- 売上高: 4.31億円
- 営業利益: -4.75億円
- 当期純利益: -5.55億円
- 1株当たり当期純利益: -1.89円
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減率 |
|---|
| 売上高 | 4.31億円 | 2.25億円 | +91.6% |
| 売上原価 | 4.03億円 | 2.90億円 | +39.1% |
| 販管費 | 2.18億円 | 2.04億円 | +6.7% |
| 営業利益 | -4.75億円 | -5.31億円 | +10.5% |
| 営業外収益 | 40万円 | 2百万円 | -82.2% |
| 営業外費用 | 18百万円 | 16百万円 | +11.2% |
| 経常利益 | -4.93億円 | -5.45億円 | +9.5% |
| 税引前利益 | -5.54億円 | -5.45億円 | -1.7% |
| 法人税等 | 1百万円 | 1百万円 | +0.0% |
| 当期純利益 | -5.55億円 | -5.46億円 | -1.7% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | -5.55億円 | -5.45億円 | -1.8% |
| 包括利益 | -5.55億円 | -5.45億円 | -1.8% |
| 支払利息 | 66万円 | 55万円 | +20.0% |
| 1株当たり当期純利益 | -1.89円 | -2.18円 | +13.3% |
| 1株当たり配当金 | 0.00円 | 0.00円 | - |
| 項目 | 当期末 | 前期末 | 増減 |
|---|
| 流動資産 | 18.86億円 | 11.06億円 | +7.80億円 |
| 現金預金 | 16.75億円 | 8.34億円 | +8.41億円 |
| 売掛金 | 45百万円 | 99百万円 | -54百万円 |
| 固定資産 | 50百万円 | 50百万円 | 0円 |
| 総資産 | 19.35億円 | 11.55億円 | +7.80億円 |
|
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減 |
|---|
| 営業活動によるキャッシュフロー | -5.25億円 | -5.79億円 | +54百万円 |
| 財務活動によるキャッシュフロー | 14.27億円 | 11.49億円 | +2.78億円 |
| 項目 | 値 |
|---|
| 純利益率 | -128.8% |
| 流動比率 | 862.6% |
| 当座比率 | 862.6% |
| 負債資本倍率 | 0.18倍 |
| インタレストカバレッジ | -725.19倍 |
| 実効税率 | -0.2% |
| 項目 | 値 |
|---|
| 発行済株式数(自己株式含む) | 338.64百万株 |
| 自己株式数 | 101株 |
| 期中平均株式数 | 294.27百万株 |
| 1株当たり純資産 | 4.86円 |
| セグメント | 売上高 | 営業利益 |
|---|
| CancerPrecisionMedical | 4.30億円 | -7百万円 |
| ResearchAndDevelopmentOfPharmaceuticalProducts | 18万円 | -2.84億円 |
このデータはXBRLファイルから自動抽出されたものです。正確性については開示資料の原本をご確認ください。
2026年度Q2は売上が大幅増(+91.9%)となる一方、営業赤字が拡大し、最終損失が継続したが、潤沢な手元資金により流動性は極めて健全と評価する。売上高は4.31億円(前年同期比+91.9%)、売上原価4.03億円から推計される売上総利益は0.28億円で、粗利率は約6.5%と低水準。販管費は2.18億円で、営業損失は4.75億円、経常損失4.93億円、当期純損失5.55億円。営業利益率は-110.2%、経常利益率-114.4%、純利益率-128.8%といずれも大幅マイナス。デュポン分解に基づくROEは-33.7%で、総資産回転率0.223倍、財務レバレッジ1.18倍が示す通り、収益性の弱さがROE悪化の主因。粗利率・営業利益率等のbpベースの前年同期比較は、前年の各段階利益未開示のため定量比較困難(売上の伸長のみ確認可能)。営業キャッシュフローは-5.25億円で、純損失-5.55億円に対する営業CF/純利益は0.95倍と、赤字局面としてはキャッシュ創出の乖離が比較的小さい(運転資本の取り崩し寄与の可能性)。現金預金は16.75億円、流動負債2.19億円に対する流動比率は862.6%と極めて高く、短期の支払能力に懸念は小さい。財務CFは+14.27億円と大きく、株式等による資金調達で現金残高を厚くしたとみられる一方、希薄化リスクは内在。簡便FCF(営業CF-設備投資)は-5.86億円で、事業活動は資金を消費している。研究開発費の内訳開示はないが、売上総利益率が6.5%と薄く、ライセンス・共同研究・受託等の売上構成次第で利益変動が大きい点に留意。実効税率は-0.2%(損失計上と税効果の影響)で、税負担は実質的に発生していない。インタレストカバレッジは-725.19倍と警告水準だが、金利費用は0.01億円と小さく、指標悪化は営業損失起因で流動性の実害は限定的。総じて、売上成長は確認できるが、粗利率の薄さと営業赤字継続が課題で、今後は高マージン案件(ライセンス一時金・マイルストン)の獲得やコスト規律が損益改善の鍵となる。現金残高と低レバレッジは12〜18カ月程度の資金ランウェイを示唆する一方、進捗が遅れる場合は追加調達(希薄化)に依存する可能性がある。データ欠落(売上総利益未記載、研究開発費・投資CF未記載)が多く、四半期のbp比較と費用の内訳分析には制約がある。短期的にはキャッシュ重視の運営で持続性は確保、中期的にはパイプラインの臨床・提携マイルストン実現が収益性改善の前提条件となる。
