- 売上高: 18.07億円
- 営業利益: -1.47億円
- 当期純利益: -1.81億円
- 1株当たり当期純利益: -9.87円
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減率 |
|---|
| 売上高 | 18.07億円 | 22.04億円 | -18.0% |
| 売上原価 | 9.77億円 | 12.57億円 | -22.3% |
| 売上総利益 | 8.31億円 | 9.47億円 | -12.3% |
| 販管費 | 9.79億円 | 11.70億円 | -16.3% |
| 営業利益 | -1.47億円 | -2.10億円 | +30.0% |
| 税引前利益 | -1.83億円 | -2.44億円 | +25.0% |
| 法人税等 | -2百万円 | 5百万円 | -147.9% |
| 当期純利益 | -1.81億円 | -2.49億円 | +27.3% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | -1.81億円 | -2.49億円 | +27.3% |
| 包括利益 | -1.89億円 | -2.67億円 | +29.2% |
| 減価償却費 | 33百万円 | 47百万円 | -30.1% |
| 1株当たり当期純利益 | -9.87円 | -16.80円 | +41.3% |
| 潜在株式調整後1株当たり当期純利益 | -9.87円 | -16.80円 | +41.3% |
| 1株当たり配当金 | 0.00円 | 0.00円 | - |
| 項目 | 当期末 | 前期末 | 増減 |
|---|
| 流動資産 | 21.32億円 | 23.86億円 | -2.54億円 |
| 売掛金 | 3.37億円 | 4.81億円 | -1.44億円 |
| 棚卸資産 | 9.42億円 | 11.00億円 | -1.58億円 |
| 固定資産 | 2.06億円 | 2.25億円 | -19百万円 |
| 有形固定資産 | 1.05億円 | 1.24億円 | -19百万円 |
|
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減 |
|---|
| 営業活動によるキャッシュフロー | 1.39億円 | -1.32億円 | +2.70億円 |
| 投資活動によるキャッシュフロー | 1.33億円 | 2.39億円 | -1.06億円 |
| 財務活動によるキャッシュフロー | -67百万円 | -62百万円 | -4百万円 |
| 現金及び現金同等物 | 5.68億円 | 3.63億円 | +2.05億円 |
| フリーキャッシュフロー | 2.71億円 | - | - |
| 項目 | 値 |
|---|
| 純利益率 | -10.0% |
| 粗利益率 | 46.0% |
| 負債資本倍率 | 9.12倍 |
| EBITDAマージン | -6.3% |
| 実効税率 | 1.3% |
| 項目 | 値 |
|---|
| 発行済株式数(自己株式含む) | 18.37百万株 |
| 自己株式数 | 76株 |
| 期中平均株式数 | 18.35百万株 |
| 1株当たり純資産 | 12.58円 |
| EBITDA | -1.14億円 |
| 項目 | 金額 |
|---|
| 第2四半期配当 | 0.00円 |
| 期末配当 | 0.00円 |
| 項目 | 予想値 |
|---|
| 売上高予想 | 37.00億円 |
| 営業利益予想 | 1百万円 |
| 当期純利益予想 | -72百万円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益予想 | -72百万円 |
| 1株当たり当期純利益予想 | -5.05円 |
| 1株当たり配当金予想 | 0.00円 |
このデータはXBRLファイルから自動抽出されたものです。正確性については開示資料の原本をご確認ください。
2026年度Q2の夢展望は、売上減少と営業赤字継続の中で、資本効率と財務安定性に懸念が強い決算となりました。売上高は18.07億円で前年同期比-18.0%と大幅減、粗利は8.31億円、粗利率は46.0%でした。販管費は9.79億円と粗利を上回り、営業損失は-1.47億円(営業利益率-8.1%)に拡大しました。税引前損失は-1.83億円、当期純損失は-1.81億円、EPSは-9.87円です。総資産は23.38億円、純資産は2.31億円にとどまり、自己資本比率は9.9%と極めて脆弱です。D/Eは9.12倍と高レバレッジで、財務柔軟性は限定的です。営業CFは1.39億円のプラスで、純損失対比では-0.77倍(営業CF/純利益)と利益の質に歪みが見られます。投資CFは1.33億円のプラス(有形固定資産売却等の非反復的要因の可能性)で、設備投資は-0.11億円に抑制されました。結果としてFCFは2.71億円と黒字ですが、投資回収による一時的要因の寄与が大きいとみられます。デュポン分析では、純利益率-10.0%、総資産回転率0.773、財務レバレッジ10.12倍の組み合わせからROEは-78.3%と大幅なマイナスです。ROICは-62.8%と資本コストを大幅に下回り、投下資本の毀損が顕在化しています。営業利益率や粗利率のbp変化は、前年の比較開示が不足しているため厳密な算出は困難ですが、売上減に対して販管費が硬直的で営業レバレッジが負に働いた構図です。棚卸資産は9.42億円と大きく、在庫最適化の進捗が今後のキャッシュ創出力と粗利率の鍵となります。現金及び同等物は5.68億円で、短期的な手元資金は確保している一方、EBITDAが-1.14億円とマイナスで利払い耐性に不安が残ります。配当は未開示で、現状の損失・高レバレッジを踏まえると分配余力は限定的と評価します。今後は、在庫回転の改善、販管費の固定費化是正、ならびに資本増強やデレバレッジの選択肢を含む財務対策が重要です。
