クイックビュー
| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥67.0億 | ¥42.4億 | +58.2% |
| 営業利益 | ¥16.1億 | ¥10.8億 | +48.2% |
| 経常利益 | ¥16.2億 | ¥10.9億 | +49.6% |
| 純利益 | ¥11.1億 | ¥7.2億 | +52.9% |
| ROE(年換算) | 33.6% | 24.6% | - |
Executive Summary
2026年10月期第2四半期累計は、積極出店による大幅増収を維持しつつ、販管費の先行増加により利益率がやや低下した増収増益決算となった。売上高は67.05億円(前年比+58.2%)、営業利益は16.07億円(同+48.2%)、経常利益は16.25億円(同+49.6%)、純利益は11.05億円(同+52.9%)となった。増収率に対し営業利益・純利益の伸びがやや下回ったのは、販管費が前年同期比+74.9%と売上成長を上回ったことが主因である。
業績変動要因
【売上高】売上高は67.05億円と前年同期比+58.2%の高成長を継続した。出店拡大と会員基盤拡大が牽引したとみられ、契約負債(前受収益)は4.48億円と前年同期比+31.4%増加しており、将来売上の一定の裏付けとなっている。
【損益】売上原価は前年同期比+59.4%増と売上高の伸びをわずかに上回り、粗利率は35.7%と前年同期36.2%から約50bp低下した。販管費は7.87億円(同+74.9%)と売上高の伸びを大きく上回り、営業利益率は24.0%と前年同期25.6%から約160bp低下した。経常利益・純利益はいずれも営業利益と近い伸び率であり、営業外・特別損益による乖離は小さい。増収率58.2%に対し営業利益率が低下したものの、いずれの利益指標も前年比+48〜53%の高い伸びを確保しており、結論として増収増益である。
主要財務指標
【収益性】営業利益率24.0%、純利益率16.5%は前年同期(各25.6%、17.1%)からやや低下したが、依然として高水準である。年換算ROEは33.6%で、純利益率16.5%×総資産回転率1.245倍×財務レバレッジ1.64倍への分解から、高い純利益率と資産効率がROEの主因であり、レバレッジへの依存は限定的といえる。【キャッシュ品質】営業CFは純利益の1.01倍で利益の現金裏付けは良好だが、OCF/EBITDA比率は0.64倍にとどまり、税金支払や運転資本増加によるキャッシュ変換効率にはなお改善余地がある。【投資効率】設備投資4.05億円は減価償却費1.38億円の2.94倍に達し、成長投資局面にあることを示す。フリーキャッシュフローは2.95億円である。【財務健全性】自己資本比率は61.1%と前年同期58.4%から改善し、有利子負債はごく僅少で、財務基盤は保守的である。
キャッシュフロー分析
営業CFは11.11億円と、純利益11.05億円に対しほぼ同水準の現金創出を実現しており、利益の現金裏付けは概ね良好である。もっとも税金支払6.25億円や売掛金増加0.77億円などの運転資本負担により、OCF/EBITDA比率は0.64倍にとどまり、EBITDA17.45億円対比のキャッシュ変換効率にはなお改善余地がある。投資CFは8.16億円の支出で、うち設備投資4.05億円、無形固定資産取得0.66億円が中心であり、出店・成長投資を反映して減価償却の2.94倍の水準に達している。これらの結果、投資CFまで含むフリーキャッシュフローは2.95億円の黒字を確保した。財務CFは5.15億円の支出で、配当金支払4.13億円と借入・社債の返済が主因であり、現金及び現金同等物は期首から2.20億円減少したものの、期末残高30.55億円と流動性は引き続き厚い。
収益の質
経常利益16.25億円と純利益11.05億円の差は主に法人税等5.19億円によるものであり、営業外損益や特別損益による一時的要因は小さく、営業外収益0.2億円・営業外費用0.0億円と規模も限定的である。したがって当期の利益は営業活動由来の経常的な収益が中心であり、一時的要因による嵩上げは確認されない。アクルーアル比率はマイナス0.1%と小さく、売上債権や棚卸資産の増加による恣意的な利益積み上げの兆候は限定的である。一方でOCF/EBITDA比率0.64倍は基準値0.7倍をやや下回っており、会計上の収益性の高さに比してキャッシュ創出効率には改善余地があることを示す。契約負債の31.4%増加は将来収益の前受け的裏付けとなる一方、その解消・継続動向は今後の収益の質を左右する要素である。
業績予想・ガイダンス
通期会社予想は売上高143.22億円(前年比+47.2%)、営業利益35.06億円(同+51.7%)、経常利益35.58億円(同+53.5%)、純利益24.73億円(同+61.8%)である。Q2累計の進捗率は売上高46.8%、営業利益45.8%、純利益44.7%と、いずれも標準進捗率50%をやや下回るが、乖離幅は3〜5ポイント程度にとどまる。下期にかけて出店効果や会員基盤拡大による増収・増益の加速が前提となる進捗状況といえる。
株主還元
