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38422026 第3四半期スタンダードJGAAP

ネクストジェン(3842) 2026年度第3四半期決算 増収・営業益53%増

2026年度第3四半期の売上高は29.8億円(前年同期比+18.6%)、営業利益は2.6億円(同+53.4%)。以下、セグメント別の増減要因とキャッシュフローを確認します。

情報通信・サービスその他/情報・通信業


クイックビュー

指標当期前年同期YoY
売上高¥29.8億¥25.1億+18.6%
営業利益¥2.6億¥1.7億+53.4%
経常利益¥2.5億¥1.6億+59.3%
純利益¥2.2億¥1.3億+70.6%
ROE(年換算)12.5%7.9%-

Executive Summary

通信技術ソリューション・サービス事業の増収に加え、費用増加を上回る売上成長により営業レバレッジが働き、増収増益となった。売上高は29.8億円(前年同期25.1億円、YoY+18.6%)、営業利益は2.6億円(同1.7億円、YoY+53.4%)、経常利益は2.5億円(同1.6億円、YoY+59.3%)、純利益は2.2億円(同1.3億円、YoY+70.6%)となった。販管費の増加率が売上高成長率を下回ったことが増益の主因である。

業績変動要因

【売上高】売上高は29.8億円、前年同期比+18.6%増となった。当社は通信技術ソリューション・サービスの単一セグメントであり、事業全体の需要拡大が増収を牽引した。

【損益】営業利益は2.6億円、同+53.4%増、経常利益は2.5億円、同+59.3%増、純利益は2.2億円、同+70.6%増となった。売上原価は18.4億円で粗利率は38.3%と前年同期の約38.6%からわずかに低下した一方、販管費は8.8億円で前年比約10.5%増にとどまり、18.6%の売上成長を下回ったことが営業利益率を8.7%(前年同期約6.7%)へ改善させた要因である。営業外収支は軽微で、経常利益・純利益への一時的要因の影響は見られない。増収増益であり、増益率が増収率を大きく上回る点が特徴である。

セグメント別分析

当社は通信技術ソリューション・サービス提供を事業とする単一セグメントであり、セグメント別の開示は行われていない。

主要財務指標

【収益性】営業利益率は8.7%で前年同期の約6.7%から改善、純利益率は7.3%で前年同期の約5.1%から改善した。年換算ROEは12.5%であり、良好な水準にある。【キャッシュ品質】現金及び預金は19.0億円で総資産の52.5%を占め、売掛金は7.4億円で総資産の20.3%を占める。【投資効率】無形固定資産6.1億円のうちソフトウェアが5.4億円を占め、将来のサービス提供能力への投資が進んでいる。【財務健全性】自己資本比率は64.4%、流動負債10.9億円に対し流動資産28.5億円と、短期の資金余裕は大きい。長期借入金は前年同期の2.9億円から1.8億円へ減少し、有利子負債への依存度は低下している。

キャッシュフロー分析

現金及び預金は19.0億円で、前年同期の18.1億円から増加し、有利子負債1.8億円を大きく上回る水準にある。長期借入金は前年同期の2.9億円から1.8億円へ約1.1億円減少し、借入依存度の低下がうかがえる。一方、売掛金は7.4億円で売上高の約24.7%に相当し、増収に伴い一定の資金が債権として滞留している状況がみられる。利益剰余金は4.8億円で前年同期の3.2億円から増加しており、当期利益の積み上げが自己資本の充実に寄与している。総じて、増益に伴う内部資金の蓄積と借入の圧縮が同時に進行しており、資金基盤は安定的である。

収益の質

経常利益2.5億円と純利益2.2億円の差は法人税等0.4億円によるものであり、特別損益等の一時的要因は確認されない。営業外収益は0.0億円、営業外費用は0.1億円と規模は小さく、経常利益は営業利益2.6億円とほぼ同水準で構成されており、本業の収益力が利益を牽引している点で質は良好といえる。営業利益率の改善は粗利率の改善によるものではなく、販管費の伸び(+10.5%)が売上成長(+18.6%)を下回ったことによる費用効率化が主因であり、案件構成や人件費・外注費の動向次第では改善ペースが変化しうる点は留意される。包括利益は2.2億円で純利益とほぼ一致しており、その他の包括利益要素による乖離は小さい。

