- 売上高: 20.86億円
- 営業利益: -3.92億円
- 当期純利益: -59百万円
- 1株当たり当期純利益: -4.66円
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減率 |
|---|
| 売上高 | 20.86億円 | 21.81億円 | -4.4% |
| 売上原価 | 15.11億円 | 16.95億円 | -10.8% |
| 売上総利益 | 5.75億円 | 4.87億円 | +18.1% |
| 販管費 | 9.68億円 | 11.16億円 | -13.3% |
| 営業利益 | -3.92億円 | -6.29億円 | +37.7% |
| 営業外収益 | 47百万円 | 44百万円 | +7.2% |
| 営業外費用 | 45百万円 | 33百万円 | +35.6% |
| 経常利益 | -3.91億円 | -6.18億円 | +36.7% |
| 税引前利益 | -51百万円 | -5.98億円 | +91.5% |
| 法人税等 | 9百万円 | -25百万円 | +134.9% |
| 当期純利益 | -59百万円 | -5.74億円 | +89.7% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | -59百万円 | -5.72億円 | +89.7% |
| 包括利益 | -59百万円 | -5.73億円 | +89.7% |
| 減価償却費 | 1.42億円 | 2.45億円 | -42.2% |
| 支払利息 | 23百万円 | 12百万円 | +91.3% |
| 1株当たり当期純利益 | -4.66円 | -45.13円 | +89.7% |
| 1株当たり配当金 | 0.00円 | 0.00円 | - |
| 項目 | 当期末 | 前期末 | 増減 |
|---|
| 流動資産 | 26.69億円 | 41.09億円 | -14.40億円 |
| 現金預金 | 8.72億円 | 12.24億円 | -3.52億円 |
| 売掛金 | 15.49億円 | 27.13億円 | -11.65億円 |
| 固定資産 | 22.13億円 | 19.86億円 | +2.26億円 |
| 有形固定資産 | 5.03億円 | 5.14億円 | -11百万円 |
|
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減 |
|---|
| 営業活動によるキャッシュフロー | 7.16億円 | -17.31億円 | +24.47億円 |
| 財務活動によるキャッシュフロー | -6.60億円 | 19.40億円 | -26.00億円 |
| 項目 | 値 |
|---|
| 1株当たり純資産 | 7.37円 |
| 純利益率 | -2.8% |
| 粗利益率 | 27.6% |
| 流動比率 | 129.4% |
| 当座比率 | 129.4% |
| 負債資本倍率 | 31.32倍 |
| インタレストカバレッジ | -17.28倍 |
| EBITDAマージン | -12.0% |
| 実効税率 | -16.9% |
| 項目 | 値 |
|---|
| 発行済株式数(自己株式含む) | 12.71百万株 |
| 自己株式数 | 21千株 |
| 期中平均株式数 | 12.69百万株 |
| 1株当たり純資産 | 11.90円 |
| EBITDA | -2.50億円 |
| 項目 | 金額 |
|---|
| 第2四半期配当 | 0.00円 |
| 期末配当 | 0.00円 |
| 項目 | 予想値 |
|---|
| 売上高予想 | 60.00億円 |
| 営業利益予想 | 4.00億円 |
| 経常利益予想 | 4.20億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益予想 | 6.29億円 |
| 1株当たり当期純利益予想 | 49.56円 |
| 1株当たり配当金予想 | 0.00円 |
