| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥214.2億 | ¥192.1億 | +11.4% |
| 営業利益 | ¥24.0億 | ¥20.6億 | +16.7% |
| 経常利益 | ¥24.4億 | ¥21.2億 | +14.8% |
| 純利益 | ¥17.9億 | ¥15.6億 | +14.9% |
| ROE | 14.1% | 13.2% | - |
2026年度第3四半期累計は、売上高214.2億円(前年比+22.1億円 +11.4%)、営業利益24.0億円(同+3.4億円 +16.7%)、経常利益24.4億円(同+3.2億円 +14.8%)、純利益17.9億円(同+2.3億円 +14.8%)で着地した。営業利益率は11.2%へ前年10.7%から約50bp改善し、純利益率も8.3%(前年8.1%)へ約21bp拡大した。増収に加え販管費率が11.6%へ約24bp改善(販管費+9.1%に対し売上+11.4%)し、営業レバレッジが発現している。非営業損益では補助金収入0.35億円や売却益0.08億円等の一時要素が存在するが影響は軽微で、金利負担0.09億円と僅少であり収益性は経常利益ベースでも高い。通期計画(売上293.1億円、営業利益34.5億円)に対する進捗率は売上73%、営業利益70%と順調で、季節的繁忙を控えた第4四半期に向けて計画達成は視界良好である。
【収益性】ROE 14.1%(デュポン分解: 純利益率8.3% × 総資産回転率1.217 × レバレッジ1.39倍)で、前年同期8.1%比で大幅に改善。営業利益率11.2%(前年10.7%から+約50bp)、純利益率8.3%(前年8.1%から+約21bp)と増収と費用効率化の両面で改善した。粗利益率22.8%(前年22.5%から+約30bp)、販管費率11.6%(前年11.8%から-約24bp)で、営業レバレッジが利益率改善に寄与。インタレストカバレッジ274.5倍で金利負担は極めて軽微。【キャッシュ品質】現金同等物77.1億円(前年74.3億円から+3.8%)、短期負債45.6億円に対する現金カバレッジ1.69倍で流動性は十分。有利子負債5.51億円とネットキャッシュ71.6億円の基調。法人税等未払は5.91億円から2.58億円へ減少し、納税による短期負債圧力は低下。賞与引当13.43億円から8.61億円へ減少し期中支払いが進捗。【投資効率】総資産回転率1.217倍(前年1.096倍から改善)。棚卸資産0.56億円(前年0.02億円から+2,555%増)だが総資産比0.3%と規模は小さく、案件ミックス変化の範囲内。有形固定資産28.2億円から32.3億円へ+14.3%増で、建物・構築物+11.95億円(+155%)と拠点整備・内製化投資が進展。【財務健全性】自己資本比率71.9%(前年67.5%から改善)、流動比率291.9%、当座比率290.7%と極めて良好。負債資本倍率0.39倍、Debt/Capital 4.2%で保守的資本構成を維持。長期借入金3.86億円(前年5.67億円から-31.9%)と返済進捗により有利子負債は縮小傾向。
現金預金は前年比+2.8億円増の77.1億円へ積み上がり、営業増益と納税・配当支出のバランスで資金創出が継続した。運転資本効率では、買掛金が10.8億円から11.5億円へ+6.6%増加し仕入・外注の増勢に沿った変動、棚卸資産は0.02億円から0.56億円へ増加したがハード・商材取り扱いの増加や案件構成の変化によるもので規模的なキャッシュ拘束は小さい。賞与引当金は13.43億円から8.61億円へ-35.9%減少し、期中支払いにより短期負債が減少した。法人税等未払は5.91億円から2.58億円へ-56.3%減少し、納税に伴うキャッシュ流出が進捗したとみられる。金利負担は0.09億円と僅少で、営業利益24.0億円に対する金利費用比率は0.4%未満と軽微であり、インタレストカバレッジ274.5倍が示す通り利益の現金化を阻害する要因は限定的。長期借入金は5.67億円から3.86億円へ-31.9%減少し、財務キャッシュは返済優先で推移した。短期負債45.6億円に対する現金カバレッジは1.69倍で流動性は十分であり、配当支出(期末計画60円、通期70円で計算上の配当性向56.2%)を含めても資金余力は大きい。
経常利益24.4億円に対し営業利益24.0億円で、非営業純増は約0.4億円と小幅。内訳は補助金収入0.35億円、固定資産売却益0.08億円などが主であり、金利費用0.09億円は極めて軽微。営業外収益が売上高の約0.2%を占めるに過ぎず、経常利益の大部分は営業活動から創出されている。営業利益率11.2%は前年10.7%から約50bp改善し、販管費率の改善(11.6%、前年11.8%)と粗利率の微増(22.8%、前年22.5%)が主因。補助金や売却益の寄与は合計0.43億円程度と営業利益の1.8%に過ぎず、利益の質は経常的と評価できる。実効税率26.6%は平常水準で、税負担係数0.733は安定的な税コスト構造を示す。有形固定資産の増加(建物・構築物+11.95億円)は内製能力・拠点整備に向けた投資継続を示唆し、減価償却負担の増加が見込まれるものの、現時点で稼働率の大幅低下や減損兆候は確認されない。のれんは1.15億円から0.66億円へ-42.9%減少し、M&A関連の減損リスクは相対的に低下した。
【業種内ポジション】(参考情報・当社調べ)IT・通信業68社の2025年第3四半期データとの比較では、収益性では純利益率8.3%が業種中央値4.8%(IQR 0.6-9.4%)を大きく上回り、営業利益率11.2%も業種中央値6.4%(IQR 2.0-13.5%)を上回る。ROE 14.1%は業種中央値7.3%(IQR 0.9-12.1%)に対し上位レンジに位置し、資本効率の高さが際立つ。総資産利益率10.1%も業種中央値3.8%(IQR 0.5-6.0%)を大幅に上回る。健全性では自己資本比率71.9%が業種中央値55.2%(IQR 42.5-67.3%)を上回り、保守的資本構成である。流動比率291.9%は業種中央値208%(IQR 156-301%)を上回り流動性も高い。ネットデット/EBITDA倍率はマイナス(ネットキャッシュ71.6億円)で業種中央値-2.88(IQR -5.75〜-0.29)と比較しても健全。成長性では売上高成長率+11.4%は業種中央値+12.0%(IQR 2.0-24.5%)と概ね同水準で、中位レンジに位置する。業種: IT・通信業(68社)、比較対象: 2025年第3四半期、出所: 当社集計。
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。