| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥71.0億 | ¥73.2億 | -3.1% |
| 営業利益 | ¥3.4億 | ¥3.0億 | +12.2% |
| 経常利益 | ¥6.2億 | ¥5.6億 | +11.4% |
| 純利益 | ¥4.6億 | ¥3.9億 | +20.8% |
| ROE | 2.1% | 1.9% | - |
2026年度第3四半期決算は、売上高71.0億円(前年同期比-2.2億円 -3.1%)と減収となる一方、営業利益は3.4億円(同+0.4億円 +12.2%)、経常利益は6.2億円(同+0.6億円 +11.4%)、親会社株主に帰属する当期純利益は4.6億円(同+0.7億円 +20.8%)と増益を達成した。減収増益の基調で、営業外収益(受取配当金3.0億円等)が経常利益を支えた。包括利益は20.99億円と前年から大幅に拡大し、投資有価証券の評価差額増加が主因である。セグメント別では不動産賃貸が売上4.7億円・営業利益2.7億円、フエルトが売上66.3億円・営業利益5.6億円を計上した。
【収益性】ROE 2.1%(純利益率6.5%×総資産回転率0.260×財務レバレッジ1.23倍)で、自己資本利益率は低水準。営業利益率4.8%は前年同期から改善したものの、業種特性を考慮しても薄利である。経常利益6.2億円のうち営業外収益が約2.8億円を占め、受取配当金3.0億円の寄与が大きい。【キャッシュ品質】現金預金23.2億円で前年比-29.6%と減少したが、短期借入金8.0億円に対する現金カバレッジは2.90倍を確保。流動資産106.0億円に対し流動負債24.7億円で流動比率429.8%と高水準。【投資効率】総資産273.3億円に占める投資有価証券107.7億円(39.4%)の比率が高く、売上創出に寄与しない資産の積上げが総資産回転率を抑制。投資有価証券評価差額は55.7億円で、市場評価変動への依存度が高い。【財務健全性】自己資本比率81.0%、有利子負債8.0億円で負債資本倍率0.23倍と保守的な資本構成。短期負債の比率が高いものの、流動性バッファは厚く短期的な資金繰りリスクは限定的。
現金預金は前年同期比-9.8億円減の23.2億円へ減少したが、この資金流出は主に投資有価証券の取得(前年比+25.3億円増)と配当支払に起因すると推定される。短期借入金8.0億円は前年同期から横ばいで推移し、資金調達構造に大きな変化はない。運転資本は81.3億円を維持し、売掛金40.0億円、棚卸資産15.7億円の水準は売上規模に整合する。投資有価証券の大幅増加と評価差額拡大により、その他有価証券評価差額金が前年比+14.7億円積み上がり、包括利益20.99億円の主因となった。流動比率429.8%と現金預金/短期借入金比率2.90倍から、短期的な流動性は十分に確保されており、支払能力には余裕がある。
経常利益6.2億円に対し営業利益3.4億円で、非営業純増は約2.8億円である。営業外収益は主に受取配当金3.0億円が占め、事業本業以外の金融収益への依存度が高い。営業外収益が経常利益の約45%を占める構図は、事業単体での収益力に課題があることを示唆する。包括利益20.99億円は当期純利益4.6億円を大きく上回り、その他包括利益約16.4億円の大半は投資有価証券の評価差額によるものである。このため包括利益の拡大は持続的な収益力の向上ではなく、市場評価の変動に依存しており、評価損が発生すれば純資産や包括利益が大きく変動するリスクを内包する。営業利益が純利益の73%程度を占め、事業からの安定収益創出力は限定的である。
【業種内ポジション】(参考情報・当社調べ) 小売業種(2025年Q3中央値、n=12社)との比較において、当社は財務健全性で業種を大きく上回る一方、収益性・成長性は業種内で相対的に低位にある。 収益性: ROE 2.1%は業種中央値2.9%(IQR 0.8-7.4%)を下回り、業種内下位に位置する。純利益率6.5%は業種中央値2.2%(IQR 0.5-6.3%)を上回り上位圏だが、営業利益率4.8%は業種中央値3.9%(IQR 2.0-9.5%)と概ね中位であり、営業外収益依存による純利益率の相対的高さが確認できる。 健全性: 自己資本比率81.0%は業種中央値48.9%(IQR 37.6-62.1%)を大幅に上回り、業種内で最上位圏の保守的な資本構成である。流動比率429.8%も業種中央値188%(IQR 133-273%)を大きく超え、短期流動性は極めて強固である。 効率性: 総資産利益率は未公開だが、ROE水準の低さと総資産回転率0.260倍から、資産効率は業種中央値と比較して劣位と推定される。売上高成長率-3.1%は業種中央値6.7%(IQR 0.4-11.7%)を大きく下回り、業種内で最も低成長である。 (出所: 公開決算データを基に当社集計、比較対象: 2025年Q3小売業種12社)
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。