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40712026 第1四半期プライムJGAAP

プラスアルファ・コンサルティング(4071) 2026年度第1四半期決算

2026年度第1四半期の売上高は44.4億円(前年同期比+14.0%)、営業利益は16.8億円(同+49.5%)。以下、セグメント別の増減要因とキャッシュフローを確認します。

情報通信・サービスその他/情報・通信業


クイックビュー

指標当期前年同期YoY
売上高¥44.4億¥38.9億+14.0%
営業利益¥16.8億¥11.2億+49.5%
経常利益¥16.7億¥11.2億+49.7%
純利益¥11.5億¥7.5億+52.1%
ROE(年換算)31.2%20.4%-

Executive Summary

2026年3月期第1四半期は、増収を大きく上回る利益成長により収益性が顕著に改善した決算となった。売上高は44.4億円(前年比+14.0%)、営業利益は16.8億円(同+49.5%)、経常利益は16.7億円(同+49.7%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は11.5億円(同+52.1%)となった。営業利益率は37.8%で前年同期の28.8%から897bp拡大しており、増収に対する販管費抑制が利益成長を牽引した。

業績変動要因

【売上高】売上高は44.4億円、前年同期比+14.0%増収。セグメント別ではHRソリューションが35.2億円(構成比79.3%、前年比+20.3%)と主力事業として成長を牽引した一方、マーケティングソリューションは9.2億円(構成比20.7%、前年比▲5.0%)と減収となった。収益認識別では一定期間にわたり移転される継続提供型収益が40.9億円と全体の92.1%を占め、収益基盤の安定性を示す。

【損益】営業利益は16.8億円(前年比+49.5%)、経常利益16.7億円(同+49.7%)、純利益11.5億円(同+52.1%)といずれも大幅増益。売上総利益率は69.7%で前年同期の72.1%から244bp低下したものの、販管費が14.2億円と前年同期比15.9%減少し、粗利率低下を上回る固定費抑制効果が営業増益の主因となった。セグメント利益ではHRソリューションが16.5億円(同+62.8%、利益率46.8%)と大きく伸長し、マーケティングソリューションは3.6億円(同▲16.8%、利益率39.1%)にとどまった。経常利益と純利益の差5.3億円は法人税等(実効税率31.4%)による。増収増益の決算である。

セグメント別分析

HRソリューションは売上高35.2億円(構成比79.3%、前年比+20.3%)、セグメント利益16.5億円(前年比+62.8%)で利益率46.8%(前年同期34.6%から+1,220bp)と大幅改善し、連結セグメント利益合計の82.1%を占める中核事業となった。一方、マーケティングソリューションは売上高9.2億円(同▲5.0%)、セグメント利益3.6億円(同▲16.8%)で利益率39.1%(同▲556bp)と減収減益となった。全社費用等の調整額は▲3.3億円で前年同期比2.3%増にとどまり、HRソリューションの利益拡大を大きく相殺していない。連結業績はHRソリューション一本足打法の様相を強めており、同事業の成長持続力が今後の焦点となる。

主要財務指標

【収益性】営業利益率37.8%は前年同期28.8%から897bp改善、純利益率25.8%も前年同期19.4%から640bp上昇し、収益性は明確な改善トレンドにある。【キャッシュ品質】営業外損益はほぼ僅少(営業外収益0.02億円、売上高比0.0%)で、営業利益から経常利益・税引前利益への減衰は限定的であり、特別損益も確認されず利益の質は高い。【投資効率】年換算ROEは31.2%、自己資本比率は83.8%(前年同期79.4%から改善)と高水準で、財務レバレッジに依存しない収益性主導の資本効率が確認できる。【財務健全性】現金及び預金135.8億円は総資産の77.2%を占め、流動資産158.1億円に対し流動負債26.9億円と流動比率は極めて高く、負債資本倍率も低位にとどまり、財務基盤は保守的かつ強固である。

キャッシュフロー分析

キャッシュフロー計算書の開示は確認できないが、貸借対照表の推移からは資金余力の高さがうかがえる。現金及び預金は135.8億円で前年同期の146.6億円から10.9億円減少したものの、総資産に占める比率は依然77.2%と高水準を維持している。流動資産158.1億円に対し流動負債は26.9億円にとどまり、運転資本は131.2億円のプラスである。固定負債1.6億円は固定資産17.8億円を大きく下回り、長期資金による固定資産のカバーも十分である。純利益11.5億円の計上に対し純資産は前年同期比0.8億円減少しており、増益局面下でも配当支払い等の資金流出が一定程度あったことが示唆される。

