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40522026 第2四半期グロースJGAAP

フィーチャ(4052) 2026年度第2四半期決算

2026年度第2四半期の売上高は2億円、営業損失は2,500万円。以下、セグメント別の増減要因とキャッシュフローを確認します。

情報通信・サービスその他/情報・通信業


クイックビュー

指標当期前年同期YoY
売上高¥2.0億¥2.5億+16.9%
営業利益−¥0.2億−¥0.1億−257.1%
経常利益−¥0.3億−¥0.1億−285.7%
純利益−¥0.3億−¥0.1億−218.5%
ROE(年換算)−8.3%−2.5%-

Executive Summary

売上高は増収を維持したものの、営業損益は赤字幅が拡大しており、収益性の悪化が今回の決算の要点である。売上高は2.0億円(前年2.5億円、YoY+16.9%)となった一方、営業利益は-0.2億円(前年-0.1億円)、経常利益は-0.3億円(前年-0.1億円)、純利益は-0.3億円(前年-0.1億円)といずれも赤字が拡大した。粗利率は74.8%と高水準を維持するが、販管費が粗利を上回ったことが営業赤字の直接要因である。

業績変動要因

【売上高】売上高は2.0億円で前年同期比+16.9%の増収となった。画像認識ソフトウェア開発事業の単一セグメントであり、案件の検収・売上認識時期が業績に大きく影響する事業構造である。セグメント別の内訳開示はないため、増収の背景は主に案件進捗によるものと考えられる。

【損益】売上原価は0.5億円で売上総利益は1.5億円、粗利率は74.8%と高水準である。しかし販管費は1.8億円(販管費率87.3%)に達し、粗利を0.3億円上回ったことで営業損失0.2億円を計上した。営業外費用の計上により経常損失は0.3億円へ拡大し、税引前損失とほぼ同水準の純損失0.3億円となった。特別利益0.03億円(固定資産売却益)は損益への影響は軽微である。増収でありながら損失が拡大した増収減益の決算である。

セグメント別分析

当社は「画像認識ソフトウェア開発事業」の単一セグメントであり、セグメント別の業績開示は省略されている。

主要財務指標

【収益性】営業利益率は-12.2%で前年同期の約-2.8%から悪化し、純利益率も-13.4%へ悪化した。粗利率は74.8%と高いが、販管費率87.3%がこれを上回るため営業段階で赤字化している。年換算ROEは-8.3%である。【キャッシュ品質】営業CFは-0.7億円で純損失0.3億円を上回る資金流出となっており、売上債権・契約資産の増加0.2億円、仕掛品の増加0.1億円が主因である。フリーキャッシュフローは-0.7億円である。【投資効率】設備投資は0.0億円と僅少で、資産の大部分は現金及び預金5.3億円が占める。総資産回転率は低水準にとどまり、資本効率の改善余地がある。【財務健全性】自己資本比率は95.7%と高く、流動負債0.3億円に対し流動資産6.6億円と流動性は極めて厚い。一方、利益剰余金は-0.9億円で前年の-0.6億円から悪化しており、累積損失が拡大している。

キャッシュフロー分析

営業CFは-0.7億円となり、純損失0.3億円を上回る資金流出となった。主因は売上債権・契約資産の増加による0.2億円の流出と、仕掛品増加による0.1億円の流出であり、案件進行に伴う運転資本の積み上がりが現金を圧迫した。投資CFは-0.0億円で設備投資は僅少にとどまり、財務CFも-0.0億円と自社株買いを含めほぼ横ばいである。この結果フリーキャッシュフローは-0.7億円となり、現金及び預金は前年同期末の5.9億円から5.3億円へ減少した。無借入に近い財務構造のため資金繰りの余力は大きいが、営業赤字と運転資本増加が続く場合には現金消費ペースの監視が必要である。

収益の質

当期の損失には特別利益0.03億円(固定資産売却益)が含まれるが、金額は小さく損益への影響は限定的であり、赤字の主因は経常的な営業損益にある。営業外収益は為替差益0.0億円を含め0.0億円と小さく、営業外費用も僅少であるため、経常損失は営業損失とほぼ同水準で推移している。一方で、営業CFの流出0.7億円は純損失0.3億円を大きく上回っており、売上債権・契約資産や仕掛品の増加という運転資本の悪化が会計上の損失以上にキャッシュを消費している点は、利益の質を評価するうえで留意すべき点である。

