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341A2026 第3四半期グロースJGAAP

トヨコー(341A) 2026年度第3四半期決算 増収・営業益78%増

2026年度第3四半期の売上高は22.3億円(前年同期比+45.1%)、営業利益は4.7億円(同+77.8%)。以下、セグメント別の増減要因とキャッシュフローを確認します。

株式会社トヨコー

建設・資材/建設業


クイックビュー

指標当期前年同期YoY
売上高¥22.3億¥15.4億+45.1%
営業利益¥4.7億¥2.6億+77.8%
経常利益¥4.6億¥2.5億+85.8%
純利益¥3.9億¥2.7億+45.7%
ROE(年換算)18.7%17.6%-

Executive Summary

当期は増収増益に加え、営業利益が売上高の伸びを大きく上回る利益率改善を伴う好決算となった。売上高は22.3億円(前年比+45.1%)、営業利益は4.7億円(同+77.8%)、経常利益は4.6億円(同+85.8%)、純利益は3.9億円(同+45.7%)となった。粗利率改善(43.7%、+50bp)と販管費率の低下(22.7%、-330bp)により、営業利益率は21.0%と前年同期の17.2%から大幅に改善している。

業績変動要因

【売上高】売上高は22.3億円で前年同期比+45.1%の増収となった。通期会社予想30.0億円(YoY+48.1%)に対する進捗率は74.4%であり、標準的なQ3進捗率75%にほぼ沿う水準である。

【損益】売上原価の伸びが売上高の伸びをやや下回り、粗利率は43.7%(前年43.2%)へ改善した。販管費は5.1億円(同+26.4%)にとどまり、売上高の伸びを下回ったことで販管費率は22.7%(前年26.0%)へ330bp低下した。この結果、営業利益は4.7億円(同+77.8%)と増収率を大きく上回る伸びを示し、営業利益率は21.0%(前年17.2%)へ380bp改善した。経常利益は営業外費用(支払利息等)0.2億円を反映し4.6億円(同+85.8%)。純利益は前年同期の税金費用が低水準だった影響から増益率が営業利益に比べ抑えられ、3.9億円(同+45.7%)となった。増収増益であり、収益性改善を伴う質の高い成長といえる。

セグメント別分析

セグメント利益又は損失の調整額として、各報告セグメントに配分していない全社費用が1.3億円計上されている。個別セグメントの売上・利益額の開示がなく、詳細な構成比分析は行えない。

主要財務指標

【収益性】営業利益率21.0%(前年17.2%)、純利益率17.5%(前年17.4%)はいずれも改善傾向にあり、粗利率改善と販管費率低下による営業レバレッジが確認できる。【キャッシュ品質】売掛金は4.9億円と前年同期比+93.5%と、売上高の伸び(+45.1%)を大きく上回っており、売上高に対する売掛金比率は16.3%から21.8%へ上昇している。棚卸資産は0.0億円と低水準で、在庫滞留の懸念は小さい。【投資効率】ROE(年換算)は18.7%で、高い純利益率(17.5%)と財務レバレッジ(総資産/純資産1.86倍)に支えられている。総資産回転率は低水準にとどまり、現金・投資有価証券を含む資産基盤の下での資産効率改善が今後の論点となる。【財務健全性】自己資本比率53.9%(前年52.2%)、流動比率は流動資産40.0億円/流動負債8.0億円で約500%と厚い流動性を有する。有利子負債は長期借入金15.6億円を中心に構成され、D/Eレシオは概ね保守的な範囲にある。

キャッシュフロー分析

CF計算書の個別開示はないが、BS動向から資金動向を把握できる。現金及び預金は25.2億円と前年同期の20.9億円から4.3億円増加し、純利益3.9億円の積み上げと長期借入金の増加(15.6億円、前年比+2.3億円)を主な要因として資金基盤が拡充している。一方、売掛金は4.9億円と前年同期比+93.5%増加しており、営業活動による現金創出のうち一部が回収未了として滞留している可能性がある。有形固定資産は6.7億円と前年同期比+26.0%増加し、事業用資産への投資が進んでいることがうかがえる。総じて、増益と借入拡大により資金余力は拡大しているが、売掛金増加分の現金化が今後のキャッシュフローの質を左右する。

