| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥1.3億 | ¥1.2億 | +5.8% |
| 営業利益 | ¥-2.8億 | ¥-2.4億 | -20.3% |
| 経常利益 | ¥-2.7億 | ¥-1.8億 | -48.3% |
| 純利益 | ¥-2.9億 | ¥-1.9億 | -49.2% |
| ROE | -11.7% | -7.1% | - |
2026年度第1四半期決算は、売上高1.3億円(前年同期1.2億円、+0.1億円、+5.8%)と小幅増収となった一方、営業損失2.8億円(前年同期損失2.4億円、-0.4億円悪化、-20.3%)、経常損失2.7億円(前年同期損失1.8億円、-0.9億円悪化、-48.3%)、四半期純損失2.9億円(前年同期損失1.9億円、-1.0億円悪化、-49.2%)と赤字が拡大した。売上総利益は0.4億円(粗利率31.1%)を確保したものの、販管費3.3億円(売上高対比246.8%)の過大な固定費負担が営業赤字の主因となっている。特別損失として減損損失0.2億円を計上し、利益面での下押し圧力となった。
【売上高】前年同期比+5.8%の1.3億円と微増収。売上原価0.9億円に対し売上総利益0.4億円を計上し、粗利率31.1%と一定の収益性を維持している。しかし売上規模が小さく、固定費吸収力が不足している状況が続く。【損益】販管費3.3億円が売上高の2.5倍近くに達し、営業損失2.8億円(営業利益率-215.2%)と大幅な赤字となった。前年同期の営業損失2.4億円から0.4億円悪化しており、販管費の構造的高止まりが収益性を圧迫している。営業外収益0.2億円(為替差益0.1億円、受取利息0.0億円)が一部を相殺したが、経常損失は2.7億円に拡大。特別損失として減損損失0.2億円を計上し、四半期純損失は2.9億円(純利益率-215.9%)となった。経常利益と純利益の乖離(0.2億円)は減損という一時的要因によるもので、経常ベースでも大幅な赤字構造にある点が本質的な課題である。結論として、増収減益(赤字拡大)のパターンであり、売上増加ペースが販管費増加を吸収できていない状況が継続している。
【収益性】ROE -11.7%(前年-7.0%から悪化)、営業利益率-215.2%(前年-198.3%から-16.9pt悪化)と収益性は極めて低水準。粗利率31.1%は製品・サービス自体の収益性を示すが、販管費負担により営業段階で大幅赤字となっている。【キャッシュ品質】現金及び預金28.2億円を保有し、流動負債5.6億円に対する現金カバレッジは5.0倍で短期的な流動性は極めて高い。流動比率530.8%と資金繰り懸念は低いものの、継続的な赤字が現金残高を毀損するリスクは残る。【投資効率】総資産回転率0.04倍と資産効率は低く、売上規模の小ささが資産活用度の低迷につながっている。【財務健全性】自己資本比率81.2%(前年87.7%から低下)、負債資本倍率0.23倍と資本構成は保守的で負債依存度は低い。ただし利益剰余金-26.6億円(前年-23.8億円から悪化)と累積損失が拡大し、純資産は24.4億円(前年27.1億円から-2.7億円減少)と自己資本の毀損が進行している。
現金及び預金は28.2億円と総資産30.0億円の94%を占め、前年同期から-0.9億円減少したものの依然として潤沢な資金余力を維持している。流動資産29.5億円の大半が現預金であり、短期負債5.6億円に対する現金カバレッジは5.0倍で流動性は極めて高い。契約負債が4.2億円計上されており、顧客からの前受金や前受収益の存在が示唆される。運転資本は23.97億円と大きく、固定資産0.5億円に対して流動資産が圧倒的に大きい資産構成となっている。継続的な営業赤字により現金が消耗する構造にあるが、現状の現金残高水準では短期的な支払能力に問題はない。
経常損失2.7億円に対し営業損失2.8億円で、営業外純益0.2億円が損失の一部を緩和した。営業外収益の内訳は為替差益0.1億円と受取利息0.0億円が主であり、金融面での収益が補助的に寄与している。営業外収益が売上高の15.4%を占める一方、営業段階での収益化は未達成である。特別損失として減損損失0.2億円を計上しており、これは一時的要因とみなせるが資産価値の毀損を示唆する。四半期純損失2.9億円に対し営業CFデータは未開示だが、現金及び預金が前年から減少していることから営業段階での現金流出が続いていると推察される。収益の質は営業段階で大幅な赤字であり、営業外収益や現預金残高に依存する構造が続いている。
【業種内ポジション】(参考情報・当社調べ) 本決算の営業利益率-215.2%、純利益率-215.9%は一般的な事業会社の水準を大きく下回り、販管費負担の重さが際立つ。ROE -11.7%は株主資本を毀損する水準であり、自己資本比率81.2%は保守的な資本構成を示すが、累積損失の拡大により財務健全性は趨勢的に低下している。売上高成長率+5.8%は小幅な伸びにとどまり、売上規模の小ささがコスト吸収力不足の主因となっている。業種一般と比較すると、流動性の高さ(現金比率94%)は際立つ一方、営業効率と収益性は著しく低位にあり、事業の収益化段階に至っていない状況が示唆される。(出所:当社集計)
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。