【デュポン分解】ROE(-33.7%) = 純利益率(-128.8%) × 総資産回転率(0.223) × 財務レバレッジ(1.18)。【変化の大きい要素】最も重いマイナス寄与は純利益率で、売上規模に対して固定費負担が大きく、営業損失が純損失に直結している。総資産回転率は0.223倍と低く、潤沢な現金保有が資産効率を希薄化。レバレッジは1.18倍と低水準で、ROEの悪化を増幅する要因にはなっていない。【ビジネス上の理由】売上総利益率が約6.5%と薄く、販管費2.18億円を吸収できない収益構造が営業赤字を拡大。研究開発主体の収益モデルでは、ライセンス一時金・マイルストンの有無で四半期ごとの利益変動が大きく、平準的な粗利獲得が難しい。【持続性評価】純利益率のマイナスは、構造的(研究開発先行・固定費超過)で短期的には持続する公算が高い。一方で大型ライセンスや共同研究金の計上があれば一時的に黒字化余地もあるが再現性は低い。【懸念トレンド】売上は+91.9%と伸長する一方、粗利率が6.5%と低く、売上成長>粗利成長となっている可能性が高い。販管費の明細未開示だが、現状の粗利規模では販管費伸長が売上伸長を上回ると赤字拡大リスクが高い。
売上は4.31億円(+91.9%)と大幅増。粗利率が6.5%と薄いことから、成長の質は価格/ミックスよりも案件量や一時金の計上タイミングに依存している可能性が高い。営業利益は-4.75億円で、売上増は損益の黒字化にまだ結びついていない。売上の持続性は、既存提携のマイルストン進捗と新規ライセンスの獲得に依存するため、四半期の振れが大きい点に留意。将来見通しとしては、高マージン収益(ライセンス一時金、マイルストン、ロイヤルティ)の積み上げが転機。KPIとして受注/契約件数、契約ARPU、案件粗利率の改善が確認できれば、営業レバレッジの発現余地がある。データ制約(研究開発費・投資CF未記載)のため、成長投資の規模/回収の可視性は限定的。
流動比率は862.6%、当座比率も同等で、短期支払能力は非常に強固。運転資本は16.67億円(=18.86-2.19)で潤沢。負債資本倍率0.18倍、総負債2.89億円に対し現金16.75億円でネットキャッシュの状態。D/E>2.0や流動比率<1.0の警告水準には該当せず。満期ミスマッチリスクは、流動資産が流動負債を大幅に上回るため低い。インタレストカバレッジは-725.19倍と数値上は警告だが、支払利息0.01億円と小さく、実質的な返済リスクは限定的。オフバランス債務の開示はなく、確認できない。
営業CFは-5.25億円、純損失-5.55億円に対する営業CF/純利益は0.95倍で、損益とキャッシュの乖離は比較的小さい(0.8倍未満の品質問題には該当せず)。投資CFは未記載だが、設備投資は-0.61億円。簡便FCF(営業CF-設備投資)は-5.86億円で、事業はキャッシュを消費。運転資本面では、売掛金0.45億円と在庫未記載から、運転資本の変動インパクトは限定的と推察されるが、営業CFの改善の一部が債権回収・前受の変動による可能性は否定できない。財務CF+14.27億円は主に株式発行等とみられ、当期キャッシュ残高の増加は外部資金に依存。
配当の開示はなく、赤字・マイナスFCFの状況からも実務的には無配が前提。配当性向やFCFカバレッジは算出不可だが、キャッシュは研究開発・運転資金に充当されるべき局面。将来の配当方針は、持続的な黒字化と正のFCF転換が前提で、中期的にはライセンスロイヤルティの積み上げが必要。
ビジネスリスク:
- パイプライン進捗・臨床試験結果の不確実性(開発失敗リスク)
- ライセンス一時金・マイルストン計上のタイミング依存による売上変動
- 粗利率の低さ(6.5%)による利益感応度の高さ
- キー顧客・提携先依存度の上昇(集中リスク)
財務リスク:
- 継続的なマイナスFCF(簡便FCF-5.86億円)に伴う追加資金調達需要
- エクイティファイナンス継続による株式希薄化リスク(当期財務CF+14.27億円)
- 収益性低迷に伴うROE/ROAのマイナス継続(ROE -33.7%、推計ROA -28.7%)
- 指標上のインタレストカバレッジ悪化(営業赤字起因)
主な懸念事項:
- 高マージン収益(ライセンス・ロイヤルティ)の不確実性が損益転換のボトルネック
- 粗利率の改善が確認できない場合、売上成長が赤字縮小に寄与しない可能性
- 研究開発費の未開示により費用構造の透明性が不足
- 投資CF未記載で資本配分の把握が困難
重要ポイント:
- 売上は+91.9%と大幅増だが、粗利率6.5%・営業利益率-110.2%で収益性は依然弱い
- ROEは-33.7%で、純利益率の悪化が主因。資産効率・レバレッジの影響は限定的
- 営業CF/純利益=0.95倍とキャッシュの乖離は小さいが、簡便FCFは-5.86億円で資金消費が続く
- 現金16.75億円・流動比率862.6%で短期流動性は厚い一方、財務CF+14.27億円にみる希薄化リスクは残る
- 収益性改善には高マージン収益(ライセンス一時金・マイルストン・ロイヤルティ)の積み上げが不可欠
注視すべき指標:
- ライセンス契約・マイルストン発生件数と金額(四半期)
- 粗利率と営業利益率のトレンド
- 営業キャッシュバーン(営業CF)と簡便FCF
- 現金残高と資金ランウェイ(月数)
- 研究開発費(内訳:臨床/非臨床、外注費)の開示有無
セクター内ポジション:
低レバレッジでキャッシュ厚めの体質は同業ベンチャー内で相対的に安全だが、粗利率の薄さと営業赤字規模の大きさから、マイルストン・ロイヤルティへの依存度は高く、黒字転換の可視性は中立〜弱め。
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