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40532026 第1四半期プライムJGAAP

Sun Asterisk(4053) 2026年度第1四半期決算

2026年度第1四半期の売上高は182億円、営業利益は17.1億円。以下、セグメント別の増減要因とキャッシュフローを確認します。

株式会社Sun Asterisk

情報通信・サービスその他/情報・通信業


クイックビュー

指標当期前年同期YoY
売上高¥44.1億¥35.4億+24.6%
営業利益¥6.2億¥2.9億+113.2%
経常利益¥6.7億¥4.1億+62.6%
純利益¥4.2億¥2.3億+83.3%
ROE(年換算)14.9%8.6%-

Executive Summary

2026年12月期第1四半期は増収に加え利益率が改善し、営業利益が前年比2.1倍となる好調な決算となった。売上高は44.1億円(前年比+24.6%)、営業利益は6.2億円(同+113.2%)、経常利益は6.7億円(同+62.6%)、純利益は4.2億円(同+83.3%)となった。売上総利益率が50.3%(前年46.1%)へ改善し、販管費の伸びが売上成長を下回ったことで営業利益率は14.1%(前年8.2%)に大幅上昇した。一方、経常利益・純利益の増加率は営業利益の増加率を下回っており、前年にあった為替差益の剥落や投資有価証券評価損0.4億円といった非経常的要因が影響している。

業績変動要因

【売上高】売上高は44.1億円で前年比+24.6%増加した。単一のデジタル・クリエイティブスタジオ事業のため区分開示はないが、売掛金も前年比+25.4%増と売上成長にほぼ整合的なペースで増加しており、過度な収益認識の先行は見られない。

【損益】営業利益は6.2億円で前年比+113.2%増加し、粗利率は50.3%(前年46.1%)へ420bp改善、販管費率は36.2%(前年37.9%)へ170bp低下した。営業利益率は14.1%(前年8.2%)と590bp拡大し、増収に加えコスト効率化が進んだ増収増益の決算である。ただし経常利益は6.7億円(+62.6%)にとどまり、前年にあった為替差益0.9億円の剥落が押し下げ要因となった。税引前利益は6.2億円で、投資有価証券評価損0.4億円を含む特別損失0.4億円が純利益への移行を抑制し、純利益は4.2億円(+83.3%)となった。

セグメント別分析

当社はデジタル・クリエイティブスタジオ事業の単一セグメントであり、セグメント別の営業損益開示はない。

主要財務指標

【収益性】営業利益率14.1%は前年同期8.2%から590bp改善し、純利益率9.5%も前年6.4%から310bp上昇した。年換算ROEは14.9%であり、収益性は良好な水準にある。【キャッシュ品質】税引前利益6.2億円は経常利益6.7億円をやや下回り、投資有価証券評価損0.4億円を含む特別損失0.4億円がその差異の主因である。【投資効率】無形固定資産は15.9億円(前年比+66.4%)、のれんは13.7億円(同+51.1%)に増加し、新規連結子会社を含む事業拡大が資産構成に反映されている。【財務健全性】自己資本比率は58.3%(前年66.2%)、有利子負債43.1億円に対し現金及び預金は126.8億円と厚く、流動比率は271.7%と短期の支払能力は強固である。

キャッシュフロー分析

キャッシュフロー計算書の個別開示はないが、B/S推移から資金動向を読み取ると、現金及び預金は前年の105.6億円から126.8億円へ増加し、資金基盤は拡大している。総資産は161.1億円から192.7億円に増加した一方、負債も54.5億円から80.5億円に増加しており、有利子負債は短期借入金26.0億円を中心に43.1億円となった。無形固定資産・のれんの合計増加額は約11.0億円に達し、新規連結を伴う投資活動が資産・負債双方の拡大に寄与したとみられる。現預金は有利子負債の約2.9倍にあたり、投資と資金調達を進めながらも手元流動性は維持されている。

収益の質

営業利益6.2億円に対し経常利益は6.7億円で、営業外収益0.7億円の主因は受取利息0.7億円であり、売上高の1.7%にとどまるため経常的な事業収益への依存度は高い。税引前利益6.2億円は経常利益をやや下回り、その差異は特別損失0.4億円、うち投資有価証券評価損0.4億円が主因である。この評価損は本業の収益力とは区別すべき一時的な要因であり、当期純利益4.2億円は営業利益の伸び(+113.2%)に比べて相対的に伸びが抑制された形となっている。実効税率は32.7%と、税負担係数の観点からも純利益率の押し下げ要因となっている。