第2四半期末配当(予想)は1株当たり26.00円で、普通配当20円に東証プライムおよび名証プレミアへの市場変更記念配当6円を加えた構成である。中間配当総額は概算約4.34億円で、当四半期純利益11.05億円に対する配当性向は39.3%となる。通期予想では配当51.00円、予想EPS148.58円から算出される予想配当性向は約34.3%である。フリーキャッシュフロー2.95億円に対し中間配当総額約4.34億円はこれを上回り、FCFカバレッジは0.68倍となるが、現金預金30.55億円と低い有利子負債水準により、短期的な支払余力は確保されている。
リスク要因
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出店・設備投資の回収リスク: 設備投資4.05億円は減価償却費の2.94倍に達しており、投資先店舗の会員獲得や稼働率が計画を下回った場合、利益率とフリーキャッシュフローの圧迫要因となり得る。
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販管費増加によるマージン低下リスク: 販管費は前年同期比+74.9%と売上高の伸び+58.2%を上回っており、営業利益率は前年同期比約160bp低下した。コスト増加の継続はさらなる利益率低下につながり得る。
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キャッシュ変換効率のリスク: OCF/EBITDA比率は0.64倍にとどまり、税金支払や運転資本の増加が続けば、投資・配当原資となる営業キャッシュフローの創出力が細る可能性がある。
業種ベンチマーク(参考・当社調べ)
業種ベンチマーク(it_telecom)
収益性・リターン
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 営業利益率 | 24.0% | 17.3% (4.1%–24.5%) | +6.7pt |
| 純利益率 | 16.5% | 13.0% (2.0%–16.2%) | +3.5pt |
営業利益率・純利益率とも業種中央値を上回り、収益性は業種内で優位な水準にある。
成長性・資本効率
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 売上高成長率(前年比) | 58.2% | 22.5% (16.2%–26.8%) | +35.7pt |
売上高成長率は業種中央値を大きく上回り、業種内で高成長企業として位置づけられる。
※出所: 当社集計
決算上の注目ポイント
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売上高58.2%増に対し販管費が74.9%増と上回り、営業利益率は前年同期比約160bp低下した。増収増益は継続しているが、コスト増加ペースの動向が今後の利益率回復の鍵となる。
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営業CFは純利益の1.01倍で現金裏付けは良好な一方、OCF/EBITDA比率は0.64倍にとどまる。設備投資が減価償却の2.94倍に達しており、投資と配当・キャッシュフローの両立度は継続して確認すべき項目である。
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通期予想に対するQ2進捗率は売上高46.8%、営業利益45.8%、純利益44.7%と標準進捗率をやや下回っており、下期における増収・増益ペースの加速状況が今後の焦点となる。
理論株価(参考値)
| シナリオ | 理論株価 |
|---|---|
| bear(弱気) | 763円 |
| base(基準) | 810円 |
| bull(強気) | 868円 |
| 算出前提 | 値 |
|---|---|
| 1株純資産(BPS) | 394円 |
| 調整後予想EPS | 155.8円 |
| 株主資本コスト r | 9.77%(10年国債 2.77% + 株式リスクプレミアム 6.00% + 規模プレミアム 1.00%) |
| 残余利益の持続係数 ω / 明示予測 | 0.62 / 5年 |
| 想定配当性向 | 34.3% |
| 予想EPSの信頼度調整 | ×1.049(同業種のガイダンス達成率実績に基づく) |
| implied PBR / PER | 2.06倍 / 5.2倍 |
感応度: 株主資本コスト±1%で 786円〜835円、ω±0.1で 797円〜828円。
注記:
- 四半期末時点の純資産を使用しています(通期予想との間に期間のずれがあります)。
- 純資産に非支配株主持分を含むため、理論値はやや高めに算出される可能性があります。
(算出モデル: 残余利益モデル(Ohlson型・明示5年フェード) / 金利基準月: 2026-07 / 公表データのみからの機械算出値であり、市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではなく、将来の株価を予測・保証するものではありません)
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。