ステップ1: ROE = 純利益率(-10.0%) × 総資産回転率(0.773) × 財務レバレッジ(10.12倍) = 約-78.3%。 ステップ2: 変動寄与が最も大きい要素は財務レバレッジ(10.12倍)と純利益率の低下(-10.0%)で、両者の組み合わせがROEを大きく押し下げています。 ステップ3: 純利益率悪化のビジネス要因は、売上-18.0%の減少に対し販管費9.79億円が高止まりし、固定費負担が営業損失(-1.47億円)を拡大させた点にあります。 ステップ4: 販管費の硬直性は構造的で短期に反転しにくく、一方で在庫最適化が進めば粗利率・資産回転の改善余地はあるものの、持続性は需要回復と販路効率化次第です。 ステップ5: 懸念トレンドとして、売上成長率(-18.0%)に対し販管費の削減幅が限定的で、費用成長(相対)>売上成長(実績マイナス)の形で営業レバレッジが悪化していること、またEBITDAマージンが-6.3%と営業キャッシュ創出力が弱いことを指摘します。
売上は18.07億円で前年比-18.0%と厳しく、主因は需要減退や販促効率低下、商品ミックスの劣化が示唆されます(詳細内訳は未開示)。 粗利率は46.0%と水準自体は一定を維持する一方、販管費が粗利を上回る構造で営業成長の足枷となっています。 営業利益率は-8.1%で、固定費削減と在庫回転改善がなければ黒字転換は困難です。 今期のFCF黒字は投資CFのプラス(1.33億円、資産売却等)寄与が大きく、成長投資は抑制されており持続的成長の基盤は構築途上です。 先行指標として棚卸資産9.42億円の圧縮と売掛金回収(3.37億円)効率化が売上質とキャッシュ創出に直結します。 見通しは、需要回復および販路ミックス改善が実現しない限り、マージンの反発は限定的で、短期は守り(費用最適化・在庫圧縮・デレバレッジ)優先の局面と評価します。
D/E比率は9.12と極めて高く、明確に警告水準を超過しています。 自己資本比率は9.9%にとどまり、資本のクッションが薄い状態です。 流動資産は21.32億円に対し負債合計は21.07億円で、短期保全は手元資金5.68億円を含め一定確保されるものの、流動負債の開示がないため満期ミスマッチの精緻評価は困難です。 EBITDAがマイナス(-1.14億円)でインタレストカバレッジは算出不能、利払い耐性の低下が懸念されます。 有利子負債の内訳・満期構成は未開示で、借換えリスクや金利上昇耐性の検証に限界があります。 オフバランス債務に関する開示はなく、リース負債等の潜在負債があれば追加のレバレッジ要因となり得ます。
営業CFは1.39億円で純損失-1.81億円に対して-0.77倍と、品質指標上は警戒域(<0.8)です。 OCFのプラスは減価償却0.33億円などの非現金費用と運転資本の改善(在庫・売掛回収)寄与が推測される一方、永続性は不透明です。 投資CFは1.33億円のプラスで、設備投資は-0.11億円と抑制され、資産売却等の一時要因がFCF(2.71億円)を押し上げた可能性が高いです。 よってFCFによる配当や負債削減の持続性は限定的で、営業黒字化に伴う恒常的なOCFの確立が必要です。 運転資本操作の兆候として、在庫9.42億円のコントロールが短期CFの主因になりやすく、在庫圧縮による一過性のCF改善には注意が必要です。
配当は未開示で、当期純損失・ROE-78.3%・D/E9.12倍という状況から、分配余力は限定的です。 営業CFは黒字ながら品質指標が弱く、FCF黒字も投資CFプラスによる一時性が強いため、恒常的な配当原資としては脆弱です。 現段階では、債務削減と運転資本の健全化を優先する保守的な資本配分が合理的とみられ、配当の継続性・増配余地は低いと評価します。
ビジネスリスク:
- 売上-18.0%と需要鈍化が顕在化、販促効率悪化・商品ミックス劣化の可能性
- 販管費硬直化に伴う営業レバレッジ悪化(営業利益率-8.1%)
- 在庫9.42億円の評価損リスクおよびセール依存による粗利圧迫
財務リスク:
- D/E9.12倍・自己資本比率9.9%による資本脆弱性
- EBITDAマイナスで利払い耐性低下、借換え・コベナンツリスク
- 営業CF/純利益-0.77倍と利益の質の弱さ、投資CFプラスの一時性
主な懸念事項:
- ROIC-62.8%と投下資本の毀損が継続
- 流動負債内訳未開示に伴う満期ミスマッチの不確実性
- 追加の資本対策(希薄化リスク)や資産売却依存の可能性
重要ポイント:
- 売上二桁減と固定費高止まりで営業赤字継続、ROE-78.3%
- FCF黒字は投資CFプラス寄与が大きく持続性に疑義
- D/E9.12倍・自己資本比率9.9%でデレバレッジが最優先課題
- 在庫最適化と販管費削減が黒字転換のカタリスト
注視すべき指標:
- 在庫回転日数と在庫評価損の動向
- 販管費比率(売上対比)と固定費削減の進捗
- 営業CFと営業利益の乖離縮小(OCF/NIの改善)
- 総資産回転率の回復と粗利率トレンド
- 手元流動性(現金同等物)と有利子負債の満期プロファイル
セクター内ポジション:
アパレルEC小型株の中でも収益性・財務健全性は下位で、レバレッジ高・資本薄のバランスシートがバリューチェーン改善の遅れと相まってリスクプレミアムが大きいポジショニング。
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