このデータはXBRLファイルから自動抽出されたものです。正確性については開示資料の原本をご確認ください。
2026年度Q2のデータホライゾンは、売上減少と販管費の重荷から営業赤字が拡大し、収益性・資本効率ともに厳しい四半期でした。売上高は20.86億円で前年比-8.0%、粗利は5.75億円、粗利率は27.6%です。販管費は9.68億円と粗利を大きく上回り、営業損失は-3.92億円、営業利益率は-18.8%となりました。営業外収支はほぼ中立(収益0.47億円、費用0.45億円)で、経常損失は-3.91億円です。税引前損益は-0.51億円、当期純損失は-0.59億円(EPS -4.66円)で、資本が薄い中での純損もROE悪化に直結しています。デュポン分解では純利益率-2.8%、総資産回転率0.427、財務レバレッジ32.32倍から、ROEは-39.1%と極めて低水準です。前年同期比の利益率bp変化は開示不足のため算出不可ですが、粗利率27.6%に対し販管費率が46.4%(9.68/20.86)と高く、コスト構造の見直しが急務です。営業CFは7.16億円と黒字で、純損-0.59億円との乖離(営業CF/純利益 -12.13倍)は収益の質に警戒シグナルを点灯させます(運転資本の解放や一時要因の可能性)。財務面では総資産48.81億円に対し負債47.30億円、純資産1.51億円と自己資本が極めて薄く、D/Eは31.32倍、インタレストカバレッジは-17.28倍と債務耐性が弱い状況です。流動比率は129.4%と一見は確保も、短期借入金11.0億円のリファイナンスリスクは懸念されます。ROICは-13.2%と資本コストを大幅に下回っており、投下資本効率の回復には収益改善と資産圧縮の双方が必要です。投資CFが未開示でFCF全体像は不明ながら、設備投資は-0.15億円にとどまり、財務CFは-6.60億円(返済主体と推定)でデレバレッジの兆しも見えます。配当は未開示で、赤字・薄い自己資本・高レバレッジを踏まえると慎重姿勢が想定されます。全体として、短期はコスト是正と運転資本の管理徹底、中期は高マージン領域へのミックス改善・顧客単価向上・不採算領域の淘汰がカギです。データ制限(前年比較の詳細、投資CF・配当情報未開示)により精緻なトレンド分析は制約されますが、現在の資本脆弱性とキャッシュフローの質の乖離は最優先でモニターすべき論点です。
ステップ1(ROE分解): ROE(-39.1%)= 純利益率(-2.8%)× 総資産回転率(0.427)× 財務レバレッジ(32.32倍)。ステップ2(変化が大きい要素): 現状のROEの低下要因は、(a) 純利益率の赤字転落(営業損失)と、(b) 異常に高い財務レバレッジによる損益ブレ増幅が主因。ステップ3(ビジネス上の理由): 売上減(-8.0%)に対し販管費が高止まりし固定費負担が効いた結果、粗利27.6%でも営業赤字となり、純利益率を押し下げた。さらに自己資本の極端な薄さ(純資産1.51億円)がレバレッジ32倍超を招き、わずかな赤字でもROEを大幅に悪化させている。ステップ4(持続性評価): コスト是正が進むまで低利益率は持続リスクが高い一方、レバレッジの高さは自己資本の積み上げ(利益計上または資本対策)ない限り構造的に続く可能性が高い。ステップ5(懸念トレンド): 売上成長率(-8.0%)に対し販管費の絶対水準が粗利を上回る構図は否定的で、営業レバレッジが逆回転。人件費・開発・販売費の効率化、価格改定やプロダクトミックス改善が急務。
売上は20.86億円で前年比-8.0%。顧客案件の遅延や解約、単価低下、プロジェクトマージン圧力が示唆されるが、詳細内訳は不明。利益面は販管費高止まりにより営業損失-3.92億円、粗利率27.6%は維持もオペレーティングレバレッジが逆に働いている。営業外は中立で本業の弱さが主要因。将来見通しは、(1) 受注残・解約率・ARRなどのKPI拡充による売上の可視性向上、(2) 粗利率の改善(原価管理、下請外注の最適化)、(3) 固定費の削減(販促・管理コストの見直し)が回復の鍵。短期的にはコスト是正のスピードが業績底打ちのタイミングを左右し、中期では高付加価値のデータ解析・プラットフォーム課金比率の引き上げが持続的成長の前提。データ制約によりセグメント別や新規/ストック別の持続性評価は不可。
