| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥123.1億 | ¥94.7億 | +30.0% |
| 営業利益 | ¥25.6億 | ¥22.1億 | +15.7% |
| 経常利益 | ¥25.7億 | ¥22.1億 | +16.2% |
| 純利益 | ¥16.7億 | ¥14.4億 | +16.0% |
| ROE | 13.8% | 13.7% | - |
2026年3月期第3四半期累計決算は、売上高123.1億円(前年比+28.4億円 +30.0%)、営業利益25.6億円(同+3.5億円 +15.7%)、経常利益25.7億円(同+3.6億円 +16.2%)、純利益16.7億円(同+2.3億円 +16.0%)。コンサルティング事業単一セグメントでトップラインが大幅に伸長し、高い粗利益率(41.4%)を維持しながら増収増益を実現した。営業利益率は20.8%と高水準で推移しており、収益性の質は良好である。
【売上高】トップラインは前年比+30.0%と極めて強い伸びを示した。コンサルティング事業単一セグメントであり、主たる成長要因はサービス需要の拡大と受注増加と推定される。売上原価は72.2億円(原価率58.6%)で、売上総利益は51.0億円(粗利益率41.4%)を確保。前年から粗利益率が改善し、高付加価値案件の増加または価格改善が示唆される。【損益】販管費は25.3億円(販管費率20.6%)で、売上伸長に対して相対的に抑制されており、営業レバレッジが効いている。営業利益は25.6億円(営業利益率20.8%)で前年比+15.7%と増益。経常利益25.7億円は営業利益とほぼ同水準で、営業外収益は受取利息・配当金で0.1億円と限定的であり、利益の大半は本業から創出されている。税引前利益25.7億円に対し法人税等9.1億円(実効税率35.4%)を計上、非支配株主分0.4億円を除き純利益16.7億円(純利益率13.5%)となった。経常利益と純利益の乖離は税負担と非支配株主分で説明され、特別損益の影響は認められない。増収増益のパターンで、本業の収益力拡大が業績を牽引した。
【収益性】ROE 13.8%(業種中央値8.3%を+5.5pt上回る)、営業利益率20.8%(業種中央値8.2%を+12.6pt上回り、第3四分位18.0%も大幅に超える)、純利益率13.5%(業種中央値6.0%を+7.5pt上回る)。EPS 29.08円(前年25.30円から+14.9%)。【キャッシュ品質】現金及び預金78.0億円、流動比率541.5%(業種中央値2.15倍を大幅に上回る)で短期流動性は極めて強固。第3四半期累計ではキャッシュフロー計算書の開示がないため、営業CFと純利益の比較は不可。【投資効率】総資産回転率0.855回(業種中央値0.67回を+0.19回上回り効率的)、ROA 11.6%(業種中央値3.9%を大きく上回る)。【財務健全性】自己資本比率84.0%(業種中央値59.2%を+24.8pt上回り、第3四分位72.7%も超える)、負債資本倍率0.19倍(業種では中央値1.66倍に対し大幅に低位)で財務安全性は非常に高い。
第3四半期累計ではキャッシュフロー計算書が開示されていないため、貸借対照表の推移から資金動向を分析する。現金及び預金は78.0億円で前年同期から積み増しが続いており、営業増益と高い粗利益率が資金積み上げに寄与していると推察される。流動資産は125.1億円で総資産の86.9%を占め、運転資本は潤沢である。有形固定資産は4.6億円で前年1.7億円から大幅増加(+2.9億円 +174.7%)しており、設備投資または資産取得が進んだ可能性がある。投資有価証券は4.7億円で安定的に保有されている。流動負債23.1億円に対する現金カバレッジは3.4倍で、短期債務への支払能力は十分である。負債合計は23.1億円と少額で、有利子負債の開示はなく、財務CFを通じた資金調達や大規模返済の動きは確認されない。のれんは0.4億円と限定的でM&A活動も小規模である。
経常利益25.7億円に対し営業利益25.6億円で、営業外純益は0.1億円と僅少である。営業外収益は受取利息・配当金で合計0.1億円、営業外費用はほぼゼロであり、本業外の収益寄与は売上高の0.1%未満と極めて限定的である。利益の大半は営業活動から創出されており、持分法投資損益や為替差損益の影響も開示されていない。特別損益の計上はなく、経常的な収益構造である。税引前利益25.7億円から法人税等9.1億円を控除し、実効税率は35.4%とやや高めだが利益計上は安定的である。第3四半期累計では営業CFが未開示のため営業CFと純利益の比較による収益の質の定量評価は不可能だが、現金預金が潤沢に積み上がっている点から、収益の現金化は概ね良好と推察される。
通期予想に対する進捗率は、売上高77.4%(123.1億円/159.0億円)、営業利益82.6%(25.6億円/31.0億円)、経常利益82.9%(25.7億円/31.0億円)で、第3四半期累計の標準進捗率75%を上回っている。営業利益・経常利益の進捗は計画を7~8pt上回り、順調な着地が見込まれる。通期では売上高159.0億円(前年比+20.4%)、営業利益31.0億円(同+18.2%)、経常利益31.0億円(同+17.5%)を予想しており、第4四半期も増収増益基調が継続する想定である。業績予想の修正は行われておらず、期初計画に対する達成確度は高いと評価できる。EPS予想34.48円に対し、第3四半期累計EPS 29.08円は進捗84.3%である。
【業種内ポジション】(参考情報・当社調べ) 収益性: ROE 13.8%(業種中央値8.3%を+5.5pt上回り、業種第3四分位13.1%も上回る高水準)。営業利益率20.8%は業種中央値8.2%を大幅に超え、業種第3四分位18.0%も上回り、業種内では上位に位置する高収益企業である。純利益率13.5%は業種中央値6.0%の2倍以上で、収益性は業種内トップクラスである。 健全性: 自己資本比率84.0%(業種中央値59.2%、第3四分位72.7%を大きく上回る)。流動比率541.5%は業種中央値2.15倍を圧倒的に超過し、財務安全性は業種内で極めて高位である。財務レバレッジ1.19倍は業種中央値1.66倍を大幅に下回り、負債依存度は極めて低い。 効率性: 総資産回転率0.855回は業種中央値0.67回を+0.19回上回り、資産効率は良好。ROA 11.6%は業種中央値3.9%を大きく上回る。売上高成長率+30.0%は業種中央値10.4%を+19.6pt上回り、業種第3四分位19.6%も大幅に超える高成長である。 (業種: 情報通信・ITサービス(n=104社)、比較対象: 2025年第3四半期、出所: 当社集計)
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。