| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥425.3億 | ¥341.2億 | +24.7% |
| 営業利益 | ¥108.2億 | ¥70.1億 | +54.4% |
| 税引前利益 | ¥107.7億 | ¥69.5億 | +55.0% |
| 純利益 | ¥72.9億 | ¥46.8億 | +55.7% |
| ROE | 13.8% | 9.6% | - |
2026年度Q3決算は、売上高425.3億円(前年比+84.1億円 +24.7%)、営業利益108.2億円(同+38.1億円 +54.4%)、経常利益107.8億円(同+38.0億円 +54.3%)、純利益72.9億円(同+26.1億円 +55.7%)と、トップラインの高成長に加え営業利益率25.4%(前年20.5%から+4.9pt)の改善により利益成長が加速した。粗利率43.7%(前年40.7%から+3.0pt)、販管費率15.8%(前年16.4%から-0.6pt)と収益構造が好転し、営業レバレッジが顕在化した。ROE 13.8%は純利益率17.1%の拡大が主因で、総資産回転率0.483倍、財務レバレッジ1.66倍と安定的な資産効率・資本構成の下で収益力向上が業績を牽引した。
【収益性】ROE 13.8%はデュポン分解で純利益率17.1%(前年13.7%)×総資産回転率0.483倍×財務レバレッジ1.66倍の構成となり、純利益率の+3.4pt改善が最大の押上げ要因。営業利益率25.4%は前年20.5%から+4.9pt改善、粗利率43.7%(前年40.7%)と販管費率15.8%(前年16.4%)の双方が改善し営業レバレッジが効いた。総資産利益率8.3%で業種中央値3.8%を大きく上回る。税負担係数0.677、金利負担係数0.996と税・金利負担は軽い。【キャッシュ品質】営業CF 75.7億円で純利益比1.04倍、アクルーアル比率-0.3%と利益の現金裏付けは良好。フリーCF 98.1億円は投資CFがプラス寄与(投資有価証券・持分法投資売却計31.6億円)も含むが営業CFが主因。現金及び現金同等物177.4億円で短期借入金14.8億円に対するカバレッジは12.0倍。【投資効率】総資産回転率0.483倍は前年比で緩やかに改善。売上債権134.3億円で売上比31.6%、概算DSOは100日超水準で運転資本管理に改善余地。のれん364.8億円は総資産の41.4%を占め減損リスクのモニタリングが必要。【財務健全性】自己資本比率60.1%で業種中央値55.2%を上回り安定的。負債資本倍率0.66倍、Debt/Capital 21.0%と保守的な資本構成。有利子負債計140.6億円に対し現金等177.4億円でネット有利子負債は低位、インタレストカバレッジ約73倍(EBIT 108.2億円/金融費用1.5億円)と極めて健全。リース負債計96.5億円が前年比+60.4億円(+168%)増加し固定費化が進行。
営業CFは75.7億円で純利益72.9億円比1.04倍となり、利益の現金裏付けは確認できる。営業CFの内訳では税金等調整前当期純利益107.8億円に対し、減価償却費・のれん償却計16.3億円、売上債権の増加-4.1億円、仕入債務の増加+6.9億円、その他運転資本の変動と法人税等の支払-45.7億円が加減算され、売上債権の積み上がりによる一部キャッシュアウトが見られる。投資CFは+22.3億円のプラスで、有価証券売却収入12.6億円、持分法適用会社への投資売却収入18.9億円が主因となり、設備投資等のキャッシュアウトを大幅に上回った。財務CFは-34.6億円で、長期借入金の返済-7.4億円、リース負債の返済-15.3億円、配当金の支払-28.5億円、自己株式の取得-6.2億円を実施し、株主還元とリース固定費のキャッシュアウトが進行した。フリーCFは98.1億円と潤沢だが、期末配当50円前提の総配当額(約118億円)はFCFを上回る水準でFCFカバレッジは0.83倍となり、年末の高配当実行時は余資や資産売却収入の活用が前提となる。現金及び現金同等物は期首135.4億円から期末177.4億円へ+42.0億円増加し、営業CF創出と投資売却収入が資金積み上げに寄与した。
経常利益107.8億円に対し営業利益108.2億円で、営業外損益は-0.4億円の軽微な負担。内訳は受取利息・配当金2.6億円、持分法投資利益0.3億円がプラス寄与した一方、金融費用1.5億円、その他営業外費用計1.8億円が相殺した。営業外収益は売上高の0.6%と小さく、利益構成は本業のオペレーションに依存している。営業CFが純利益を4%上回っており、アクルーアル比率-0.3%と利益の現金裏付けは良好で、収益の質は高い。売上債権の増加-4.1億円と買掛金の増加+6.9億円が併存し、運転資本管理では買掛金による資金効率化が進む一方、DSOの長期化がキャッシュ回収の遅延リスクを内包する。持分法投資利益0.3億円は全体利益の0.3%と寄与は軽微で、業績は自社事業の稼ぐ力に依存している。投資CFでの売却収入31.6億円は一過性要因だが、営業CFが主因でフリーCF創出力は強固である。
【業種内ポジション】(参考情報・当社調べ) 収益性: ROE 13.8%は業種中央値7.3%(IQR 0.9-12.1%)を上回り第3四分位を超える水準。営業利益率25.4%は業種中央値6.4%(IQR 2.0-13.5%)を大幅に上回り業種内上位に位置。純利益率17.1%は業種中央値4.8%(IQR 0.6-9.4%)の約3.6倍で極めて高い。総資産利益率8.3%も業種中央値3.8%(IQR 0.5-6.0%)を大きく上回る。 健全性: 自己資本比率60.1%は業種中央値55.2%(IQR 42.5-67.3%)を上回り第3四分位寄りで安定的。ネットデット/EBITDA倍率はマイナス圏(実質無借金)で業種中央値-2.88(IQR -5.75 to -0.29)と同様に強固な財務体質。 効率性: 売上高成長率+24.7%は業種中央値12.0%(IQR 2.0-24.5%)を上回り業種内上位で成長加速が確認できる。総資産回転率0.483倍は業種特性(ストック型ビジネス含む)を反映し業種内での相対位置は中位と推定される。 総合: 収益性指標は業種内トップ四分位に位置し、健全性・成長性も業種中央値を上回る。高い営業利益率と資本効率の両立により業種内で優位なポジションを確立している。 (業種: IT・通信(N=68社)、比較対象: 2025年度Q3、出所: 当社集計)
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。