- 売上高: 52.38億円
- 営業利益: 5.46億円
- 当期純利益: 4.06億円
- 1株当たり当期純利益: 4.59円
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減率 |
|---|
| 売上高 | 52.38億円 | 45.96億円 | +14.0% |
| 売上原価 | 16.33億円 | 20.69億円 | -21.1% |
| 売上総利益 | 36.04億円 | 25.26億円 | +42.7% |
| 販管費 | 30.58億円 | 27.72億円 | +10.3% |
| 営業利益 | 5.46億円 | -2.45億円 | +322.9% |
| 営業外収益 | 10百万円 | 6百万円 | +66.7% |
| 営業外費用 | 19百万円 | 14百万円 | +35.7% |
| 経常利益 | 5.37億円 | -2.54億円 | +311.4% |
| 税引前利益 | 5.39億円 | -3.98億円 | +235.4% |
| 法人税等 | 1.33億円 | 6百万円 | +2116.7% |
| 当期純利益 | 4.06億円 | -4.05億円 | +200.2% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 3.85億円 | -4.18億円 | +192.1% |
| 包括利益 | 4.06億円 | -4.05億円 | +200.2% |
| 減価償却費 | 1.24億円 | 2.57億円 | -51.8% |
| 支払利息 | 12百万円 | 14百万円 | -14.3% |
| 1株当たり当期純利益 | 4.59円 | -5.09円 | +190.2% |
| 潜在株式調整後1株当たり当期純利益 | 4.48円 | - | - |
| 1株当たり配当金 | 0.00円 | 0.00円 | - |
| 項目 | 当期末 | 前期末 | 増減 |
|---|
| 流動資産 | 57.41億円 | 52.29億円 | +5.12億円 |
| 現金預金 | 35.06億円 | 30.08億円 | +4.98億円 |
| 売掛金 | 16.56億円 | 18.70億円 | -2.14億円 |
| 固定資産 | 21.15億円 | 17.95億円 | +3.20億円 |
| 有形固定資産 | 28百万円 | 10百万円 | +18百万円 |
|
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減 |
|---|
| 営業活動によるキャッシュフロー | 6.86億円 | 3百万円 | +6.83億円 |
| 財務活動によるキャッシュフロー | 3.56億円 | -1.11億円 | +4.67億円 |
| 項目 | 値 |
|---|
| 純利益率 | 7.4% |
| 粗利益率 | 68.8% |
| 流動比率 | 267.1% |
| 当座比率 | 267.1% |
| 負債資本倍率 | 1.25倍 |
| インタレストカバレッジ | 45.50倍 |
| EBITDAマージン | 12.8% |
| 実効税率 | 24.7% |
| 項目 | 値 |
|---|
| 発行済株式数(自己株式含む) | 86.49百万株 |
| 自己株式数 | 1.81百万株 |
| 期中平均株式数 | 84.10百万株 |
| 1株当たり純資産 | 41.20円 |
| EBITDA | 6.70億円 |
| 項目 | 金額 |
|---|
| 第2四半期配当 | 0.00円 |
| 期末配当 | 0.00円 |
| 項目 | 予想値 |
|---|
| 売上高予想 | 118.00億円 |
| 営業利益予想 | 13.50億円 |
| 1株当たり配当金予想 | 0.00円 |
このデータはXBRLファイルから自動抽出されたものです。正確性については開示資料の原本をご確認ください。
