指標に対し動態的なランウェイは短めで、追加調達依存が高い点は警戒が必要です。オフバランス債務の開示はなく評価不能。自己資本比率は概算で約70%(純資産3.55/総資産5.08)と自己資本厚めですが、利益剰余金▲99.31億円の累積赤字が継続し、将来的に資本毀損リスクへ発展し得るため資本政策の継続が前提となります。流動比率<1.0やD/E>2.0の警告条件には該当しませんが、赤字継続が逆風です。
営業CF▲10.67億円は純損失▲8.41億円を下回り、損益以上のキャッシュ消費(開発費支払い、前払費用増、未払費用減少等の運転資本要因を含む可能性)を示唆します。営業CF/純利益は形式上1.27倍ですが、両者マイナスのため品質指標としては解釈注意で、実態はキャッシュアウトが損失を上回るネガティブシグナルです。投資CFは未開示でCAPEX水準不明。財務CF+9.09億円と大きな資金調達がキャッシュバーンを補填しており、FCF(営業CF+投資CF)は未開示ながらマイナスと推定されます。配当・自社株買いはなく、現状のFCFでは株主還元の余地は限定的。運転資本の明細開示がなく、売上未計上下で前受・未払の期中変動がキャッシュに与える影響の可視性は低いです。今後は月次バーンレート、受取補助金・助成金、提携前受金の有無が品質評価の鍵となります。
当期は赤字・マイナスFCFが見込まれ、配当は事実上困難と判断します(開示はN/A)。配当性向は算出不能、FCFカバレッジも算出不能ですが、営業CFが大幅マイナスのため持続可能な分配余力はありません。資本政策は当面、希薄化を伴うエクイティ調達や新株予約権行使等が中心となる可能性が高く、還元方針は収益化イベント発生後に再検討されるのが現実的です。
ビジネスリスク:
- 臨床開発の失敗・遅延による価値毀損リスク
- 規制承認プロセスの不確実性(治験成績・安全性プロファイル)
- 提携・マイルストン獲得の遅れによる収益化遅延
- 少数パイプラインへの依存度の高さ
- 人材確保・CMC/外注先の供給制約
財務リスク:
- 営業CF大幅マイナスに伴う短期ランウェイの不足
- エクイティ調達依存に伴う希薄化リスク
- 累積赤字の拡大と将来的な資本毀損リスク
- 金利・市場環境悪化による調達条件の悪化
- 為替変動による治験費・外注費の増加(外貨支出がある場合)
主な懸念事項:
- 期末現金3.39億円に対し上期営業CF▲10.67億円とキャッシュバーンが大きい点
- 売上未開示・実質ゼロに近い中での固定費負担の継続
- ROICが大幅マイナスで資本効率が可視的に低い点(指標適合性に留意)
- 外部資金調達のタイミングと規模に関する不確実性
- 運転資本の明細未開示によるキャッシュ変動要因の不透明性
重要ポイント:
- 収益化前で営業赤字8.31億円、営業CF▲10.67億円とキャッシュバーンが大きい
- 流動比率252%・D/E0.44倍で静態の流動性は良好だが、動態的ランウェイは短い可能性
- 財務CF+9.09億円と外部資金調達依存が継続
- EPS▲77.04円、BPS30.80円で資本希薄化の影響が株主価値に直結
- ROICは大幅マイナスで、当面は指標より開発マイルストン進捗と資金繰りが焦点
注視すべき指標:
- 月次キャッシュバーンと期末現金残高
- 追加資金調達(規模・条件・希薄化率)
- 主要パイプラインの臨床マイルストン(治験開始/読出/提携)
- 助成金・一時金・前受金など非希薄化資金の獲得状況
- 費用コントロール(R&D比率、外注費、固定費の最適化)
セクター内ポジション:
国内創薬ベンチャー群の中でも外部資金調達依存度は高く、手元資金規模は相対的に小さい一方、財務レバレッジは低位でバランスシートの柔軟性は残る。短期は希薄化管理と資金調達の確実性が相対パフォーマンスの鍵。
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