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27532027 第1四半期プライムJGAAP

あみやき亭(2753) 2027年度第1四半期決算 増収・営業益1%増

2027年度第1四半期の売上高は98.9億円(前年同期比+10.1%)、営業利益は5.1億円(同+1.2%)。以下、セグメント別の増減要因とキャッシュフローを確認します。

小売/小売業


クイックビュー

指標当期前年同期YoY
売上高¥98.9億¥89.8億+10.1%
営業利益¥5.1億¥5.0億+1.2%
経常利益¥5.4億¥5.2億+2.7%
純利益¥3.1億¥2.7億+13.2%
ROE(年換算)5.5%4.8%-

Executive Summary

増収に対して利益の伸びが鈍化した決算であり、原価上昇による粗利益率低下が収益性を圧迫した。売上高は98.9億円(前年比+10.1%)、営業利益は5.1億円(同+1.2%)、経常利益は5.4億円(同+2.7%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は3.1億円(同+13.2%)となった。売上原価が売上成長を上回る伸びとなり粗利益率は58.8%へ低下したが、販管費率は改善し、特別損失の縮小も純利益の相対的な高い伸びに寄与した。

業績変動要因

【売上高】売上高は98.9億円で前年比+10.1%増収。セグメント別ではレストラン事業が27.1億円(+18.1%)と最も高い伸びを示し、その他事業も6.8億円(+75.3%)と急拡大した。主力の焼肉事業は54.6億円(+2.3%)、焼鳥事業は10.5億円(+8.4%)と相対的に緩やかな増収にとどまった。

【損益】営業利益は5.1億円(+1.2%)にとどまり、営業利益率は5.2%と前年同期の5.6%から低下した。主因は売上原価が+12.1%増と売上成長率を上回ったことによる粗利益率の低下(58.8%、前年59.6%)である。焼肉事業はセグメント利益が2.92億円へ0.7%減少、焼鳥事業も0.82億円へ6.8%減少し、増収に利益が追随しなかった。一方レストラン事業は利益1.83億円(+15.8%)と増収増益を確保し、連結の下支えとなった。全社費用は0.62億円と前年比+29.2%増加し、営業利益の伸びを一段と抑制した。経常利益は営業外収支の改善で5.4億円(+2.7%)、純利益は特別損失が前年0.30億円から0.19億円へ縮小したことも寄与し3.1億円(+13.2%)となった。結論として増収増益ではあるが、増収率に対して営業利益の伸びが著しく小さい増収微増益の決算である。

セグメント別分析

4区分中、レストラン事業(売上27.1億円、構成比27.4%)が売上+18.1%・利益+15.8%と最も高い成長を実現し、利益率も6.8%を維持した。主力の焼肉事業(売上54.6億円、構成比55.2%)は増収+2.3%に対し利益は2.92億円へ▲0.7%減少し、利益率5.4%は前年比16bp低下した。焼鳥事業(売上10.5億円、構成比10.6%)は増収+8.4%ながら利益▲6.8%減、利益率は7.8%と4事業中最高だが前年比128bp低下と下げ幅が最大である。その他事業(売上6.8億円、構成比6.9%)は+75.3%増収したが利益率2.2%と低水準にとどまる。全社費用は0.62億円(前年0.48億円)へ+29.2%増加し、セグメント合計利益と連結営業利益の差を拡大させた。

主要財務指標

【収益性】営業利益率5.2%は前年同期5.6%から低下し、粗利益率58.8%(前年59.6%)の低下が販管費率53.7%(前年54.0%)の改善を上回った。年換算ROEは5.5%で、純利益率3.1%・総資産回転率1.352倍・財務レバレッジ1.30倍に分解され、収益性がROE水準の主たる制約となっている。【キャッシュ品質】現金及び預金は83.3億円で前年83.31億円から微減し、包括利益3.1億円は純利益3.1億円とほぼ一致しており、その他有価証券評価差額等による大きな乖離は見られない。【投資効率】年換算ROAは約4.2%であり、のれん24.95億円は総資産の8.5%、純資産の11.1%を占めるが、M&A資産への依存度は過大とはいえない水準にとどまる。【財務健全性】自己資本比率76.8%、流動比率230.0%、有利子負債8.28億円に対し現金預金83.29億円と、財務基盤は保守的かつ強固である。

キャッシュフロー分析

キャッシュフロー計算書の開示はないが、貸借対照表の推移から資金動向を確認できる。現金及び預金は83.29億円で前年同期の88.31億円から減少しており、原材料在庫の積み増し(+1.56億円、+21.5%)や賞与引当金の増加(+0.73億円、+68.2%)など運転資金の増加が資金水準に影響したとみられる。有利子負債は短期借入金3.00億円、長期借入金5.28億円の合計8.28億円にとどまり、現金預金がこれを大きく上回るため、財務面での資金繰り余力は高い。買掛金は13.68億円へ前年から減少しており、仕入・支払サイクルの変化も現金水準に影響した可能性がある。

