- 売上高: 20.05億円
- 営業利益: 10.67億円
- 当期純利益: 7.91億円
- 1株当たり当期純利益: 20.43円
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減率 |
|---|
| 売上高 | 20.05億円 | - | - |
| 売上原価 | 3.64億円 | - | - |
| 売上総利益 | 16.41億円 | - | - |
| 販管費 | 5.74億円 | - | - |
| 営業利益 | 10.67億円 | - | - |
| 営業外収益 | 14百万円 | - | - |
| 営業外費用 | 14百万円 | - | - |
| 経常利益 | 10.66億円 | - | - |
| 税引前利益 | 10.67億円 | - | - |
| 法人税等 | 2.75億円 | - | - |
| 当期純利益 | 7.91億円 | - | - |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 7.91億円 | - | - |
| 包括利益 | 7.91億円 | - | - |
| 支払利息 | 11百万円 | - | - |
| 1株当たり当期純利益 | 20.43円 | - | - |
| 潜在株式調整後1株当たり当期純利益 | 17.08円 | - | - |
| 1株当たり配当金 | 0.00円 | 0.00円 | - |
| 項目 | 当期末 | 前期末 | 増減 |
|---|
| 流動資産 | 165.32億円 | - | - |
| 現金預金 | 46.48億円 | - | - |
| 売掛金 | 13.68億円 | - | - |
| 固定資産 | 12.85億円 | - | - |
| 有形固定資産 | 1.07億円 | - | - |
| 無形資産 |
| 項目 | 値 |
|---|
| 純利益率 | 39.5% |
| 粗利益率 | 81.9% |
| 流動比率 | 193.6% |
| 当座比率 | 193.6% |
| 負債資本倍率 | 1.05倍 |
| インタレストカバレッジ | 99.18倍 |
| 実効税率 | 25.8% |
| 項目 | 前年同期比 |
|---|
| 売上高前年同期比 | +2.1% |
| 営業利益前年同期比 | -13.8% |
| 経常利益前年同期比 | -18.6% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益前年同期比 | -21.0% |
| 項目 | 値 |
|---|
| 発行済株式数(自己株式含む) | 38.74百万株 |
| 期中平均株式数 | 38.74百万株 |
| 1株当たり純資産 | 234.05円 |
| 項目 | 予想値 |
|---|
| 売上高予想 | 62.81億円 |
| 営業利益予想 | 23.63億円 |
| 経常利益予想 | 21.28億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益予想 | 14.76億円 |
| 1株当たり当期純利益予想 | 38.11円 |
| 1株当たり配当金予想 | 0.00円 |
このデータはXBRLファイルから自動抽出されたものです。正確性については開示資料の原本をご確認ください。
デジタルグリッド株式会社(350A0)の2026年度Q1は、売上高20.05億円(前年比+2.1%)と増収を確保する一方、営業利益10.67億円(同-13.8%)、経常利益10.66億円(同-18.6%)、当期純利益7.91億円(同-21.0%)と減益となりました。粗利益率は81.9%と極めて高水準を維持し、営業利益率も53.2%(=10.67/20.05)と高いものの、前年からのマージン縮小が示唆されます。販管費は5.74億円で売上対比28.6%まで上昇しており、成長投資や人件費・システム費の先行負担が利益押し下げ要因となった可能性が高いです。営業外損益は収益0.14億円、費用0.14億円でネット影響は中立、支払利息は0.11億円と小さく、財務費用負担は軽微です。実効税率は25.8%と、標準水準に近い安定した水準です。