業績予想・ガイダンス

通期会社予想は売上高5.4億円(前年比+8.7%)、営業利益0.2億円、経常利益0.2億円である。上期累計の売上高2.0億円は通期予想に対して進捗率約38.0%にとどまり、標準的な50%を下回る。営業利益は上期に0.2億円の損失を計上しているため、下期に少なくとも0.4億円規模の営業利益改善が必要となる。当四半期時点で業績予想の修正はなく、下期偏重の予想を据え置いた形である。

株主還元

第2四半期配当、通期配当予想ともに0円であり、配当性向は実質0%である。自社株買いも-0.0億円と僅少であり、資本還元は現時点でほぼ実施されていない。フリーキャッシュフローが-0.7億円と資金流出となっている状況を踏まえると、現時点の無配方針は財務余力の維持を優先した資本配分と整合的である。

リスク要因

  1. 単一事業への依存: 画像認識ソフトウェア開発事業の単一セグメントであり、案件の検収時期のずれが四半期業績を大きく左右する。通期進捗率38.0%はこのリスクを反映している。

  2. 固定費吸収リスク: 販管費1.8億円が売上総利益1.5億円を上回っており、案件売上が計画どおり計上されない場合、固定費吸収不足による赤字継続・拡大の可能性がある。

  3. 運転資本の悪化: 売上債権・契約資産および仕掛品の増加により営業CFが純損失を上回る流出となっており、検収遅延や案件採算悪化が生じれば現金消費が加速する可能性がある。

業種ベンチマーク(参考・当社調べ)

業種ベンチマーク(it_telecom)

収益性・リターン

指標自社中央値 (IQR)Delta
営業利益率−12.2%17.3% (4.1%–24.5%)−29.5pt
純利益率−13.4%13.0% (2.0%–16.2%)−26.4pt

収益性は業種中央値を大きく下回り、営業・純利益率ともに業種内で下位に位置する。

成長性・資本効率

指標自社中央値 (IQR)Delta
売上高成長率(前年比)16.9%22.5% (16.2%–26.8%)−5.6pt

売上成長率は業種中央値をやや下回るが、IQR下限に近い水準で推移している。

※出所: 当社調べ

決算上の注目ポイント

  1. 高い粗利率74.8%と現金及び預金5.3億円は事業基盤の余力を示すが、販管費が粗利を上回る構造が営業赤字の直接要因となっている。

  2. 通期予想達成には下期に売上計上を積み上げ、営業損益を大幅に改善する必要があり、上期進捗率38.0%はこの前提の達成度をモニタリングする材料となる。

  3. 営業CFが純損失を上回る資金流出となっており、売上債権・契約資産・仕掛品といった運転資本の動向が今後のキャッシュ創出力を判断するうえでの注目点である。

理論株価(参考値)

シナリオ理論株価
bear(弱気)832円
base(基準)832円
bull(強気)833円
算出前提
1株純資産(BPS)1,147円
調整後予想EPS2.6円
株主資本コスト r10.77%(10年国債 2.77% + 株式リスクプレミアム 6.00% + 規模プレミアム 2.00%)
残余利益の持続係数 ω / 明示予測0.62 / 5年
想定配当性向0.0%
予想EPSの信頼度調整×1.049(同業種のガイダンス達成率実績に基づく)
implied PBR / PER0.73倍 / 323.8倍

感応度: 株主資本コスト±1%で 809円〜856円、ω±0.1で 822円〜838円。

注記:

  • 予想ROEが株主資本コストを下回るため、理論値は1株純資産を下回る水準になります。
  • 四半期末時点の純資産を使用しています(通期予想との間に期間のずれがあります)。
  • 純資産に非支配株主持分を含むため、理論値はやや高めに算出される可能性があります。

(算出モデル: 残余利益モデル(Ohlson型・明示5年フェード) / 金利基準月: 2026-07 / 公表データのみからの機械算出値であり、市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではなく、将来の株価を予測・保証するものではありません)


本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。