流動比率129.4%、当座比率129.4%で短期流動性は一応確保も、短期借入金11.0億円と現金8.72億円の差、売掛金15.49億円の回収タイミングに依存し満期ミスマッチリスクは中程度。総資産48.81億円に対し負債47.30億円、純資産1.51億円でD/Eは31.32倍と極めて高く、明示的な警告水準。長期借入金26.01億円を含む有利子負債依存は大、金利上昇やコベナンツの影響に脆弱。インタレストカバレッジ-17.28倍は債務返済能力の深刻な弱さを示唆。オフバランスのコミットメントや保証は未開示で評価不能。資本の薄さから、損失拡大時の債務超過転落リスクに留意。
営業CFは7.16億円と大幅黒字だが、純損-0.59億円に対し営業CF/純利益は-12.13倍で品質面に懸念(運転資本の取り崩しや回収集中、一過性の要因が寄与した可能性)。投資CFは未開示でFCF全体は不明だが、設備投資は-0.15億円と軽微。財務CF-6.60億円は借入返済主体とみられ、営業CFでの返済を賄った構図。運転資本では売掛金15.49億円が大きく、回収の集中により営業CFが押し上げられた可能性がある一方、翌期の逆回転リスクもある。持続可能性の判断には在庫(未開示)・前受/未収の動向が必要。
配当情報は未開示。赤字(当期純損-0.59億円)、自己資本1.51億円の薄さ、D/E 31.32倍、インタレストカバレッジ-17.28倍を踏まえると、当面は内部留保優先・財務健全化を指向するのが合理的。仮に配当を実施するとしても、営業CFの質が運転資本の一過性に依存する可能性があり、FCFカバレッジの持続性は不透明。復配・増配の判断材料として、(1) 連続的な営業黒字化、(2) 純有利子負債の確実な縮小、(3) 自己資本の積み上げが必要。
ビジネスリスク:
- 売上減少の長期化リスク(顧客解約・案件遅延・価格競争)
- 高固定費構造による逆オペレーティングレバレッジの継続
- 粗利率の低下リスク(外注費上昇、プロジェクト採算悪化)
- プロダクト/サービスミックスの不利変更
財務リスク:
- 高レバレッジ(D/E 31.32倍)による財務柔軟性の低下
- インタレストカバレッジ-17.28倍に伴う金利負担耐性の脆弱性
- 短期借入金11.0億円のリファイナンス・金利上昇リスク
- 自己資本の薄さ(純資産1.51億円)に伴う債務超過転落リスク
- 営業CFの一過性要因による逆回転リスク
主な懸念事項:
- 営業赤字継続とROIC -13.2%という資本効率の低迷
- 営業CFと純利益の乖離(-12.13倍)による収益品質の不確実性
- 投資CF・配当情報未開示によりFCFと株主還元の持続性判断が困難
- コベナンツや格付未開示による潜在的制約の把握不能
重要ポイント:
- 売上-8.0%・営業損-3.92億円で収益性が急速に悪化
- ROE -39.1%、ROIC -13.2%と資本効率が大幅に資本コストを下回る
- 営業CFは7.16億円と黒字も、純損との乖離が大きく品質面に懸念
- D/E 31.32倍・インタレストカバレッジ-17.28倍で財務余力は脆弱
- 短期はコスト是正と運転資本最適化、 中期は高付加価値ミックスへの転換が焦点
注視すべき指標:
- 受注残・ARR・チャーン率・単価KPI
- 粗利率と外注比率、プロジェクト採算KPI
- 販管費率(特に人件費・販促費)の推移
- 営業CFと運転資本(売掛回転・前受/未収)の持続性
- 純有利子負債、インタレストカバレッジ、D/Eの改善度合い
- 資本政策(エクイティ調達/劣後性資本の活用)
セクター内ポジション:
国内ヘルスケアIT同業と比べ、成長鈍化と高レバレッジが同時進行しており、利益率・資本効率・債務耐性の3点で相対的に弱いポジショニング。短期のバリューアップはコストコントロールと負債圧縮の進捗に依存。
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