2026年度Q2のエクサウィザーズは、売上成長と黒字確保、良好なキャッシュ創出を同時に達成した堅実な四半期でした。売上高は52.38億円で前年同期比+14.0%と2桁成長を維持し、粗利36.04億円・粗利率68.8%と高い付加価値を確保しています。販管費は30.58億円に抑え、営業利益は5.46億円、営業利益率は10.4%と二桁を確保しました。営業外は小幅な費用超(収益0.10億円、費用0.19億円)ながら、経常利益は5.37億円と営業段階の利益を概ね維持しています。当期純利益は3.85億円(純利益率7.3%)で、EPSは4.59円と収益性の改善が確認できます。デュポン分解の算出ROEは11.0%で、純利益率7.3%×総資産回転率0.667×レバレッジ2.25倍の積で整合的です。営業CFは6.86億円と純利益を上回り(営業CF/純利益=1.78倍)、利益の現金化は高品質です。現預金は35.06億円、流動比率267%と流動性は厚く、D/E(負債資本倍率)1.25倍で資本構成も保守的です。インタレストカバレッジ45.5倍と利払い耐性も非常に強固です。ROICは23.1%と高水準で、投下資本効率の高さが確認できます。利益率のbp変化は前年データ不備(N/A)により正確な比較はできませんが、現状の粗利率・営業利益率はいずれも健全な水準です。投資CFの詳細が未開示のためFCFの厳密算定はできませんが、設備投資は0.28億円に留まっており、営業CFから十分に賄える範囲です。負の利益剰余金(-30.51億円)が残る一方で、四半期黒字と高い営業CFは今後の累損解消に向けた進捗を示唆します。配当方針は未開示で、累損の存在からも当面は成長投資優先の可能性が高いとみられます。今後は売上成長の継続性、販管費の伸び抑制、そして無形資産の減損リスク管理が鍵となります。総じて、収益性・資本効率・流動性はいずれも改善/良好で、利益の質も現金創出で裏打ちされていますが、投資CFの詳細欠落と累損の残存が留意点です。
ステップ1(ROE分解): ROE 11.0% = 純利益率7.3% × 総資産回転率0.667 × 財務レバレッジ2.25倍。
ステップ2(変化の大きい要素): 当期は純利益率が7.3%と収益性寄与が大きく、また総資産回転率0.667(年換算の半期売上データに留意)もROEに一定寄与。前年比較の数値が未開示のため、どの要素の変化が最大かは断定不可。
ステップ3(ビジネス上の理由): 高粗利率(68.8%)と販管費コントロールにより営業利益率10.4%を確保したことが純利益率の押し上げ要因。非営業損益は軽微で、本業の収益力がROEに寄与。
ステップ4(持続性評価): 高粗利率はAIソフト/サービスモデルの構造的特性と整合し持続可能性は比較的高い一方、販管費は成長投資と連動するため、新規採用や開発投資次第で利益率の変動余地は残る。
ステップ5(懸念トレンド): 売上+14%に対して販管費のYoY開示がなく、販管費成長率が売上を上回っていないかの検証が不可。無形資産16.88億円の水準は将来の減損が発生した場合に純利益率を毀損する潜在リスク。
売上高は52.38億円で前年同期比+14.0%と健全な2桁成長。粗利率68.8%を維持しつつ営業利益率10.4%に到達しており、成長と収益性の両立が進展。非営業項目はネットで-0.09億円と軽微で、成長の質は本業ドリブン。利益の質は営業CF/純利益=1.78倍が裏付け、売上成長が現金化にもつながっている。先行指標(受注残、ARR、解約率等)は未開示のため成長の持続性評価には限界。無形資産の積み上がりは将来の製品力/差別化につながる一方、費用認識のタイミング差(資本化)による短期的な利益の押し上げ可能性には注意。外部環境面では企業のAI投資需要は追い風だが、案件組成のタイムラインやマクロ減速が案件遅延リスク。総じて、基礎的成長は堅調だが、投資回収のモニタリングと販管費の伸び管理が持続的成長の条件。
流動比率267.1%、当座比率267.1%と高水準で短期支払能力は非常に良好。負債資本倍率1.25倍は許容レンジ内で、警戒水準(D/E>2.0)には至らず。総資産78.57億円に対し純資産34.89億円でレバレッジ2.25倍。現金35.06億円・流動資産57.41億円に対し流動負債21.49億円のため満期ミスマッチリスクは低い。長期借入金18.00億円は固定資産21.15億円で概ね裏付けられており、資産・負債の期間整合も概ね良好。インタレストカバレッジ45.5倍と利払い余力は厚い。オフバランス債務の開示はなく、把握は不可。利益剰余金が-30.51億円のため、将来の配当や自己株式取得には一定の制約が残る点は留意。