業績予想・ガイダンス

通期会社予想は売上高38.0億円(YoY+4.9%)、営業利益2.8億円(YoY+6.8%)、経常利益2.7億円(YoY+7.8%)、純利益2.1億円である。第3四半期累計の進捗率は売上高78.4%、営業利益92.5%、経常利益94.1%、純利益104.0%となり、いずれも標準的な進捗(75%)を上回っている。特に純利益は累計段階で通期予想を上回っており、通期予想が保守的である可能性、または第4四半期に費用や案件採算の変動が想定されている可能性がある。

株主還元

第2四半期配当は1株当たり15.00円であり、通期会社予想の年間配当は25.00円である。累計純利益2.2億円(EPS70.60円)に対し、支払済みの中間配当のみで算出した配当性向は21.3%となる。通期予想EPS67.90円と年間配当予想25.00円に基づく配当性向は約36.8%であり、持続可能な水準にある。現金及び預金19.0億円という財務基盤も配当継続を支える要素である。

リスク要因

  1. 単一事業への依存: 通信技術ソリューション・サービスの単一セグメントであり、通信投資需要や顧客案件の検収時期の変動が業績全体に直接影響する構造にある。

  2. 債権回収の遅延: 売掛金7.4億円は売上高の約24.7%に相当し、年換算売掛金回収日数は約68日と、60日を上回る水準にある。増収局面での運転資本管理が課題となる。

  3. 粗利率のわずかな低下: 粗利率は38.3%で前年同期の約38.6%からわずかに低下した。営業利益率の改善は販管費効率化に依存しており、案件ミックスや人件費・外注費の変動により改善ペースが鈍化する可能性がある。

業種ベンチマーク(参考・当社調べ)

収益性・リターン

指標自社中央値 (IQR)Delta
営業利益率8.7%8.3% (3.6%–18.6%)+0.4pt
純利益率7.3%6.1% (2.3%–12.8%)+1.2pt

収益性指標はいずれも業種中央値をわずかに上回るが、IQR上限と比べると中位水準にある。

成長性・資本効率

指標自社中央値 (IQR)Delta
売上高成長率(前年比)18.6%10.4% (-0.9%–19.9%)+8.2pt

売上高成長率は業種中央値を大きく上回り、IQR上限に近い高成長を示している。

※出所: 当社調べ

決算上の注目ポイント

  1. 売上高成長率+18.6%に対し、営業利益+53.4%、純利益+70.6%と、増益率が増収率を大きく上回る営業レバレッジが確認された。販管費の伸びが売上成長を下回ったことが主因である。

  2. 通期予想に対する進捗率は営業利益92.5%、純利益104.0%と高く、現時点で通期予想を上回るペースにある一方、粗利率のわずかな低下と売掛金回収日数の長期化が、増益の持続性を評価する上での確認点となる。

  3. 自己資本比率64.4%、有利子負債1.8億円、現金及び預金19.0億円という財務構成は保守的であり、借入の圧縮と利益剰余金の積み上げが同時に進んでいる。

理論株価(参考値)

シナリオ理論株価
bear(弱気)712円
base(基準)736円
bull(強気)743円
算出前提
1株純資産(BPS)753円
調整後予想EPS74.7円
株主資本コスト r10.77%(10年国債 2.77% + 株式リスクプレミアム 6.00% + 規模プレミアム 2.00%)
残余利益の持続係数 ω / 明示予測0.62 / 5年
想定配当性向36.8%
予想EPSの信頼度調整×1.100(通期予想に対する進捗の先行に基づく)
implied PBR / PER0.98倍 / 9.8倍

感応度: 株主資本コスト±1%で 716円〜756円、ω±0.1で 735円〜736円。

注記:

  • 通期予想に対する純利益の進捗(104%)が標準(75%)を上回るため、予想EPSを上限+10%の範囲で上方調整しています(進捗が先行する企業は予想を上回る傾向があるため。季節性の強い事業では調整が過大になる場合があります)。
  • 予想ROEが株主資本コストを下回るため、理論値は1株純資産を下回る水準になります。
  • 四半期末時点の純資産を使用しています(通期予想との間に期間のずれがあります)。
  • 純資産に非支配株主持分を含むため、理論値はやや高めに算出される可能性があります。

(算出モデル: 残余利益モデル(Ohlson型・明示5年フェード) / 金利基準月: 2026-07 / 公表データのみからの機械算出値であり、市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではなく、将来の株価を予測・保証するものではありません)


本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。