収益の質

営業利益16.8億円に対して経常利益16.7億円、税引前利益も16.7億円とほぼ同水準であり、営業外損益(営業外収益0.02億円、営業外費用0.04億円)の影響は僅少である。経常利益と純利益の差5.3億円は主に法人税等5.3億円(実効税率31.4%)によるもので、特別利益・特別損失は確認されない。包括利益は11.5億円と純利益とほぼ一致しており、その他有価証券評価差額金等による乖離は小さい。以上から、当期利益は本業の経常的な収益力を概ね反映した質の高いものと評価できる。ただし、営業増益の主因である販管費15.9%減が一過性のコスト抑制によるものか、構造的な効率化によるものかは今後の四半期での確認が必要である。

業績予想・ガイダンス

通期会社計画(売上高195.0億円、営業利益75.0億円、経常利益75.0億円)に対するQ1進捗率は、売上高22.8%、営業利益22.3%、経常利益22.3%と、標準的な25%をいずれも2~3pt下回る。ただし、Q1営業利益の前年同期比+49.5%増は通期計画の同+17.6%増を大きく上回っており、進捗率の見た目以上に利益成長ペースは計画を上回っている。業績予想および配当予想の修正は行われていない。

株主還元

通期の1株当たり配当予想は38.00円、予想EPS122.73円に基づく予想配当性向は約31.0%である。配当予想の修正はなく、当四半期時点で計画に沿った進捗となっている。自己株式は472千株保有しているが、当期の取得実績データは開示されておらず、配当のみに基づく配当性向としての評価にとどめる。現金及び預金135.8億円、自己資本比率83.8%という財務余力を踏まえると、配当支払いに対するバランスシート上の制約は小さい。

リスク要因

  1. HRソリューションへの利益集中: 同事業はセグメント利益合計の82.1%を占め、売上高構成比も79.3%に達する。同事業の成長鈍化や競争環境変化が生じた場合、連結業績への影響が大きい。

  2. マーケティングソリューションの減収減益: 売上高は前年同期比▲5.0%、セグメント利益は▲16.8%、利益率も556bp低下しており、回復の遅れは全社成長率と収益性の重石となり得る。

  3. 販管費抑制の持続性: 営業増益の主因である販管費15.9%減が、成長投資の再加速や人件費増加により反転した場合、37.8%まで拡大した営業利益率が反落する可能性がある。

業種ベンチマーク(参考・当社調べ)

業種ベンチマーク(it_telecom)

収益性・リターン

指標自社中央値 (IQR)Delta
営業利益率37.8%12.1% (6.7%–26.0%)+25.6pt
純利益率25.9%9.9% (3.9%–17.0%)+16.0pt

収益性指標はいずれも業種中央値を大幅に上回り、業種内で高水準に位置する。

成長性・資本効率

指標自社中央値 (IQR)Delta
売上高成長率(前年比)14.0%11.9% (3.6%–25.6%)+2.1pt

売上高成長率は業種中央値をやや上回るが、IQR上限(25.6%)には届かず、業種内では中位からやや上位の水準である。

※出所: 当社集計

決算上の注目ポイント

  1. Q1は売上高+14.0%増収に対し営業利益+49.5%増、純利益+52.1%増と、増収を大きく上回る増益を達成した。主因は販管費15.9%減による営業レバレッジであり、利益成長の質・持続性を見る上で今後も販管費動向の確認が有用である。

  2. HRソリューションが売上・利益の両面で連結業績を牽引する一方、マーケティングソリューションは減収減益が続いており、事業ポートフォリオの偏りが構造的に強まっている点は注目に値する。

  3. 自己資本比率83.8%、現金及び預金135.8億円という保守的な財務構成のもとで年換算ROE31.2%を実現しており、レバレッジに依存しない資本効率の高さが特徴的である。

理論株価(参考値)

シナリオ理論株価
bear(弱気)646円
base(基準)683円
bull(強気)731円
算出前提
1株純資産(BPS)352円
調整後予想EPS128.7円
株主資本コスト r9.77%(10年国債 2.77% + 株式リスクプレミアム 6.00% + 規模プレミアム 1.00%)
残余利益の持続係数 ω / 明示予測0.62 / 5年
想定配当性向31.0%
予想EPSの信頼度調整×1.049(同業種のガイダンス達成率実績に基づく)
implied PBR / PER1.94倍 / 5.3倍

感応度: 株主資本コスト±1%で 663円〜705円、ω±0.1で 674円〜698円。

注記:

  • 四半期末時点の純資産を使用しています(通期予想との間に期間のずれがあります)。
  • 純資産に非支配株主持分を含むため、理論値はやや高めに算出される可能性があります。

(算出モデル: 残余利益モデル(Ohlson型・明示5年フェード) / 金利基準月: 2026-07 / 公表データのみからの機械算出値であり、市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではなく、将来の株価を予測・保証するものではありません)


本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。