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36462026 第3四半期グロースJGAAP

駅探(3646) 2026年度第3四半期決算 減収・営業益赤字転落

2026年度第3四半期の売上高は21.7億円(前年同期比-17.8%)、営業損失は7,700万円(赤字転落)。以下、セグメント別の増減要因とキャッシュフローを確認します。

株式会社駅探

情報通信・サービスその他/情報・通信業


クイックビュー

指標当期前年同期YoY
売上高¥21.7億¥26.4億−17.8%
営業利益−¥0.8億¥0.3億−333.3%
経常利益−¥0.8億¥0.4億−278.6%
純利益−¥1.0億¥0.1億−926.1%
ROE(年換算)−9.3%1.0%-

Executive Summary

2026年3月期第3四半期累計は、売上減少と主力2事業の減益により前年同期の営業黒字から営業赤字へ転落した。売上高は21.7億円(前年26.4億円、前年比-17.8%)、営業利益は-0.8億円(前年0.3億円、同-333.3%)となった。経常利益は-0.8億円(同-278.6%)、純利益は-1.0億円(前年0.1億円、同-926.1%)と赤字幅が拡大した。減収の主因は広告配信プラットフォーム事業の需要縮小、減益の主因は主力モビリティサポート事業の利益率低下と売上減に対する販管費削減の遅れである。

業績変動要因

【売上高】売上高は21.7億円で前年比17.8%減となり、3セグション全てで減収した。モビリティサポート事業は9.5億円(同-8.3%)、広告配信プラットフォーム事業は5.3億円(同-37.5%)、M&A・インキュベーション事業は7.0億円(同-8.9%)で、広告配信の落ち込みが最も大きい。

【損益】売上総利益率は29.8%で前年の31.7%から低下、販管費は7.3億円(同-9.7%)と減少幅が売上減少幅を下回ったため販管費率は33.4%へ上昇した。この結果、営業利益率は-3.5%と前年の1.2%から悪化し、営業損失0.8億円を計上した。純損失は固定資産除却損0.1億円と法人税等0.2億円が加わり1.0億円まで拡大した。減収減益に該当する。

セグメント別分析

モビリティサポート事業は売上9.5億円・営業利益1.1億円(利益率11.9%)で、セグメント利益の最大源泉だが前年の利益率20.7%からは大幅低下した。広告配信プラットフォーム事業は売上5.3億円・営業損失0.1億円(利益率-1.9%)と赤字継続も、前年の-2.2%からは小幅改善し、減価償却・のれん償却前のEBITDAは黒字化した。M&A・インキュベーション事業は売上7.0億円・営業利益0.4億円(利益率5.5%)で前年の8.7%から低下した。セグメント利益合計は1.4億円で前年の2.6億円から大幅減少し、全社費用の圧縮だけでは補えなかった。

主要財務指標

【収益性】営業利益率は-3.5%、純利益率は-4.7%と、いずれも前年のプラス水準から悪化し、売上総利益率も29.8%へ低下した。【キャッシュ品質】現金及び預金は10.7億円で総資産の50.7%を占め、営業損失下でも手元流動性は厚い。【投資効率】年換算ROEは-9.3%、自己資本比率は70.1%(前年67.0%)であり、資本の絶対的な安全性は高い一方、資本収益力は毀損している。【財務健全性】流動資産15.2億円に対し流動負債4.2億円と流動比率は高く、長期借入金1.6億円を含む負債合計6.3億円は純資産14.8億円に対し十分に低い水準にある。

キャッシュフロー分析

CF計算書の詳細数値は開示範囲に含まれないため、貸借対照表の推移から資金動向を分析する。純損失1.0億円を計上する中、売掛金は前年の5.2億円から3.8億円へ減少し、売上縮小に伴う運転資本の圧縮が進んだ。買掛金も1.7億円から1.3億円へ減少し、仕入・外注規模の縮小と整合的である。現金及び預金は10.7億円と依然厚く、短期的な資金繰りへの耐性は保たれている。設備投資動向を示す有形固定資産は0.5億円と小規模で、無形固定資産3.9億円の中心はソフトウェアである。

収益の質

特別損失として固定資産除却損0.1億円を計上しており、これは一時的要因として純損失を押し下げた。営業外収益・費用はいずれもごく小規模で、経常利益と営業利益の乖離は小さく、損益の大半は本業の営業損益に起因する。税引前損失0.8億円に対し法人税等0.2億円を費用計上したため、純損失は税引前損失をさらに上回る形で拡大した。包括利益は-1.0億円と純損失とほぼ一致しており、有価証券評価差額金による乖離は軽微である。のれん償却額は0.2億円で、会計上の償却負担も営業利益を継続的に押し下げている。

業績予想・ガイダンス

通期会社予想は売上高29.6億円(前年比-15.4%)、営業利益-0.6億円である。売上高の進捗率は73.3%と標準的な四半期進捗(75%目安)をやや下回る一方、累計営業損失0.8億円は通期予想の損失0.6億円を上回っており、第4四半期に損失縮小が求められる状況にある。業績予想の修正は行われていない。

株主還元

第2四半期配当は1株当たり0円で中間配当は実施していない。2026年3月期の配当予想も未定であり、配当予想の修正はない。第3四半期累計で1.0億円の純損失を計上しているため、配当性向は算定対象がない状態である。自己株式6.4億円を保有するが、当期の取得実績は開示範囲になく総還元性向の算定はできない。

リスク要因

  1. 主力事業の収益性低下: モビリティサポート事業は売上高が前年比8.3%減、セグメント利益は47.0%減となり、利益率は20.7%から11.9%へ低下した。連結収益への影響が最も大きい。

  2. 広告配信事業の黒字定着リスク: 広告配信プラットフォーム事業は売上高が37.5%減少し営業赤字が継続している。EBITDAベースでは小幅黒字に転じたが、広告需要や競合環境の変化により黒字定着が遅れる可能性がある。

  3. 利息負担に対する収益力の不足: 営業損失により本業利益で支払利息を賄えない状態にあり、営業赤字が継続すれば財務柔軟性の低下につながり得る。現預金10.7億円と低い負債水準が当面の緩衝材となっている。

業種ベンチマーク(参考・当社調べ)

業種ベンチマーク(it_telecom)

収益性・リターン

指標自社中央値 (IQR)Delta
営業利益率−3.5%8.3% (3.6%–18.6%)−11.9pt
純利益率−4.7%6.1% (2.3%–12.8%)−10.9pt

業種中央値を大幅に下回り、収益性は業種内で低位に位置する。

成長性・資本効率

指標自社中央値 (IQR)Delta
売上高成長率(前年比)−17.8%10.4% (-0.9%–19.9%)−28.3pt

業種内の多くの企業が増収する中、自社は減収しており成長性でも劣位にある。

※出所: 当社集計

決算上の注目ポイント

  1. 営業損失0.8億円は通期予想の営業損失0.6億円を上回っており、第4四半期における損失改善の進捗が決算上の焦点となる。

  2. 主力のモビリティサポート事業は利益率が低下したもののセグメント利益の最大源泉であり、同事業の利益率回復動向が収益構造の把握に重要である。

  3. 現金及び預金10.7億円、自己資本比率70.1%という財務基盤は営業赤字局面での緩衝材となっており、財務健全性と収益性のギャップが本決算の特徴である。


本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。