収益の質

当期の利益は営業活動を中心とした経常的な要素で構成されており、特別損益等の一時的要因は見当たらない。営業外収益は0.1億円(受取配当金等)、営業外費用は0.2億円(支払利息0.1億円等)と規模は限定的で、経常利益と営業利益の差は小さい。一方で経常利益4.6億円に対し純利益3.9億円となり、法人税等0.7億円(実効税率約14.8%)が計上されている。前年同期は税金費用が低水準であったため、純利益の増益率(+45.7%)は営業利益・経常利益の増益率(+77.8%、+85.8%)を下回っている。アクルーアルの観点では、売上高の伸び(+45.1%)を上回る売掛金の増加(+93.5%)が見られ、損益計算書上の増収増益が現金収入へどの程度転換しているかについては、今後の回収状況を確認する必要がある。

業績予想・ガイダンス

通期会社予想は売上高30.0億円(YoY+48.1%)、営業利益5.8億円(YoY+92.5%)、経常利益5.6億円(YoY+113.0%)、純利益4.8億円(YoY+49.5%)である。Q3累計の進捗率は売上高74.4%、営業利益80.9%、経常利益82.0%、純利益81.5%となり、いずれも標準的な進捗率75%を上回っている。特に利益面の進捗が売上進捗を上回っており、第4四半期に必要な営業利益は1.1億円(必要営業利益率14.4%)にとどまるため、累計の収益性水準からみた達成ハードルは相対的に低い。

株主還元

第2四半期配当は1株当たり0円、通期会社予想も1株当たり0円であり、配当性向は0%である。純利益の積み上げは利益剰余金(7.1億円、前年3.2億円から+3.9億円)として内部留保されており、無配のもとで自己資本を拡充する資本配分となっている。

リスク要因

  1. 売掛金増加によるキャッシュ化リスク: 売上高が前年比+45.1%増加した一方、売掛金は+93.5%増加し、売上高に対する比率は16.3%から21.8%へ上昇した。回収の遅延が生じた場合、成長に伴う資金効率が低下する可能性がある。

  2. 利益率反動リスク: 営業利益率は前年同期比380bp改善し21.0%に達しており、案件構成や原価・販管費動向次第で第4四半期に反動的な低下が生じる可能性がある。

  3. 資産稼働リスク: 有形固定資産が前年同期比+26.0%増加しており、増強した事業資産の稼働率が計画を下回る場合、固定費負担の増加により資産効率が低下する可能性がある。

業種ベンチマーク(参考・当社調べ)

業種ベンチマーク(construction)

収益性・リターン

指標自社中央値 (IQR)Delta
営業利益率21.0%
純利益率17.5%

自社の営業利益率・純利益率は高水準にあるが、業種中央値データが未整備のため相対位置づけは限定的である。

成長性・資本効率

指標自社中央値 (IQR)Delta
売上高成長率(前年比)45.1%

売上高成長率は45.1%と高水準だが、業種中央値との比較は本データセットでは確認できない。

※出所: 当社集計

決算上の注目ポイント

  1. 営業利益率21.0%、純利益率17.5%、年換算ROE18.7%はいずれも高い収益性・資本効率を示し、売上高+45.1%に対し営業利益+77.8%という営業レバレッジが確認できる。

  2. 通期会社予想に対するQ3累計進捗率は売上高74.4%、営業利益80.9%であり、利益面の進捗が売上面を上回っている点は、収益性の質を評価する上でのポイントとなる。

  3. 売掛金が売上高の伸びを上回るペース(+93.5%)で増加しており、増収増益の実態を評価する際には、この資産項目の推移が構造的な変化点になり得るかを継続して確認する必要がある。

理論株価(参考値)

シナリオ理論株価
bear(弱気)248円
base(基準)262円
bull(強気)273円
算出前提
1株純資産(BPS)206円
調整後予想EPS39.6円
株主資本コスト r10.77%(10年国債 2.77% + 株式リスクプレミアム 6.00% + 規模プレミアム 2.00%)
残余利益の持続係数 ω / 明示予測0.62 / 5年
想定配当性向0.0%
予想EPSの信頼度調整×1.117(同業種のガイダンス達成率実績に基づく)
implied PBR / PER1.27倍 / 6.6倍

感応度: 株主資本コスト±1%で 254円〜270円、ω±0.1で 261円〜264円。

注記:

  • 四半期末時点の純資産を使用しています(通期予想との間に期間のずれがあります)。
  • 純資産に非支配株主持分を含むため、理論値はやや高めに算出される可能性があります。

(算出モデル: 残余利益モデル(Ohlson型・明示5年フェード) / 金利基準月: 2026-07 / 公表データのみからの機械算出値であり、市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではなく、将来の株価を予測・保証するものではありません)


本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。