収益の質

経常利益は営業外収益0.34億円が営業外費用0.07億円を上回り、営業利益5.11億円を0.27億円上回る5.38億円となった。特別損失は0.19億円で前年同期0.30億円から縮小し、内訳は固定資産除却損0.09億円と減損損失0.07億円という一時的要因である。純利益の伸び+13.2%が営業利益の伸び+1.2%を大きく上回った背景には、この特別損失の縮小が寄与しており、経常的な収益力の改善というより一時的要因による押し上げの側面がある。実効税率は約40.6%と高く、税引前利益5.20億円から純利益3.08億円への転換率を抑制しており、純利益の質を評価する上で税負担の重さは留意点となる。包括利益3.1億円は純利益3.1億円とほぼ同水準であり、その他の包括利益項目によるアクルーアル的な乖離は小さい。

業績予想・ガイダンス

通期会社計画は売上高411.0億円(前年比+9.0%)、営業利益25.0億円(同+13.1%)、経常利益25.4億円(同+8.3%)であり、当四半期に予想修正は行われていない。Q1進捗率は売上高24.1%、営業利益20.4%、経常利益21.2%、純利益21.2%であり、いずれも単純な四半期按分の25%を下回る。特に営業利益進捗率は通期計画が前提とする利益率改善(通期営業利益率6.1%見込み、Q1実績5.2%)に対して見劣りし、Q2以降の粗利益率回復または販管費吸収の進展が計画達成の前提となる。

株主還元

配当予想に修正はなく、通期1株当たり配当は34.0円である。通期予想EPS70.57円に基づく予想配当性向は約48.2%であり、配当総額は発行済株式数ベースで約6.99億円、通期予想純利益14.5億円に対しても約48%に相当する。現金及び預金83.29億円、有利子負債8.28億円という財務基盤は配当の支払能力を支えており、自己株式は630株と小規模で、開示データからは配当が株主還元の中心である。

リスク要因

  1. 主力事業の利益率低下: 焼肉事業は売上+2.3%に対しセグメント利益が▲0.7%減少し、焼鳥事業も利益率が前年比128bp低下した。連結利益の過半を占める両事業の収益力回復が課題である。

  2. コスト吸収力の低下: 売上原価が前年比+12.1%増と売上成長率+10.1%を上回り、粗利益率は58.8%へ低下した。全社費用も+29.2%増と売上成長を上回るペースで拡大している。

  3. 資産除去債務・店舗資産リスク: 資産除去債務5.48億円は負債合計の8.1%を占め、その他事業では店舗減損損失0.07億円を計上した。低採算店舗の閉鎖・退店が増える局面では現金支出増加の要因となり得る。

業種ベンチマーク(参考・当社調べ)

収益性・リターン

指標自社中央値 (IQR)Delta
営業利益率5.2%3.2% (0.7%–7.3%)+1.9pt
純利益率3.1%2.1% (0.4%–5.9%)+1.0pt

業種中央値と比較して営業利益率・純利益率とも上回っており、収益性は業種内で相対的に高い水準にある。

成長性・資本効率

指標自社中央値 (IQR)Delta
売上高成長率(前年比)10.1%7.7% (1.4%–14.4%)+2.4pt

売上高成長率は業種中央値を上回るが、IQR上限14.4%には届かず、業種内では中位から上位に位置する。

※出所: 当社集計

決算上の注目ポイント

  1. 売上高は+10.1%の増収を確保したが、営業利益率は5.2%へ低下しており、増収の利益転換力の回復が今後の収益動向を左右するポイントである。

  2. セグメント別では、レストラン事業が増収増益を牽引する一方、主力の焼肉事業・焼鳥事業は利益率が低下しており、事業間の収益性格差が拡大している。

  3. 財務健全性は自己資本比率76.8%、流動比率230.0%と高水準で維持されており、通期営業利益進捗率20.4%という利益面の課題に対し、財務面の余力は大きい。

理論株価(参考値)

シナリオ理論株価
bear(弱気)970円
base(基準)1,000円
bull(強気)1,016円
算出前提値
1株純資産(BPS)1,094円
調整後予想EPS72.5円
株主資本コスト r9.77%(10年国債 2.77% + 株式リスクプレミアム 6.00% + 規模プレミアム 1.00%)
残余利益の持続係数 ω / 明示予測0.62 / 5年
想定配当性向48.2%
予想EPSの信頼度調整×1.028(同業種のガイダンス達成率実績に基づく)
implied PBR / PER0.91倍 / 13.8倍

感応度: 株主資本コスト±1%で 973円〜1,028円、ω±0.1で 997円〜1,002円。

注記:

  • 予想ROEが株主資本コストを下回るため、理論値は1株純資産を下回る水準になります。
  • 四半期末時点の純資産を使用しています(通期予想との間に期間のずれがあります)。
  • 純資産に非支配株主持分を含むため、理論値はやや高めに算出される可能性があります。

(算出モデル: 残余利益モデル(Ohlson型・明示5年フェード) / 金利基準月: 2026-07 / 公表データのみからの機械算出値であり、市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではなく、将来の株価を予測・保証するものではありません)


本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。