業績予想・ガイダンス

通期計画(売上高182.0億円、営業利益17.1億円、純利益13.9億円)に対する第1四半期進捗率は、売上高24.2%、営業利益36.3%、純利益30.0%である。売上高は標準的な四半期進捗25%にほぼ沿う一方、営業利益・純利益は標準進捗を上回っている。第1四半期の営業利益率14.1%は通期計画ベースの営業利益率9.4%を上回っており、通期計画には後続四半期での費用増加や保守的な前提が織り込まれている可能性がある。会社は業績予想・配当予想のいずれも修正していない。

株主還元

通期の1株当たり配当予想は10.0円であり、通期純利益予想13.9億円・予想EPS36.73円に基づく配当性向は約27.2%となる。第1四半期のEPSは10.81円で前年6.10円から+77.2%増加しており、利益成長に対して配当予想は保守的な水準にとどまっている。現金及び預金126.8億円は有利子負債43.1億円を83.7億円上回り、配当継続を支える資金余力は厚い。自己株式6.8億円を保有しているが当期の取得実績は開示されておらず、配当のみに基づく配当性向として記述する。

リスク要因

  1. 単一事業への集中リスク: デジタル・クリエイティブスタジオ事業の単一セグメントであり、売上・稼働率・人材確保の変動が全社業績に直接波及する構造である。

  2. のれん・無形固定資産の増加リスク: のれんは前年比+51.1%の13.7億円、無形固定資産は+66.4%の15.9億円に増加し、新規連結子会社の統合後の収益寄与が未達となればJGAAP上の償却負担や減損の可能性がある。

  3. 短期負債構成に関するリスク: 短期負債比率は60.3%と警戒目安の40%を上回るが、現金及び預金は短期借入金26.0億円の約4.9倍であり、現時点の流動性緩衝は厚い。借換え・返済時期の管理は継続的な確認事項である。

業種ベンチマーク(参考・当社調べ)

収益性・リターン

指標自社中央値 (IQR)Delta
営業利益率14.1%12.1% (6.7%–26.0%)+2.0pt
純利益率9.5%9.9% (3.9%–17.0%)−0.4pt

営業利益率は業種中央値を上回るが、純利益率は特別損失の影響もあり中央値をわずかに下回る。

成長性・資本効率

指標自社中央値 (IQR)Delta
売上高成長率(前年比)24.6%11.9% (3.6%–25.6%)+12.7pt

売上高成長率は業種中央値を大きく上回り、IQR上限に近い高成長水準にある。

※出所: 当社調べ

決算上の注目ポイント

  1. 増収率+24.6%を上回る営業利益成長+113.2%は、粗利率420bp改善と販管費率170bp低下による営業レバレッジの発現を示している。この収益性改善が後続四半期でも維持されるかが、通期計画達成の質を左右する。

  2. 通期進捗率は売上高24.2%に対し営業利益36.3%、純利益30.0%と上振れており、通期計画の営業利益率9.4%は第1四半期実績14.1%より保守的である。この差分は今後の投資・人件費増加の織り込みとして観察される。

  3. 無形固定資産・のれんの増加は新規連結子会社を伴う事業拡大を反映しており、統合後の収益貢献の進捗が今後の財務指標に構造的な影響を与える可能性がある。

理論株価(参考値)

シナリオ理論株価
bear(弱気)310円
base(基準)318円
bull(強気)328円
算出前提値
1株純資産(BPS)288円
調整後予想EPS38.5円
株主資本コスト r9.77%(10年国債 2.77% + 株式リスクプレミアム 6.00% + 規模プレミアム 1.00%)
残余利益の持続係数 ω / 明示予測0.62 / 5年
想定配当性向27.2%
予想EPSの信頼度調整×1.049(同業種のガイダンス達成率実績に基づく)
implied PBR / PER1.11倍 / 8.3倍

感応度: 株主資本コスト±1%で 309円〜328円、ω±0.1で 318円〜319円。

注記:

  • 四半期末時点の純資産を使用しています(通期予想との間に期間のずれがあります)。
  • 純資産に非支配株主持分を含むため、理論値はやや高めに算出される可能性があります。

(算出モデル: 残余利益モデル(Ohlson型・明示5年フェード) / 金利基準月: 2026-07 / 公表データのみからの機械算出値であり、市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではなく、将来の株価を予測・保証するものではありません)


本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。