- 売上高: 12.65億円
- 営業利益: -3.22億円
- 当期純利益: -3.20億円
- 1株当たり当期純利益: -4.25円
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減率 |
|---|
| 売上高 | 12.65億円 | 11.23億円 | +12.6% |
| 売上原価 | 6.06億円 | 5.35億円 | +13.3% |
| 売上総利益 | 6.60億円 | 5.89億円 | +12.0% |
| 販管費 | 9.82億円 | 6.73億円 | +46.0% |
| 営業利益 | -3.22億円 | -84百万円 | -283.3% |
| 営業外収益 | 4百万円 | 8百万円 | -49.2% |
| 営業外費用 | 5百万円 | 2百万円 | +173.0% |
| 経常利益 | -3.23億円 | -77百万円 | -319.5% |
| 税引前利益 | -3.21億円 | -79百万円 | -305.3% |
| 法人税等 | -55万円 | 2百万円 | -122.6% |
| 当期純利益 | -3.20億円 | -82百万円 | -292.5% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | -3.20億円 | -81百万円 | -295.1% |
| 包括利益 | -3.20億円 | -81百万円 | -295.1% |
| 減価償却費 | 27百万円 | 4百万円 | +565.4% |
| 支払利息 | 3百万円 | 1百万円 | +185.9% |
| 1株当たり当期純利益 | -4.25円 | -1.38円 | -208.0% |
| 1株当たり配当金 | 0.00円 | 0.00円 | - |
| 項目 | 当期末 | 前期末 | 増減 |
|---|
| 流動資産 | 13.07億円 | 15.40億円 | -2.33億円 |
| 現金預金 | 98百万円 | 1.55億円 | -57百万円 |
| 売掛金 | 1.82億円 | 2.33億円 | -52百万円 |
| 棚卸資産 | 6.99億円 | 7.52億円 | -52百万円 |
| 固定資産 | 18.46億円 | 17.12億円 | +1.34億円 |
|
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減 |
|---|
| 営業活動によるキャッシュフロー | -1.82億円 | -2.48億円 | +66百万円 |
| 財務活動によるキャッシュフロー | 3.24億円 | 5.73億円 | -2.49億円 |
| 項目 | 値 |
|---|
| 1株当たり純資産 | 32.46円 |
| 純利益率 | -25.3% |
| 粗利益率 | 52.1% |
| 流動比率 | 292.9% |
| 当座比率 | 136.2% |
| 負債資本倍率 | 0.26倍 |
| インタレストカバレッジ | -93.01倍 |
| EBITDAマージン | -23.3% |
| 実効税率 | 0.2% |
| 項目 | 値 |
|---|
| 発行済株式数(自己株式含む) | 76.79百万株 |
| 期中平均株式数 | 75.28百万株 |
| 1株当たり純資産 | 32.62円 |
| EBITDA | -2.95億円 |
| 項目 | 金額 |
|---|
| 第2四半期配当 | 0.00円 |
| 期末配当 | 0.00円 |
| セグメント | 売上高 | 営業利益 |
|---|
| AITechnology | 22百万円 | -67百万円 |
| BeautyAndWellness | 4.29億円 | -39百万円 |
| Cosmetics | 5.39億円 | -84百万円 |
| Investment | 20百万円 | 18百万円 |
| MarketExpansion | 5万円 | -21百万円 |
| RegenerativeMedicineRelated | 4百万円 | -26百万円 |
| Sustainable | 92万円 |
| 項目 | 予想値 |
|---|
| 売上高予想 | 28.40億円 |
