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38082026 第2四半期JGAAP

オーケーウェブ(3808) 2026年度第2四半期決算 増収37%

2026年度第2四半期の売上高は1.3億円(前年同期比+36.5%)、営業損失は8,000万円。以下、セグメント別の増減要因とキャッシュフローを確認します。


クイックビュー

指標当期前年同期YoY
売上高¥1.3億¥1.0億+36.5%
営業利益−¥0.8億−¥0.8億+1.2%
経常利益−¥0.9億−¥0.8億−6.2%
純利益−¥0.9億−¥0.8億−12.2%
ROE(年換算)−34.6%−43.0%-

Executive Summary

増収が続く一方で営業赤字・営業CF流出が続いており、収益構造の転換途上にあることが今回の決算の要点である。売上高は1.34億円(前年同期1.0億円、YoY+36.5%)となり、営業利益は-0.8億円(前年-0.8億円、YoY+1.2%)、経常利益は-0.9億円(YoY-6.2%)、純利益は-0.9億円(YoY-12.2%)となった。売上原価がほぼ横ばいで推移したため粗利益率が53.6%(前年36.3%)へ改善し営業損失はわずかに縮小したが、営業外費用の増加により経常段階では悪化に転じ、純損失は前年から拡大した。

業績変動要因

【売上高】売上高は1.3億円、前年同期比+36.5%増となった。単一セグメントのため事業別内訳は開示されていないが、売上原価がほぼ横ばい(0.63億円→0.63億円)であったことから、既存の供給体制の中で販売数量・単価が伸長したとみられる。この結果、売上総利益は0.36億円から0.72億円へ約2倍に増加し、粗利率は36.3%から53.6%へ大きく改善した。

【損益】販管費は1.52億円で前年同期比+29.4%増加したものの、増収率(+36.5%)を下回るペースにとどまり、営業損失は0.81億円から0.80億円へわずかに縮小した。しかし営業外費用0.08億円が営業外収益0.01億円を上回り、経常損失は0.86億円と前年から悪化した。特別利益0.02億円(一時的要因)を計上したが税引前損失を大きくは補わず、純損失は0.89億円と前年の0.79億円から拡大した。結論として、当期は増収減益(経常・純利益ベース)である。

セグメント別分析

当社グループは単一セグメントであり、セグメント別の売上・損益開示はない。

主要財務指標

【収益性】営業利益率は-59.7%(前年-82.7%相当)、純利益率は概算で-66.9%であり、赤字幅は大きいものの前年からは改善方向にある。粗利率53.6%は前年比+17.3ptの改善であり、増収に伴う限界利益の高さを示している。【キャッシュ品質】営業CFはマイナス1.81億円で純損失0.89億円を上回る資金流出となっており、損益以上に資金面での消耗が大きい。【投資効率】ROE(年換算)は-34.6%、総資産18.4億円に対し売上高1.3億円と資産回転率は低水準にとどまり、事業規模に対して資産が過大な状態にある。【財務健全性】自己資本比率は28.2%(前年比+6.9pt改善)、流動比率は約52%(流動資産6.8億円/流動負債13.1億円)と1倍を下回り、短期的な資金繰り管理が重要な局面にある。

キャッシュフロー分析

営業CFはマイナス1.81億円となり、前年同期のプラス0.02億円から大幅に悪化した。純損失0.89億円を上回る資金流出であり、前受金の減少(-0.15億円)や売掛金の増加(-0.06億円)、その他運転資本項目のマイナス寄与(-0.59億円)が影響している。投資CFは子会社株式取得等により-0.26億円、フリーキャッシュフローは-2.07億円となり、内部資金のみでは投資活動を賄えていない。財務CFは株式発行による2.36億円の流入が中心で、この資金調達により期末現金及び預金は5.72億円(前年5.42億円)へ増加した。当期の現金水準維持は営業活動によるものではなく、外部からの資金調達に支えられている点が特徴である。

収益の質

当期の損益には、子会社取得に伴う新株予約権取戻益0.02億円という特別利益が計上されており、経常的な収益力とは区別すべき一時的要因である。営業外損益は、受取利息などの営業外収益0.01億円に対し、支払手数料等の営業外費用0.08億円が上回っており、営業損失をさらに押し下げる方向に働いている。営業CFは純損失を上回る流出となっており、アクルーアル(発生主義と現金主義の乖離)の観点では、損益計算書上の赤字幅よりもキャッシュベースの消耗が大きいことから、利益の質は高いとは言えない。包括利益は-0.9億円で純利益とほぼ同水準であり、為替換算調整額や有価証券評価差額金による大きな乖離は見られない。

業績予想・ガイダンス

当第2四半期において業績予想の修正は行われておらず、配当予想の修正もない。通期の売上高・利益予想額は開示されていないため、進捗率の評価は行っていない。

株主還元

当第2四半期の配当は1株当たり0円であり、無配である。通期の配当予想も0円となっている。当期純損失0.89億円、フリーキャッシュフロー-2.07億円という状況を踏まえると、内部資金による配当原資は現時点で限定的であり、配当性向は算定されない(無配のため0%)。自社株買いの実施は確認されていない。

リスク要因

  1. 短期流動性リスク: 流動比率は約52%(流動資産6.8億円/流動負債13.1億円)で1倍を下回り、運転資本はマイナス6.25億円である。現金及び預金5.72億円を含めても流動負債への充当力は十分でなく、資金繰りは今後の営業CF改善または継続的な資金調達に依存する。

  2. 高レバレッジと赤字継続による資本の脆弱性: 負債合計13.19億円に対し純資産5.18億円で、D/E比率は約2.55倍である。年換算ROEは-34.6%であり、損失の継続は純資産をさらに毀損し、相対的な負債負担を高める可能性がある。

  3. 資本調達への依存: 営業CF-1.81億円、投資CF-0.26億円に対し、財務CFは株式発行による2.36億円の流入が中心であった。営業キャッシュフローの改善が進まない場合、将来の資金調達条件や株式希薄化が財務の柔軟性を左右する。

業種ベンチマーク(参考・当社調べ)

収益性・リターン

指標自社中央値 (IQR)Delta
営業利益率−59.7%
純利益率−66.9%

業種中央値データが未取得のため直接比較はできないが、自社の営業利益率・純利益率はいずれも大幅な赤字水準にある。

成長性・資本効率

指標自社中央値 (IQR)Delta
売上高成長率(前年比)36.5%

業種中央値との比較データはないが、自社の売上高成長率+36.5%は単体として高い伸びを示している。

※出所: 当社調べ

決算上の注目ポイント

  1. 売上高は+36.5%増、粗利率は+17.3pt改善しており、増収が限界利益の拡大に結びついている点は決算データから読み取れる構造変化である。一方、営業損失は0.80億円と依然大きく、増収が営業黒字化に到達するまでの距離を測る指標として、今後の販管費増加率と売上成長率の相対比較が重要になる。

  2. 営業CFはマイナス1.81億円と純損失を上回る資金流出であり、当期の現金残高維持は株式発行による財務CF2.36億円によって支えられている。流動比率約52%、D/E比率約2.55倍という数値は、損益改善のペースと並んで財務面のモニタリング項目として位置付けられる。

  3. 当中間期に連結子会社が1社増加しており、投資CF上0.26億円の子会社株式取得が計上されている。取得子会社の売上・損益への今後の寄与およびのれん(0.9億円)の推移は、今後の決算データで確認すべき事項である。


本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。