貸借対照表は総資産191.69億円、自己資本90.68億円で、財務レバレッジは2.11倍(=総資産/自己資本)と適度。流動資産165.32億円に対し流動負債85.41億円で、流動比率・当座比率はいずれも193.6%と高い流動性を確保しています。現金預金46.48億円に対し、短期借入金2.60億円、長期借入金9.99億円で、有利子負債合計は12.59億円相当とみられ、ネットキャッシュは約33.89億円と健全です。売掛金は13.68億円で、四半期売上に対するDSOは約61日(=13.68/20.05×90日)とやや長めで、需要家・相対取引の決済条件の影響が窺えます。総資産回転率は0.105(四半期売上/期末総資産)と低く、現金厚めの資産構成とプラットフォーム型・取引仲介型のビジネス特性を反映しています。デュポン分解は、純利益率39.5%×総資産回転率0.105×財務レバレッジ2.11=ROE8.7%で、採算性は高いが資産効率が抑制的でROEは中位という構図です。希薄化後EPSは17.08円(基本20.43円)で潜在株式の希薄化影響が約16%強ある点は留意事項です。CF計算書や減価償却費・EBITDAは未開示のため、利益のキャッシュ化やFCFの定量評価は困難です。配当情報は未記載で、配当性向やFCFカバレッジの評価は現時点で不可です。総じて、収益性の水準は非常に高いものの、Q1は販管費増によるマージン調整局面にあり、成長投資の回収と売上拡大のモメンタムが次期以降の鍵となります。財務安全性・流動性は強固で、金利負担や短期資金繰りのリスクは低位にとどまっています。データ制約(CF、減価償却、配当不開示)が分析精度を限定している点は明記が必要です。規制・市場価格ボラティリティ・取引先信用など、エネルギー関連の構造的リスクには継続的な注意が求められます。四半期単体の数値で資産回転などが低く見える可能性があるため、通期推移での検証が不可欠です。
デュポン分析:ROE=8.7%は、純利益率39.5%×総資産回転率0.105×財務レバレッジ2.11の積で整合。純利益率は売上20.05億円に対し純利益7.91億円で39.5%と非常に高いが、前年同期比での減益(-21.0%)を踏まえると、販管費率上昇が主因のマージン圧縮が発生。営業利益率は53.2%(=10.67/20.05)で高水準だが、前年から低下している可能性が高い。粗利率81.9%はプラットフォーム/仲介型収益構造を示唆し、原価の伸びは限定的。営業外損益はネットゼロ近似で、本業の収益力が利益の大半を構成。営業レバレッジの観点では、売上+2.1%に対し営業利益-13.8%と弾性が負に働いており、固定費(人員・開発・システム等)の増加が示唆される。インタレストカバレッジは99.18倍と極めて高く、金利負担による収益性毀損リスクは限定的。希薄化後EPSが基本比-16%程度となっており、潜在株式による1株当たり利益の希薄化は利益指標の見立てに織り込む必要がある。
売上は+2.1%と増収だが、足元の成長率は落ち着いており、前年の高水準からの反動や取引量ミックスの変化が示唆される。粗利率81.9%の維持から料金体系や付加価値サービスの価格決定力は保たれている一方、販管費5.74億円(売上比28.6%)の伸長が利益成長を抑制。純利益の減少(-21.0%)は一過性の投資負担か構造的コスト増かの見極めが必要。売掛金DSO約61日から、需要家・相対契約の継続性はあるが、回収期間はやや長めでキャッシュ転換のテンポが成長持続性に影響しうる。資産は流動中心で投資負担は軽く、成長のためのバランスシート余力は十分(ネットキャッシュ約33.89億円)。営業外は小さいため、成長は本業ドライバー(取引量、テイクレート、付加価値メニュー)に依存。短期的には販管費効率化とトップライン加速の両立が課題。中期的には高粗利モデルを背景に売上拡大がそのまま利益成長にレバレッジされる余地があるが、Q1の営業レバレッジはマイナスに作用しており、通期での挽回が焦点。
