| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥193.3億 | ¥179.1億 | +7.9% |
| 営業利益 | ¥28.9億 | ¥21.1億 | +36.8% |
| 経常利益 | ¥29.5億 | ¥21.9億 | +34.5% |
| 純利益 | ¥20.5億 | ¥14.0億 | +46.2% |
| ROE | 10.3% | 7.6% | - |
2026年度Q3決算は、売上高193.3億円(前年比+14.2億円 +7.9%)、営業利益28.9億円(同+7.8億円 +36.8%)、経常利益29.5億円(同+7.6億円 +34.5%)、当期純利益20.5億円(同+6.5億円 +46.2%)と全利益段階で大幅増益を達成。売上成長率+7.9%に対し営業利益成長率+36.8%と営業レバレッジが強く働き、営業利益率は14.9%(前年11.8%から+3.1pt)へ拡大。粗利率29.0%(前年26.7%から+2.3pt改善)と販管費率14.1%(前年15.0%から-0.9pt低下)の両面改善が寄与し、純利益率は10.6%(前年7.8%から+2.8pt)へ上昇。通期計画(営業利益35億円、純利益25億円)に対する進捗率は営業利益82.5%、純利益81.9%と順調で、Q4に必要な営業利益は約6.1億円と達成蓋然性は高い。セグメント別では産業技術ソリューション101億円(営業利益17.3億円、利益率17.2%)が主力、顧客オペレーション統合56億円(同6.1億円、利益率10.9%)、未来社会ソリューション37億円(同5.5億円、利益率14.9%)と各領域で利益率の改善が確認できる。
【収益性】ROE 10.3%(前年7.5%から+2.8pt改善)、営業利益率14.9%(前年11.8%から+3.1pt)、純利益率10.6%(前年7.8%から+2.8pt)、売上総利益率29.0%(前年26.7%から+2.3pt)、EPS 142.50円(前年97.57円から+46.0%)、インタレストカバレッジ211.1倍。【キャッシュ品質】現金及び預金74.7億円、短期有利子負債カバレッジ4.44倍、運転資本111.1億円(総資産比41.4%)。【投資効率】総資産回転率0.72回、売掛金回転日数165.7日、総資産利益率7.6%(前年5.6%から+2.0pt)。【財務健全性】自己資本比率74.1%(前年73.6%から+0.5pt)、流動比率280.6%、当座比率278.2%、負債資本倍率0.35倍、Debt/Capital比率7.9%、短期負債比率99.0%。財務レバレッジは1.35倍で保守的資本構成を維持。
現金預金は前年68.9億円から74.7億円へ+5.8億円増加し、当期純利益20.5億円が主たる資金源泉。売掛金は前年82.3億円から87.7億円へ+5.4億円増加し、売上拡大に伴う期末検収集中や案件の大型化が運転資金を吸収。一方で買掛金は前年13.8億円から17.2億円へ+3.4億円増加し、サプライヤークレジットの活用が進展。未払法人税等は前年4.4億円から5.4億円へ+1.0億円増加し、増益に伴う納税準備が進む。短期借入金は前年18.3億円から16.8億円へ-1.5億円減少し、営業資金の自己創出力が向上。賞与引当金は6.8億円(前年6.6億円から微増)で季節性を反映。長期借入金は前年0.6億円から0.2億円へ-0.4億円減少(-70%)し、有利子負債の圧縮が進行。短期有利子負債に対する現金カバレッジは4.44倍で流動性は十分確保され、満期ミスマッチは限定的。無形固定資産は前年1.5億円から6.1億円へ+4.6億円増加し、新規連結2社の取り込みやソフトウェア資産計上が寄与。
経常利益29.5億円に対し営業利益28.9億円で、営業外純増は約0.6億円と小幅。営業外収益は1.1億円で内訳は受取配当金0.6億円、受取利息0.2億円、持分法投資利益などが主であり、売上高比0.6%と非経常要因の寄与は限定的。営業外費用は0.5億円で支払利息0.1億円(金利負担は軽微)と為替差損等が含まれる。特別利益0.4億円は投資有価証券売却益が主だが、規模は経常利益比1.4%と小さく、通期業績への歪みは小さい。売上原資の大半は本業のソリューション提供で、粗利率の改善は高付加価値案件やライセンス・保守等の比率上昇、単価改定の進展に依拠。販管費の伸び率は売上伸び率を下回り、規模の経済が効いている。売掛金の増加は案件消化の積み上げと検収集中を反映するが、回収は期末に偏在しやすく、Q4の現金化進捗が収益の質を左右する。全体として営業利益の大幅拡大は本業の効率改善に根ざしており、一過性要因の寄与は限定的で収益の質は良好。
【業種内ポジション】(参考情報・当社調べ)収益性: 営業利益率14.9%は業種中央値6.4%(2025-Q3、n=68)を+8.5pt上回り、IQR上位13.5%をさらに+1.4pt超過する水準で業種内上位層。純利益率10.6%は業種中央値4.8%を+5.8pt上回り、IQR上位9.4%を+1.2pt上回る。ROE 10.3%は業種中央値7.3%を+3.0pt超過し、IQR上位12.1%に近接。総資産利益率7.6%は業種中央値3.8%の2倍で、IQR上位6.0%を+1.6pt上回る。健全性: 自己資本比率74.1%は業種中央値55.2%を+18.9pt上回り、IQR上位67.3%をさらに+6.8pt超過する厚い資本基盤。流動比率280.6%は業種中央値208%を大幅に上回り、IQR上位301%に近接。ネットデット/EBITDA倍率はマイナス圏(現金が有利子負債を上回る)で業種中央値-2.88と同様の低レバレッジ構造。成長性: 売上成長率+7.9%は業種中央値+12.0%を-4.1pt下回り、IQRレンジ2.0%〜24.5%の下位寄りに位置。本業の利益率向上が成長を補完する構図。(※業種: IT・通信(68社)、比較対象: 2025年Q3、出所: 当社集計)
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。