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43442026 第1四半期プライムJGAAP

ソースネクスト(4344) 2026年度第1四半期決算

2026年度第1四半期の売上高は28.7億円、営業損失は3.8億円。以下、セグメント別の増減要因とキャッシュフローを確認します。

情報通信・サービスその他/情報・通信業


クイックビュー

指標当期前年同期YoY
売上高¥28.7億¥27.1億+7.7%
営業利益−¥3.8億−¥6.8億+44.7%
経常利益−¥3.2億−¥8.4億+61.6%
純利益−¥3.5億−¥8.2億+57.4%
ROE(年換算)−22.7%−48.6%-

Executive Summary

2026年12月期第1四半期は増収に加え損失幅の大幅縮小を達成し、収益構造の改善が進行している段階にある。売上高は28.7億円(前年同期27.1億円、YoY+7.7%)、営業利益は-3.8億円(前年-6.8億円、YoY+44.7%改善)、経常利益は-3.2億円(前年-8.4億円、YoY+61.6%改善)、純利益(親会社株主帰属)は-2.5億円(前年-6.4億円、YoY+61.6%改善)となった。改善の主因は売上増加による粗利積み増しと販管費8.3%削減の両立であり、営業損益は3.0億円改善したものの、粗利益15.1億円に対し販管費18.9億円がなお上回る構造で、黒字化には至っていない。

業績変動要因

【売上高】売上高は28.7億円で前年同期比+7.7%増収となった。単一セグメント(ソフトウェア・ハードウェア製品の企画・開発・販売等)であるため事業別の内訳は開示されていないが、売上総利益は15.1億円(同+9.5%)と売上成長率を上回り、粗利益率は52.8%へ前年同期51.0%から約1.8pt改善した。

【損益】販管費は18.9億円で前年同期比8.3%減少し、売上高販管費率は65.9%へ同76.0%から約10.1pt低下した。この結果、営業損失は3.8億円(前年6.8億円)へ縮小し、営業利益率は-13.1%(前年-25.0%)へ約11.9pt改善した。経常損失には為替差益0.7億円が含まれるため、経常段階の改善は営業損益の改善とは分けて評価する必要がある。特別損益は事業構造改革費用0.2億円を含む特別損失0.3億円が特別利益0.1億円を上回り、税引前損失を押し下げた。増収に加え損益面も改善したことから、増収増益(損失縮小)の局面にあると整理できる。

主要財務指標

【収益性】営業利益率は-13.1%で前年同期-25.0%から約11.9pt改善したが、依然マイナス圏にある。純利益率(親会社株主帰属)は-8.6%で前年同期-23.8%から約15.1pt改善した。【キャッシュ品質】在庫は27.6億円と四半期売上高28.7億円に近い水準で、在庫の資金化速度が今後の課題となる。買掛金は前年同期4.6億円から2.7億円へ42.0%減少し、支払負担は縮小した。【投資効率】ROE(年換算)は-22.7%であり、資本コストを上回る収益力の回復が課題である。総資産は136.7億円、純資産は62.0億円で、前年同期比それぞれ8.7億円、5.8億円減少した。【財務健全性】自己資本比率は45.4%で前年同期46.7%からやや低下した。現金及び預金は46.2億円で、短期借入金31.0億円を上回る水準を維持している。

キャッシュフロー分析

CF計算書の詳細開示はないため、BS推移から資金動向を分析する。現金及び預金は46.2億円で前年同期49.2億円から3.0億円減少した。買掛金の42.0%減少は支払サイドでの資金流出要因となった一方、在庫は27.6億円から29.5億円へと前年からわずかに減少しているに留まり、在庫の資金化は限定的である。短期借入金は31.0億円で前年同期と同水準を維持し、資金調達構造に大きな変化は見られない。総資産は136.7億円と前年同期比8.7億円減少しており、損失計上による純資産の縮小とあわせ、資産規模全体が緩やかに縮小する局面にある。

収益の質

経常損失の改善には為替差益0.7億円が含まれており、営業損益の改善(3.0億円)とは区別して評価する必要がある。営業外収益合計1.2億円のうち為替差益が0.7億円を占め、恒常的な事業収益とは性質が異なる。特別損益では事業構造改革費用0.2億円を含む特別損失0.3億円が発生しており、一時的要因として損失を押し上げた。包括利益は-6.5億円と親会社株主帰属純損失2.5億円を大きく上回っており、投資有価証券評価差額の悪化(-3.0億円)を中心にその他包括利益が純資産を圧迫している点で、純利益と包括利益の乖離が大きい。

株主還元

2026年12月期の配当については現在未定である。親会社株主帰属純損失2.5億円、利益剰余金は-103.3億円であり、配当原資の回復には営業損益の黒字化定着が前提となる。当四半期において配当予想の修正は行われていない。

リスク要因

  1. 在庫・運転資本効率リスク: 在庫は27.6億円と四半期売上高28.7億円に近接する水準にあり、需要変動や製品陳腐化が生じた場合の資金拘束リスクが大きい。売上拡大が資金創出に直結しにくい構造である点も注視点となる。

  2. 利払い余力・借換えリスク: 営業損失が続いており、支払利息0.3億円を営業利益でカバーできていない。短期借入金31.0億円を含む有利子負債は資金市場環境の変化に対する感応度を有する。

  3. 資本毀損リスク: ROE(年換算)-22.7%の赤字収益性に加え、包括損失6.5億円(うち投資有価証券評価差額-3.0億円)が純資産の減少要因となっており、純資産は前年同期比5.8億円減少している。

業種ベンチマーク(参考・当社調べ)

業種ベンチマーク(it_telecom)

収益性・リターン

指標自社中央値 (IQR)Delta
営業利益率−13.1%12.1% (6.7%–26.0%)−25.2pt
純利益率−12.3%9.9% (3.9%–17.0%)−22.1pt

自社の営業利益率・純利益率は業種中央値を大きく下回り、赤字体質からの脱却が業種内でも大きな課題となっている。

成長性・資本効率

指標自社中央値 (IQR)Delta
売上高成長率(前年比)7.7%11.9% (3.6%–25.6%)−4.2pt

売上高成長率は業種中央値をやや下回るが、IQR下限には近く、業種内で極端に低い水準ではない。

※出所: 当社集計

決算上の注目ポイント

  1. 営業損失は3.8億円へ前年同期比3.0億円縮小し、売上成長・粗利率改善・販管費削減が同時に進んだ点は収益構造改善の兆候として確認できる。

  2. 営業利益率は-13.1%と改善したものの依然マイナスであり、粗利益15.1億円が販管費18.9億円を下回る状態が続いていることから、固定費を吸収する売上規模には未達である。

  3. 経常損益の改善には為替差益0.7億円が含まれるため、営業損益の改善速度と分けて評価する必要がある。また包括損失6.5億円は投資有価証券評価差額の悪化を反映しており、純利益の改善が必ずしも純資産の改善に直結していない点は決算データから読み取れる特徴である。


本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。