流動性:流動資産165.32億円、流動負債85.41億円で流動比率193.6%、当座比率193.6%。現金預金46.48億円は流動負債の約54%をカバーし、短期債務対応力は高い。支払能力:総負債95.40億円、自己資本90.68億円で負債資本倍率1.05倍。短期借入2.60億円、長期借入9.99億円で金利負担は軽微(支払利息0.11億円、ICR99.18倍)。ネットキャッシュ約33.89億円(=現金46.48−有利子負債12.59)。資本構成:自己資本比率は未算出だが、自己資本/総資産=47.3%程度(=90.68/191.69)と見積もられ、健全。資産構成は流動資産比率86%と高く、資産ライト。流動負債は85.41億円で買掛金5.75億円以外の項目(前受金・預り金等)が大きい可能性があり、運転資本の構造は四半期変動に注意。
営業CF・投資CF・財務CFが未記載のため、キャッシュフローから利益の質を直接検証できない。営業外損益が小さく減価償却費も未開示のため、EBITDAベースのキャッシュ創出力も算出不可。運転資本面では売掛金13.68億円、買掛金5.75億円、現金46.48億円が主で、運転資本は79.91億円(=流動資産165.32−流動負債85.41)。DSOは約61日で、回収期間は中庸〜やや長め。四半期ベースでの総資産回転率0.105は、キャッシュ厚めのバランスシートによりFCFの変動が相対的に緩衝されやすい一方、売上伸長時の運転資本投下(特に売掛増)による営業CFのタイムラグに注意が必要。FCFは未記載のため、投資水準(設備投資額未記載)と照らしたキャッシュ創出力の評価は保留。
配当情報(年間配当、配当金総額、配当性向、FCFカバレレッジ)はすべて未記載のため、定量的な持続可能性評価は不可。現時点のネットキャッシュ約33.89億円、強固な流動性(当座比率193.6%)、金利負担の軽さ(ICR99.18倍)から、配当原資のバランスシート的余力はあるとみられるが、営業CF未開示のためキャッシュ創出の安定性は判断できない。希薄化後EPSが基本EPSを下回る点は、1株当たり配当方針(DOE/配当性向)設定時の考慮要素。方針面の開示待ち。
ビジネスリスク:
- 電力市場価格のボラティリティによるマージン変動(仲介・取引マージン、テイクレートへの影響)
- 規制・制度変更(送配電料金、非化石価値、再エネ属性取引等)の影響
- 需要家・発電事業者等カウンターパーティの信用リスクと回収期間の長期化(DSO約61日)
- プラットフォームのシステム障害・サイバーセキュリティリスク
- 成長投資(人員・開発)の前倒しによる短期的な営業レバレッジ悪化
- 潜在株式の希薄化に伴う1株指標の低下
財務リスク:
- 流動負債構成(前受・預り等が大きい場合)に起因する運転資本の四半期変動リスク
- 売掛金の回収遅延や不良債権化による営業CF悪化
- 金利上昇局面での借入コスト増(現状影響は小さいが留意)
- CF開示不足に伴う利益のキャッシュ化確認の不確実性
主な懸念事項:
- 売上+2.1%に対し営業利益-13.8%と営業レバレッジがマイナスに転化
- 販管費率28.6%への上昇によるマージン圧迫の持続性
- CF・減価償却・EBITDA・配当不開示による分析精度の制約
重要ポイント:
- 高粗利(81.9%)・高営業利益率(53.2%)ながら、Q1は販管費増で減益
- ROEは8.7%で、資産効率(総資産回転率0.105)がボトルネック
- 流動性・財務健全性は強固(当座比率193.6%、ネットキャッシュ約33.89億円)
- 営業外の影響は軽微、事業の稼ぐ力が利益の中心
- 希薄化後EPSが基本比で約16%低下し潜在株式の影響は無視できない
注視すべき指標:
- 売上成長率(取引量・テイクレート・付加価値サービスの寄与)
- 販管費の伸び率と売上比(28.6%からの低減可否)
- 営業利益率と粗利率の持続性
- DSO・運転資本回転と営業CFの創出力
- ネットキャッシュ推移と有利子負債コスト
- 希薄化影響(ストックオプション・転換証券の行使状況)
セクター内ポジション:
国内のエネルギー・プラットフォーム/取引関連銘柄群と比較して、粗利率・営業利益率は上位水準、財務健全性も良好。一方、直近期の売上成長は控えめで、販管費増によりマージンが短期的に圧迫。資産効率は現金厚めの構造から相対的に低く、ROEは中位。
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