| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥700.6億 | ¥605.6億 | +15.7% |
| 営業利益 | ¥115.6億 | ¥87.1億 | +32.7% |
| 経常利益 | ¥124.0億 | ¥86.0億 | +44.2% |
| 純利益 | ¥86.0億 | ¥59.0億 | +45.4% |
| ROE | 23.0% | 17.9% | - |
2026年度Q3決算は、売上高700.6億円(前年同期比+95.0億円 +15.7%)、営業利益115.6億円(同+28.5億円 +32.7%)、経常利益124.0億円(同+38.0億円 +44.2%)、純利益86.0億円(同+27.0億円 +45.8%)と全利益項目で二桁成長を達成。営業利益率は16.5%へ改善し、売上成長を上回る営業レバレッジが効いている。純利益率12.3%は高水準を維持し、ROEは23.0%と株主資本の高効率活用を示す。通期予想(売上902.0億円、営業利益145.0億円、純利益103.6億円)に対する進捗は順調で、成長軌道は継続中。
【収益性】ROE 23.0%(デュポン3因子: 純利益率12.3% × 総資産回転率1.31倍 × 財務レバレッジ1.43倍)、営業利益率16.5%(前年同期14.4%から+2.1pt改善)、純利益率12.3%(前年同期9.7%から+2.6pt改善)。営業外収益には有価証券売却益3.95億円が含まれ、経常利益を押し上げている。【キャッシュ品質】営業CF 76.2億円で営業CF/純利益比率0.89倍、OCF/EBITDA比率0.64倍と現金転換率は業種水準を下回る。現金預金243.0億円、短期負債カバレッジ1.51倍で流動性は良好。【投資効率】総資産回転率1.31倍、総資産利益率16.1%。売掛金回転日数95日と長期化しており回収遅延が資金効率を圧迫。棚卸資産は前年比63.1%減の7.6億円へ圧縮され在庫効率は改善。【財務健全性】自己資本比率69.9%(前年同期63.7%から+6.2pt改善)、流動比率295.7%、当座比率291.0%と流動性は非常に高い。有利子負債15.5億円でDebt/EBITDA 0.13倍、Debt/Capital 4.0%と財務は極めて保守的。ただし短期負債比率100%で負債が短期に集中している点は期限構成上の注意点。
営業CFは76.2億円で純利益86.0億円の0.89倍となり、利益の現金裏付けは概ね確認できるが、売掛金回転日数95日の長期化が現金化を遅らせている。OCF/EBITDA比率0.64倍は業種中央値1.40を大きく下回り、会計利益に対する現金化効率に改善余地がある。投資CFは+11.9億円のプラスで、投資有価証券の売却12.2億円(前年比36.9%減)と設備投資3.8億円の差額が主因。財務CFは現金配当4.3億円の支出があり、株主還元を実施。フリーキャッシュフローは88.1億円で配当カバレッジ1.72倍と余裕がある。現金預金は243.0億円と前年同期比+42.5億円増加し、流動性バッファは厚い。棚卸資産が63.1%減の圧縮、買掛金が25.4%減と運転資本構成に変化があり、在庫最適化と支払条件の変更が資金動態に影響している。
経常利益124.0億円に対し営業利益115.6億円で、非営業純増は約8.4億円。内訳は営業外収益11.4億円から営業外費用3.0億円を差し引いたもので、営業外収益には有価証券売却益3.95億円と受取利息0.37億円が含まれる。有価証券売却益は一時的な要因であり、経常的収益力を評価する上では営業利益ベースで見るべきである。営業利益率16.5%は前年同期14.4%から改善し、本業の収益力向上を示す。営業CF 76.2億円が純利益86.0億円を若干下回る点は、売掛金回収の遅延や運転資本の変動が影響していると推察される。OCF/EBITDA比率0.64倍と低水準であり、収益の質は会計上は良好だが現金化効率には課題が残る。
【業種内ポジション】(参考情報・当社調べ) 収益性: 営業利益率16.5%(業種中央値8.0%、上位四分位17.4%)で業種内上位に位置。純利益率12.3%(業種中央値5.6%、上位四分位12.0%)も業種トップクラス。ROE 23.0%(業種中央値8.2%、上位四分位13.3%)は業種を大きく上回り、株主資本効率は非常に高い。 成長性: 売上高成長率15.7%(業種中央値10.5%、上位四分位20.5%)で業種中位から上位の成長ペース。 効率性: 総資産回転率1.31倍(業種中央値0.68倍)と業種平均を大きく上回り、資産効率は良好。売掛金回転日数95日(業種中央値60.5日、上位四分位79.9日)は業種内で長い部類に入り、回収効率に課題。 健全性: 自己資本比率69.9%(業種中央値59.5%、上位四分位72.8%)で業種上位の財務安定性。流動比率295.7%(業種中央値213%)も業種を上回る。 キャッシュ創出力: OCF/EBITDA比率0.64倍(業種中央値1.40倍、下位四分位0.78倍)は業種下位に位置し、利益の現金化に改善余地。 ※業種: IT・通信(2025年Q3、N=99社)、比較対象: 前年同期、出所: 当社集計
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。