クイックビュー
| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥6.5億 | ¥6.9億 | −6.2% |
| 営業利益 | −¥1.4億 | −¥1.5億 | +10.6% |
| 経常利益 | −¥1.4億 | −¥1.6億 | +8.3% |
| 純利益 | −¥2.1億 | −¥1.6億 | −35.6% |
| ROE(年換算) | −80.2% | −61.2% | - |
Executive Summary
減収幅を上回るコスト改善により営業損失が縮小したが、特別損失計上で最終赤字は拡大しており、収益構造の根本改善には至っていない。売上高は6.5億円(前年比-6.2%)、営業利益は-1.4億円(前年-1.5億円から改善)、経常利益は-1.4億円(前年-1.6億円から改善)となった一方、純利益は-2.1億円と前年の-1.6億円から悪化した。特別損失0.6億円の計上が営業段階の改善を最終損益に反映させなかった主因である。
業績変動要因
【売上高】売上高は6.5億円で前年同期比6.2%減となった。エンターテインメント&ソリューション事業の単一セグメントであり、事業別内訳の開示はないが、市場・タイトルライフサイクルの影響を受けやすい収益構造とみられる。
【損益】売上総利益は0.2億円、粗利率は3.3%と前年の2.1%から改善した。販管費は1.6億円(前年比-6.1%)で売上減少とほぼ同程度抑制されたが、販管費率は24.1%と前年比わずかに上昇した。この結果、営業損失は1.4億円と前年の1.5億円から縮小し、経常損失も1.4億円へ改善した。しかし特別損失0.6億円の計上により税引前損失は2.1億円へ拡大し、純損失は2.1億円(前年-1.6億円)と悪化した。減収の中でコスト効率は改善したが最終損益は悪化しており、減収増益(営業段階)と減収減益(純利益段階)が併存する結果となった。
セグメント別分析
エンターテインメント&ソリューション事業の単一セグメントであるため、セグメント別の開示は行われていない。
主要財務指標
【収益性】営業利益率は-20.8%(前年-21.8%相当から改善)、純利益率は-32.4%であり、いずれも大幅な赤字水準にある。粗利率は3.3%にとどまり、売上原価が売上高の96.7%を占める低付加価値な構造が続いている。【キャッシュ品質】現金及び預金は8.0億円で、流動負債7.2億円を上回る水準を維持している。【投資効率】年換算ROEは-80.2%と極めて低く、資本を用いた収益創出が機能していない状態にある。【財務健全性】自己資本比率は59.1%、流動資産14.3億円は流動負債7.2億円を大きく上回り、短期の支払余力は確保されている。一方、利益剰余金は-7.7億円(前年-5.6億円)へ悪化しており、継続的な損失による資本の目減りが進んでいる。
キャッシュフロー分析
CF計算書の詳細開示はないため、貸借対照表の推移から資金動向を分析する。現金及び預金は8.0億円で前年同期の8.6億円から0.6億円減少した一方、投資有価証券が0.05億円から2.3億円へ大幅に増加しており、現金の一部が投資有価証券へ振り向けられた可能性がある。純資産は10.5億円で前年同期の10.1億円を上回っているが、これは主に資本剰余金の増加によるものとみられ、営業活動からの資金創出は純損失の計上状況から限定的とみられる。流動比率は197.8%であり、短期的な資金繰りには余力がある。
収益の質
営業損失・経常損失は前年から改善したが、税引前損失は特別損失0.6億円の計上により拡大しており、経常段階の改善が一時的要因により相殺された形である。営業外収益0.1億円に対し営業外費用0.2億円(うち為替差損0.0億円)と、営業外収支は小幅な赤字にとどまり、経常損失の主因は依然として本業の営業損失にある。包括利益は-2.1億円で当期純利益-2.1億円とほぼ一致しており、その他の包括利益項目による大きな乖離は見られず、損益の質としては特別損失を除けば比較的シンプルな構造である。
株主還元
配当に関する開示データはない。
リスク要因
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単一事業への収益依存: エンターテインメント&ソリューション事業のみで売上を構成しており、売上高は前年比6.2%減。タイトルのライフサイクルや配信条件の変化が業績に直結しやすい構造である。
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低粗利構造: 粗利率3.3%は売上原価が96.7%を占める水準であり、一般的なソフトウェア・デジタルコンテンツ企業と比較して低い。売上変動や開発・運営コストの上振れが営業損益に直結しやすい。
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特別損失による資本消耗: 特別損失0.6億円の計上により純損失が拡大し、利益剰余金は-7.7億円へ悪化した。継続的な損失計上は自己資本の緩衝力を低下させる可能性がある。
業種ベンチマーク(参考・当社調べ)
収益性・リターン
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 営業利益率 | −20.8% | 12.1% (6.7%–26.0%) | −32.9pt |
| 純利益率 | −32.4% | 9.9% (3.9%–17.0%) | −42.3pt |
収益性は業種中央値を大幅に下回り、IT・通信業種内で最下位圏に位置する水準である。
成長性・資本効率
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 売上高成長率(前年比) | −6.2% | 11.9% (3.6%–25.6%) | −18.1pt |
業種内の多くが増収基調にある中、自社は減収であり成長性でも劣後している。
※出所: 当社調べ
決算上の注目ポイント
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営業損失は前年比0.1億円改善し、粗利率も3.3%へ上昇したが、特別損失0.6億円の計上により純損失は2.1億円へ拡大した。営業段階の改善が最終損益へ結びついていない点が決算上の特徴である。
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現金及び預金8.0億円、流動比率197.8%と短期の財務基盤は維持されているが、利益剰余金は-7.7億円へ悪化しており、継続的な損失計上による資本消耗が進んでいる。
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投資有価証券が前年同期の0.05億円から2.3億円へ増加し、総資産の12.8%を占めるに至った。資本配分の変化として、今後の評価動向が注目点となる。
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。