営業CFは6.86億円で純利益3.85億円の1.78倍と高品質。投資CFは未開示だが、設備投資-0.28億円だけを用いたFCF近似では約+6.58億円(営業CF-設備投資)とプラス。運転資本の詳細ブリッジ(売掛金回収、前受・未払の変動等)は未開示で、運転資本の操作有無は判定不能。ただし営業CFが純利益を大幅に上回ることから、期内に回収が進んだ可能性。財務CF+3.56億円は借入や資金調達による資金流入とみられ、成長投資余力の確保に資する。今後は営業CFの継続性、投資CF(無形資産計上やM&A)の明細開示が重要。
配当情報は未開示で、配当性向・配当総額・FCFカバレッジはいずれも算出不可。利益剰余金が-30.51億円と累損が残るため、制度面・財務面の両面で当面は内部留保の積み上げと成長投資を優先する公算が高い。仮に将来配当を実施する場合でも、まずは累損解消と安定的な営業CF/FCFの継続が前提。今期のキャッシュ創出力(営業CF>投資需要)は潜在的な将来配当余力の土台にはなるが、現時点での持続可能性評価は材料不足。
ビジネスリスク:
- 成長鈍化リスク:マクロ環境や顧客のIT投資計画見直しにより案件の遅延・縮小が発生する可能性
- プロダクト/案件ミックス変化:粗利率を左右し、利益率のボラティリティを高める可能性
- 無形資産の回収リスク:開発投資の成果遅延による減損発生リスク
- 顧客集中・大型案件依存リスク:解約や更新条件悪化が売上と粗利に影響
財務リスク:
- 累積損失(利益剰余金-30.51億円)による資本政策の柔軟性低下
- 金利上昇局面での借入コスト増(長期借入金18.00億円)
- 投資CF未開示に伴うFCFボラティリティ不確実性
- 無形資産16.88億円に対する将来的な減損による純利益の下押し
主な懸念事項:
- 前年対比の利益率bp変化が未開示で、改善/悪化の程度を定量把握できない
- 投資CFの内訳未開示により、資本配分とFCFの持続可能性評価が制約
- 配当方針未開示および累損残により株主還元の時期・規模が不透明
- 営業成長の先行指標(ARR、受注残、解約率)が未開示で持続性評価に限界
重要ポイント:
- 売上+14%の成長と粗利率68.8%により、営業利益率10.4%・ROE11.0%を確保
- 営業CF/純利益1.78倍で利益の質が高く、近似FCFもプラス
- 流動比率267%・インタレストカバレッジ45.5倍と財務耐性が強固
- ROIC23.1%と投下資本効率が高い一方、無形資産の減損リスクは留意
- 累損残により配当余地は限定的で、当面は成長投資優先の公算
注視すべき指標:
- 販管費の伸び率(売上成長率を下回るか)
- 受注残・ARR・解約率(成長持続性指標)
- 売掛金回転日数と営業CF/売上(キャッシュ創出の持続性)
- 無形資産の増減と減損テストの結果
- Debt/EBITDAおよび金利感応度
- 営業利益率・粗利率のbp変化(前年/前四半期比較)
セクター内ポジション:
AI/ソフトウェア領域としては高粗利・黒字・強いキャッシュ創出が強み。一方で、累損残と投資CFの開示不足が資本政策・FCF可視性の相対的弱み。商社フレームワークは非該当(持分法利益依存や資源価格感応度は限定的)。
本分析はAIにより自動生成されたものです。以下の点にご留意ください。
- 正確性の非保証: 本分析の正確性・完全性は保証されません。正確な財務データについては、必ずTDnet等で公開されている開示資料の原本をご確認ください
- 投資助言ではありません: 本分析は一般的な情報提供を目的としており、金融商品取引法に定める投資助言には該当しません。特定の有価証券の売買を推奨するものではありません
- 自己責任の原則: 投資判断はご自身の責任において行ってください。本分析に基づく投資により生じた損失について、当サービスは一切の責任を負いません