- 売上高: 43.72億円
- 営業利益: 11.95億円
- 当期純利益: 8.30億円
- 1株当たり当期純利益: 33.72円
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減率 |
|---|
| 売上高 | 43.72億円 | 43.10億円 | +1.4% |
| 売上原価 | 17.09億円 | - | - |
| 売上総利益 | 26.02億円 | - | - |
| 販管費 | 14.76億円 | - | - |
| 営業利益 | 11.95億円 | 11.25億円 | +6.2% |
| 営業外収益 | 7百万円 | - | - |
| 営業外費用 | 2百万円 | - | - |
| 経常利益 | 12.40億円 | 11.32億円 | +9.5% |
| 税引前利益 | 11.33億円 | - | - |
| 法人税等 | 3.03億円 | - | - |
| 当期純利益 | 8.30億円 | - | - |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 8.53億円 | 8.31億円 | +2.6% |
| 包括利益 | 8.48億円 | 8.30億円 | +2.2% |
| 1株当たり当期純利益 | 33.72円 | 32.41円 | +4.0% |
| 1株当たり配当金 | 7.00円 | 7.00円 | +0.0% |
| 項目 | 当期末 | 前期末 | 増減 |
|---|
| 流動資産 | 32.51億円 | 35.82億円 | -3.32億円 |
| 現金預金 | 16.06億円 | 17.34億円 | -1.28億円 |
| 売掛金 | 13.40億円 | 15.50億円 | -2.10億円 |
| 棚卸資産 | 1.53億円 | 1.84億円 | -31百万円 |
| 固定資産 | 30.78億円 | 31.02億円 | -24百万円 |
|
| 項目 | 値 |
|---|
| 1株当たり純資産 | 214.02円 |
| 純利益率 | 19.5% |
| 粗利益率 | 59.5% |
| 流動比率 | 443.8% |
| 当座比率 | 422.8% |
| 負債資本倍率 | 0.19倍 |
| 実効税率 | 26.7% |
| 項目 | 前年同期比 |
|---|
| 売上高前年同期比 | +1.5% |
| 営業利益前年同期比 | +6.2% |
| 経常利益前年同期比 | +9.5% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益前年同期比 | +2.6% |
| 包括利益前年同期比 | +2.1% |
| 項目 | 値 |
|---|
| 発行済株式数(自己株式含む) | 26.61百万株 |
| 自己株式数 | 1.92百万株 |
| 期中平均株式数 | 25.31百万株 |
| 1株当たり純資産 | 214.77円 |
| 項目 | 金額 |
|---|
| 第2四半期配当 | 7.00円 |
| 期末配当 | 8.00円 |
| セグメント | 売上高 | 営業利益 |
|---|
| HealthTech | 62百万円 | -1.36億円 |
| Medical | 40.16億円 | 12.18億円 |
| Public | 2.95億円 | 1.14億円 |
| 項目 | 予想値 |
|---|
| 売上高予想 | 60.22億円 |
| 営業利益予想 | 14.65億円 |
| 経常利益予想 | 15.15億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益予想 | 11.08億円 |
| 1株当たり当期純利益予想 | 43.18円 |
| 1株当たり配当金予想 | 9.00円 |
このデータはXBRLファイルから自動抽出されたものです。正確性については開示資料の原本をご確認ください。
2025年度Q3のファインデックスは、緩やかな増収の中でコスト効率の改善により増益を確保し、マージンの着実な拡大が確認できる堅調な四半期でした。売上高は43.72億円(前年比+1.5%)と小幅増に留まる一方、営業利益は11.95億円(同+6.2%)、経常利益は12.40億円(同+9.5%)、当期純利益は8.53億円(同+2.6%)と損益段階が進むほど伸び率が高まりました。粗利率は59.5%と高水準で、営業利益率は27.3%、経常利益率は28.4%、純利益率は19.5%まで改善しています。前年からのマージン改善度合いを見ると、推計ベースで営業利益率は約+120bp(26.1%→27.3%)、純利益率は約+20bp(19.3%→19.5%)の拡大とみられます。販管費は14.76億円で、増収率を上回らないコスト進捗が営業利益の押し上げに寄与したと解釈できます。営業外収益・費用は小さく(収益0.07億円、費用0.02億円)、本業ベースの稼ぐ力が利益成長の主因でした。総資産63.28億円、純資産53.02億円と資本は厚く、負債資本倍率0.19倍、流動比率443.8%とバランスシートの安全性は極めて高いです。営業CFが未開示のため、営業CF/純利益やFCFの持続可能性は評価保留ですが、現金預金16.06億円、売掛金13.40億円と流動性クッションは十分です。ROEは16.1%(デュポン分解:純利益率19.5%、総資産回転率0.691、財務レバレッジ1.19倍)と、低レバレッジながら高収益性がROEの源泉になっています。ROICは23.7%と非常に高く、資本効率の良さが際立ちます。実効税率は26.7%と平準的で、税負担の影響は適度です。配当方針の詳細は未記載ながら、計算上の配当性向は46.8%と無理のないレンジです。営業CF開示がない点は利益の質評価上の不確実性として残るものの、受注や案件執行が順調である限り、営業利益率の改善傾向は維持され得ます。今後は売上成長の再加速と、売掛金回収・運転資本効率の維持が、利益成長の持続性を左右します。医療ITの需給環境(病院のIT投資サイクル、制度改定、サイバーセキュリティ要件)も需要ドライバーとして注視が必要です。資源・為替・持分法の影響が大きい総合商社とは異なり、同社の収益は本業(医療ITプロダクト/ソリューション)に依存しており、営業外や一過性要因の影響は限定的です。総じて、マージン拡大と高ROICを背景に、低レバレッジで質の高い利益成長を示した四半期であり、キャッシュフロー開示の補完を待ちつつ、今後の受注動向と運転資本推移を見極める局面です。
