| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥34.3億 | ¥33.2億 | +3.3% |
| 営業利益 | ¥11.2億 | ¥10.6億 | +6.0% |
| 経常利益 | ¥11.4億 | ¥10.6億 | +8.4% |
| 純利益 | ¥4.5億 | ¥7.1億 | -36.3% |
| ROE | 14.6% | 20.8% | - |
2025年度連結決算は、売上高34.3億円(前年比+1.1億円 +3.3%)、営業利益11.2億円(同+0.6億円 +6.0%)、経常利益11.4億円(同+0.9億円 +8.4%)、親会社株主に帰属する当期純利益4.5億円(同▲2.6億円 ▲36.3%)となった。営業段階までは増収増益を維持し、営業利益率32.7%と高収益体質を継続したが、税負担の大幅増加により純利益は前年から3割超減少した。通期では売上高35.0億円(+2.1%)、営業利益11.7億円(+4.3%)、当期純利益8.2億円を見込んでおり、純利益の回復を予想している。
【収益性】ROE 15.8%(純利益率14.2%、総資産回転率0.861、財務レバレッジ1.29倍の組み合わせ)、営業利益率32.7%(前年31.9%から+0.8pt)、粗利益率51.4%。【キャッシュ品質】現金及び現金同等物15.4億円、営業CF/純利益比率1.77倍、アクルーアル比率▲9.4%と現金裏付けは良好。【投資効率】総資産回転率0.861倍(年換算)、総還元は配当3.3億円に加え自己株買い3.9億円で計7.2億円相当。【財務健全性】自己資本比率77.5%(前年80.8%から低下)、流動比率423.6%、負債資本倍率0.29倍と低レバレッジ。
営業CFは8.6億円で純利益4.9億円に対し1.77倍の水準となり、利益の現金裏付けは確認できる。投資CFは▲16.2億円で、定期預金の払戻による収入16.0億円があるもののそれ以上の有形・無形固定資産等への投資が発生し、実質的な投資支出は限定的だが資金配分の転換が読み取れる。財務CFは▲8.1億円で自己株式取得3.9億円と配当金支払3.3億円が主因となり、株主還元を優先した。結果としてFCFは▲7.6億円となり、現金創出力はマイナスとなった。現金及び現金同等物は期首32.9億円から期末15.4億円へ▲17.5億円減少し、定期預金取り崩しと株主還元策が資金水準を引き下げた。短期負債に対する現金カバレッジは17.2倍と十分な流動性は保持している。
経常利益11.4億円に対し営業利益11.2億円で、営業外損益は+0.2億円と小幅なプラス寄与にとどまり、利益構造は本業中心である。営業外収益が売上高に占める比率は限定的で、経常利益ベースの収益質に大きな歪みはない。営業CFが純利益を上回っており(1.77倍)、収益のキャッシュ転換は良好である。一方で法人税等の負担が6.6億円と高く、税引前利益11.4億円に対し実効税率は57.3%に達している。これは繰延税金資産の取り崩しや一時差異の影響と推定され、非現金費用の計上が純利益を大きく圧縮した形となる。税負担係数0.427は品質アラートレベルであり、一時的要因か構造的要因かを次期以降で検証する必要がある。
【業種内ポジション】(参考情報・当社調べ) 収益性: 営業利益率32.7%は自社過去5期実績と同水準を維持し、高収益性を継続している。純利益率13.2%は過去推移と比較して安定圏だが、税負担の変動により短期的には減少リスクがある。 成長性: 売上高成長率+3.3%は過去5期の自社トレンドに沿った緩やかな拡大ペースである。 健全性: 自己資本比率77.5%は同業種の健全企業群と比較して高水準であり、財務安定性は良好。 ※業種: 情報・通信業(過去自社実績による比較)、比較対象: 2025年度および過去5期、出所: 当社集計
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。