| 営業利益予想 | -4.83億円 |
| 経常利益予想 | -4.95億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益予想 | -4.99億円 |
| 1株当たり当期純利益予想 | -6.57円 |
| 1株当たり配当金予想 | 0.00円 |
このデータはXBRLファイルから自動抽出されたものです。正確性については開示資料の原本をご確認ください。
2026年度第2四半期のパス株式会社は、売上が前年比+12.6%と伸長した一方で、営業赤字が継続し、純損失3.20億円と収益性の課題が鮮明な決算でした。売上高は12.65億円、売上総利益は6.60億円で粗利率は52.1%と高水準を維持しています。販管費は9.82億円と売上の77.6%に達し、営業利益は-3.22億円、営業利益率は-25.5%となりました。営業外損益は軽微(収益0.04億円、費用0.05億円)で、経常損失は-3.23億円、最終損益は-3.20億円でした。EPSは-4.25円で、自己資本に対する希薄化要因の開示はありません。DuPont分解に基づくROEは-12.8%(純利益率-25.3%、総資産回転率0.401、レバレッジ1.26倍)と資本効率は低迷しています。営業キャッシュフローは-1.82億円で、純損失に対する営業CF/純利益比率は0.57倍と品質アラートの閾値0.8を下回りました。投資CFの全体は未開示ですが、設備投資は1.82億円のキャッシュアウトで、営業CFと合わせた推計FCFは-3.64億円とみられます。貸借対照表は総資産31.53億円、純資産25.05億円、負債合計6.47億円で、負債資本倍率0.26倍と財務レバレッジは低く流動比率292.9%・当座比率136.2%と短期流動性は厚めです。現金は0.98億円と潤沢とは言い難く、短期借入金0.95億円とほぼ同水準で、継続的な赤字を前提とすると資金繰り余力は限定的です。インタレストカバレッジは-93.01倍(EBITベース)と基準値を大幅に下回り、損失継続が金利負担耐性を低下させています。ROICは-12.2%と資本コストを大きく下回り、投下資本からの価値創出はマイナスです。前年同期との詳細な利益率のbp比較は開示制約により算出できませんが、現状の販管費負担の重さが収益圧迫の主因です。棚卸資産6.99億円(売上の約55%)は運転資本負担が大きいことを示唆し、在庫回転の鈍化はキャッシュフローの重石になり得ます。営業CFと純損失の乖離やFCFのマイナスは、損益の質とキャッシュ創出力の改善が当面の最重要課題であることを示しています。今後は販管費の絶対額圧縮、在庫回転改善、粗利の維持・拡大により、まず営業赤字幅の縮小と正の営業CFへの転換が焦点となります。資本政策面では、累積損失により利益剰余金が-26.28億円であることから、配当余力は限定的で内部留保の再構築が優先となる見通しです。総じて、売上成長は確認できるものの、コスト構造と運転資本の効率改善が達成されない限り、ROE/ROICの回復は難しく、キャッシュ面の脆弱性がボトルネックとなる可能性があります。
ROEは-12.8%で、純利益率-25.3%×総資産回転率0.401×財務レバレッジ1.26倍の積で説明されます。3要素のうち、最もROEを押し下げているのは純利益率の大幅なマイナスです。純利益率悪化の主因は、粗利率が52.1%と良好にもかかわらず、販管費率が77.6%と高止まりし、営業損失(-3.22億円)に直結しているコスト構造です。総資産回転率0.401は在庫(6.99億円)・無形資産(2.17億円、のれん2.09億円含む)の厚みが効率を抑制している可能性を示します。財務レバレッジは1.26倍と低く、負債テコの効果は限定的で、損失の資本へのダメージを直接的に反映しています。これらの変化が持続的か一時的かの評価では、販管費の絶対額が高く固定費成分の比率が高い場合、短期的な売上増では吸収しにくく持続的な圧迫要因となり得ます。売上成長(+12.6%)に対して販管費の伸びが不明なため厳密な比較はできませんが、現状の販管費率からみて営業レバレッジは負に働いています。懸念されるトレンドとして、在庫の積み上がりが資産回転率を一段と低下させ、ROIC/ROEの回復を遅らせるリスク、ならびに無形資産・のれんの減損余地が将来の損益変動要因となる点を指摘します。
