| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥46.6億 | ¥44.9億 | +3.7% |
| 営業利益 | ¥4.5億 | ¥5.0億 | -10.2% |
| 経常利益 | ¥4.5億 | ¥4.9億 | -9.2% |
| 純利益 | ¥3.1億 | ¥3.4億 | -9.1% |
| ROE | 7.7% | 8.5% | - |
2026年度Q3(単体)において、ヒップ(2136)は売上高46.6億円(前年同期比+1.7億円 +3.7%)と緩やかな増収を達成したが、営業利益4.5億円(同-0.5億円 -10.2%)、経常利益4.5億円(同-0.5億円 -9.2%)、純利益3.1億円(同-0.3億円 -9.1%)と各段階利益は減益となり、収益性の低下が確認される。営業利益率は9.6%で前年同期の11.0%から約1.4pt縮小し、売上増にもかかわらず利益が減少する構造が顕在化した。通期予想は売上高62.6億円(+4.9%)、営業利益5.7億円(+0.7%)、純利益3.9億円(-6.9%)で、四半期進捗から通期計画達成には収益性改善が求められる状況である。
【収益性】ROE 7.7%(デュポン3因子分解: 純利益率6.6%×総資産回転率0.845×財務レバレッジ1.38倍)、営業利益率9.6%(前年同期約11.0%から約1.4pt悪化)、売上総利益率22.6%。EBITマージン9.6%で営業レベルの採算は縮小傾向。【キャッシュ品質】現金預金29.1億円、短期負債に対する現金カバレッジ7.28倍で流動性は極めて強固。インタレストカバレッジ548倍で利払い余力は十分。【投資効率】総資産回転率0.845倍。【財務健全性】自己資本比率72.5%(前年同期67.4%から改善)、流動比率371.1%、Debt/Capital比率9.1%で保守的な資本構成。有利子負債4.0億円は短期借入金のみで短期負債比率100%であり、短期偏重の負債構造にはリファイナンスリスクの観点で注意が必要。
現金預金は前年同期26.3億円から29.1億円へ+2.8億円積み上がり、営業増益減少下でも資金ポジションは堅調に推移。運転資本効率では売掛金が前年同期7.1億円から7.7億円へ+0.6億円増加し、売掛金回転日数(DSO)が60日超となっている点は回収効率の改善余地を示唆する。買掛金は前年同期0.02億円から0.01億円へ減少し、支払サイクルの変化が見られる。短期負債に対する現金カバレッジは7.28倍と短期支払能力は極めて高く、流動性リスクは限定的。自己株式がマイナス1.02億円からマイナス1.84億円へ拡大(自己株取得額が+0.82億円増加)し、資本政策として自社株買いが実施された可能性が高い。
経常利益4.5億円に対し営業利益4.5億円で、非営業損益はほぼ中立的。営業外収益は受取利息・配当金等で構成され、営業外費用は支払利息0.01億円と僅少。営業外収益の売上高比率は約1%未満で、利益構造は営業活動に依存する健全な構成である。実効税率は31.3%と法定税率水準内で一時的な税務調整は確認されない。営業利益率の低下は売上原価または販管費の増加に起因するが、売上総利益率22.6%と営業利益率9.6%の差13.0ptは販管費が一定の割合を占めることを示す。営業CFの開示がないため収益の現金化品質は評価できないが、インタレストカバレッジの高さと現金積み上がりから利益の質に重大な懸念は見られない。
【業種内ポジション】(参考情報・当社調べ)収益性: 営業利益率9.6%は業種中央値8.0%(2025-Q3、n=99)を上回り、業種内では中位から上位の収益性を維持。純利益率6.6%も業種中央値5.6%を上回る。ROE 7.7%は業種中央値8.2%をやや下回り、業種内ではやや低位の資本効率。健全性: 自己資本比率72.5%は業種中央値59.5%を大きく上回り、財務健全性は業種内で上位。流動比率371.1%も業種中央値2.13倍(213%)を大幅に上回り、短期流動性は極めて強固。効率性: 総資産回転率0.845倍は業種中央値0.68倍を上回り、資産効率は業種内で中位以上。売掛金回転日数(DSO)は60日超で業種中央値60.53日とほぼ同水準だが、上位企業(IQR下限45.96日)と比較すると改善余地がある。成長性: 売上高成長率+3.7%は業種中央値+10.5%を下回り、業種内では低成長。(※業種: IT・情報通信(N社99)、比較対象: 2025-Q3、出所: 当社集計)
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。