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42632026 第2四半期グロースJGAAP

サスメド(4263) 2026年度第2四半期決算

2026年度第2四半期の営業損失は2.9億円。以下、セグメント別の増減要因とキャッシュフローを確認します。

サスメド株式会社

情報通信・サービスその他/情報・通信業


クイックビュー

指標当期前年同期YoY
売上高---
営業利益−¥2.9億−¥3.1億+7.1%
経常利益−¥2.8億−¥3.1億+8.4%
純利益−¥2.7億−¥3.1億+13.1%
ROE(年換算)−13.1%−14.3%-

Executive Summary

損失は各段階で前年同期比縮小しており、赤字幅は改善傾向にあるが黒字化には至っていない。営業損失は2.86億円(前年3.08億円、赤字幅7.1%縮小)、経常損失は2.83億円(前年3.09億円、同8.4%縮小)、純損失は2.72億円(前年3.13億円、同13.1%縮小)となった。EPSはマイナス16.20円(前年マイナス18.67円)。損失縮小は研究開発費が16.8%減少した一方、販管費が5.9%増加した結果であり、コスト構造の一部見直しが寄与した。売上高は開示されておらず、DTxPlatformセグメントの売上0.9億円が確認できる程度である。

業績変動要因

【売上高】連結売上高は開示データに含まれず、セグメント別ではDTxPlatformが売上0.9億円、営業利益0.5億円(利益率58.2%)を計上している。DTxProductは売上非開示ながら営業損失1.0億円を計上しており、全社の損失の主因となっている。

【損益】営業損失は2.86億円で前年同期の3.08億円から7.1%縮小した。研究開発費が1.36億円から1.13億円へ16.8%減少した一方、販管費は2.41億円から2.55億円へ5.9%増加しており、費用構成の変化が損失縮小に寄与した。経常損失は2.83億円(前年2.83億円)で営業損失とほぼ同水準、営業外損益の影響は軽微である。特別利益0.14億円(うち新株予約権戻入益等)が特別損失0.02億円(減損損失)を上回り、税引前損失は2.71億円と経常損失より縮小した。ただし特別利益は一時的要因であり、経常的な収益力改善とは区別すべきである。純損失は2.72億円で前年の3.13億円から13.1%縮小した。全体として減収減益ではなく、赤字幅縮小型の損益改善であり、売上高不明のため増収・減収の判定は行えない。

セグメント別分析

DTxPlatformセグメントは売上0.9億円、営業利益0.5億円、利益率58.2%と高収益であり、既に収益化が進んでいる事業と位置づけられる。一方DTxProductセグメントは営業損失1.0億円を計上しており、全社損失の主因となっている。全社費用(各セグメントに配分しない一般管理費)も損益に影響しており、報告セグメント外のコストが赤字体質の一因となっている可能性がある。

主要財務指標

【収益性】営業損失2.86億円、経常損失2.83億円、純損失2.72億円はいずれも前年同期比で縮小したが、なお構造的な赤字が続いている。年換算ROEは概算でマイナス12%台、年換算ROAも同水準のマイナスであり、資本・資産効率は低位にある。【キャッシュ品質】営業CFはマイナス2.74億円で純損失マイナス2.72億円とほぼ一致しており、会計上の損失と現金流出の乖離は小さい。アクルーアルの影響は限定的で、赤字の実態がそのまま現金流出に表れている。【投資効率】設備投資0.02億円に対し減価償却費0.04億円であり、設備投資が減価償却を下回る状態が続く。一方、無形固定資産は0.16億円から0.64億円へ292.9%増加しており、無形資産投資へのシフトが進んでいる。【財務健全性】自己資本比率は97.2%(開示指標ベース)、流動資産41.0億円に対し流動負債は1.2億円で流動性は極めて高い。現金及び預金40.1億円は総資産42.7億円の大半を占め、負債水準も低く、赤字継続への耐性は高い。

キャッシュフロー分析

営業CFはマイナス2.7億円で前年同期のマイナス2.75億円とほぼ横ばいであり、純損失2.72億円とおおむね一致している。投資CFはマイナス1.2億円で、無形固定資産取得やリース預託金支出が主な資金使途となっている。財務CFはほぼゼロで、自社株買いも僅少である。この結果フリーキャッシュフローはマイナス3.9億円となり、前年同期より投資活動の増加を背景に悪化した。もっとも現金及び預金は40.1億円と厚く、当面の資金繰りに対する耐性は高い水準にある。

収益の質

経常損益と営業損益はほぼ同水準で推移しており、営業外損益の影響は軽微である。特別利益0.1億円は新株予約権の戻入益等による一時的要因であり、特別損失0.0億円(減損損失)を上回ったことで税引前損失は経常損失より縮小した。この減損は、営業CFが継続してマイナスであることを理由に全社資産の帳簿価額を回収可能価額まで減額したものであり、収益性の構造的課題を反映している。営業CFと純損失がほぼ一致していることから、アクルーアルによる利益の見かけ上の改善は小さく、損益計算書の数値は比較的キャッシュフローの実態に近い。

株主還元

第2四半期配当・通期配当予想ともに1株当たり0円であり、配当は実施されていない。配当性向は算定対象とならず、配当によるキャッシュ流出も発生していない。自社株買いも僅少(0.0億円)にとどまり、実質的な株主還元は行われていない。営業赤字とフリーキャッシュフローのマイナスが継続する局面において、無配継続は手元資金を温存する方針と整合的である。

リスク要因

  1. 営業キャッシュフローの継続的なマイナスと減損計上: 営業CFはマイナス2.74億円が続いており、営業CFの継続マイナスを理由に全社資産について0.02億円の減損損失を計上している。事業化の遅延が続けば追加減損や現金消費のリスクがある。

  2. 無形固定資産投資の回収リスク: 無形固定資産は前年同期比292.9%増の0.64億円まで増加しており、ソフトウエア等への投資が拡大している。既に一部資産で減損が発生しており、投資回収の遅れは追加減損につながり得る。

  3. 研究開発費の減少と競争力への影響: 研究開発費は前年同期比16.8%減少しており、損失縮小には寄与したが、医療・情報通信領域における製品開発や規制対応が遅れれば中長期の競争力に影響する可能性がある。

業種ベンチマーク(参考・当社調べ)

業種ベンチマークデータなし

決算上の注目ポイント

  1. 営業損失・経常損失・純損失はいずれも前年同期比で縮小しており、コスト構造の見直しを伴う改善傾向が確認できる。一方でDTxPlatformセグメントは営業利益率58.2%と黒字化しており、DTxProductの赤字が全社損益を押し下げている構図が明確である。

  2. 現金及び預金40.1億円、自己資本比率97.2%という強固な財務基盤により、営業CFマイナスが続いても当面の資金的な耐性は高い。無形固定資産投資が拡大する一方で既に減損が発生しており、投資回収の進捗が今後の焦点となる。

  3. 配当は前期・当期予想とも0円であり、赤字とマイナスのフリーキャッシュフローが続く局面での資本温存策として一貫している。


本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。