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45752026 第2四半期グロースJGAAP

キャンバス(4575) 2026年度第2四半期決算

2026年度第2四半期の営業損失は6億円。以下、セグメント別の増減要因とキャッシュフローを確認します。

医薬品


クイックビュー

指標当期前年同期YoY
売上高---
営業利益−¥6.0億−¥4.7億−28.2%
経常利益−¥5.7億−¥4.8億−18.6%
純利益−¥5.7億−¥4.8億−18.3%
ROE(年換算)−47.8%−32.6%-

Executive Summary

研究開発型企業として資金消費を伴う損失局面が継続し、損失幅は前年同期から拡大した。営業損失は6.00億円で前年同期の4.68億円から28.2%拡大、経常損失は5.68億円で前年同期比18.6%拡大、純利益は5.68億円の損失で前年同期比18.3%拡大した(純利益は連結純利益)。経常損失が営業損失より小幅な拡大にとどまったのは、為替差益0.30億円の営業外収益が一部相殺したためであり、事業の収益力自体の改善を示すものではない。

業績変動要因

【売上高】本決算では売上高の開示がなく、研究開発投資段階にある事業構造を反映している。

【損益】営業損失は6.00億円で前年同期比28.2%拡大し、損益の中心的な悪化要因となった。経常損失は5.68億円にとどまり、為替差益0.30億円と受取利息0.02億円を含む営業外収益0.32億円が営業損失の悪化を一部緩和した。税引前損失5.68億円に対し法人税等はわずか0.01億円で、純損失は5.68億円となった。営業段階の損失拡大が主導する構造であり、減収減益(正確には無収益下での損失拡大)という結論になる。

主要財務指標

【収益性】営業損失6.00億円、経常損失5.68億円、純損失5.68億円といずれも前年同期から悪化し、ROE(年換算)は-47.8%と極めて低水準である。自己資本比率は96.1%と高いが、これは負債活用の少なさを反映するものであり、収益性の低さを相殺するものではない。【キャッシュ品質】営業CFは-6.53億円で純損失5.68億円を上回る資金流出となっており、営業CFが純損失を上回る流出という点で利益の現金化とは逆方向の動きを示す。【投資効率】投下資本に対する損失負担は大きく、開発投資が収益化に至っていない局面が続いている。【財務健全性】流動資産23.77億円に対し流動負債0.96億円と流動性は極めて厚く、負債資本倍率も低位にとどまるが、利益剰余金は-145.80億円の累積損失を抱え、純資産は前年同期の29.43億円から23.76億円へ19.3%減少した。

キャッシュフロー分析

営業CFは-6.53億円で、前年同期の-1.71億円から4.83億円悪化し、資金流出のペースが加速している。営業CFは純損失5.68億円を0.85億円上回る流出となっており、前払金の増加0.64億円が拘束要因の一つである。財務CFによる資金調達は当期に見られず、現金及び預金は前年同期末の28.28億円から22.02億円へ6.26億円減少した。この結果、資金の主な出入りは営業活動による流出が中心であり、期末現金水準は今後の資金消費ペースを注視する必要がある局面にある。

収益の質

経常損失5.68億円は、営業損失6.00億円に対し為替差益0.30億円を中心とする営業外収益0.32億円が一部を相殺した結果であり、この改善分は事業の恒常的な収益力とは区別すべき一時的要素である。法人税等は0.01億円にとどまり、税引前損失とほぼ同額の純損失が計上されている。営業CFが純損失を上回る流出となっている一方、アクルーアル比率は低位であり、損失の計上が非現金アクルーアルによって大きく歪められている兆候は限定的である。総じて、経常段階での損失縮小は為替という非経常要因に依存しており、収益の質としては営業損失の推移を重視すべきである。

株主還元

第2四半期配当および通期配当予想はいずれも1株当たり0円で、当四半期における配当予想の修正はない。配当を実施していないため配当性向は実質0%である。営業CFが-6.53億円、純損失が5.68億円と資金流出が続く局面にあり、現金及び預金22.02億円を含む内部資金は事業継続および開発投資への配分が優先される状況にある。

リスク要因

  1. 開発進捗リスク: 研究開発型事業として臨床開発の遅延や試験結果、承認取得の不確実性が収益化時期を左右する。営業損失は前年同期比28.2%拡大しており、開発投資が事業価値に結び付くまで損失継続の可能性がある。

  2. 資金消費リスク: 営業CFは-6.53億円で前年同期の-1.71億円から悪化した。現金及び預金は前年同期末比6.26億円(22.0%)減少しており、現在のペースが続く場合は将来の資金調達への依存度が高まる可能性がある。

  3. 資本政策リスク: 利益剰余金は-145.80億円の累積損失であり、純資産は前年同期比19.3%減少した。継続損失が純資産をさらに圧迫する場合、資本政策上の柔軟性が低下する可能性がある。一方で負債資本倍率0.04倍、流動比率2,466.3%と短期的な財務健全性は高水準にある。

業種ベンチマーク(参考・当社調べ)

業種ベンチマークデータなし ※出所: 当社調べ

決算上の注目ポイント

  1. 営業損失6.00億円・純損失5.68億円は前年同期からいずれも拡大しており、開発投資段階における損失継続の傾向が確認できる。

  2. 営業CFは-6.53億円で純損失を上回る資金流出となっており、現金及び預金は22.02億円まで減少した。今後の資金消費ペースが、開発活動の継続力を左右する構造的な観測ポイントとなる。

  3. 流動比率2,466.3%、負債資本倍率0.04倍という保守的な資本構成は短期的な財務耐性を示す一方、無配方針は資金流出局面における内部資金保持の姿勢と整合している。


本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。