売上は12.65億円で前年比+12.6%と増収を達成し、粗利率52.1%の維持は価格設定力やミックスの良化を示唆します。一方で営業利益率は-25.5%と赤字で、増収が固定費や販促費の吸収に十分ではありません。売掛金1.82億円と比較して棚卸資産6.99億円が大きく、在庫依存のビジネス構造が売上の持続性に対する在庫回転依存度を高めています。営業外損益は中立的で、今後の成長は本業の改善に依存します。見通しとしては、短期は販管費のコントロールと在庫回転の改善により営業赤字幅縮小が実現可能な範囲で、粗利率維持が続けば黒字転換のハードルは販管費の削減幅に依存します。中期的にはROICが-12.2%である現状から、投下資本のスリム化(在庫/不採算資産圧縮)と成長投資の選別が収益性回復の前提条件となります。データ制約により部門別収益や顧客/商品ミックスの寄与は不明であり、成長の質の評価には追加開示が必要です。
短期流動性は指標上健全(流動比率292.9%、当座比率136.2%)で、D/E=0.26倍と保守的な資本構成です。満期ミスマッチは限定的ですが、現金残高0.98億円は営業赤字継続下では心許なく、在庫の厚みが現金化の遅延要因です。オフバランス債務は未開示で評価不能。
営業CF/純利益は0.57倍で品質問題の可能性があり、推計FCFは-3.64億円で投資・株主還元原資は不足しています。運転資本では在庫比重が高く、在庫回転改善がキャッシュ創出の主要ドライバーとなります。
配当実施の開示はなく、累積損失とFCFマイナスから当面の配当余力は乏しい。営業CFの黒字化と利益剰余金の再構築が前提条件。
ビジネスリスク:
- 販管費率の高止まりにより営業赤字が継続するリスク
- 在庫水準の高さに起因する在庫回転悪化・評価損リスク
- 無形資産・のれんの減損リスク(収益性低下が継続する場合)
- 売上成長の鈍化時に固定費が吸収できず損失拡大となるリスク
財務リスク:
- 営業CFマイナスと推計FCFマイナスの継続による資金繰り圧迫
- インタレストカバレッジの極端な低さによる金利耐性の脆弱性
- 現金残高が小さい中で短期借入金返済や在庫資金需要への対応力低下
- 累積損失に伴う資本政策(希薄化)発生の可能性
主な懸念事項:
- ROIC -12.2%と資本コストを大幅に下回る資本効率
- ROE -12.8%(純利益率-25.3%が主因)
- 営業CF/純利益0.57倍の収益品質アラート
- 棚卸資産6.99億円の運転資本負担
重要ポイント:
- 増収ながら販管費率が77.6%と高く営業損失-3.22億円で収益性は依然課題
- 営業CF-1.82億円、設備投資1.82億円で推計FCF-3.64億円とキャッシュ創出に至らず
- 流動性指標は良好(流動比率293%)だが現金0.98億円と赤字体質で資金余力は限定的
- ROIC -12.2%、ROE -12.8%と資本効率が大幅マイナスで改善余地が大きい
- 在庫6.99億円が資産効率とCFのボトルネック、回転改善が鍵
注視すべき指標:
- 販管費の絶対額および販管費率(四半期推移)
- 在庫回転日数と在庫評価損の発生有無
- 営業CFとFCF(投資CFの内訳開示含む)
- 粗利率の維持・改善(商品ミックス・価格改定の影響)
- 減損テスト関連の注記(のれん・無形資産)
- 短期借入金残高と手元流動性の推移
セクター内ポジション:
同業の在庫型事業と比べ、粗利率は良好な一方で販管費負担と在庫の厚みが資本効率を大きく毀損しており、収益性・CFともに同業平均を下回る可能性が高い。短期の財務安全性は相対的に高いが、継続赤字が続けば相対ポジションは悪化し得る。
本分析はAIにより自動生成されたものです。以下の点にご留意ください。
- 正確性の非保証: 本分析の正確性・完全性は保証されません。正確な財務データについては、必ずTDnet等で公開されている開示資料の原本をご確認ください
- 投資助言ではありません: 本分析は一般的な情報提供を目的としており、金融商品取引法に定める投資助言には該当しません。特定の有価証券の売買を推奨するものではありません
- 自己責任の原則: 投資判断はご自身の責任において行ってください。本分析に基づく投資により生じた損失について、当サービスは一切の責任を負いません