ステップ1(ROE分解):ROE 16.1% = 純利益率19.5% × 総資産回転率0.691 × 財務レバレッジ1.19倍。ステップ2(変化の大きい要素):推計ベースで営業利益率が約+120bp、純利益率が約+20bpと拡大しており、ROEドライバーは主として利益率の改善。一方、総資産回転率は0.691倍と大きな上昇は示唆されず、財務レバレッジも0.19倍の負債資本倍率からみて安定的。ステップ3(ビジネス上の理由):粗利率59.5%と高付加価値なプロダクト/保守・ソフトウェア収益比重が高く、販管費の伸びを売上成長以下に抑制したことが営業レバレッジを発現。営業外の変動は小さいため、本業の改善が純利益率を押し上げた。ステップ4(持続性評価):ストック型収益(保守/ライセンス/クラウド)の寄与が高い場合、一定の持続性が見込めるが、期末納品偏重や大型案件のタイミングによる四半期ブレには留意。価格改定や製品ミックス改善が継続すればマージンは堅調維持の可能性が高い。ステップ5(懸念トレンド):売上成長+1.5%に対し営業利益+6.2%で短期的には良好だが、トップラインの伸びが鈍化するとマージン改善の余地が限定されるリスク。販管費明細が未開示のため、人件費・開発費の先行投資が後半に増加する潜在リスクも残る。
売上は+1.5%と控えめな伸びだが、粗利率59.5%の高さと販管費のコントロールで増益を確保。営業利益率27.3%へ改善し、営業レバレッジが発現。研究開発費や受注高の開示がないため、プロダクトロードマップや次期の大型更新案件の可視性は限定的。医療ITは制度改定やセキュリティ要件強化を追い風に、保守/アップグレード需要は底堅いと想定。今後は期末納品や大型案件の計上時期に左右されるブレがあり得るが、ストック収益の比率が高いほど成長の質は改善。見通しとしては、売上の再加速(新規導入・クロスセル)と価格/ミックス改善の継続が鍵。
流動比率443.8%、当座比率422.8%と極めて健全で、流動負債7.33億円に対し流動資産32.51億円と満期ミスマッチリスクは低い。総資産63.28億円、純資産53.02億円、負債資本倍率0.19倍と低レバレッジ。現金預金16.06億円、売掛金13.40億円により運転資本25.18億円のクッションがある。借入金の内訳は未記載だが、有利子負債依存は限定的と推定。オフバランス(リース等)は不明で追加的な債務性負担の有無は確認要。
営業CF、投資CF、財務CFが未開示のため、営業CF/純利益やFCFの水準・変動は評価保留。一般論として、売掛金の増加や期末納品集中は営業CFを圧迫し得るため、回収サイトと装置/ソフトの納入タイミングに留意。現金16.06億円と低負債により短期の資金繰りリスクは低いが、設備投資や開発投資のキャッシュ需要は把握不十分。運転資本の季節性(病院の年度末案件偏重)がある場合、四半期間のCFブレに注意。
年間配当は未記載だが、計算上の配当性向は46.8%でガイドライン(<60%)内に収まる。営業CF・FCFが未開示のため、キャッシュベースでのカバレッジ判断はできないが、現金水準と低レバレッジを踏まえると短期的な持続可能性は高いと見られる。今後はFCF(営業CF−投資CF)での配当カバレッジ、自己株式活用/取得方針の有無、成長投資とのバランスを確認したい。
ビジネスリスク:
- 医療機関のIT投資サイクルに左右される受注・計上タイミングのブレ
- 価格競争や入札競争に伴う粗利率低下リスク
- サイバーセキュリティ要件高度化に伴う追加開発負担・不具合リスク
- 大型案件への依存度上昇による案件集中リスク
- パートナー/販路における実装遅延・品質問題
財務リスク:
- 営業CF未開示による利益の質評価の不確実性
- 売掛金の回収遅延による運転資本の膨張リスク
- 潜在的なオフバランス負債(リース等)の存在可能性
- 研究開発・人件費の先行計上による短期的マージン圧迫
主な懸念事項:
- 売上成長が+1.5%と鈍化しており、トップラインの加速が課題
- 営業CF/純利益の品質指標が算定不能で、FCF持続性の確度が低い
- 販管費内訳未開示により、構造コストの持続的抑制可否が見えにくい
- 四半期偏重や期末納品集中によるキャッシュフローの期ズレ
重要ポイント:
- 小幅増収ながら営業・純利益は増益、営業利益率は約+120bp改善
- ROE16.1%、ROIC23.7%と資本効率は高水準、レバレッジ依存は小さい
- 流動比率443.8%、負債資本倍率0.19倍で財務耐性は強固
- 営業外の影響は限定的で本業主導の収益改善
- 営業CF未開示につき、利益のキャッシュ裏付けの検証が必要
注視すべき指標:
- 受注残高・新規受注および期末納品の進捗
- 営業CF、FCF、営業CF/純利益比率
- 売掛金回収日数(DSO)と運転資本回転
- 粗利率と価格/ミックスの変化
- 研究開発費・人員関連費の伸び率(売上対比)
セクター内ポジション:
医療IT内では高マージン・高ROIC・低レバレッジで品質の高い収益モデル。短期のトップライン加速度合いとCF開示の充実度が同業他社との相対評価の分水嶺。
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